Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

ブロードウェイ・ブロードウェイ  コーラスラインにかける夢

2008-11-23 | Weblog
"Broadway Braodway"
2008/11/18(火) MOVIXにて ミズリーさんと

ドキュメンタリー映画。こういうタイプの映画とは知らずに・・・初め退屈で~コーラスラインのミュージカルの一部 後半見せてくれるのかなぁ?とか期待。でも、延々とドキュメント。 しかし、最後は感動!!見て良かったです~

16年ぶりに”コーラスライン”再演のためのオーディションの様子を写したドキュメンタリー映画、 実写です。ブロードウェイのオーディションの現場にカメラが密着というのも初めてのことだそうです。 選ばれるのは19人だけ。 そこに3000人もの応募者が。最終選考までの8ヶ月間が映画となっています

ブロードウェイを夢見てオーディションを受けるダンサー達の喜び、悲しみを描いた”コーラスライン”というミュージカルの出演者を決める実際のオーディションの現場を映画にしてるところが、スゴク面白いですね

一番印象に残ったのは、コニー役に応募した沖縄出身のユカさん。親友と競い合ってとうとう役を勝ち取る (途中、”選考者が”発音は後の練習 でなんとかなる。”と言ったのが、耳に残ってます。彼女の英語、私にとったらすごくわかりやすかったです。 )
ゲイの役を勝ち取ろうと名演技をして選考者たちを泣かせてしまった青年、この演技には感心しました
また、前回の選考のとき伸び伸びしていたダンスや歌が今回の選考では萎縮したものに~彼女には、その何ヶ月間かの間に恋人との別れがあったんですねぇ。それで選考者の人が前のような演技をするように彼女にアドバイスしても もうできないんですねぇ。 同じ役を望んで堂々と歌った黒人の女の人の歌の方が、私が見てもずっといいってわかりました。単にスキルだけじゃなくて、そのときの心境、体調・・いろんなものに左右されるんでしょう。でも、プロをなるからには、そのようなものに左右されない・・・何よりもダンスと歌が好き!大切!というピーンとした気持ちをもたなくてはならないのかも?彼女には、それがなかったのかな?

ちょっと目新しい変わっててなかなかの映画でした。
点数を付けるとしたら78点

ブーリン家の姉妹

2008-11-21 | Weblog
The Other Boleyn Girl
2008/11/5(水) 百条シネマにて
なかなか見応えのある映画でした エリザベスⅠ世の誕生の秘話が物語をなっています。 ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが ブーリン家の姉妹を演じるということで 評判となっていました。 私も注目していた映画です

16世紀のイングランドの王室。どんなにすばらしい世界がそこにはあるんだろうって想像してしまう~でも、そこは、恐ろしい世界 日本の江戸時代の大奥を思い起こしてしまったのは、私だけでしょうか? 最悪は、ヘンリー8世、姉妹の叔父のトーマス・ハワード、そして父親のトーマス・ブーリン。(こいつら ホント世の最悪男とでも言うべき!! ヘンリー8世においては、次から次へと女を渡り歩く病気かも?こういう病気の人は、今の世の中もいるよね。 まぁ、人に迷惑かけずに楽しんでるだけならいいけど・・・)

ヘンリー8世は 6人の女性と結婚するが、男の子に恵まれない。 それで 今の王妃ともうまくいってない。 この頃、ちょうど狩りをするためにヘンリー8世がブーリン家を おとずれることに~。 ここで、ブーリン家の父親達は長女のアンをヘンリーに差し出すことを決める。アンもその気に・・・。 でも、ヘンリー8世が気に入ったのは、もう既に結婚している次女のメアリー。 一家で城に来い!との命令が~。 (どうして、こんなことが許されるんでしょう メアリーは、結婚してるのに~ ヘンリーは 一家を城に呼んで メアリーを自分のものにするつもりです。 王様だから許されるのかぁ~めちゃくちゃだよ 今なら考えられないことです。) そして ブーリン一家が城に来て、姉妹は王妃の世話役になる。(ここもひどい話だと思う。ヘンリー8世は、自分の奥さんが男を生まないから、次はこの女を自分の女にするんだ!と奥さんに見せつけてるってわけです。 ヘンリー8世が変な奴なのか? 男尊女卑がここまで通る世の中なのか?)

