Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

龍三と七人の子分たち

2015-06-07 | Weblog
龍三と七人の子分たち 2015.6.5.

北野武監督作品

決してヤクザ映画ではありません。笑いっぱなしの映画でした。

ずいぶん前に引退した(?)もとヤクザ龍三が、家族の留守中にオレオレ詐欺に引っかかってしまうところから映画は始まる。50万円と金品を持って公園で詐欺グループの子分と会う。その金品というのが、「昔、殺しをやった時に組からもらったバッジ」など、普通ではないもの。兄弟分のマサは、オレオレ詐欺であると気づくが、龍三は、「息子の不始末を指を詰めて謝る。」と言い出して、(ここのところ、龍三の真剣な表情がまた傑作!)とうとう詐欺グループの子分のほうが逃げ帰ってしまう。もう、笑の場面連続!!

龍三(藤 竜也)、マサ(近藤正臣)、モキチ(中尾彬)の3人で、昔のヤクザ仲間に手紙を出して久しぶりに集まる。病院から抜けだしてくる者、右翼団体の入ってる者・・・・・
とうとう、お年の引退ヤクザで「一龍会」結成!
今までに、殺した数、ムショに入った年数、指を詰めた数などの合計で親分を決めることになり、龍三が親分に。(さすが、龍三親分なかなかキマッテマス♡)

普通のおじいちゃんでは納まっていられないもとヤクザたち。ここから、景品連合というホンマはこっちがヤクザやん!というような詐欺グループと戦うことになる。

一番のお笑いシーンは、龍三親分の女装。バーのママにせがまれて背中の龍の刺青見せてあげるのはいいけど、どうしてトランクスかボクサーパンツと違うの??と素直に思った。その後女装しないといけないシーンが出てくるから、白ブリーフのほうが都合よかったのか(?)
藤達也さんがバスキャップ、キャミソール、ブリーフだけを付けて女装。お髭そのまま!(笑)

どこか抜けてるところもあるけど、人情味のある龍親分と子分たち。年をとり、お金もなくても、自分の思うように生きてる素敵なヤクザ。武監督は、刑事の役で、いつも龍三たちを暖かく見守ってる感じがした。

最後の刑事さんの「全員逮捕!」の声が印象的。龍三と七人の子分たちの刑はきっと軽いと思います。京浜連合をしょっぴく切っ掛け作ってくれたんだから警察からの表彰状ものかも。

最後に藤達也さんのように素敵な人にジジィと言うのはやめましょう。


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