Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

私の中のあなた

2009-10-13 | Weblog
'My Sister's Keeper'
(2009. 10. 12.  タミーさんと MOVIXにて) 
白血病の姉のケイトの命を救うためのドナーとして遺伝子操作によって生まれてきた女の子、アナ。小さい時からケイトのために骨髄をとられたり、無理矢理手術を受けさせられたり、・・・・・
アナは、11才で姉のための腎臓移植を強いられた時に 弁護士のところに駆け込んで 腎臓移植を拒否・・・・・

ここから、ネタバレ!

しかし、裁判が始まると、兄が胸いっぱいになって、ついに口を滑らせてしまったことから すべてのことがわかってくる。白血病のケイト自身が腎臓移植をしてまでもう生きていたくない!と妹のアナに告白~しかし母親はケイトの命を救うことだけに一生懸命~とても母親には言い出せない。だから、アナは弁護士のところへ~

ケイトの命のことばかり必死で考えるがゆえに もう周りの見えてないママの役のキャメロン!よかったです ケイトが泣き言をいうと、ママも坊主頭になってしまいます。キャメロンの坊主頭、よく似合ってました

ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァ、もうすぐ17才の彼女。坊主頭もよく似合って可愛かったです。演技もよかった
病院で出会ったテイラーとダンスパーティーにいくところ、素敵です
テイラー役のトーマス・デッカーはTVドラマで活躍してる俳優さんらしいです。また、このスキン・ヘッドで別の映画にでてほしいです
ケイトが、テイラーが3日も電話して来ないって怒っていると・・・・実は、彼は亡くなってたんですね。ここのところ、悲しかったです

アナ役のアビゲイル・ブレスリンは、”リトル・ミス・サンシャイン”のときのこましゃくれた態度がそのままでした。

最後の夜にケイトが、母親にアルバムを渡して一緒に見るところ。(このアルバムが素敵です)よく考えてみると、明日移植手術っていう前日、こんなにのんびりしてられないと思いますが・・・・それにこの日亡くなってるんだから、亡くなる何時間か前にこんなに楽しそうにアルバム見ながらお話ししてられるのかなぁ??いろいろ不思議というか~無理矢理の多い映画でしたが~
この場面は、そうわかっていてもウルウル場面でした

’死’を見つめるいうヘヴィーな題材だけど、決してヘヴィーじゃない映画。ちょっとイライラ気味の必死のママ、いつも暖かく見守ってるが これはダメーと思ったらどんどん行動する素敵なパパ、そして3人の子供達のそれぞれのキャラがすばらしい テイラーも

ニック・カサヴェテス監督・脚本。彼の代表作には、”きみに読む物語””ジョンQー最後の決断”があります。どれも家族の愛、夫婦の愛をテーマとしたものです。
”きみに読む物語”は、この映画のようにちょっと現実では無理かも?と思いながら引き込まれる作品です。回想部分がほとんどで、映像が綺麗で素敵です

”私の中のあなた”点をつけるとしたら 75点

アマルフィー 女神の報酬

2009-10-12 | Weblog
アマルフィー 女神の報酬
(200.9.21 MOVIXにて ミズリーさんと)
動員数250万人突破、興行収入30億円突破と言われて、ずっとロングラン上映を続けているこの映画
サラ・ブライトマンの"Time to Say Good-by" と イタリアの景色だけの映画!だろうと思いながらも話題の映画なので 行ってみました。
・・・・・・見てみると、なかなかの映画
織田裕二が演じる外交官の黒田、麻生のように口角下げて口ゆがめながらも いつもながらのかっこいい役!

なんの予習もなしにこの映画を見てたので、初めは本当に誘拐事件なのかと思って見てました。

(いつものことながら、これから映画見る人はここから先見ないでね。)

途中までは、藤井(佐藤浩一)が犯人だとも気づかずのんびり見てました。
でも、実はこの誘拐事件の裏の本当の目的はテロ 
イタリアにやってくる川越大臣は、未開の国に援助のための資金を送ってると言っていたが、それは実はその国の軍部に流れていた。このことを大臣は知りつつやっていた。そして、援助のためにこの国に行っていた邦人が一人犠牲になっていた。それが、藤井の奥さん。だから、藤井は大臣にこのことを公の場で謝罪させて、大臣を殺して自分たちも死ぬ覚悟だった。