しかし、次第にメアリーは王ヘンリー8世の優しさに惹かれ、彼女も王を愛するようになり・・・メアリーは妊娠する。すると、赤ちゃんに何かあってはたいへん・・メアリーの体を休めるためにと、メアリーは部屋から出られないまま。王はほとんどやって来ない
ここで、姉妹の叔父と父が 王の興味が他の女に行ったら困るからと フランスに行かせたアンを呼びもどし 王の相手をさせる。(叔父と父親、いらんことやってくれました あんたら、それでも叔父と父か) ここで、王はフランス帰りのアンに魅力を感じ、メアリーのことなどどうでもよくなってしまう。 アンは、野心的な女性で王の求愛だけではイエスと言わず、王妃の座を求める。(この時、どうして急にメアリーからアンに乗り換えるのか? 王ヘンリーが馬鹿というか 男の単純さというか?)

メアリーは男の子を産むが、家にもどされる
そしてアンは、ヘンリー8世と結婚  この時 宗教上(王妃との)離婚が無理だったので、ヘンリー8世は ローマ教会と縁を切ってまでアンと結婚する。(この頃のアンは、有頂天のなっているし、又美しいし、もう本当の頂点にいるぞって感じです。ここから、アンの降下が~
メアリーは、別の人と結婚して田舎で王との間に出来た男の子を育て始めた
アンは 女の子を産み、エリザベス(この赤ちゃんがエリザベス1世となる)と名付けます。次は、男の子と期待。又妊娠したが、流産。ここでパニックに!!なんと自分の弟と何とか関係を持ってもう一度妊娠して、流産を隠そうとする。 (???~アンは野心的で計算高く、メアリーは愛に素直に生きてる~みたいに見られがちですが、私はアンの気持ちもよくわかるし、叔父と父親に操られて可愛そうと思ってきました。アンと王が結婚したときは、ヤッタァ!!と思いました。でも、この近親相姦をしようとする考えは、どこからくるんでしょうか??全く理解不可能!です。ついにアンも狂ってしまったのでしょうか?男の子を産まなくては!!と言うプレッシャーがそこまであったんですね。恐ろしい
アンが、姦通罪でギロチン台に登る時、ヘンリー8世の横には、新しい恋人が~

最初と最後、子供達が野原で遊んで同じような風景なんだけど、1世代経てる~なかなかの効果だと思いました

プロットも次から次へといろんなことが起こり なかなか興味深い上に、当時のファッションや調度品なども美しく見る価値のある映画です

点数を付けるとしたら、85点

最後の初恋

2008-11-17 | Weblog
2008/10/31 MOVIXにて ミズリーさんと
なかなかのウルウル映画でした ご覧になる方は、初めからハンカチを用意しておいて下さいね。言うまでもなく女性向き。

リチャード・ギアは、今回はポールという医者の役。ちょっと年とったって感じでした。ダイアン・レイン演じるエイドリアンは、夫とは別居中。子供二人と暮らしている。その日は、友達のホテルを手伝うことに~だから、超綺麗なお洋服を着てるわけでもなく、お化粧もたいしていないような~(そんなメークをしてるんだろうけど・・・)でも、とっても素敵でした

同じギアとダイアン・レインの”運命の女”(2002年)とは また全然違った内容、雰囲気。”運命の女”では、年下の芸術家に夢中になる妻が許せなくて、とうとうギア演じるだんな様がその芸術家を殺してしまうというお話。 ダイアン・レインは、完璧な美しさでした。最後の自首しに行くところ、すごく印象的でした

今回の”最後の初恋”は、、ダイアン・レインの自然体での美しさ、内面からの美しさ、そして人生を生きてきた経験をふまえた頭の良さ、優しさ~いろんなものが出てたように感じられました

別居してる夫が子供達と旅行に出かけてる間、友達の小さなホテルを任されたエイドリアン。そのホテルにやってきたのがポール。手術中に亡くなった患者の家族に会うためにそのホテルに滞在することに~ 彼は、自分に非がなかったことだけを家族に伝えて 家族を苛立たせる。そのころ、もうすぐ大きな台風がやってくるとのことで、ホテルでも台風に備えなくてはならない (その日、ホテルのお客様は、ポールだけ)そのような中で、エイドリアンは、彼に”家族は亡くなった奥さんを本当に愛してたから悲しいんだ!だから、あなたに非がなかったことを聞きたいんじゃないんだ”と、彼に教える。
もう一度、彼は家族の家に行って、今度は家族の話に耳を傾け、エイドリアンの言ったように家族がどんなに亡くなった奥さんを愛していたかを知る。そして、家族と和解できる

