Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

ナルニア物語第2章:カスピアン王子の角笛

2008-06-27 | Weblog
2008/5/29(木)ミズリーさんと MOVIX
ナルニア国物語第1章”ライオンと魔女”を見た時、子供のための物語だと思ってたのに思わず引き込まれた!! そして先日TVで(第2章のロードショウの合わせて)やってたのでもう1度見たら、ピーター、エド、スーザン、ルーシー たちの活躍、アスランの偉大さ、いろんなことを細かく思い出した。
”ナルニア物語第2章:カスピアン王子の角笛”は、第1章にまして良かった第1章よりもスケールが大きくなっている。最後、4人がこの世界(イギリス)に帰る場面はなんだか涙が出てきた。それが又第2章は”洋服だんす”ではなくて”駅”というのが素敵だイギリスの駅というのは、(ハリポタでもそうだけど・・・ナルニアではもっと!)すごく絵になる

1章では白い魔女にだまされてしまったエドも2章では活躍する最初の駅でのけんかでも、最後の戦いでもピーターを助ける。4人はそれぞれに成長してるが、今のところ第2章なので、丁度いい成長ぶりでも、このまま7章まで行くとハリポタのように老けてちょっと困ったことになるのでは?
第3章”朝びらき丸 東の海へ”も早く見てみたい。
”ナルニア国物語第2章”は、点数を付けるとしたら73点

●この映画の全シリーズを通して悪役の”白い魔女”の役をしてるティルダ・スウィントンに注目彼女は、”ザ・ビーチ”でのサルの役など、このような悪のボスで不気味で独特の雰囲気を漂わせた役が多いように思う。今年”フィクサー”の弁護士役でアカデミー賞を受賞しているこの役も不快感を漂わせる役だそうです”フィクサー”も見てみたいです。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

2008-06-15 | Weblog
 ’Charie・Wilson's War’
2008/5/26 ミズリーさんと Movixにて
この映画は、テキサス選出の下院議員チャーリー・ウィルソンの実際にあったお話だということは知ってましたが~もっとコメディーだと思ってました。ちがった全然コメディーではありません決して娯楽映画ではありませんいかにもコメディーって感じのCMは良くないもちろん、そのような部分も出てくるのですが、この映画の本筋は、すごくシリアス!!!私にとっては、ちょっと政治、歴史のお勉強でしたでもアフガンの現在に至るまでのことがちょっとわかったような気がしました。(だから、私にとっては見て良かった映画!!最初思ってたのとはちがったけど~

トム・ハンクス演じる”チャーリー”は、お気楽な女好きの下院議員ジュリア・ロバーツ演じるお金持ちの”ジュアンヌ”とフィリップ・シー・モアー演じる”ガスト”に後押しされて、1980年代に冷戦下で、ソビエトに苦しめられているアフガンに何とか救いの手を差し延べられないものかと考える。実際にチャーリーがチベットに行ってここまで逃げてきたアフガンの人たちの様子を視察する場面がある ~これはリアルで目も覆いたくなる場面も。おもちゃ地雷というのがあって、それを拾おうとした子供は、両手にそのおもちゃだと思った地雷を持った瞬間に両手が吹き飛ぶ。そのようなひどい目にあった子供がたくさんいるのだ 

チャーリーは、アフガンの人々自身がソビエトと戦うことを考える。アフガンの人々に手に入れたソビエトの兵器を与え、戦いの訓練もする。そして、とうとう彼らは自分たちでソビエト軍を自国から撤退させることに成功

ここで、チャーリーは、アフガンの人々がアフガンに帰っても、アフガンの人々のうち生き残っている多くは親を失った子供なんだから、これからアフガンに学校を作らなくてはならない!と言うが、他の政治家たちは、”これで落着!これ以上アフガンのために何が必要なんだ?”と、学校を作ることには反対どころか無視!!

チャーリーは、又選挙に当選して名誉賞ももらい、映画も一応ハッピーエンドのように終わるが~今のイスラム原理主義の過激派は、実はこの時にアメリカが訓練した人々や子供たちだということを映画が終わってミズリーさんから聞きました。じゃぁ、ニューヨークのツイン・タワーを爆破したビン・ラディンの手下のゲリラかもしれない。もしかしたら、チャーリーが言ったように、アフガンに学校を建てていたらこんなことになっていなかっただろうに。 ここが、ガストの言ってた”塞翁が馬 ”のことなのかもしれない。

確かにチャーリーの事務所で働いてるのは美女軍団。チャーリーとジョアンヌもいい関係 でも、ジェアンヌは、結婚しちゃったの??この映画見てると、そんなことはどうでもいい!って思わせるようなシリアスで迫力あるノン・フィクション・ムービーでした。
私にアフガンのこと、いろいろ考えさせたから、80点 

ジャンパー

2008-06-14 | Weblog
ジャンパー
(2008・3・19 二条シネマにて、マーさんと)
この映画のCMなどを見て面白そうな映画だと期待しすぎてたのか~見てガッカリでした主人公がいろんな場所に自分自身をテレポートできる能力を持ってる事に気づくことから物語は始まる。~このように始まるとなんだかすごくおもしろそうなのだが、・・・それが、ストーリー的にもそして映画としての見せ方、表現のし方ももう一つ良くないと思った。

まず、主人公がテレポート出来ることによって得たものはお金!銀行から盗んだお金で豪華マンションに住んでる。これが、ギャング映画ならわかるが、なんか夢がない気がしたテレポートできることによって、もっと何かすてきなことはできなかったのかなぁ?と思います。それから、映画の中で破壊されるものが大過ぎ!!見終わった後、なんとなく"Mr.& Mrs.スミス”を思い出した。そうだったぁあの映画もうち中のもの、それから車とかなんでもかんでも破壊される映画だったなぁ、と思ったら~一緒の監督でした。(ダグ・リーマン監督 )

