初めに、ねこ次郎さんのコメントへの返答。 「ステーキを気軽に食べられません・・・・・」 島には食肉加工場がありませんので、肉牛はすべて宮古島に持って行きます。 したがって、多良間島で食べられる(購入できる)牛肉は船賃が加算された冷凍肉となります。 多良間島に焼き肉屋の看板はありません。 もっとも、夜、居酒屋さんや飲み屋さんらしき所に行ったことがありませんけど。
では、今日の本題。 かつての離島便は20人未満しか乗れない、小型のDHC-6型という旅客機でした。 島民の島外利用機関は船が主体でした。 時代が豊かさを求めて、早さ・便利さ・効率さ(必ずしもすべて比例しませんが)の要求から飛行機の大型化(比較級ですけど)に移行しました。 そのため滑走路の広さを求めて、石垣・与那国・南大東など、多くの離島で新空港ができてきました。 この多良間島も同様です。 そのため、かつての空港やそのターミナルは閉鎖されました。
かつての多良間空港ターミナルです。 島外へ人や貨物を運ぶ空の玄関口は、今では倉庫代わりに使われています。
その駐車場には「トライアスロン大会」の看板が。 この大会を主催していた「宮古広域圏事務組合」とは宮古島市合併前に宮古島の各自治体から集まった「連合公務員部隊」で、宮古島全体を盛り上げるための企画集団でした。 宮古島のためにいろんなイベントを考え出した彼らが宮古島トライアスロンを日本1の大会にしたと言ってもいいでしょう。 だから、1市3町1村の宮古島が合併して「宮古島市」となれたのです。
空港の滑走路も舗装がはがされて土が丸出しです。
こちらも・・・・・・いや、こっちには何かあります。 何かが並んでいます。
近づいてみると、かつての滑走路舗装を残して、ソーラーパネルが並んでいます。
発電実験か実際に電気を供給しているのでしょうか? どれくらいの電力効率があるのかは分かりません。 でも、旧空港はかつては島外に希望を求めて旅立つ場所でしたが、これからは島内に希望を持った生活を送れる社会資本整備の施設になってほしいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます