
ナウイズム旗揚げ展に向けて、制作順調??
壁画、最後の組作品「五次元宇宙」の制作は順調に進んでおりましたが、最後の詰めに来て、足が止まりました。
描けない。
何かが足りない。ナウイズムを表現する壁画と意に決して進んでまいりました。上の4枚組作品が完成してから、最後の組作品が定まらないのです。
上の作品は、五次元宇宙を外から見たイメージの最終版なのですが、もちろんそれだけでは足りません。
必要なのは、五次元宇宙を内側から見た世界。
それを最後の4枚組作品に描かなければこの壁画は完成しません。
順調な足取りが止まってしまったのです。
ほのかにイメージはあるのですが、私の心を納得させられません。思いはあるが、なにかが足らないのです。それがわからない。
宇宙の内側とは自身の心の成り立ちに他ならないわけで、それは光と闇に集約されます。
光の中に闇を描くのか
闇の中に光を描くのか
その問いかけは簡単にクリアしました。
闇の中に光、それがナウイズムだと私の心は言っている。迷いはありません。
しかしそれだけでは絵に力が生まれないのです。
描いて眺めて、その世界にはいろうとしても、心は萎えたまま、なにかが足りないとささやくばかり。
それ以上先に進めません。
光にいのちを吹き込む何か、
無駄なものをすべて削って、闇の中の光を描く。しかし削れば弱くなる。限りなくゼロに近づく。つまり黒一色の絵になってしまう。
それでいいと言えばそれまでだが、そんな絵はすでに誰かが描いている。
話しはそれますが、松谷武判(黒の世界)の微笑ましい光景を見つけましたので紹介します。
つまり黒一色の絵は、松谷さんに任せておけばいいので、私の出る幕はありません。
悶々とした日々が続いて、やっと出口が見つかった。
その話は後日、
偶然か必然かわからない驚きとともに、紹介いたします。
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そして、最後の
「悶々とした日々が続いて、やっと出口が見つかった」におめでとうございます!
相当高度な悩みだと想っています。「芸術において腑に落ちるほどの答えを出す」
最初は”のしてんてん様が描く黒の世界は松谷様の描く世界と同じになるなんてことはない。だから同じだから意味がないなんてことはない”…とか書こうと思ていましたが
”松谷様とは違う、その上で自分にとっての答えを出した。”
こちらこそ感服いたします!!私の場合、そういう時は”待ちor他の事”ばっかなので。
後日その答えを楽しみにさせていただきます! 良し悪しのようなくだらない定規ではなく、純粋に聞いてみたい一心です。
ただ褒められるのは、そううれしいものではありません。
しかし、今日のコメントは私の心をとっても喜ばせてくれました^よ^
あなた様の、己に対する素直さに敬意を表します。
己のよきも悪しきも、まるごと抱えて生きていく。同志に逢ったような気分です。