NOBODY LOVES YOU

世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ

2016-04-17 | 変革・イノヴェーション

『角田理論の復活とパックス・ジャポニカ』
原田武夫です。おはようございます!
今朝のお目覚めはいかがですか?・・・というか、今や惰眠をむさぼっている余裕はありませんね!全てが動き出しています。
昨日は英語にてコラムを書いた「日本語人脳」を巡る角田忠信・東京医科歯科大学名誉教授の理論の復活。和文コラムで本日アップしました!
是非お読みください。
そして・・・拡散を。真実を一人でも多くの同胞へ。
天変地異で大変動となっている今だからこそ、真理を知るべきなのです。

 

http://haradatakeo.com/?p=62637

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1058466054224615


 

2016年04月17日

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

 

熊本で発生した大地震がどうやら活断層を東へ東へと進み始めていることが明らかになりつつある。まずはこれまで発生した度重なる地震の結果、不幸にして命を落とされてしまった皆様方に心から追悼申し上げると共に、被災地において不安な時を過ごしている皆様に重ねてお見舞い申し上げることとしたい。

このまま仮に活断層を辿って地震が進んでいくとなるとG7サミット会場である伊勢・志摩を含む地域が「危険地帯」ということになってくるわけだが、私はかねてよりこの公式ブログの場で「瀬戸内海こそが次の大地震の現場になる可能性が高い」旨、米軍筋の非公開情報をベースに分析を提示したことがある。今回の震災の起点となったのは熊本であり、その限りにおいては正鵠を当初から射ていたとは言えないので痛恨の極みであるが、今後のあり得べき展開可能性としては正にこのことが現実になるプロセスに他ならないということになるやもしれない。いずれにせよ、細心の注意で臨んで頂ければと思う次第である。

古来、私たちが生きていくにあたって最大のフレームワーク(枠組み)とは何かといえば、天変地異であった。そしてその天変地異は基本的に太陽と月を中心とする天体と、私たちの足元にある大地とのバランスによって全てが生じるのであり、そのことを中心に「これから起ることを可能な限りに適切な形であらかじめ把握すること」を目的として体系化されたのがいわゆる“神道”なのである。明治維新によって人造された国家神道以前の神道の事を「古神道」と呼ぶのであれば、古神道の真髄は正にその点にある。

古神道が体系化されたのは当然、我が国においてである。だが、そのことの威力を最も知っているのはもはや私たちではなく、海の向こう側に暮らす米欧の統治エリートたちなのである。したがって彼らは明治維新以降の展開の中で私たちの国・日本を徐々に追い込んで行き、本来であれば起こす必要のない大戦を起こさせ、やがて壊滅的な反撃を受ける立場へと追いやったのである。私たちは普段、戦前の「天皇ファシズム」を通じていわば発狂してしまった我が国は必然的に対米戦争に入っていたかのように学校教育で教えられている。しかし当の米国勢においては、“モノづくり”の担い手である人々を中心に、実はドイツ系=カトリック勢の国民が大勢いて、「日独伊三国同盟」を当然“敵視”し、対日参戦に踏み切るという論調が優勢ではなかったということを、賢人・徳川家広氏から最近の研究に基づくとしてご教示頂いた。いわゆる「近代化」を通じて、元来あるべきバランス感覚を失ってしまった私たちの先祖の一部が早まってしまった結果が、先の大戦を通じた壊滅的な事態だったというわけなのだ。

いずれにせよ大事なことは、元来私たちが自然(じねん)と未来に対する己のセンスとその体系として知見を集積してきた「古神道」の伝統を忘れる一方で、海の向こうの米欧勢の統治エリートたちはその知見を着実に己のものとしてきたということなのだ。そして今や彼らは彼らなりのやり方で、そうした天変地異に伴う「枠組みの変更」を己のものとする技術を手にしているものと見受けている。つまり決定的な瞬間がその意味で生じる前に、誰にも悟られない形でそれに向けた準備を整え、いざ事態が変わるや否や、あたかもそこで生じる重大事の次のフェーズでリーダーシップとなる人物に対して「既に恩義を売っている」ことを理由に関与していくというわけなのである。この新しいリーダーシップが最終的に優位になろうと、あるいは劣位になろうとそれはある意味どちらでも良い。大事なことは、これが彼らと全く無関係に独走してしまうことなのである。

