スペイン母子家庭生活奮闘記☆毎日ドキドキ@マドリッド

夫の仕事でマドリッドにお引越ししたものの、諸事情によりスペイン内別居生活。
母は毎日がんばるよ!

地図にない町

2007年11月01日 | おすすめ~な観光名所

小さな小さな田舎町が好きだ。
静かでのどかで素朴で温かい。
そしておいしいものがありそうだし。

ウルエーニャ(Urueña)という町にぜひ行ってみなさいよ、と知り合いのスペイン人セニョーラにすすめられた。
週末の1泊旅行でバジャドリッド(Valladolid)に行くことになり、それならウルエーニャも近いわよ、と言うのだ。

どのあたりなのか地図で探してみたが、縮尺百万分の1のミシュランの地図では見つけられなかった。
インターネットの地図上ででようやく見つけたその小さな町は、なんだかなにもないところにポツンと存在しているようだった。

幸いカーナビはその町を知っていた。
彼女(ナビは女なのだ)の言うとおり、どんどん平原を進む。
着いたところは小高い丘の城壁の中だった。



城壁に上ってみると、360度視界を遮るものなく地平線がぐるーーっと見渡せる。
なんというすばらしい景色!
周りには畑らしき平らな四角がつながり合ってパッチワークのようだ。
空はどこまでも蒼くしーんとしている。
城壁はスペインのいたるところにあるが、どこの城壁もやっぱり登るのは楽しい。

ちょうどランチタイムだ。
いいにおいにつられてよさそうなレストランを見つけたが、予約がなくて断られてしまった。
近隣の町から休日のランチをしに来る人々で満員なのだ。
その村には5~6軒しかレストランはなく、予約なしで入れるレストランとなると選択の余地はなかった。
バルに毛が生えた程度の、あまり見た目イケてないレストランに落ち着く。

このあたりの名物はコルデロ・レチャル(cordero lechal 赤ちゃんの羊)の焼いたのだそうだ。
まだ母さんのミルクだけで育っている赤ちゃんを食べるなんてかわいそう・・・だけどもちろん食べる。
香ばしくてプリっとして旨い!



そのレストランはボロいが味はなかなかイケていた。
それにマドリッドで食べるより3割くらい安い気がする。

ここを訪れた日本人は過去にどのくらいいたのだろうか。
ガイドブックにも載っていないし、結構な大きさの地図にも載っていない。
なんだか自分がこの町を発見したような気分になって、ちょっとうれしかった。







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ホンモノのにおい (マドリのN子よりはらみさんへ)
2007-11-01 22:10:01
その場の空気のにおいとか、風のひんやり度とか、五感すべてで感じた記憶がからだじゅうに残るからね。やっぱりその場に行ってみる、って大事だよね。
おばちゃんに怒られちゃった記憶とかね。
これからまた子供たちにはいろんな体験をさせたいよね。
いいなあ~~~、若いって。
返信する
スペインって感じ (はらみ)
2007-11-01 10:25:02
写真から見ると、スペインってかんじだね~。
しかし、ミルクしか飲んでない子豚を丸焼きにして皿ばらばらにしたのを食べた私が言うのもなんだけど、やっぱりスペイン人、残酷かも・・・まだぴちぴち動いてる魚を刺身にして、ぴくぴくしてるの食べる日本人も残酷なんだろうけど・・・食に関してはどの人種も貪欲だ・・・テレビでヨーロッパの芸術を3日で見れるだけ見るっていうテレビやっててた。最後の最後に、ピカソのゲルニカだった。ユーノスケが感動してた。やっぱり、なんだかんだ言ってても、本物見た感動は彼なりにあったのだろう。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。