ポールとエイドリアンは、愛し合うようになる
ポールの息子も医者で遠い医師不足の辺境の地で働いている。 息子は、手術中に亡くなった患者さんにたいする彼の冷たい態度に疑問を感じて、彼から去ってしまったのだ。でも、彼は息子と話すために息子のいる国に旅立った ・・・この国で土砂崩れがあって、なんとポールは死んでしまう(この辺から、みんな泣いてました!)息子が、お父さん(ポール)の遺品を入れた箱をダイアンに届けてくれる。(このとき、みんな大泣き!!)ここで、息子は、”父は、変わりました。辺鄙な土地でボクと働いてくれました。あなたが、父を変えてくれました。”と、お礼を言う。
このあと、エイドリアンがボーっとして悲しみで何も手に付かないときに、ずっと反抗してた娘が優しく声をかけてくる。(私は、ここで涙ポロリでした

一緒に行ったミズリーさんは、”殺さなくてもいいのにね。”と、言ってました。でも、映画のプロットとしたら 夫と分かれるつもりで別居してたら素敵な彼氏が出来ました~というよりも、夫との別居中に好きになった人は、死んでしまったけど、本当に人生を高め合えたすばらしい人でした!というほうが絵になるよね

息子のマークの役は、ジェームズ・フランコ。 ”スパイダーマン”では、ピーターの親友ハリー役の俳優さんでした。
点数を付けるとしたら、75点

ラスベガスをぶっつぶせ

2008-11-14 | Weblog
”21”
(2008/10/28 御銀シアターにて)
題の”21”は、ブラック・ジャックの意味

後味がスカッとするような映画だと思ってたのにがっかり それどころか、私的には後味の悪い映画でした。

主人公(ジム・スタージェス)は、数学的に天才的な頭脳を持つ青年。しかし優秀な成績なのに医大にはいるにはお金がかかる!でも、彼は貧乏 すなわち医大に行けないかもしれない。でも、バイトの時給が上がって喜んだり、冴えない友達と組んでのロボットコンテストに夢中になったり~
そんな彼にある教授(ケビン・スペイシー)が ベガスでブラック・ジャックのカウントをして、賭に勝ち、大儲けをする話を持ちかけてくる。最初は断った彼も 気に入った女の子が仲間にいて、その女の子からの誘いがあったこともあって とうとうその仲間に~
ブラック・ジャックを知らない彼は猛特訓を 仲間の仕草での信号を読みとったり、言葉から数を読みとったり、いろんな練習をして~ まず中華街の奥のカジノで練習を!!(この辺は、すっごく面白い ドキドキ ハラハラ あ~こんなカジノで捕まっちゃたのかって心配したり~)

そして、ベガスへ ベガスでも彼は、大成功 彼の冷静さと天才的頭脳と仲間たちの協力で勝ちまくり、大金を儲ける。しかし、彼が一度冷静さを忘れてバクチをしてしまいスッカラカンになった日、教授は激怒 (この辺からが つまんない。)
その後、彼はカジノの用心棒にカードをカウントして読んでることがばれて、ひどい目似合わされる。ボストンの家には、泥棒が入って今までの儲けたお金も取られ、どん底に!!
教授が、うまくやっておくといってくれた単位もとれてないし~なにもかも教授のせいで~
しかし、この教授にもう一度組もうと頼んで、 最終的には教授をギャフン!と言わせる。ハッピー・エンドなんだけど~最終的に金金金!!!って、いう映画な気がしてイヤでした。”ジャンパー”を見た時のがっかりしたのと似た気分になりました。
こういう映画ばかり作ってるようでは、アメリカの先行きだいじょうぶかなぁ?と思います。

点数をつけるなら、25点
 (これは、本当にあった話らしいけど、主人公がブラック・ジャックのカウントにのめり込んでいくような締めくくりはどうかなぁ?) 

