Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

プリンセストヨトミ

2012-05-19 | Weblog
プリンセストヨトミ

2011年5月公開の映画。TVでやってたので見た。大した映画ではないように思った。
まず、プリンセストヨトミ~すなわち大阪夏の陣、冬の陣で滅ぼされたはずの豊臣家の末裔が今も生きていて、そのプリンセスを大阪国が守っているというお話。

プリンセスと言っても彼女自身は、自分が豊臣家の末裔で大阪国に守られてることも知らない。彼女の仲良しのダイスケは性同一性障害なのだろうか、学校にスカートはいていくのでいじめられるのを彼女が助けている。このようなところは、ドタバタで見てて面白い場面も多いし、うなづけるところもある。

ここに3人の会計検査院がやってくる。鬼の松平(堤真一)、鳥居(綾瀬はるか)、旭(岡田将)。調べに入った財団法人OJOの古いビル。松平は、なんかおかしいと気づく。ダイスケの父であるお好み焼き屋の主人(中井貴一)が、松平をこのビルから地下に続く廊下を通って、地下の大阪国を納めている国会議事堂へと案内してくれる。このお好み焼き屋の主人が大阪国を治めている総理大臣というのはいかにも大阪らしい。

この作品は、「父と息子の絆」ということを語りたかったのであろう。でも、そのことと豊臣家がどう関係しているのかさっぱりわからない。
父が自分が死ぬことを悟ったら、息子を連れてこの長い廊下を歩いて、息子に大阪国の存在をそしてプリンセスを守らなくてはならないことを告げるのだ。
でも、ここでどうして「父と息子」だけでつないでいるのかもわからなかった。プリンセスを守るのは男の役目と考えてるのか?それとも、昔ながらの家長制度か?

地下に大阪国があるというのは、ちょっとしたファンタジー・・・・・と思ってたら、鬼の松平が実は父が大阪の人だった。死ぬ前に何度も電話してきて会いたいと言ってたのは自分にこの大阪国のことを知らせたかったのか・・・と思い、忙しいと言って父が死ぬまで一度も会わなかったことを悔いる。ちょっとどこにでもあるような落ちで面白くなかった。

でも、この大阪国を日本中のみんなに知らせて独立させようという旭の考えは上手くいかず、どこまでも人知れず地下の大阪国でプリンセスを守っていくと言うところはちょっとロマンがあるように思った。

点数をつけるとしたら58点

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4 コメント

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まだ見てないけど (megumi)
2012-05-27 12:17:11
お久しぶりです。
先日。。。といってもずいぶん前、戦火の馬にコメント入れたはずなのに入ってなかった。汗。。。
で、こちらの映画はまだ見ていませんが見たいと思っていたのですが、大したこと無かったのですね。
原作が、「鹿男あをによし」で有名な万城目学さんと言う事で、きっときと面白いはずと思っていたのですが。
宮部みゆきさんの本にしても、もう夢中で読んでしましたが、映画とかになると「摸倣犯」とかやっぱり本の面白さが出されていないと言うか、やっぱり本が断然いいと思いましたが、難しいのでしょうね。映像に置き換えることって。
ちなみに原作者の大学の同級にロザン宇治原さんがいるんだって。先輩は平野啓一郎さん。
これってスゴクないですか。
ではまたおじゃましますね。
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megumiさまへ (ノリコ・マクレーン)
2012-05-28 19:09:27
そうでうね。今まで映画見て、その原作本をよんだら本の方が絶対にいいです。

去年暮れに見た「源氏物語ー千年の謎」もそうでした。映画は何かおままごとみたいだったけど・・・・・原作は面白かったです。

私も「プリンセストヨトミ」、本を読もうと思います。

京都大学も作家さんやお笑いタレントやいろんな人が出てきましたね。

コメントありがとうございました。
「戦火の馬」は、どんなこと入れてもらってたんでしょう?又時間ある時に再度お願いします
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プリンセストヨトミ (のぶとっしみ)
2012-06-03 12:09:17
ずっと前に録画したんだけど、このブログ読んで、しょーもなさそうなので、やっとこの週末見ました。
最後の方、うたた寝してしまいました。
題名だけで、私は綾瀬はるかがお姫様なんかなあと思ってたら、全然違った!
いろんな人が出ている割にはつまらんかったね。
「大阪国」で喜ぶのは、ミスター橋下だけでしょう?
邦画はあまり見ないのですが、これなら「八日目の蝉」とか「わが母の記」の方が良いや。
「最後の忠臣蔵」見てみますね。

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のぶっとしみさまへ (ノリコ・マクレーン)
2012-06-03 12:53:31
コメントありがとうございます

万城目学著「プリンセストヨトミ」読み始めました。まだはじめの方だけですが、会計検査の鳥居がおデブのチビの男性で、旭ゲーンズブールがフランス人とのハーフで背が高くスタイル抜群の女性です。映画より面白いかも?

確かに、私もこの映画のCM見たとき、橋下さんのための映画かな?と思いました。
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