明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

強硬策が裏目

2014-08-09 08:47:53 | 2014年
8月8日(金) 大阪ドーム
広島 5 - 7 阪神
●前田(9勝5敗)、中田、小野
本:キラ(11号)

 
 最大の山場は7回表の攻撃。先頭の石原がヒットで出塁すると、終盤で1点ビハインドの場面にもかかわらずマエケンをそのまま打席へ。100球には到達していなかったし、マエケンならある程度長いイニングを投げてほしいし、この選択はこれで良い。
 ただし、代走の赤松を送ってまで勝負に出たにもかかわらず、マエケンに出したサインはバスター。しかもエンドランはかかっていない。結果はピッチャーゴロで最悪のゲッツー。これでほぼ勝負は決した。何の為にそのままマエケンを打席に立たせ、赤松を代走に出したかを考えたらとても悔やまれる攻撃だった。
 さらに追い打ちをかけるように2死となって1番の天谷は初球を打ってピッチャーゴロでチェンジ。マエケンが休む間もなく攻撃終了。
 プロの投手がちょっと塁間を走ったくらいで次の回の影響するか、なんて関係ないと思っていたが、最近の傾向を見ていたらそうでもなさそう。ましてやマエケンはゲッツーで「やってしまった」という気持ちが強かっただけに。

 こうなるとその裏に点が入るのは野球のパターンからしてほぼ間違いない。エルの後逸も絡んで阪神に一挙3点を奪われる。そしてまたしても中田の登板。今中田に欲しいのは「配置転換」での敗戦処理ではなく「休息」。何度も言うがこれでは潰れる。潰れた?今村の二の舞にだ。今年だけでなく、来年以降も中田は野球人生は続くのでその辺も考えて起用してほしい。その中田もこの流れを止めれずに失点。

 その後カープはキラに2ランが出て追い上げるが、これも野球のパターンで「あの時のエラーがなければ…」となっても後の祭り…。だいたいこんなもの。

 7回の攻撃。マエケンがバントを決めたからと言って点が入ったかどうかはわからないが、これほど無様な試合にはならなかったはず。
 

49勝46敗2分