明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

躍動する若手

2014-08-14 08:39:58 | 2014年
8月13日(水) マツダ
広島 7 - 3 ヤクルト
○バリントン(9勝8敗)、中田、ミコライオ
本:会沢(6号)


 2軍ではヒースが5回無失点と好投。ロサリオも好調を維持しているらしい。当初キラvsバリと思われた1軍生き残り戦線はここにきて一転、2冠王のエルが浮上。それもそのはず8月に入って42打数2安打、23三振。これではいくらなんでも4番に置いておく意味がない。


 試合は2回、1死から廣瀬がヒット、田中が2塁打でチャンスメイクすると、ここのところ好調の会沢がレフトスタンドに豪快な一発で3点を先制。
 4回には菊池の犠牲フライと丸のタイムリーで追加点。5回にも会沢のタイムリーとバリントンのセーフティスクイズ。これは3塁ランナーの田中の好走塁でもあったがさらに2点を追加。終始試合を優位に進める。

 
 バリントンは7回を3失点と好投。もともと完封や1点勝負をする投手ではないことを考えたら充分な内容。
 8回表、バリントンに代わって誰がマウンドに上がるか。点差は4点もある。昨日1軍登録された横山が妥当と思ったがなんと中田。中田は前日もビハインドの場面で登板している。首脳陣は中田をいったいどうしたいのだろう?
 おそらく調子の良さを買われての1軍登録だったに違いないし、実際に去年も8月以降に横山は活躍している。ハナから負け試合の登板を予定しているのか、久々の1軍の登板だったらこの試合がもってこいの展開だったがその意識が全くなかったのが残念。
 では9回は?100歩譲って中田の8回の登板の後、9回横山の登板を期待したがこの展開でマウンドに上がったのはミコ。これで横山がどういう場面で登板されるのかはっきりと見えた気がした。


 勝手な想像だが横山は度重なる怪我、1年間通して活躍できないもどかしさ、若手の台頭…。もしかしたら、「引退」の文字がちらついているかも。また、若手には2軍でも的確なアドバイスを送るなど信頼も厚いと聞く。
 ここまでやってきた実績と経験、「もしかしたら最後かも」という気迫で必ず戦力になるはず。しびれる場面での登板を期待したい。


 そして試合終了後4-0で途中交代のエルの2軍降格が決まった。ただし、今日は堂林3安打、菊池2安打、丸1安打(タイムリー)、田中2安打、会沢3安打と若手が好調。今年のカープはエルが好調の時はチームも上向き。エルが調子を落とすと同時にチームも下降線。これではいけない。この中に4番候補はいないが、3年後4年後を考えた時いつまでも外国人に頼る訳にもいかないので違う形の点の取り方を叩き込んでおきたい。


51勝48敗2分