Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

Irina Palm やさしい手

2016-05-30 | Weblog
Irina palm やさしい手 (2016.4.18 DVDで)

2007年イギリス、ドイツ、フランス、ルクセンブルグ、ベルギー制作の映画

孫の病気を治すために大金がかかる。それで、おばあちゃんが風俗の店で働くことに。手で、男をイカセル…という仕事。・・・・・・なんだか、暗い映画みたいと思ってました。でも、見終わったたら、反対に元気をもらうようないい映画!!

ただの中年のオバサンだったマギー(マリアンヌ・フェイスフル)が働くことを通して人間として本当に自立していくのがよくわかる。そのうちに彼女は、イリーナと言う名で売れっ子となる。(もちろん、客には手だけで顏は見えてないわけです。)

一方、マギーの息子は情けない。母が風俗の店で働いてることを知ると、取り乱してしまう。マギーが、店のオーナー(ミキ・マノイロヴィッチ)から借りた大金で、アメリカへ飛んで孫の手術を受けられることになったのに、マギーの息子は「そんな金で手術は受けさせない。」と〜この息子は、マザコンの塊!! 

結局、嫁の説得でアメリカに飛ぶことに。マギーもアメリカに一緒に行く予定だったが、ぎりぎりのところで、アメリカには行かず仕事場に復帰する。ここのところ、すごくよかった。マギーが、久しぶりにやって来たマギーをオーナーのミキが抱きしめる。ミキは、マギーのことを単なる駒とは考えないことが、はっきりわかる。

マギーの近隣の人達への態度もスカッとしたものを感じた。

マギーは自分の居場所を見つかり、これから堂々と自分の人生を歩んで行くと思う。

点数をつけるとしたら 92点

最新の画像もっと見る

コメントを投稿