陸奥のパワースポット

みちのく青森の、自然や神様など、こころ洗われ元気がでる場所を巡る。

岩肌を探るーー2ーー・・・・東岳山系、夏泊・・・・

2017-08-25 11:21:51 | 旅行

大陸の縁が割れ、日本海が拡大していった時期は、2200万年前~1500万年前とされ、巨大噴火や巨大な海底火山活動が伴ったという。

この期間は新第三紀に当たるので、これらに関する地層は“新第三紀火山岩類”や“グリーンタフ地域”と呼ばれ青森県内にも広く分布している。それらのうち、奥羽山系に属する東岳山系と夏泊をのぞいてみよう。

 

 

まず、東岳山系は

雲谷峠から青森市東方の山地を望む。台形の山が東岳

 

 

同上  更に右手に連なる山地  この奥には閉山した上北鉱山がある。

 

 

東岳山系の山中から東岳の山頂を望む

 

 

 

 

大和山の不動の滝

 

 

 

青森市宮田から東岳を望む。 稼働中の採石場が見えている。

 

 

東岳山中  採石場跡?

 

 

東岳山中のいくつかの山容

 

 

東岳登山道近くの岩肌

 

 

同上

 

 

同上

 

 

石灰石採掘跡の谷

 

 

同上

 

 

同上

 

 

同上

 

 

東岳山中 月光の滝

 

 

夏泊半島では

 

浅虫森林公園から土屋漁港、茂浦、茂浦島などを望む

 

 

浅虫の裸島、ごめ島、旧水族館

 

 

 

 

浅虫の裸島  対岸は津軽半島

 

 

浅虫の善知鳥崎

 

 

久栗坂の採石場

 

 

浅虫の湯の島

 

 

裸島、ごめ島遠望

 

 

浪打の磯

 

 

茂浦   浪打山

 

 

浦田付近   二子島  岩木山

 

 

夏泊半島の大島灯台

 

 

夏泊半島 椿山~大島

 

同上

 

 

同上

 

 

夏泊半島 立石を望む

 

 

【参考資料】

 

青森県の新第三紀火山岩類の分布―――7層にわたるとの見解

「青森県の地質と地下資源(昭和44年)」宮城一男ほか  より

 

第1層  新第三系の最下位の地層

 

権現崎、小泊北部、笹内川上流、追良瀬川上流、赤石川上流、岩木川支流(大川、大沢、湯ノ沢、平沢、藍内川)、虹貝川上流、坪川上流、湯川支流(砥石川流域)

《大部分が火山噴出部で、グリーンタフ時代最初の激しい火山活動を示す》

 

 

第2層  青森県のグリーンタフ層の主体で、分布は広く、層の厚さも膨大

 

小泊周辺、中村川、赤石川、追良瀬川、吾妻川の各中・上流部、岩木川の各支流一帯、大鰐町南方山岳部、碇ヶ関東南、青森市東部山岳部、夏泊半島東海岸、川内川上流、大畑川上流薬研一帯、田子町西方山地etc.

《緑色凝灰岩から構成される。溶岩の存在は少ない。火山灰をもたらした火山の位置や機構は未解明。局所的に溶岩が多量で活動センターだったとみられる場所もある。その場所は、竜飛火山岩類、平舘湯ノ沢火山岩類、深浦の笹流山火山岩類、上晴山火山岩類、艫作・へなし火山岩類、深浦火山岩類、六角沢火山岩類、下北半島西部の大揚火山岩類、阿部城火山岩類、男川火山岩類、二股火山岩類、縫道石山火山岩類など》

 

 

第3、4、5層  海域となった層

(局所的に大規模な海底火山活動がありそれは)

袰月火山岩類、今別火山岩類、清水股火山岩類、鳥居崎火山岩類、相馬火山岩類、脇野沢火山岩類、奥戸火山岩類、易国間火山岩類、小川目火山岩類、泊火山岩類、茂浦火山岩類、小坪川火山岩類、名久井岳火山岩類etc.

《北海道黒松内火山岩類と同じ層準にある。

また、玄武岩~粗粒玄武岩の岩脈が貫入しているところがある。(下湯温泉、大鰐鯖の沢、相馬村台所、馬ノ神山、口広川、佐井、川目、etc.)》

 

 

第6層  泥岩、シルト岩

第4~第5層よりも浅海に堆積。浮石凝灰岩が挟まる。小規模な溶岩もみられる。

 

小泊の七ツ石、大畑川下流小目名付近、四ツ滝山北部山地、今別大泊海岸、夏泊半島大島、茂浦南部、浅虫高森山一帯、脇野沢北部山地、梵珠山東麓、飯詰川流域、喜良市川流域etc.

 

 

第7層  砂岩が優勢

 

 下部にはほとんど火山噴出物がない。上部には浮石凝灰岩の厚い層

 

津軽平野東縁部、青森平野西縁部(鶴ヶ坂層10~60cmの浮石を含む)

弘前西南部大秋川高野(高野石英安山岩)、相馬川水本在家南方etc.

 

 

以上は50年以上前の見解なので、その後の変遷が見られるかも・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 



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