明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

久しぶりのカード勝ち越し

2014-08-18 09:17:37 | 2014年
8月16日(土) マツダ
広島 12 - 2 巨人
○大瀬良(7勝6敗)、H中崎(1敗1S5H)
本:丸(16号)、会沢(7号)


8月17日(日) マツダ
広島 5 - 4 巨人
福井、戸田、中田、○横山(1勝)、Sミコライオ(1敗18S6H)
本:ロサリオ(8号)


 ヤクルトは最下位ながらも打ちまくってチーム打率は驚異の2割8分台、DeNAは巨人を3タテするなど好調、中日は1つ勝ちが上回るものの9勝8敗の5分、阪神には負け越し。正直言って今勝てそうなのは巨人しかいない。


 その初戦をマエケンで落とし1敗で迎えた2戦目の先発は大瀬良。一時期の不調は脱し、ここのところ長いイニングを投げれるようになってきた。再三のピンチを迎えるも6回を2失点。特に6回表は3-1から1点差に詰め寄られ、さらに1打同点のピンチで村田を気迫の三振。勝利を手繰り寄せる。

 大瀬良以上に目立ったのが2番手中崎。何があったのか知らないが、マウンド上での表情がすごい。眉を眉間にグイっと寄せ、相手を睨みつけている。数か月前の中崎の顔とは別人のよう。2回をパーフェクトリリーフ。3-2のシーソーゲームから終盤7、8回に9点を奪う打線の呼び水となるピッチングを披露。


 1勝1敗で迎えた3戦目の先発は3連勝中の福井。しかし2回に2死から巨人打線に捕まる。5本の単打を喰らい3失点。いきなりの劣勢からのスタート。

 しかし、2番手以降のピッチャーが踏ん張る。先日雨で流した戸田が2番手で3イニングをエラーによる1失点。3番手中田が2イニングを無失点。4番手の横山が1イニングを無失点で8回表が終わって2-4。
 その裏打線が爆発。キラがヒットで出塁すると代走に赤松。しかし山口の牽制に誘い出され2塁でタッチアウト。チャンスが潰れたかに見えたが、ここから梵がヒット、田中が死球、会沢、代打・小窪の連続タイムリーで同点。そして仕上げは堂林。いつもならクルクルするバットがこの打席では山口の際どい球をファール、ファール…。粘って迎えた8球目、見逃せばボールの低目の難しい球をセンター前に弾き返し逆転タイムリー。

 
 最後はミコが締めたが、何よりも横山の勝利投手が嬉しい。「一岡が戻ってくるまでは」とか「戸田や中田ががんばっていたので」と言うコメントが横山の人柄を思わせる。
 ペナントも残り40試合。横山には満身創痍の体にムチ打ってもらって、若手投手陣に対し経験と投球技術で引っ張っていってほしい。ある意味誰よりも「優勝」を欲しているのは20年目のベテランかもしれない。ここにきての加入は頼もしい。


53勝49敗2分