空間を描く（心の力学）2

ニュートンの万有引力の法則

という公式で現わされます。

といって、私が詳しいわけではありません。

「分かりやすい高校物理の部屋」からの引用です。（リンクミスを修正しました）

 

二つのもの（ＡとＢ）が引きあう引力は、他に力の及ばない空間の中では、上の式にそのままあてはまります。

この時、

Ｆ＝引力

r＝ＡＢの距離：　Ｍ＝Ａの質量：　m＝Ｂの質量

Ｇ＝定数（学者でない限り、考える必要もありません。というより私には考える力がありません。詳しくは上記ＨＰで詳しく説明されています。興味があれば読んでみてください）

 

何故こんなものを持ち出したかというと、心の力学にも、この法則が当てはまるからなのです。

万有引力の法則を平たく言うと、

互いに引きあう力は、大きさに比例して、二つの間の距離の二乗に反比例するということです。

 

このなかで 、距離の二乗に反比例するというのが重要で、引きあう力は距離が縮まるほど強くなるということです。

ものの大きさを１としますと、距離が１より大きくなるとほとんど影響がなくなるほど引力は弱くなりますが、１より小さな距離になると飛躍的に大きな力となるということです。

距離が1/2になると４倍、1/10になると１００倍、1/100になると１００００倍というふうに引力が大きくなります。

 

さて、次の図を見て下さい

３つの〇が散らばっているという感じです。

これは互いの〇の距離が１より大きいため、引力は無視できる。つまり心はこの３つの〇を別々のものと認識します。

 

ではこれはどうでしょう

３つの〇は、１よりも小さな距離にあって、互いに引きあい、ひとつのかたまりとして認識できますね。

これは、前回に見たことと同じで、二つのものは１の距離で安定し、それよりも大きくなれば離れていき、小さくなれば引きあうという心の力学と符号するのです。

この３つの〇の間にある空間は、緊張しています。

心はそれを認識するのですね。

 

次はどうでしょう。

空間の中に、二つのかたまりがある。

私たちの認識はそう動きます。

この時、私たちは背景の白地、つまり空間に粗密を見ているのです。

塊と感じる空間には強い力があり、それを取り巻く空間にゆるやかなものを感じる。

これは万有引力の法則がそのまま適用されているということなのでしょう。

 

科学は宇宙の真理を説明します。

その宇宙の真理は、

実は心の中にもあるのですね。

 

３つの〇をヒトだと考えると、

私たちは、己という実在を新しい次元で見ていることになるのですが、それはまた別の機会に。