Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

50歳の恋愛白書

2010-02-27 | Weblog
”50歳の恋愛白書”
"The Private lives of Pippa Lee" (2010.2.7. 二条シネマにて)
(監督・原作・脚本 レベッカ・ミラー)
この映画を見に行く前日、スマステで稲垣吾郎がこの映画について話してました。映画を見終わった後で思い出すのは、主人公のピッパ・リーの若い頃を演じてるモニカ・ベルッチのセクシーな場面ばかり・・・だって(
私は、それよりストーリーやキアヌとはどうなるのか~のほうが興味あるなぁ・・・と思いながらシアターに。
****映画を見終わって、結局・・・私もモニカ・ベルッチの演じている可愛くてセクシーなピッパ・リーの若い頃の回想シーンばかりがすごく脳裏に焼き付いていました
ピッパ・リーが、高校生のときに家出をしておばさんの家でしばらく暮らしている。ここで、ピッパ・リーが、おばさんと部屋をシェアしてる脚本家志望(?)の女の人に写真をとってもらってるところ、とってもいいです。(このシーン、この映画の中で一番好きです

ピッパ・リーは、結婚前はドラッグをやったりしてたが、とても輝くものを持っていました。それを今の夫が見いだしてくれて、この人といると守られてる感じがすると思って結婚。そして、子供もできて満ち足りた生活に~でも、今また何か生活に物足りなさを感じてるところに・・・

50歳のピッパ・リーを演じてるのは、ブレイク・ライヴリー。彼女もとても綺麗!!
ピッパ・リーの夫は年が離れててもうお爺さん それが、妻が自分を老人扱いしてると思って浮気してしまう ちょっとマンガみたいだけど、あり得るかも?

’恋愛適齢期(2003年アメリカ)’でも めっちゃ年上の女の人を好きになる役のキアヌ・リーブス。このときは、お相手役は、ダイアン・キートンで、彼女はなんとジャック・ニコルソンの方を選んでしまうという平凡な終結。
今回の”50歳の恋愛白書”では、ピッパ・リーはしばらくはすべてのこと(夫のお葬式も子供に任せて~)は放って今は15歳年下の彼(?)と旅行に出かけます。・・・
GOOD LUCK!!

点数を付けるとしたら、79点

チェンジリング

2010-02-19 | Weblog
チェンジリング
'Changeling'  (Feb.2010 on DVD)

2008年アメリカ映画
公開されたときに見たいと思っていましたが、結局見られないまま~
このたびレンタルDVDで見られてよかったです。満足いい映画でした

クリント・イーストウッドが監督。アンジェリーナ・ジョリー主演! 
彼女の濃い化粧がこの作品の中ですごく映えていたと思う ”美しい”というよりも 女性が堂々と主張しようとする意志を示してる気がした。「この人アンジェリーナ・ジョリー???」と思うほどの化粧だったが、素敵でした。

この映画は、実際におこったゴードン・ノースコット事件の被害者家族の実話から作られている。

この映画のこと、”暗い”という人が多いですが、私にとっては、そうではなかったです。強いイメージ!しかっりした信念を持った女の人の生き方を描いたなかなかいい作品 暗いというイメージは全くない

また、時代が1928年~ロサンゼルス・・・・街の様子がとてもオシャレにに映し出されている。この点も着眼ポイント!クリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、シングルマザーで電話会社に勤務してて、会社の中ではローラースケート。当時は、本当にローラースケートを使ってたのかなぁ?

ある日、クリスティンの息子のウォルターが行方不明となる。クリスティンは警察に捜査を依頼するが、24時間は捜査できないと言う意地悪なロス市警。やっと、翌日から捜査を始めてくれてもなかなか手がかりはつかめず・・・・やっと5ヵ月後、警察からウォルターを保護したと朗報が!しかし、クリスティンに息子だと渡された男の子は全くの別人 ウォルターより背はずっと低いし、第一顔も全然ちがう ウォルターは、こんなに丸こくなかったよ!!!
このことをロス市警に主張すると、クリスティンは、精神病院に収容されてしまう
(完全にロス市警狂ってます)クリスティンが、精神病院に隔離されて、ホースで(?)すごい勢いの水か消毒液か浴びせらるところ・・・・この映画の次に見た”ショーシャンクの空”で主人公が刑務所に入った時にも同じ場面がありました。ってことは、この精神病院は刑務所?
~もう一本DVDで見た”12モンキーズ”で、コール(ブルース・ウィリス)が、もとの時代に帰ってくると、こんなふうにすごい勢いの水だか消毒液だかかけられてました。(これは、ちょっとセクシー~

この精神病院では、クリスティンはひどい目に会うけど、彼女を助けようとしてくれる友達もいるし・・・何よりもキリスト牧師(ジョン・マルコビッチ)が連れてきた弁護士のお陰で、正しいことを主張したために精神病院に隔離されてひどいめに会っていた人達がすべて解放される このことは、すごいと思う。このキリスト教牧師の熱意もすごい。クリスティンが、精神病院から出られたら また美しく(濃い)お化粧をしてすてきな服を着て、他の収容されてる人達を解放するためにもう一度精神病院やって来たところは素敵だった 根性と気品の両方を兼ね備えた女性だと思った

