
16枚の作品が仕上がって、のしてんてん絵画「浄土」の土台は完成したことになる。
4枚一組で「門」「道」「苦楽」「本願」の4つのテーマを描き、これを一つにまとめて「浄土」という作品を作る。
問題はこれからだ。
すでにどこかで書いたが、「浄土」は固定された作品ではない。その組み合わせは億、兆を超え、京の10兆倍。正確には8、986、270、000、000、000、000、000、000、000通りの組作品ができることになるのだ。
完成品はこの数の中にある。
どうしようかと考えながら歩いていると、ゴミ置き場に捨てられているそうめんの桐箱が目に入った。通り過ぎてからふと妙案が浮かんで、その桐箱を持ち帰って作ったのがこれ。
桐の木は思った通り柔らかくカッターナイフで簡単に切れる。ふたの板を方形に切り分け、作品写真を張り付けた。底板を工夫して、2時間ほどで「浄土」模型を作り上げた。1/18の大きさだ。
パズルのような感じでピースを組み合わせて「浄土」の顔を簡単に再現できる。それが面白いので、何度も組み替えてみて、意外な形をいくつも発見できた。
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