一緒に行ったマーさんも”途中テレポートでいろんな場所に飛ぶけど、どの場所も一瞬で、世界のいろんな場所の映像を見せたいの?途中で寝てた”と言ってました。 この映画は、私が誘った映画で申し訳なかったです。
点数をつけるなら45点

主演のヘイデン・クリステンセンは、スター・ウォーズのシリーズでダース・ベイダーとなってしまうアナキン・スカイウォーカーを演じている。又、”海辺の家”では、息子の役を好演した。

魔法にかけられて

2008-06-14 | Weblog
2008年3月21日(金)MOVIXにて、ミズリーさんと
この映画は、ミズリーさんに誘って頂かなかったら見てなかったと思います。見る前は、完全に子供向けの映画だと思ってましたが、そうではありません。 ”ディズニー”!!!と言う感じの映画で、なかなか楽しめましたディズニーのセルフ・パロディーが満載で、ストーリー的にも面白い

始まりは、アニメーションの世界から。ジゼルはもう結婚式というときに井戸に落とされて、ニューヨークへ 最初は大パニックに。ロバートの家でのいろんな動物や鳥たちに手伝ってもらってのお掃除はいいが、どうしてゴキブリやどぶネズミまで~(まぁ、ジゼルは、どんな生き物もお友達って事なんだろう。)超現実的なロバートと夢の世界に生きてるゼジル

公園でジゼルが最初サンバの楽器を演奏してる人たちと歌い、それからみんなが付いてきて歌いまくる場面。ここは、実際のディズニーランドのパレードよりもずっと引き込まれる!!!

最後、ジゼルはお姫様じゃなくて、ヒーローになって悪をやっつけてる!と言うところが面白い。ニューヨークに鍛えられたのか?また、キャリア・ウーマンのロバートの彼女のほうが、結局お姫様願望があったというのも傑作!

点数をつけるなら77点。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

2008-06-13 | Weblog
2008.3.7.(金)16:10~18:20 MOVIX Clubセット招待券で
      7.18(金) 御銀会館
この作品は、見たいというより、D・デップの力のはいった作品のようだし、是非見ておくべき!だと思ってました。でも、なかなかシアターに行けなくて、見たのは公開最終日の最終の時間でした

思っていたより、ずっと楽しめました!!このお話をもし本で読んでたなら、もう”えぐい内容!”と思って途中でいやになるかも?でも、映画ではミュージカル(もともとミュージカルの作品を映画にしたものらしい)になっていて、歌とスクリーンを楽しむことができる映画です。最初のイントロダクションでは、血が流れてるところでミンチができて来るし~どうしよう? この映画最後まで見られるかな?途中で気分悪くなるかも?って思ってましたでも、本編が始まると、Dデップが歌うとは聞いてましたが、もう歌いまくり~!! 特にミセス・ラベットと歌うシーンでは、内容は恐ろしいのに歌声はとてもいい。ミセス・ラベット(この映画の監督の奥様であるヘレナ・ボナム・カーター)の歌は特によかったです。彼女のこの映画での役割はとても大きいものだと思います

ストーリーは、自分の奥さんと娘を奪い(奥さんは殺された?)自分を15年の刑にした憎き判事に敵討ちするために 一人の理髪師が刑をやっと終えてこの町に戻ってきたところから始まる。この憎きタービン判事の役がハリポタのセルブス・スネイブでお馴染みのアラン・リックセン。タービン判事が法廷にいるシーンは、セルブス・スネイブそのもの(見た目)でした。(この映画見た人にはわかってもらえるかな

スウィニー・トッドを慕っている水夫(ジェイミー・キャンベル・バウアー)がトッドの娘ジョアナがタービン判事の屋敷に監禁状態でいるのを目にして恋をする。このときに歌う"I'll steal ジョアナ!" がとても美しく、彼の中性的な魅力をひきたてている。(私は、趣味じゃないけど~今はこういう中性的な男子が流行りかも?)

注目したいのが、トビー(子役、エド・サンダンス)。映画の中で、彼の視点だけが最後までまともだったんじゃないかと思う歌も人を寄せ付ける魅力がある。だから、パイのお店も繁盛したんだろう。最後にこの映画を締めくくってる 重要人物なのかも
彼は、10年後には、映画、ミュージカル、舞台ですごく活躍してるんじゃないか期待してます。

D・デップとティム・バートン監督が組んだ作品では、”チャーリーとチョコレート工場””シザーハンド”が有名です。個人的には、この2つの作品よりも今回の”スウィニー・トッド”のほうが好きだし、映画をしても優れている感じがします今回のD・デップは、殺人鬼だし、白塗りだけど、いつもと違って怖い感じが又よかった。ミセス・ラベットの空想のシーンでのD・デップはなんかすごくよかったです。(何を考えてるのか分からないような表情がいい
D・デップは、もともとシンガーとしてデビューしようとしたんだそうですが、彼の歌がこんなにいっぱい聞けるとは!
この映画は、お勧め映画です。私は、招待券で見られましたが、これだけのミュージカルが映画とは言え¥1,800~というのは、安いです最後ちょっと悲しいけど~まぁ、内容は現実離れしてると思って映画の世界に入れば、(このような感じで見るべき映画かも)結構楽しんでのんびり見られる映画だと思います。(でも、しばらくミンチのお料理は、食べられないかも?)点数を付けるなら 92点 !!
私にとっては、大ヒットの映画でした