タラゴナは地中海に面した美しい町だ。
バルセロナから海岸沿いに約90km南下した位置にある。
ランブラ・ノバ(Rambla Nova)という散歩道を海に向かってぶらぶらと歩くと、「地中海のバルコニー」と呼ばれる見晴台に突き当たる。
結構切り立った崖の上なので、そこから見渡せる地中海はなんとも広々として心地よい。
町のあちこちにローマ時代の遺跡が残っている。
その「バルコニー」からほど近くに円形競技場が海をバックに現れる。
1世紀に建造されたとのこと。
1世紀・・・。
まだ西暦が1桁か2桁だった頃ってこと?
この日は日曜だったからか入場が無料だった。
石の階段席に座って、2000年かぁ・・・と思ってみる。
誰それが処刑されたなど血生臭い歴史もあったというこの場所で、ピョンピョン石段を飛び、やっほ~と手を振る能天気な娘と、やれやれ疲れたゼとどっかり座り込む息子。
海岸は白砂がゆるいカーブで続く美しいビーチだった。
昔から娘は砂場の好きな子だったが、やはりがまんできず靴と靴下を脱ぎ始めた。
この日は風がおだやかだったのになぜか波は結構高く、チビの娘などさらわれてしまうのではないかとハラハラしながら波遊びを見守った。
さすがに温暖な地中海性気候の地。
2月だというのにコートなしでも十分な暖かさだった。
10月は確実にスペインにとどまっておりまする。
子供たちがお休みの時期じゃないからマドリッド市内くらいしか案内できないかもしれないけど、お待ちしておりますよ~ン。
ダル・マサラ買ってきて~。