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複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

新 心の方程式 物質から心へ (1)

2021-06-21 | 5次元宇宙に生きる(心)
上の図は、人間の身体である。
これは身体が、素粒子の集合体だという科学的な考えにもとづいて作成した宇宙モデルであるが、今回は特に人間の姿をイメージしながら、心というものを考えてみたいのである。
ここには素粒子と呼ばれる最小微粒子が空間に浮かんでいる以外には何も存在しない。
この物質(素粒子)の集合がどうして心を生み出すのか。
自分の身体を素材にして探索する私の理解から、2017年の記事をリニューアルして紹介するものである

 

私たちの身体は、物質できている。これは疑いようもない事実である。

物理学的に考えると、この図のように、物質と空間しかないのだ。

しかしそれだけで私たちは満足できない。これでは心についての納得できる説明にはならないからである。

 

その一方で「色即是空」で有名な般若心経の経文は、この身は空だと教えている。空を知れば人は救われるというのである。

しかし物質はあまりにも現実的であり、それを空と言われてもにわかには信じがたいだろう。目で見て触れる物質を簡単に空というわけにはいかないのである。

 

ところで科学は心を排除して真理を追究する。 心は恣意的であるから、それが科学の考え方になじまないのは分かる。

他方宗教はその心を正面から受け止めて、真理を求る。

つまり二つの道は相反する考え方から生まれたものだと言えるのである。しかし相反する考え方だと言って、相容れないというのではないのだ。

むしろ科学と宗教は、実はイコールで結ばれるのである。その中心に真理があるのであるから当然のことだと言えるだろう。つまり、宗教と科学は真理を通して一本につながっているのである。

 

問題は、この科学と宗教がどのように結ばれていくのかであるが、五次元思考をつかえば、案外簡単にその風景を見る事ができるのである。それは、上の図の素粒子宇宙を見ながら、それだけを素材にして心を描き出せばいいのである。

心を捨象した科学が描き出す究極の世界観。それが素粒子宇宙である。その素粒子宇宙を舞台にして科学的に、心が生まれる風景を描き出すことが出来たら、そこに般若心経の世界が見えてくると考えられるのである。というのも、般若心経自体がとても科学的だと思えるからなのである。

しかしそんなことが出来るのだろうか。

この五次元宇宙モデルから心を導き出すことが出来るのだろうか。これが今回の心の旅の目的なのである。

 

ところで私たちは、自分というものを考えるとき、肉体という物質感を否定できない。にもかかわらず、自分を物質だと考える者はいないだろう。なぜなら私たちの日常は、ほとんど心によって動いているからなのである。

心は、物質とは言い難い。この感覚は疑いようもない事実である。

心は物質ではない。

すると物理学的に言えば、心は空間に属するということになる。

上の図のとおり空間に浮かんでいる素粒子が人間だとして、心は物質でなかったら、白地の空間だと言うしかないのである。

上の図を見ながら人間を考えると、必然的に黒い点(素粒子)に目が行く。

この素粒子が好き勝手に動かないで、定められた形にかたまって人型をつくり上げるのは驚異的である。顔のつくりは違うが、素粒子レベルで見るなら、ほぼ同じ形をつくり上げていると考えていいのである。

 

空間に素粒子の人型銀河が出来上がる。

素粒子を一個の積み木に例えれば、いくつもの積み木が構造物をつくり、いのちが生まれ、これ以上積み上げられない物質の限界にヒトが出現しているのと考えられるのである。

 

しかし物質は高度に積み上げられると、反比例するように不安定になる。

鉱物などは、永久に安定して変化しないのに対して、ヒトは、数分間呼吸出来ないだけで崩壊してしまうのである。

いのちは、この不安定性から来る新陳代謝だと考えられる。

呼吸、食、排出、これらの生理的な波は、積み上げられた素粒子の揺らぎ。つまり不安定を安定させようと働く宇宙の意思と言えるのである。

自分の意志にかかわらず動いている呼吸や脈動などを私は「宇宙の意志・宇宙意識」と呼ぶ。それは「自分の意志・自己意識」と対極にあるものである。

 

一個の素粒子は人間をつくる「最初の一滴」だと考えると、「最後の一滴」が積み上がるとき、脳が完成すると考えらる。

なぜそう考えるかとい言えば、脳は他の部位とは違って高度に進化した能力を持っているからである。脳は、物質の制約から解放されているのである。

物質の制約というのは、肉体を支え、造り上げるという使命に縛られた部位のことである。まさに積み木と同じ役割なのである。

ところが脳は物質で出来ていながら、その働きは次元が違うのだ。つまり、物質の制約を離れて、エネルギーそのものを加工できるようになるのである。

 

つまりこういう事なのである。

①身体の生理的現象は、物質が物質を変化させて成長する現れであるのに対して、

②頭脳の心理現象は、物質が空間を変化させ、その空間が空間を連動させて新たな波を創造する現象なのである。(頭の中で思考がめぐること)

人型宇宙が②に進化することで、人間が生まれたと考えられるのである。そしてこの②こそ心の芽生えだと言えるのである。

 

物質は最終的に頭脳をつくり出すことで、空間を加工する力を得るようになった。それが心の根源だと考えられる。

 

空間とはエネルギーであるから、

人間は頭脳を得ることで、己のいのち、つまり自分の生態系に生まれる命のリズムや変遷を、エネルギーの色として理解できるようになった。エネルギーの色とは身体に生まれる「快・不快」のことなのである。私はここに最も根源的な心の風景をみるのである。

 

 

次回、この空間エネルギーが身体という生態系を維持するためにどう働いているのか、そんな風景を見ていきたい

 

 


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