先週は休講だったので,2週間ぶりの授業でした。
前回は,児童労働の実態についてVTR視聴。
今回は,児童労働の要因について。
① 貧困が児童労働を生み出す<児童労働が貧困を生み出す
貧困だから,児童が労働せざるを得ない状況になる事実もあるが,それ以上に
低賃金の児童を就労させて,大人が失業することで貧困の悪循環に陥る
という事実があるということに注目。
実際,インドの成人失業者と子どもの就業者がほぼ同数であるということが,その事実を物語っている。
児童労働→大人が失業→貧困
↓
非識字
↓
成人になっても職に就けない
↓
貧困
↓
その子どもも貧困
労働力がないから子どもを働かせているのだろうと思っていたが,そうではなかった。
・ 安い賃金で働かせることができる。
・ 子どもが労働組合を作ることもないだろう。
・ 子どもが裁判所に訴えることもないだろう。 →簡単に首を切れる。
つまり,雇い主が都合の良いように扱えるから子どもが雇われるのだ。
② 経済のグローバリゼーションが児童労働を生み出す。
③ グローバリゼーションが子どもを商品化する。
今,世界のほとんどの国々は「経済の活性化のために限られた国の予算を使う」ということが国策に掲げられている。
ビデオで見たタイでも,経済活性化のため,工業化のために外国の資本を入れてビルの建設が盛んに行われていたが,
国は,それに伴って発生する児童労働や貧困などの問題点に目を向けていなかった。
◆◆児童労働に関する身近な話題↓◆◆
日本で使われているサッカーボールのほとんどは外国からの輸入品です。外国で作られたサッカーボール
実は,子どもたちの手で作られているのです。
以下,ワールドカップの光と影より引用
■ フェアトレードサッカーボール
■ 児童労働を考えるNGO ACE(エース)
労働者を低賃金の困難な状況に追いやりながら,生産費用を押さえることで
自分の利益を上げようとして,労働者一人一人の社会的権利も省みないようなやり方。
これが,富める国と貧しい国の格差を生み出している。
前回は,児童労働の実態についてVTR視聴。
今回は,児童労働の要因について。
① 貧困が児童労働を生み出す<児童労働が貧困を生み出す
貧困だから,児童が労働せざるを得ない状況になる事実もあるが,それ以上に
低賃金の児童を就労させて,大人が失業することで貧困の悪循環に陥る
という事実があるということに注目。
実際,インドの成人失業者と子どもの就業者がほぼ同数であるということが,その事実を物語っている。
児童労働→大人が失業→貧困
↓
非識字
↓
成人になっても職に就けない
↓
貧困
↓
その子どもも貧困
労働力がないから子どもを働かせているのだろうと思っていたが,そうではなかった。
・ 安い賃金で働かせることができる。
・ 子どもが労働組合を作ることもないだろう。
・ 子どもが裁判所に訴えることもないだろう。 →簡単に首を切れる。
つまり,雇い主が都合の良いように扱えるから子どもが雇われるのだ。
② 経済のグローバリゼーションが児童労働を生み出す。
③ グローバリゼーションが子どもを商品化する。
今,世界のほとんどの国々は「経済の活性化のために限られた国の予算を使う」ということが国策に掲げられている。
ビデオで見たタイでも,経済活性化のため,工業化のために外国の資本を入れてビルの建設が盛んに行われていたが,
国は,それに伴って発生する児童労働や貧困などの問題点に目を向けていなかった。
◆◆児童労働に関する身近な話題↓◆◆
日本で使われているサッカーボールのほとんどは外国からの輸入品です。外国で作られたサッカーボール
実は,子どもたちの手で作られているのです。
以下,ワールドカップの光と影より引用
ILOなどによると、約1万人の子どもがインドのパンジャーブ地方で、
1万5千人以上がパキスタンで、サッカーボールの縫製に従事しているといわれている。
子どもたちは放課後などに働くパートタイム、もしくはフルタイムにわかれるが、
パートタイムで働かされていても、疲れがたまったり勉強や遊ぶ時間がないことから
授業に集中できなくなってしまう。
子どもの年齢も低い。インドでは、フルタイムで働かされている子どもたちの37パーセントが
5歳~12歳の子どもである。多くの子どもたちが劣悪な労働環境下で働いており、
失明、慢性の腰痛、首の痛み、指を切ってしまったり、指が変形したりしてしまうこともある。
このような事実が明らかにされてきたことにより、FIFA(国際サッカー連盟)は
1998年フランス大会を機に労働基準規則を定めた。
規則では、ワールドカップで使用されるサッカーボール製造過程における児童労働を禁止している。
しかし、FIFAと契約をもたない業者もおり、規則が徹底されているかどうかについては疑問が残る。
世界のサッカーボールの生産量は年間約2千万個、ワールドカップ開催年には2倍近くにはね上がるとも言われている。
今この瞬間も、サッカーボールを縫う小さな手があるかもしれない。
■ フェアトレードサッカーボール
■ 児童労働を考えるNGO ACE(エース)
労働者を低賃金の困難な状況に追いやりながら,生産費用を押さえることで
自分の利益を上げようとして,労働者一人一人の社会的権利も省みないようなやり方。
これが,富める国と貧しい国の格差を生み出している。
絵本を借りに行ったんだけどそこで売られる子供(だったかな?書名ちゃんと覚えてない。)の事を小学生が読んで分かる様な啓発的内容の絵本があった。
ので、読んでみました。
主人公の女の子は家族の借金の為に売られていきます。初めは工場で働かされ(サッカーボール作ってたよ)、早く借金を返す為に体を売る事になります。そこで友達になった女の子と一緒に逃げ、収容施設に保護されますが、お友達はエイズで亡くなっちゃいます。
主人公の女の子は今、育ったところで遠くの街に行っても良い事は無いと自分の経験を元に子供達へ啓発活動をしているとの事。
貧困であえぐ国を助けようと外国がいくら参入しても、その国の人々が自分の力でやっていけるようにならないといけないんだよね。海外の企業は都合が悪くなったら、撤退するだけ。
過酷な労働を強いられている子供達助けてあげたいよね。
長くなっちゃってゴメンね。
いつもブログ書きながら考え込んでしまって
載せない方がいいかな…と思いながら
毎回思い切って載せてる小心者です(^^;)
アユナカさんの言うように,「自分の力でや
っていける」ようにすることが支援の基本だ
と思うんだけど企業は支援とは名ばかり,自
分たちの儲けのためだからね…