野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

紫雲山頼朝院十念寺(2)

2019-06-22 | いろいろな石仏

紫雲山頼朝院十念寺を紹介します。

「南無阿弥陀仏」の名号塔が3基ありました。

徳本名号塔

徳本上人が信州を訪れたのは

文化十三年(1816年)四月一日から八月十二日までです。

県下に多くの徳本名号塔があります。

これは文化十三年五月七日に訪れた時のもので

創立日も同じ日になっています。

2基目は

正道大和上名号塔

寛政年間(1790年代)に十念寺を拠点に布教活動をし

文化二年(1805年)に美作(岡山県)の誕生寺

(法然上人誕生地のお寺)したの住職になった

正道大和上に対して後年に造立したようです。

文政二乙卯年七月佛縁日(1819年)に

弟子の卓道律師が建立しています。

「佛縁日」と彫られているのは初めてです。

3基目

練誉上人名号塔

文政十年(1827年)から十念寺の住職をした上人です。

この間に弘化四年(1847年)の善光寺大地震に遭遇しています。

長野県では過去最大の地震と言われ

犀川の土石流や直下型地震で大きな被害が出ています。

この地域の再建を図った人として建てられたようです。

造立は天保六乙未八月六日(1835年)です。

 

 

 


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