主役ジム・スタージェス・・・この人、あんまりよくないです。顔ももう一つ。最近見た”ブーリン家の姉妹”の姉妹の弟役。お姉ちゃんに近親相姦迫られて、結局はその罪(と言っても実際は何もなかったのに~)で死刑になる可愛そうな そして情けない(!)役でした。

チャップリンの映画”サーカス”

2008-11-08 | Weblog
Charles Chaplin "CIRCUS"(京都市交響楽団オーケストラ ライヴシネマ)
2008/9/28(Sun) 京都会館第2ホールにて(with Gako)

すばらしい映画でした  また、オーケストラ・ライヴが入ってるので、(言葉については確かに無声なのですが)音楽はもちろんのこと、1つ1つの音響がすばらしかったと思います 音楽と音響によってより映画を楽しむことができました

ストーリーは~ スリが捕まりそうになって、すった財布をチャーリーという紳士のポケットに入れたことから、チャーリーはスリと間違えられて警官に追われます。チャーリーが サーカスのテントに逃げ込むと、しらけていた観客もチャーリーの仕草のおもしろさにおお笑い。(ここで、私達観客も大笑いでした)チャーリーは、座長の娘に思いをよせます そして サーカスで人気者になったチャーリーは、座長が娘にあまりにも厳しいので何度か助けますが、・・・彼女は、綱渡り師に恋を・・・

チャーリーが、ライオンの檻に閉じこめられてしまうシーン、チャーリー自身が綱渡りをするシーンなど、大丈夫?どうなるんだろう・・と思いながらも笑いが止まらないようなシーンが数々ありました。(この2つのシーンは、チャップリンがスタントなしに自らいどんていたそうです。だから、あれだけの迫力と面白さがあったんですね。)

最後、綱渡り師と座長の娘がうまく行ったとき、チャーリーは、”サーカスの後ろの車に乗っていくよ ”と言いながら、もう車には、乗っていかないところ!なんか素敵です!!!男の哀愁!というか、そんなものを感じました

2年前にこれと同じ企画でチャップリンの映画”街の灯”を見ました。この映画は、チャーリーが、盲目の花売りの娘に恋をするお話で、最後の場面で思わず涙ポロリ  もちろん、チャップリンならではの面白い場面もあり、本当に感動できるすばらしい作品です

チャップリンの作品に点数を付けるというのは恐れ多いですが~
  ”サーカス”100点
  ”街の灯”120点 (100点満点として)

幸せの1ページ

2008-11-08 | Weblog
'Nim's Island'
(2008/9/22 Movixにて ミズリーさんと)
前評判ほどワクワクする映画ではありませんでした イントロの部分を見てると、子供向けで大笑いするような部分が出てくるのかと思うとそうでもないし・・・。 途中からは、先が見えてしまう感じです

アレクサンドラ・ローバー(ジョディー・フォスター)の人気小説の主人公アレックス・ローバー(著者と同じ名前にしてる)は、勇敢な冒険家で、世界中を飛び回る強い男。一方著者のアレクサンドラは、引きこもりの女性 潔癖性で自分の手やパソコンなどいつも消毒液をかけないと気がすまない。
一方、南のだれもいない島で父とたった二人で暮らす少女ニムは~ちょうど、父が海に出てなかなか帰らない時にアレクサンドラ・ローバーから初メールが ~ 彼女は、小説で火山のことを書きたくて博士であるニムの父に質問してきた。ニムはアレクサンドラの小説の大ファン まさか、著者が引きこもりの女性とは、思ってない。小説の主人公アレックスのような男だと思って、メールに返事を
そして、ニムの父は何日も帰って来ないのでニムはとうとうアレキサンドラ(アレックス?)に助けに来て欲しいとメールする。このころ、ニムの住んでる無人島に観光のために多くの人がやって来る。このときやって来たアメリカ人丸出し(?)のオデブの男の子 この子は、きっと何か問題おこすと思ってたけど、いい奴で 後で船の中でアレクサンドラにニムのことをちゃんと教えます。 映画見た直後は、この子 もう少し可愛い子だったらなぁ!と思ったけど、この見た目とのギャップが又おもしろいのかも
そして、とうとうアレクサンドラは、ニムの島にやってくる。しかし、ニムは彼女を決して受け入れようとはしない だって、ニムにとって、アレックス(アレクサンドラ?)は勇気ある冒険家!それが、普通の女がおぼれそうになってやってきたんだから~
せっかく苦労してやって来たアレクサンドラに”帰って。あなたは、アレックスじゃない。”と言うニム。(このわがまま娘!)でも、だんだんニムのアレクサンドラにたいする心はうち解け~
パパは、ペリカンにいろんな道具を運んでもって、やっとの思い出帰ってくる。最後のシーン、パパとアレクサンドラが手をつないで歩いてるというのが、何かあまりにも単純