他方、私はかねてよりこの場も借りつつ、「2016年4月後半をもって世界は大きく変転する」と述べてきた。なぜそうなのかというと、無論、この場を通じて仔細に述べることが叶わない一連の非公開情報を別とすれば、要するに「実質金利(=名目金利―インフレ率)のマイナス化」という中央銀行家たちが今正に行っているオペレーションがいよいよ本格化するのがこのタイミングだからだ。データ分析の“猛者”らが行ってくれている定量分析では実は「このタイミング」であるということは、何を隠そう、今年(2016年)1月の段階から分かっていた。

それでは何が起きるのかというと、他でもない「原油価格の上昇開始」である。全てのものが原油価格に紐づけられている今、それが不振であるからこそ、世界はデフレ気味なのである。ところがこれが一たび上昇し始めると事態は文字どおり”一変“するのである。マイナス金利政策によって極端に押し下げられた「名目金利」から、原油価格の上昇によって始まるインフレの本格展開の率を引くことにより、当然のことながら実質金利は日に日にマイナスとなっていく。そしてこれを通じて「カネを借りないリスク」を出現させ、全世界でイノヴェーションとアントレプレナーシップをスパークさせる。―――これが、米欧勢の統治エリートらが最後の賭けとして今、行わんとしていることなのだ。

その一方でここに来て大変気になる「事件」が起きた。去る2014年春に上梓した拙著「世界史を動かす日本」(徳間書店。ちなみにどういうわけか出版社の意向でこの本だけは早々に「絶版処理」されてしまった。真実を綴るということは現状、実に難しくなっているのがこの国の実態だ)の中で大きくとりあげた、いわゆる「角田理論」をやおら、米国勢が“科学的根拠があるもの”として認証する構えを見せ始めたのである。一体何が起きているのだろうか。

ここで「角田理論」とは何か、について全く知らない読者のために長きにわたって対外的には沈黙を守られてきたこの理論の開発者・角田忠信東京医科歯科大学名誉教授の最新著「日本語人の脳」(言叢社)より、その要点を簡単に引用してみることにしたい:

 

「最終的には、普通の日本人では母音に対しては左の脳が優位であり、純音やホワイトノイズに対しては右の脳が優位であることがわかった」(同第13頁)

「日本人の母音の処理方式が世界の言語圏とは異質で、この差が日本人の精神構造と文化の差の基底にあるという説には、欧米諸国からも猛反発があり、ドイツ誌は日本人優越論を主張する超愛国主義者でナチスの再来とまで非難され、私の説は理解されずに非難を浴びせられた」(同第15~16頁)

「先進国での執拗な反発のなかで、国連とフランス人は拙論に興味を持ち、数度にわたって、カナダ、欧州の各地でのシンポジウムに招待され、熱心な討議が続けられた。私も実験装置を所持してデモンストレーションを行い、次第に認められるようになってきた。国内では阿部公房氏、作曲家の武満徹氏、詩人の大岡信氏らが好意的な反応を示し、拙論に関心を持たれた日本のノーベル科学賞1号の湯川秀樹先生の京都シンポジウムにお招きいただき、拙論をテーマとした専門化会議でよくやったとお賞めいただいた。湯川先生が賞めることは滅多にないことだと伺って自信がついた」(同第16頁)

「その後の研究によって聴覚・視覚・味覚・嗅覚などの複雑な統合には一秒の存在が不可欠であることが確かめられた。・・・(中略)・・・東京医科歯科大で菊池良晃氏による加算脳波法によって言語音・自然音・機械音の聴覚刺激で生じる脳波の電位分布を表示して、正常者の角田法による左右差の特徴と正確に合致することが確認された。人の脳幹スイッチ機構というコンピュータの特徴の一つに太陽系の運行と同期して働き、また、起立した足下の地殻からの物率的影響を受けていることが注目される」(同上)

「人間は太陽系の一部として、完全に同調する宇宙とは切り離すことの出来ない無力な存在であることを痛切に感じる。こうして、見えない足下の地殻に異常なストレスが溜まると、その強度に応じて脳センサーには歪みが生じ、地震発生によってストレスが解消されると脳の歪は消失して正常に戻る現象が見出された」(同第17頁)

 

9歳まで完全なる日本語環境で暮らす者は、形質として“何人”であれ、ここでいう「日本語脳」になると角田理論では言うのである。そして非常に簡単に言うならば左脳で全ての音を処理するようになり、右脳では雑音や西洋音楽の音くらいしか処理しないようになるのである。これが「非日本語脳」では全く違うのであって、左脳では言語音(子音)、右脳では感情音(母音)を処理するのだ。―――それが全ての出発点となる。

