マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
The Iron Lady (2012.3.28. 二条シネマにて)
「英国王のスピーチ」の第二段(?)と言える作品かもしれない。「英国王のスピーチ」では、ジョージ6世の隠された真実をユーモアも交えてお話にした感じだった。しかし、この作品はユーモアを交えてという感じは全くなかった。真実だけを伝えてる感じがした。
現在認知症がみられるマーガレット・サッチャーが、過去を思い出しているという形で映画は進行していく。今のサッチャーと若い頃からの一コマ、一コマが交互に現れる。そして、亡くなったはずのサッチャーの夫、デニスが今のサッチャーの幻覚として現れる。
食料品店を営む父に育てられた彼女は、真面目で勉強家だった。初め保守党から立候補したときは落選。そして、デニスとの結婚。そして、保守党党首となり、首相にまで上り詰める。その様子が映画を見ていてよくわかる。人気が出るように声のトーンを変えたり、髪型を考えたり・・・・まだ、女性が政界に進出してない時代に女性だから特に外見や声、喋り方などに気を使ったことは、成功の秘訣だったに違いない。
双子の赤ちゃんが生まれたときにデニスがプレゼントした2連の真珠のネックレスをいつも付けていて、「帽子と真珠のネックレスはやめたほうがいい。」と言われたときに、「帽子はやめてもいいけど、このネックレスは必ず付ける。」と、言ったところが印象的だった。
フォークランド紛争の場面がとてもリアルに感じた。最初イギリス軍の艦艇がどんどんやられて行くときに、それでもサッチャーは戦い続けて勝たなくてはならない!という強い意思を貫く。さすが、鉄の女!そして、戦死した兵士の遺族に手紙を書くサッチャー。このようなことは、女の首相だからこそできたことだと思う。
最終的にアルゼンチン軍に勝ったときのイギリスの喜びは、映画の中からこちらにも伝わってきた。この勝利をきっかけにサッチャーの人気は急速に高まり、保守党はサッチャー政権で2度目の総選挙も勝つことになる。
今のサッチャーが病院で医者に「どういう感じですか?」と聞かれて、サッチャーは、「どういう感じ?どのように感じるか?・・・・・・・どうしてどんな考えなのか?と聞かないの?どんなふうに感じるかよりどのような考えを持っているかということが大切なの。」というようなことを言いました。
すごい!さすがマーガレット・サッチャーだ!
私は、まず、物事に対して自分がどう感じるか、そしてそれが好きか嫌いかということが大切だと思う。だから、ここのところで日々物事に対しての考え方が、私とは違うなぁと思った。
彼女を支えてきたのは夫のデニスなんだということは、映画を見ているとよくわかるし、デニスあってのサッチャー!とも言えるだろう。
メリル・ストリープのための映画と言っても過言ではない。若いときのサッチャーの役は、アレクサンドラ・ローチ。この人も鼻筋がメリル・ストリープにそっくりで適役だったと思う。メリル・ストリープは、アカデミー主演女優賞を獲得。
点数を付けるとしたら 80点
The Iron Lady (2012.3.28. 二条シネマにて)
「英国王のスピーチ」の第二段(?)と言える作品かもしれない。「英国王のスピーチ」では、ジョージ6世の隠された真実をユーモアも交えてお話にした感じだった。しかし、この作品はユーモアを交えてという感じは全くなかった。真実だけを伝えてる感じがした。
現在認知症がみられるマーガレット・サッチャーが、過去を思い出しているという形で映画は進行していく。今のサッチャーと若い頃からの一コマ、一コマが交互に現れる。そして、亡くなったはずのサッチャーの夫、デニスが今のサッチャーの幻覚として現れる。
食料品店を営む父に育てられた彼女は、真面目で勉強家だった。初め保守党から立候補したときは落選。そして、デニスとの結婚。そして、保守党党首となり、首相にまで上り詰める。その様子が映画を見ていてよくわかる。人気が出るように声のトーンを変えたり、髪型を考えたり・・・・まだ、女性が政界に進出してない時代に女性だから特に外見や声、喋り方などに気を使ったことは、成功の秘訣だったに違いない。
双子の赤ちゃんが生まれたときにデニスがプレゼントした2連の真珠のネックレスをいつも付けていて、「帽子と真珠のネックレスはやめたほうがいい。」と言われたときに、「帽子はやめてもいいけど、このネックレスは必ず付ける。」と、言ったところが印象的だった。
フォークランド紛争の場面がとてもリアルに感じた。最初イギリス軍の艦艇がどんどんやられて行くときに、それでもサッチャーは戦い続けて勝たなくてはならない!という強い意思を貫く。さすが、鉄の女!そして、戦死した兵士の遺族に手紙を書くサッチャー。このようなことは、女の首相だからこそできたことだと思う。
最終的にアルゼンチン軍に勝ったときのイギリスの喜びは、映画の中からこちらにも伝わってきた。この勝利をきっかけにサッチャーの人気は急速に高まり、保守党はサッチャー政権で2度目の総選挙も勝つことになる。
今のサッチャーが病院で医者に「どういう感じですか?」と聞かれて、サッチャーは、「どういう感じ?どのように感じるか?・・・・・・・どうしてどんな考えなのか?と聞かないの?どんなふうに感じるかよりどのような考えを持っているかということが大切なの。」というようなことを言いました。
すごい!さすがマーガレット・サッチャーだ!
私は、まず、物事に対して自分がどう感じるか、そしてそれが好きか嫌いかということが大切だと思う。だから、ここのところで日々物事に対しての考え方が、私とは違うなぁと思った。
彼女を支えてきたのは夫のデニスなんだということは、映画を見ているとよくわかるし、デニスあってのサッチャー!とも言えるだろう。
メリル・ストリープのための映画と言っても過言ではない。若いときのサッチャーの役は、アレクサンドラ・ローチ。この人も鼻筋がメリル・ストリープにそっくりで適役だったと思う。メリル・ストリープは、アカデミー主演女優賞を獲得。
点数を付けるとしたら 80点
女性専用お手洗いも無かったあの時代!
一生懸命お勉強してオックスフォードに進学して議員になっても、
「食料品店の娘」の肩書きが付いて回り、
話し方まで矯正してコンプレックスを克服したのはすごいと思う。
私は、女で生まれたら、「女」を享受したいから、
個人的にはあまりお友達にはなりたくないタイプだなあ~
「ええ旦那さんやないか」としみじみ思った。
プロポーズのシーンで、「お皿洗って旦那の帰りを待つ主婦になりたくない」
「だから結婚したいんだ」とかいうセリフがありましたね。
ボケてから、「お茶碗くらい洗えるわ」と、
ティーカップを洗っているシーンが出てきて、
何か考え込んでしまった。」
フォークランド紛争の時、アメリカ側に、
「パール・ハーバーの時に貴方達は、
離れ小島だからとハワイを見捨てましたか?」
と言ったのが印象的!
何だかんだ言ってもヨーロッパは、
昔の植民地だった所を一杯手放してないから、
知り合いのイギリス人は、格安で、
フォークランドやマデイラ諸島に旅行できるらしい。
しょぼい尖閣諸島で揉めてる日本と大違いだあ~
いつもコメントありがとう!!
これからもよろしくお願いします
また、いろんな映画のこと語りあおうね!
またのコメント待ってます