先にこの映画を見に行ったタミーさんは、イントロでママが鯨の研究してて鯨に食べられてしまったことなどで、思いっきり話しておいて、パパはアレックスと仲良くなって3人で暮らしましたでは、ちょっとなぁ・・・と言ってました。

ニム役は、’リトル・ミス・サンシャイン’のアビゲル・ブレスリン。この子の表情、こましゃくれているようで、もう一つ好きになれない気がします。
ジョディー・フォスターも 年を重ねて魅力が出てきたと思ったけど、今回はイマイチのように思いました。

点数を付けるとしたら62点

Next ネクスト

2008-11-06 | Weblog
2008/9/27(Sat.)
御銀シアターにて、ライムさん、エミリーさんと
今年4月にロードショーの映画。この映画好きです ニコラス君は私のタイプではないのでその点だけが残念(でも、ニコラス・ケイジがお馬ちゃんのような顔+今はオデコもますます長~くなってきた!にもかかわらず、かっこいい役!!ってものいつものことで、もう慣れてきました・・・ニコラス君のファンの皆さん、えらいこと言ってしまいました。ごめん!)

この映画は、初め少し眠くなりそうだったけど、クリス(ニコラス)がカリー(ジェシカ・ビール)を見つけたお店でカリーの元彼を追っ払う辺から面白くなってきました それが、次がどうのようになるか、(普通の映画だったら読めるのに~)読まなくて、次どうなるの??って、ワクワクしながら見てました

ストーリーは~(すぐに、この映画見る人はこのストーリーはぬかして、次の段落から読んでね。)クリスは、2分先の未来が見える能力がある。ベガスで、マジッシャンをしてるが、帰りにやるブラック・ジャックはいつも勝つ。(2分先が読めるから当たり前。)その頃、テロの仕掛けた核がシスコのどこかに~ FBIは、このクリスの能力を利用して核を探そうとする。しかし、クリスにとっては そのようなことは迷惑。クリスが見えるのは、自分に関しての2分後の未来!そして、気になるのは 予知の中でいつも見える美しい女性。ある日 とうとう ダイナー(軽食のお店)でその美しい女性と出会う そして、この能力のお陰でその女性リズの元彼を追っ払って リズの車でともにダイナーを去る。リズは ネイティブ・アメリカンの子供達を教える仕事をしていて、その帰りに道が封鎖されていて仕方なく二人はモーテルへ。(ここで、夜、クリスは車で寝ると言い出したところがなんか微笑ましい。)
クリスのことを探し続けてたFBIの女性のカリーは このモーテルを見つけ、リズが二人の朝ご飯を買いに来た時にそっと近づいて、”クリスは、妄想癖のある犯罪者この薬で眠らせて!” と嘘と言ってリズに薬を渡す。 リズは、一度薬をジュースに入れるが、結局クリスを信じて FBIがそこまできてることもすべて言ってしまう。(この映画見ようと思ってる人は、この辺から次の段落に飛んでね!ネタバレだから。)
その後、クリスは、カリー(FBIの女性)に捕まり、協力することに!途中リズがテロに捕まり、爆弾を体に巻き付けられてひどいめに~しかし、リズを助けることも出来てよかった!解決できた~!!と思ったら、核の場所がまだわかってない。あ~核は今ここにあったんだぁ~爆発してしまう!!
クリスは、モーテルのベッドでずっと未来を見てた。(ここで、思わず、あ~そうだったのかぁ。よかった!って思いました。)これで、核の場所も何もかもわかって、クリスは、進んでFBIに協力しに行く。リズを守るためにも~