ところがこの角田理論は未だコンピュータが発達していない頃、音源と物理的な手段のみを用いた通称「ツノダ・テスト」によって打ち立てられたものであるが故に、その後、脳研究では圧倒的に主流を占めることになったMRIの主導派から徹底して”非科学的“という批判を受けることになる。事実、MRIを通じた実験では角田理論が述べているような現象は検証出来なかったのである。そこでMRI派は「再現性がない虚偽の理論」と、角田理論を切って捨てた。それだけではない、もっといえばこの余りにも愚直なまでに真実のみを求め続けてきた角田忠信名誉教授を公然と罵倒し、アカデミズムからかなぐり捨てようと何度も試みてきたのである。

だが、真実は何ものにもまして圧倒的なのである。そしてそのことを父・忠信先生の背中から学び続けてきた御家族の結束が、そうした心無い者たちからの批判をはじき返して来た。とりわけ御子息の一人である角田晃一・独立行政法人国立病院機構東京医療センター臨床研究センター人工臓器・機器開発部部長はMRIを用いて何とか、この角田理論の「再現性」を確保出来ないかと試行錯誤を繰り返されてきた。

MRIによってこの再現性が確保出来ないのには理由がある。それは、あの機器から発する轟音を浴びると、不思議なことに「日本語人脳」は「非・日本語人脳」と同じ気質を示すようになってしまうのだ。つまり静寂の中においてこそ、日本語人は日本語人としての能力を最大限発揮出来るのである(我が国の文化が何故に「静寂」を重んじるのかがこれで御理解頂けるはずだ)。そのため、MRIによる再現性実験は絶対的に不可能であるかのように見えた。

しかし、である。テクノロジーの発展はやはり私たちを解放し、真実へと導いてくれるのである。我が国のとある大手メーカーが従来のような円筒の中を横臥した患者を入れていくMRIではなく、額に小型機器を装着し、基本的に音のしないMRIを開発したのである。私が上述の拙著を書き記すため、全くつてが無い中、まずは角田晃一部長の下を訪問させて頂き、その次にご自宅までお邪魔する形で角田忠信名誉教授から直接御指導を賜る栄誉に恵まれることになるわけであるが、まず晃一先生とお会いさせて頂いた時に同先生はこの画期的な再現性実験の結果を英語論文にまとめられている最中であったと記憶している。そして「父の名誉回復のために、何とかこの論文を権威ある米欧系の査読論文誌に載せたいと考えているのです」と大変熱く語って下さったことを今でも良く覚えているのだ。

そして、御苦労の甲斐があって今年(2016年)になってそれがかなえられたのである。査読論文誌「Acta Oto-Laryngologica」に掲載された角田晃一氏らによる論文「Near-infrared-spectroscopic study on processing of sounds in the brain; a comparison between native and non-native speakers of Japanese」であるが(同論文の全文はこちらからダウンロードすることが可能である)、その要旨を紹介すると次のとおりとなる:

 

「まとめ:この結果から、“日本語を母語にするもの”と、“日本語以外を母語にするもの”では自然音、特に“虫の声”の処理が異なる傾向にあり、このことは1970年の角田(註:忠信)の学説を強く支持する結果となった」

「目的:音を聴取させたときの、”虫の声“が”言語脳“と”音楽脳“どちらの脳で優位に処理されるかを赤外線トポグラムで検証した」

「方法:左右の優位差を判定するため、2チャンネルのNear Infrared Spectroscopy (NIRS)を用いて“日本語の朗読”、”西洋音楽(バイオリンの演奏)“、”虫の声(コオロギの鳴き声)“を聴かせて左右の脳の血流変化を観察した。日本語とバイオリンの音が、それぞれ言語脳と音楽脳で分離できた33例の被験者について、虫の声がどちらの脳で処理されるかを分析した」

「結果:日本語を母語として育った被験者の80%が“虫の声”を言語脳で、日本語以外を母語として育った被験者の62%が虫の声を音楽脳でそれぞれ処理している事が明らかになった」(同第322~323頁)

 

無論これをもって壮大な角田理論の全てが“米欧流”に検証されたわけではない。しかしかつて行われたようなそれへの、とりわけメディアの主(「評論家」「科学ジャーナリスト」ら)による罵倒には全く根拠が無かったことがこれで明々白々になったのである。これらの者たちは今すぐ、この場で角田忠信先生に謝罪をすべきだ。無論、我々と同じく「日本語人脳」の持ち主であり、かつそのことに誇りを感じているという意味で生粋の「日本人」であることがその大前提であるわけだが(魂を売ることで己だけが、とりわけ1990年代以降の「マスメディアの崩壊」の中で“よろしくやってきた人物”たちはこの範疇に当然入らない)。

