初めてのヨーロッパでのレンタカーの旅、とても不安だったので色々調べました。
事前に準備したことや対策、実際に行ってみて分かったことなどをまとめておきますので参考にして下さい
1.レンタカー契約内容
レンタカー会社:Europcar
クラス:エコノミー
オプション:GoZen、乗り捨て料金(48.4ユーロ)
期間:2014年3月24日13時~28日18時 (5日間)
貸出:Barcelona Aeropuetro T2
返却:Madrid Airport Terminal4
合計料金:250.40ユーロ
<補償>
・盗難保険(軽減適用)(THW)
・自車両保険(免責適用)(CDW)
・GoZen ←オプションです。今回は安心のため付けました
※「強制対人対物保険」(TPL)は強制保険のため自動的に付帯されるため、付帯保険の中に記載されない。
「盗難保険」(THW)、「自車両保険」(CDW)は、Eurpocarの場合、基本料金に含まれている。ある程度補償されるが、免責額が必要。
「盗難保険」(THW)、「自車両保険」(CDW)は、免責額が必要なことと、フロントガラス、窓、タイヤの破損は補償対象外のため、オプションのGoZen(約17ユーロ/日)を付けました。
スペインのレンタカー事情を調べていると、日本人が運転している車は車上荒らしに狙われやすいとか、タイヤをパンクさせて免責額を稼ごうとする等の情報があったので、少し高いけどGoZenでそれらのリスクに備えました。
Europcarを選択した理由は、以下3点。
・GoZenによりフロントガラス、タイヤ等まで補償対象となる点、免責額が不要になる点
・乗り捨てができる
・トータルの料金が安かった
色々なレンタカー会社の代理店的なサイトRentalcar.comも価格的には安かったですが、トラブルがあった場合は免責額を自分で一旦支払う必要があり、その後、Rentalcar.comに申請しないと返金されないとか、メールで質問しても返信がない等、不安に感じる点がいくつかあったのでやめておきました。
また、レンタカーは基本マニュアルですが、少し割高になるけどAT車も準備しているレンタカー会社もあるようです。
・ガソリン車かディーゼル車かの確認
ヨーロッパはディーゼル車が多いので、念のため受付で確認しました。車の給油口にも燃料の種類が記載されてます。
あらかじめ紙に書いておいて受付の人に見せると、教えてくれるので言葉が通じなくても大丈夫です。
ガソリン :Gasolina
ディーゼル : diesel
<<ガソリンスタンドでの表記>>
ガソリンスタンドでは、種類がブランド名?(Plomo、efitec等)で表記されていることもあり、ガソリンなのか、軽油なのか分かりにくいです。ただし、レギュラーガソリンには必ず「95」という表記があったと思います。
私たちは、このガソリン表記の写真も印刷しておいて、どれを選択すればよいかもレンタカー屋の人に確認しておきました。
「95」:ガソリンのレギュラー
「98」:ガソリンのハイオク的なグレード
「Diesel」 :軽油 Dieselも2種類くらいありました。
車にもよるかと思いますが、私たちが借りたレンタカーには給油口に鍵穴が付いていて、車のカギを差し込んでロックを解除してからでないと給油口を回せない仕組みになっていました。
最初はこの仕組みが分からず、あれこれやっているとスタンドの人が出てきて教えてくれました。おそらくガソリンの盗難防止策なんでしょうね。
それと、ガソリンスタンドはほとんどがセルフでした。
でも、アタフタしてるとすぐに店の人がでてきてくれて手伝ってくれます。私達は2回に1回は手伝ってもらってたような・・・ ←セルフになってない(笑)
3.ヨーロッパの道は難しいというけれど...
「ヨーロッパの道を運転するのは難しい」という話をよく聞いましたが、日本にいる時は何が難しいのかイメージが沸きませんでした。でも、今回実際に運転してみてよーーーく分かりました。
【1】 「行きたい場所が目前に見えているのに行き着けない!!」
↑こんなことが多々起こります。
それはなぜかと言うと・・・
日本なら目的地が見えてくると、距離感で「次の交差点を右だな・・」とか分かりますが、スペインの道(特に郊外に多いと思います)は、車が高速走行するための道と、建物などに入るための道が分かれていて、建物に入るためには、結構手前で高速走行の道から降りておかないと、目的地の横を通り過ぎるしかなく、悲しいことになります。
こうなると、今度は戻って来るのも一苦労です。日本のような交差点は少なく、ロータリーになっているので、選択を間違えると全然違う方向に行ってしまいます。
日本の高速道路に乗っていると考えるとイメージが掴めると思います。目的地に行くには事前に高速を降りておかないとダメですよね。それとよく似てます。
Google Map等では、かなり拡大しないと詳細まで分からないので、事前に地図を拡大してルートを確認しておくことをオススメします。
<<地図を拡大しないと分からない例>>
例えば、下の地図のN-400を左方向から走ってきて「Centro Comercial・・・」に入りたい場合、事前にGoogle MAPで調べておいて、「青く丸した所で右折すればOK!」なんて思っちゃいますけど。。。実は、
さらに地図を拡大すると、N-400と白い線で書かれた道は別の道で、青い丸の場所では右折できないことが分かります。じゃあ、どうやって行くの?ってことですが、
かなり手前にN-400から右へ分岐する道があって、そこで白い道に入っておく必要があるんです。
これは、Google MAPの問題かもしれませんけど、地図をかなり拡大しないと分かりません。
【2】 ロータリーが多い
ロータリーの出口には行先の地名の標識が出てますが、外国人には地名自体が分からないので、どこで出ればよいか分からなくなることがあります。 でも、焦らず、行先が分かるまでロータリー内をまわって考えればよいですし、スペースがあれば一番外側に車を停めてじっくり地図と睨めっこすればよいです。
私達も行先を決めるまで5周くらい回ったことも何回かありました。
【3】 道が狭い
特に都市部や、歴史のある街、田舎の村などでは、車一台がやっと通れるくらいの道が多いです。 しかも、迷路のように複雑で、一度入ったら抜け出せなくなる?ような感覚になるところもあり、私達はそのような場所にはできるだけ入り込まないように気を付けてました。
4.標識
念のため標識の勉強もしておきました。
下記サイトが役に立ちました。
5.駐車場
田舎だとそれほど気にすることは無いかもしれませんが、都市部では路駐したくない(罰金や車上荒らしが心配)し、そもそも路駐するスペースもない事が多いので、私たちは事前にGoogle MAP 等で駐車場の場所を調べておきました。
スペインでは街中に駐車スペースが少ないためか、地下などに大きな駐車場が整備されていることが多いように感じました。
最後に、実際に行ってみた感想は、想像以上に道は細いし、複雑! です。
道だけは事前に詳細に調べておいて正解でした。 道に迷う楽しみ、下調べしないで予備知識なしで走る楽しみもあると思いますが、限られた時間の中で効率的にドライブするためにも地図の下調べは必要と感じました。
以上、ヨーロッパでのレンタカー旅行に不安を持っている方のお役に立てればなによりです