①この映画は、アクションというよりもラブ・ストーリー的な要素が強いかも?面白い作品です。
②また、2分後の未来が見えるけど、それは、一刻一刻どんどん変わっていくものだと言うことが 映画のなかでも何回も語られているところがいい!!運命のようなものも変えることができるという前向きなメッセージのように思いました
③構成という面からもこの映画はすばらしい!と思いました。
④リズ役のジェシカ・ビールは、”ステルス”にも出てました。ちょっとニコラスのお相手には、若すぎるのでは? 
⑤FBIのカリー役のジュリアン・ムーアもとっても素敵でした

点数を付けるとしたら、96点
 久々に見た面白い映画でした。大満足

歓喜の歌

2008-11-05 | Weblog
(2008/9/7 御銀シアターにて)
スゴイ映画じゃないけど、ほのぼのしたお気楽映画です。
ご覧になるときは、エンディング・ロールも終わりまで見てくださいね エンディング・ロールの途中で主任さん(小林薫)が 盗んだリュウキンの代わりに小さな金魚を市長室に返しに来ます!!(ここの部分、すごく面白い!)

飯塚(小林薫)は、みたま文化会館に左遷されてやって来た主任。(ここでは)まだ新米。仕事ももう一つわかってないし、部下任せ。そんな彼が、”みたま町コーラス・ガールズ”と”みたまレディー・コーラス”の2つの発表会の予約を同じ日同じ時間に受けてしまう。
部下の加藤(伊藤淳史、この人、いつもほのぼの役)がこのことに気づく。確かにダブルブッキング
双方に謝り、何とか時間を代えてもらうように頼むが・・・結局、合同の発表会となる。最初は飯塚主任はボーっとしていて、見ているこちら側は”何だ?こいつ!公務員って、こんな奴多いんじゃない?もういい加減にしてほしいよ。税金泥棒だ~。”と、主任にたいして、もうイライラして来るのですが~この合同発表会が決まり、”餃子”の1件から彼はがんばりだします。合同発表会だったら、観客のほうが入り切れないから、文化会館を改造するまでがんばります。

途中、みたま町コーラス・ガールズのメンバーのそれぞれの家族の様子が映し出されて、なかなか味わい深いです。特にラーメン屋さんが注文を間違えて文化会館に届けてしまって、後で謝って”餃子”をお詫びにって届けに来ます。この時、届けに来た娘さんが”お母さんがコーラスのメンバーです。発表会でお世話になりますって言ってました”と言うシーン。正直言って、私は、ダブルブッキングでこんなに迷惑かけられて”お世話になります。”なんて言わなくていいのに~と思いました。(私の人生修行、足りないからかな?)でも、この言葉とお詫びの餃子によって、主任は自分に欠けていたものに気づくことができたんですね。

みたま町コーラス・ガールズの責任者は五十嵐は、安田成美。私は、この人はあまり好きではありませんが、この映画では、指揮をしているときとても綺麗でした。背が高くてスラーッとしてた。またまレディー・コーラスの方は、奥様方のコーラスらしく、責任者は、由紀さおりが演じています。メンバーにお姉さんもいました。
年の暮れの日々の中でのいろんな人間模様が、コーラス・ダブル・ブッキングを通して面白く描かれていると思いました

点数を付けるなら、70点

明日への遺言

2008-11-04 | Weblog
(2008/9/7 御銀シアターにて)
邦画だし、字幕も読まなくていいし~と気楽な気持ちで行ったら・・・どっこいです 前半は裁判の場面で、その裁判は英語で行われてるので、字幕を読まなくてはならなかった~ 考えてみると、戦争犯罪人の刑罰をアメリカが決めようとしてる裁判だから英語なのは当たり前でした。この最初の段階でちょっと疲れてしまったし、内容も難しい。(何か裁判の言葉って、漢字ばかり並んでるみたいで読むのも大変でした~

第2次世界大戦の前に”住宅街には爆弾 を落としてはならない。”という取り決めが各国の間であったようなのです。でも、それを無視してアメリカ軍は、東京空襲などひどいことをして来た そのように多くの庶民を飛行機の上からの爆撃で殺した米空軍の搭乗員達を”岡田資中将”(藤田まこと)が処刑したことでB級戦犯となり裁判を受けている。

(でも、考えてみると、アメリカ空軍の搭乗員もかわいそうだと思います。だって彼らも爆撃した後パラシュートで敵地に降りてきたから捕まって殺されてしまったというわけです。もう自分の国に帰るだけの燃料がなかったとか、飛行機がやられたとか、仕方なしにパラシュートで敵国に降りたんだろうと思います。それに爆撃は、単に上からの命令でやったことだろうし~)

