陸奥のパワースポット

みちのく青森の、自然や神様など、こころ洗われ元気がでる場所を巡る。

東岳 (あずまだけ)  ・・・中生代の岩石・・・

2014-05-04 09:48:38 | 旅行

 東岳では今も採石が行われている。

かつては、石灰岩の採掘もあった。

その地質は、ジュラ紀の付加体(2~1.46億年前に海溝で

複雑に変形した地層)

あるいは、白亜紀の花崗閃緑岩(北上花崗岩類・1.46~1億年前

マグマが冷却したもの)が分布しているといわれる。

じつに古いのだ。

 

沖からの山容。

雁渡るころ。原別漁港。

 

 

登山道から見られる岩肌。

 

石灰岩採掘跡という。

 

発破資材倉庫跡という。

 

トロッコ軌道跡。

 

中腹から上は急斜面のブナ純林。

 

登山道頂上にあったマイクロ無線反射板。今は無い。

 

山頂(反射板のところ・651.8m)からの眺め。市街地や岩木山。

 

真の山頂(684m)は、山頂尾根の南端にあり道は無い。

 

 


東岳 (あずまだけ)  ・・・山容のむかしばなし・・・

2014-05-04 08:12:18 | 旅行

東岳は青森平野から見ると台形だ。

どうしてこんな形になったのか、

いくつか むかしばなしがある。

 

① 東岳と岩木山が喧嘩した。東岳の首がちょん切られて、

それがめり込んで大森山(岩木山麓・130m)となったという。

② 東岳と八甲田山が喧嘩した。壮烈な戦いの末、東岳は首を

はねられ、その首は岩木山まで飛んで行って肩のコブとなったという。

③八甲田山と岩木山が喧嘩した。そのとばっちりで東岳の首が飛び、

雲谷峠(553m)になったという。

 

 

 

 

 

 

 

南北八甲田連峰と雲谷峠

 

 

地質的には、東岳の方が岩木、八甲田よりもはるかに古い。

むかしばなし・伝説・ドラマでは、古いものが新しいものにやられてしまった。

 


東岳 (あずまだけ)・・・東風・ヤマセへの楯・・・

2014-05-03 14:47:43 | 旅行

青森平野にとって

東岳は、八甲田山とともに

ヤマセへの楯である。

ヤマセの時に岳の東側へ回ると

そのことが実感できる。

 

原別漁港から見える東岳のやませ雲の様子

 

明らかに雲は堰き止められている

 

八甲田山も雲を堰き止める

 

 

それでも、取り分けヤマセが強く吹くときには

雲は青森平野に流れ込む。

 

 

 

 

 楯となる山・岳の東側には雲が充満して霧・雨を降らせ、西側で雲は消える。

越えてくる風は、一種のフェーン現象により気温はやや高まる。

 

 


東岳 (あずまだけ)‐‐‐定点観測Ⅲ・・・雪化粧・・・

2014-05-02 10:45:20 | 旅行

 東岳の特徴として、

台形、いくつかの尾根と谷、

山腹から上がブナ純林、

採掘による大きな岩肌

などが挙げられる。

原別漁港から眺められる岳の雪化粧。

冬場、晴れなければ見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬場は、ブナ林による尾根・谷の色あいが美しい。