お彼岸が近づいてきましたので、実家のお墓参りに行きました。 お墓は京王線の芦花公園駅にある「長泉寺」というお寺にあります。 実は芦花公園の隣の千歳烏山には「寺町」と呼ばれるお寺ばっかりの町内があります。
関東大震災の際に被害の大きかった下町から引っ越してきたお寺さんたちがここにお寺を再建し、住み着いてしまったのが始まりです。
我が家の宗派は「禅宗」ですので、寺町とはちょっと離れたところに立っています。 禅宗のお寺自体はこの地では珍しいと住職のお坊様が昔言っていました。
昔は少々(だいぶ)荒れ寺で雨漏りがひどいため、檀家宗が寄付して建て替えたとの話を聞いています。
さて、山門をくぐり境内に行くと・・・・な、何だ、この近代的建物は?
昔法事やみんなの集まるボロい控え部屋がきれいな建物に変わっている!!
建物の脇には「なんだ、この車は? アウディではないか!」
坊さんはお盆の時期、この車に乗って檀家宗の家を回りお経を説くのか!!!
荒れ寺の象徴だった本堂がこんなにきれいになっている! くすんだ焦げ茶色の木造構造物が金色の輝きに近いほど綺麗になってる・・・・・・
「あの坊主め、寺を徹底的に綺麗にしやがった!!!」 穏やかな気持ちが何時の間にか裏返っていました。
でも、こじんまりした鐘付堂はそのまんま。 あいも変わらずに昔のまんまの落ち着いた姿。 この裏手にお墓があります。
清めの水も昔のまま、手押しポンプで井戸水を汲んで・・・・・
さー、心落ち着けて、お墓参りに行きましょう。
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