Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

JUNO ジュノ

2009-02-28 | Weblog
JUNO ジュノ
初めは、アメリカのミニ・シアターだけで上映されていたこの映画、・・・それが、各国の映画祭、映画賞で70以上の賞を獲得。そして、第80回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞の候補となり、脚本賞を受賞した

16才の女の子が妊娠してしまった事実をすごく前向きにとらえた作品だと思った 最後もボーイフレンドとギターをひいてる場面でなかなか素敵なハーモニー。映画の中で使われている音楽もギターが中心でアコースティックなもの、カントリー風なものが多くてなかなかいい

主人公は、ジュノ(エレン・ペイジ)16才。 バンドを組んだことのあるポリーの家に遊びに行って、ポリーがこのとき彼氏と言うわけでもないのに~ 興味本位の一度のセックスから妊娠してしまう。もちろん、ジュノは中絶することを決心。(この辺のことを女の子の友達に相談することはあっても、ポリーには関係ないという考え方見上げたものです!偉い

中絶のために入った病院の前で、中絶反対派の友達が”もう、お腹の赤ちゃんには爪だったはえてるんだよ!”と~この一言で、ジュノの考えは変わる。赤ちゃんは、やっぱり産まなくては~という考えに~そして、赤ちゃんが生まれたらリッチなヴァネッサ&マーク夫妻に里親に出すことに決まる!

ジュノの両親も妊娠を打ち明けられたときは ショックを受けるが、全面的にジュノバックアップ。 特に父親の”このままでいいんだ。おまえを愛する人がいる。”という言葉にジュノ自身が助けられる。(ジュノの両親は偉いと思う。これが本当に娘を愛してることだと思う

赤ちゃんが生まれる頃になって、今まで知らん顔だったポリーがやってくる。途中、里親になるはずのヴァネッサとマークは離婚するが、生まれた赤ちゃんはヴェネッサのもとへ。彼女は、本当に子供がほしかったので、一人でもちろん!育てようと思ってる。(マークは、どうしてここで急に子供を育てる自信がなくなって離婚してしまうのか??? もう一つ理解できないけど・・・男心とはそんなもんなんでしょう)(ポリーも、生まれる前だけやって来てもしょうがないよ!と言いたいけど、まぁ、来ないよりずっといいか~)

最後の場面、またスリムなジュノにもどってギターをかつぎポリーのところにやってきて、家の前で二人でギターを弾いているところ~なかなかいい感じです。今から、彼らは彼氏、彼女としてつき合い始めるのでしょう ちょっと、順序がちがったけど・・・

この映画、女性はしっかりしてるけど、男性ってダメなところあるよねって、語ってる気がしました。

エレン・ペイジの演ずるジュノ、とっても可愛くて素敵です。この人は、いい女優になると思います。レニー・ゼルゥガーとかレイチェル・ワイズのような個性的な女優になってほしいです

点数を付けるとしたら75点