岡田は、刀を振り下ろして自分がアメリカ空軍の搭乗員を殺したと言う部下達にたいして、自分がすべて命令したこと、部下に命令したことは自分の責任だということを告げ、その態度を法廷でも貫く。また、岡田は”アメリカ軍搭乗員こそが無差別爆撃を行った戦犯である”と主張する。ここで語られることは、空襲と言うものがどんなに恐ろしいものであったかを私に知らしめた。街を人々が逃げられないように外側から焼いていき、最終的に街の人すべてを殺したと言うのだ。

この裁判で岡田の弁護士がアメリカ人というのがスゴイと思った。彼は、誠心誠意弁護をする。岡田の孫が生まれて法廷に来た時、弁護士のフェザーストンが岡田にも抱かせて上げるところが印象的

裁判では岡田は絞首刑となってしまうが、部下達は無罪となる。ある意味岡田の言い分も通った形かもしれない。岡田は、絞首刑が決まって 返って晴れ晴れした落ち着いた気分で妻に手紙を書く。この手紙、昔の人だから 男としての誇りを持って また妻を慈しむ気持ちにあふれ、すばらしい手紙だと思いました

もし銃殺だったらアメリカが無差別爆撃をしたことを認めたことになあるそうです。銃殺にするかどうか話し合われたそうですが、結局マッカーサーが反対して絞首刑になったらしいです。(字幕に出てきたので、しっかり読めてないかも?)せめて、銃殺だったら岡田ももっと喜んで死んでいけたかもしれないと思います。もちろん、岡田にとってこの自分のやって来たことに何の悔いもないということは言うまでもないことです。

画面も暗いし、お話も暗いし、難しいし~でも、この映画は、私が今まで全く知らなかった大切な事実を語ってくれたように思いました

点数を付けるとしたら、80点



崖の上のポニョ

2008-11-01 | Weblog
(2008/9/10 Tuesday with タミー)
前評判がとてもよくて、公開になってからもスゴイ人気の映画。タミーさんが見に行ってみたいと言ってたので、私にはちょっと縁のない映画かと思ってたけど~見に行くことが出来ました。 わーぃ  いつもと ちょっとジャンルのちがう映画見られて楽しかったです。

ツッコミ所満載 ポニョって、何 ソウスケは金魚と言ってるけど、ポニョ自身は人間になってから”ポニョはお魚だった”と言ってる。人面魚とも言われてるし~金魚だったら、海にいるのはおかしいし~
ポニョのパパの杉本も悪い奴なのか?そうでもないのか?どうなんだろう? ママにおいては、女神なんですか ママ自身が、自分は泡から出来たって言ってるけど~理解不可能 このママが難破した船達を蘇らせた時、コウイチの船の乗組員は、”観音様が助けてくれたぁ!”と言いながら、”ナンミョウホウレンゲッキョウ!”と唱える人、柏手をうつ人。 ここのところ、日本をよく表してると思いました。宗教バラバラで、よくわかってないけど、何か人間を超えたものが存在するということを こういう時は実感するんだろうな

ポニョは、思ってたよりずっと早い段階で簡単に人間になってしまうので がっかりしたというかびっくりしたというか~。 映画の評など読んでると、”人魚姫”の現代版とか言ってるけど、そうなのかなぁ? 楽天的幼児人魚姫

リサ、コウイチの息子がソウスケなんだということは、しばらく見てると分かる。リサがソウスケに向かって自分のことを”リサが~。”としゃべるのが非常におかしい。程度が低い今時のティーンのようでイヤな感じがした でも、リサがポニョが人間になってやってきた時、何が何かわからないながらも受け入れて、スゴイ台風の中でも落ち着いた態度だったのはなかなかのものでした コウイチの船と光で信号を送って会話するところ、とても素敵でした

最後、ポニョのママは、”あなたは、ポニョの身元引受人です。”とソウスケに言う。この一見幼児向けような映画の最後に”身元引受人”と言葉が出てくるのが面白い。

リサもソウスケもポニョも後ろから見たら刈り上げのお揃いヘアースタイルでした。
ポニョのママは、結構お化粧濃かったけど、海の中で大丈夫なのかなぁ

点数を付けるとしたら70点