“津軽山唄”の唄い出しは「ヤーイーディャー」だが
「ヤッホー!!」に通ずるのではないか。
大自然の美に思わず発する声だろう。
八甲田山のヤッホーな景色については、
昭和10年村井三郎編「十和田湖・八甲田山の植物(予報)」の中で次のように述べられている。
「 絶景の地として世に八甲田山が宣伝されているが、その原因を考えれば、もちろん他に種々の因子があるかもしれないが、アオモリトドマツ林と湿地と山容との三者が互いに良く調和して天下の絶景をなしたものと言っても過言でないと思う。それ程八甲田山の湿地(泥炭地)は風景の方からは離すことができない重要なものである。」
この“アオモリトドマツ林と湿地と山容との三者”が映った写真をさがしてみた。
まずはじめは睡蓮沼
次に田茂萢岳と田茂萢湿原では・・・・・
上・下毛無岱では・・・・・・
南八甲田の猿倉~駒ヶ嶺では
田代平では・・・・
これら、アオモリトドマツ林と湿地と山容との三者と
かすかな薫風につつまれると、
氷期からの自然の移り変わりに想いが飛んでいく。