紗江子(天海祐希)が自分の娘を誘拐されながらも、黒田に藤井のことを殺さないで!生きてつぐなって欲しい!というところ、スゴク印象的でした。紗江子は、藤井のことを人間として信頼していたということなのでしょうか?
紗江子は看護士で 藤井はもと患者。藤井は、彼女に何かと力になって上げている。このイタリア行きのことでも、藤井の世話になっていた。しかし、その藤井に真の目的ではないと言っても、自分の子供を誘拐されてしまっては、普通はもう信頼関係がなくなるどころか~憎む気持ちを持っても当然だと思うけど・・・
藤井は、それだけ人間的に魅力のある人だったのかなぁ

でも、天海祐希は大女だし、もう少し華奢な人が演じた方が、よかったんじゃないかな?ホテルのベランダで、娘がなかなか帰って来ない~一人泣いてるところの黒田がコートをかけて上げるところとか・・・黒田と犯人に指定された場所に次から次へと行かなくてはならないところなど・・・・もう少し顔とガタイが小さい方が~

黒田が外交官にもかかわらず、イタリア警察にも嫌がられ、日本大使館からも散々注意されながらも一人で捜査し(と言っても外交官に捜査権限はない)邦人を守ることこそ自分の仕事だから!と言ったところ・・・単純だけど、なかなか~(決して、織田裕二のファンではありませんが・・・)

最後、新聞で川越大臣は辞任したことが~
しかし、黒田は南米へ行ってしまう。飛ばされたのではなくて、呼ばれたから行ったんだ!とイタリア日本大使館の惨事官(佐野志郎)が言うところ印象的。

日本の作品はいいなぁ!となんか今回は思いました。
また、ハリウッド映画では出せない良さがこの映画にはあります。

点数を付けるとしたら、89点

トランスポーター3 アンリミテッド

2009-10-09 | Weblog
"Transporter3 unlimited"
  (2009.9.12. 17:20~ MOVIXにて)

この作品を去年から楽しみにしていた私にとって~
ジェイソン・ステイサムの大ファンの私にとって~
   ガッカリの作品でした
フランク(ジェイソン・ステイサム演ずる)の女性の趣味、大丈夫と、言いたくなるよ。
(まぁ、リュック・ベッソン監督、脚本、制作ということなので、ジェイソン君には責任ないのかもしれませんが・・・)

映画の始まりは、フランクの弟分の運びやがフランクの家に車をつっこんで来るところから。
彼は、手に 車から離れたら爆破する爆破装置のリングをはめられている。ひどい怪我でフランクの呼んだ救急車で運ばれていく途中にこの爆破装置で~(この時に弟分は、爆弾装置のことを言おうをしてるよね。どうして、フランクを気づいてあげなかったんだろう?)つっこんできた車の後ろには、ソバカスだらけの下品な女が~(言わして頂きますが、まさかこの女がフランクの彼女になるとは・・・

次は悪党達は、この弟分がしていた仕事をフランクに依頼してくる。気がつくと、フランクの腕にも車から20m離れたら爆破する爆破装置がつけられたいる。もう依頼は断れない。赤いブツが入っているバックをトランクに入れて ソバカスの女を横に乗せてマルセイユ、ミュンヘン、オデッサへと~言われるままにフランクは、アウディを走らせる
でも、悪党達の実際のの目的は、産業廃棄物の不法投棄を認めてもらうために市長がOKを出すまで、市長にの娘(ソバカス)をフランクが連れ回すことだった。そして、市長がOKを出した時点で、フランクを殺すつもり・・・

途中、このソバカス、赤毛の女(ヴァレンティーナ)はドラッグでラリッテしまうし~その後、フランクと無理矢理いい関係になってしまうし~もう、わけわかんないです。(最悪

フランクが、自転車に乗って、反対に取られた車を追っかけるシーンとか 列車の上にアウディーを付けるシーンとか・・・・フランクの素敵なシーン、セクシーなシーン、ハラハラ・ドキドキシーンもいろいろありましたが・・・・アウディーと一緒にダムに沈んだフランクがタイヤの空気で息をするところもとかも~

フランクとヴァレンティーナの乗ったアウディーが悪党達に挟まれたとき、彼女の流す涙、真っ黒!!このお化粧もなんとかならなかったのでしょうか??

今回の”トランスポーター3”は、ちょっと残念な作品でした
~フランク=ジェイソン・ステイサムのファンだけに~
彼は、世界的な水泳飛び込み選手から モデルを経て、アクションスターとなっただけに男らしく、セクシー 彼の、東国知事のような髪型も気に入っています。

この映画に点数をつけるとしたら、25点