

昨日、山下洋輔のコンサートに行ったKから、その感想が送られてきました。
多少のがっかり感はあったけど、楽しかったし、貴重な体験だったようです。
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山下洋輔クリスマスコンサート 考
コンサート情報について書く前にベトナムのオーディオ情報を少しだけ・・・
街中には30年前の日本で活躍していた、トリオのアンプとか
タンノイ、JBLのスピーカーを専門に扱っている専門店がゴロゴロあり、
こんなにコンポーネントを見ると、その当時の秋葉原を思い出します。
軒を並べていた当時のオーディオに対する熱意が感じられます。
街中の電気店も、ミニオーディオコンポの展示コーナーが
割と大きく面積を割いています。
さて、コンサート報告です
「Swing しなけりゃ JAZZ じゃない」こんな言葉が思い出されるコンサートでした。
山下洋輔のソロの場面と、ベトナムの交響楽団とのアンサンブルの場面が、
どーもしっくりこない・・・・・・特にリズムとホーンがダメ
ティンパニーは壊れているんじゃないかと言う音出し、ドラムはリズムは刻んでないし、
アフタービートは音楽じゃないと言う感じの楽団員、
これが社会主義の「JAZZ」なのか、ベトナムの「JAZZ」なのか・・・・・
それでも指揮者はなんとかテンポを上げようとするあまり、足だけが早いビートで動かして、
・・・が、楽団員は音符通りクラシックテンポをしっかり守っている。
「巴里のアメリカ人」は、洒落たパリの街並みと
異邦人のアメリカ人の様子がコケティッシュに聞こえてこない、
いってみれば「巴里の疲れたアメリカ人」みたいでした。
ここで休憩が入り、ピアノが登場・・・山下洋輔の出番となります。
プログラムの後半は「デュークエリントン:A列車で行こう」
「ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー」に続きます。
当然ピアノが入ってきたら、ヴァイオリンポジションが変わりますから狭くなります
・・・・・椅子とか譜面台もそのままで、と言うよりはグチャグチャのまま、
そして開演のブザーが鳴り、楽団員が入ってきたら、
まず椅子、譜面台の調整から始める始末・・・・・
昨日、第1回の公演をやっているはずで、段取りはわかっているはず。
案の定、コンサートマスターの場所で詰まってきたみたい・・・
チョコット、イライラしたようで、「私はコンサートマスターだ!」と体で言っているようでした。
「ラプソディー・イン・ブルー」、冒頭のクラリネットの有名な旋律・・・
多分この為に日本からクラリネット奏者が呼ばれたんじゃないかな?と思いました。
「A列車で行こう」は、リズムが先行するのでグチャグチャの演奏でしたが、
クラリネットからストリングスが、かぶってきますので、
リズムを刻むドラムが目立たなくて良かったです。
あまり、乗れない演奏・・・それでも、段々盛り上がってきたが、
山下洋輔のソロ楽団員が乗っていない・・・・・
本当は面白いのに表に出してはいけないと思っているのか、分からないけど・・・・・
そんな中で3人の女性だけが、体でリズムを取って、顔が楽しんでいた・・・・
ちょこっと提案
ベトナムに音楽大学を作って、6年間ぐらい徹底して音楽漬けにしたら、どうだろう。
現在の日本では生活費が高い為、
生活の追われたり、アルバイトなど音楽に関係の無い生活がほとんどになってしまうが、
ベトナムなら生活費が安いので、
アルバイトなしで音楽漬けになる事が今後の為になるし・・・・・
こんな交流が結局、両国の為になる気がするね!
結論 経済成長に連れJAZZが流行り、荒廃するとラップになる、
ベトナムはこれから「JAZZ」です。
Kのレポートでした。