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製糖工場大忙し。

2013-02-20 19:18:33 | 多良間島にて

 サトウキビ刈りが真っ盛りの多良間島。 刈られたキビは製糖工場に送られて黒糖などに加工されます。 多良間島の製糖工場は1ヶ所です。

 

 「宮古製糖株式会社多良間工場」です。

 

 ただいま糖類の加工に大忙し。 工場の煙突から黒い煙がもくもくと出ています。

 

 加工場近くには「砂糖の素」である、サトウキビが山積みされています。 ・・・・・・キビの山に何かぽつぽつと白いものが見えます。

 

 クローズアップしてみたら「シラサギ」の仲間みたいです。 

 

 「サトウキビを摘んでいる???」 そんなことはありません。 サトウキビについている虫たちを摘んでいると思います。 じつは写真がありませんが、以前、多良間島でサトウキビ刈り後の畑をトラクターで掘り返し(整地:天地返し)ていたとき、その後をこのシラサギたちが掘り返した土にくちばしを突っ込み飛び・降りながら後を追っかけていました。 その時地元の人の話では、「掘り起こした土のなかの虫を食べている」と言っていました。 シラサギにとっても、キビの収穫時期は貴重なえさにありつける時期なのでしょう。

 

 遠くから見ても、工場の煙突は目立ちます。 工場の稼働時期は今の時期、3ヶ月程度です。 後は機械の点検修理など維持管理に当てられますが、最近では「バカス・バイオマス」の生産など、本来の製糖以外にも活躍しています。

 

 復帰直後、小さな離島にはクレーンや重機・大型トラックはあまりありませんでした。 それらの機械は製糖工場が所有していました。 だから、製糖期以外の時期では、港での荷物の積み卸し・機材運搬やちょっとした工事、それに機械修理などは製糖工場でやってもらっていたそうです。 製糖工場は”島の何でも屋さん”だったんですね。