でも、結局ウォルターは殺し屋によって殺されている殺し屋を手伝っていた少年の告白によってすべては分かってくる。
殺されて子供達が埋められているという場所をこの少年が掘りおこすシーン。出てきたのが骨でよかったです。(ここのシーン、何を見せられるのかちょっと恐かったです。)埋められてからまだ何ヶ月かしたたってないんだから、本当は骨になってないでしょう?!でも、骨でよかった。この辺のところ映画でよかったぁ。

クリスティンは、一生涯息子を捜し続けたということです。確かに子供達の死体は出てきたけど、その中にウォルターのがあったとは断定されてないし~殺し屋に捕まったことは確かでも逃げ出していたかもという希望も・・・・

女性の強さを示した映画で、とってもすばらしいと思いました。アンジェリーナ・ジョリー、とってもよかったです。暗いというよりも元気をもらうような映画だと私は思いました。女性の信念が少しづつ社会を変えるかも?
でも、クリスティンのようにシングル・マザーで一生子供を捜し続けて生きていく根性は、私には到底ありません。

点数を付けるとしたら、93点



サロゲート

2010-02-06 | Weblog
’Surrogates’

(2010.2.2. 二条シネマにて)

ブルース・ウィリス主演なので期待していましたが、ストーリー的にちょっと無理では? 暗いイメージ!!もう一つパッとしない作品のように思いました。

まぁ、見所と言えば、金髪の前髪垂らしてるブルース君でしょう!!(

サロゲートはVIS社の開発した人間の身代わりロボット。その人自身は、言ってみれば家で寝ていてロボットを操作してるってわけです。だから、ロボットが精神を持ってしまって人間に刃向かって来るという心配もないし、ロボットが心をもったために’AI’のような悲しいことがおこるという訳でもない。反対に言ってみれば、"AI"や”ターミネーター”のような感動はなかったです。
この身代わりロボットの着眼はすごく面白いと思う。でも、なんか展開が面白くない
”アバダー”にも似てるところあり!! でも”アバダー”のほうがずっといい ”
サロゲート”は、陰鬱な感じがした

だいたい、人間は家で寝ててサロゲートを操作してるだけ~??・・・・・これでは、人間は、欲求不満になってしまうと思います。それに、サロゲートを捜査して寝ているマギー(ロザムンド・バイク・・・・トム~ブルース・ウィリス~の奥さん)は、涙を流してるし、トムは、サロゲートが操作してるんだけど、自分自身も結構疲れてるし~なんか、かえって大変そうかも?これなら、自分でやった方がいいのでは

それにサロゲートは理想のルックス・ボディーに作り上げることが出来るから、自分のサロゲートは自分より綺麗で、操作してる自分は汚い格好で醜く寝ているというのも悲しい気がした。(トム・グレアの理想は、金髪の髪の毛というのも笑えるけど~)

サロゲートのお陰で、犯罪率は激減した。しかし、ある日サロゲートの目が撃たれて、それと同時にそのサロゲートを操作してる人間までが死んでしまうという奇妙な事件が起きた。サロゲートは、人間が安全であるための身代わりロボット。だから、サロゲートがやられても、捜査してる人間に被害が及ぶことはないはずなのに~

トムのサロゲートが、この事件を追ってサロゲート反対派達が暮らす地区に入って捜査したためにトムは停職処分に~(この辺のところは、ダイ・ハードのころからのお決まりコース!でも、今回は、サロゲートが~と言っても結局操作してるのは、自分ってことかぁ?)

ここで、生身のトムの捜査が始まる。(今度は、髪の毛のないトムです!!こっちの方がいいです)サロゲートのトムがサロゲート反対派によって殺されて(つぶされて?)縛り上げられてるのを後でレアル・ トムがみるところ、・・・なんか惨めというか・・・

最後のシーンで、ジェニファー(女FBI~ラダ・ミッチェル)のサロゲートをトムが操って、すべてのサロゲートをつぶしてしまうところは、マンガです。(この原作そのものがマンガですから

最後のシーン、トムをマギーが抱き合ってるところ、暗いイメージで嫌だった。最後は、レアル・マギーも美しくなったというところも見せてから終わってほしかったです。だって、レアル・マギーの化粧ひどすぎです。サロゲートのマギーは、サロゲートを美しくするサロゲート用クリニック(?とでも言う?)で働いてるから、めっちゃおしゃれ!でも、レアル・マギーは、子供が亡くなって疲れ切ってることあらわしてるんだろうけど、白髪なのかポンポン(白い粉です。)塗りまくられたのかわかんないような化粧。もう少しなんとかならなかったのかなぁ。

点数を付けるとしたら70点