しかしそのこと以上に大変気になることがあるのだ。それは「なぜこのタイミングで米国勢は角田理論を公的に認めるに至ったのか」という現象面でのポイントである。偶然のように思われるかもしれないが、決してそんなことはあり得ない。なぜならば米欧勢の統治エリートらによる全世界に及ぶ言論コントロールは、とりわけインテリジェンス機関の世界を知っている者であれば先刻ご承知のとおり、正に「蟻の一穴すら許さない」レヴェルで行われているものだからだ。そして彼らは明らかにこれまで「角田理論を抹殺する」方向で動いてきたわけであり、それがここにきて突然の方向転換が行われたとなると、当然のことながら重大な理由が横たわっていると考えざるを得ないのである。

この点について卑見を申し上げるならばこうなる。―――上述のとおり、「実質金利のマイナス化」によって全世界でイノヴェーションを引き起こし、新しいマーケットを無理やりでも創り上げることで需要を喚起し、グローバル経済に最後の救いの手を差し伸べようというのが米欧勢の統治エリートによる基本戦略なのである。そして実のところ、そこでいうイノヴェーション、すなわち根底からの「変革」の対象には何を隠そう、世界における支配的言語(Lingua franca)も入っているのである。つまり英語が享受している現在のその地位に関わることである。無論、私はこのことを憶測で言っているわけでも何でもない。確たる非公開情報に基づきここで申し上げている。

今年(2016年)に入り、米国勢を代表する大学研究機関であるマサチューセッツ工科大学(M.I.T.)において学長主催の定例ランチ会合が開かれた。この会合には同大学を代表する名だたる研究者(教授)らと、それを支えている米有名企業家数名(ビル・ゲイツら)だけが招かれることになっている。ところが実のところ、学長の次の席次(2番目)は我が国の本当の”権力の中心“とも直結する人脈に属する人士の指定席なのである。その人士から、必要なところに必要なタイミングで、かつ必要な形でこの非公開情報はもたらされている。

それではこの定例ランチ会合では何が話されたのだろうか。―――2000年に全米で生まれた赤ん坊たちの中で、I.Q.が最高レヴェルのもの100名ほどが特定され、完全に隔離された環境で生育されている。どのような意味で隔離されているのかといえば、「英語環境」ではないという意味で隔離されているのである。彼らはその代りに、完全なる「人造言語」によって教育され、英語はしゃべることが出来ないように育てられているのだ。そしてこの、文字どおり全米のベスト・アンド・ブライテストの子供たちは今や16歳なのである。18歳になって成人していくのは目前である今、「どの様にして彼・彼女らを外界に公開していくのか」が実のところこの定例ランチ会合のテーマだったというのである。

“このこと”が持つ意味合いがお分かりだろうか。TOEICやTOEFLだなどと私たち日本勢の中で未だに「英語産業」が大騒ぎしている中、何のことはない、当の米国勢のエスタブリッシュメントたちは全くそれとは異なる人造言語によってトップ層を育ててきたのである。そして今後、この「世界に冠たる知性」らとアクセスしたいというのであれば、私たちは漏れなく、この全く新しい人造言語をゼロから学ばなければならないのである。無論、通常のレヴェルでのやりとりは「英語」で叶うであろう。だが、支配国家アメリカとコンタクトしたいということになれば、もはや英語では叶わないというわけなのだ。その結果、全世界の言語教育が根底からの変化という意味での変革を余儀なくされ、それに促される形で全てが変えられていくことになるのである―――。

私はこの非公開情報に触れた瞬間、すぐさま「角田理論」を思い出した。なぜならば日本語とポリネシア語を除き、それ以外の言語は母音・子音の発話構造から脳の育成がある型式で促される結果、全く同じ気質の脳を創り出すからである。となると、マサチューセッツ工科大学の古老たちが件の人工言語を創り上げるために参考にしたのは、その後のインパクトを考えても「日本語」であったと考えるのが至極妥当なのである。しかし彼らがこの極秘プロジェクトを成し遂げる遥か前に「日本語」のこの意味での圧倒的な優位性を理論化しようとした男がいた。角田忠信名誉教授である。それは彼らの目から見ると、決して許されることではなかったのである。そのためアカデミズムにおいて徹底した迫害を加え、その理論を亡きものとせんとしたのである。

ところがである。ルバング島に独り残され「戦い」を続けてきた小野田寛郎少尉のように、いかなる圧迫にも耐え、角田忠信先生はもくもくと自宅研究室で研究を続けられてきたのである。”光“が見えてくるその時だけを待って、である。そしてついにグローバル・マクロ(国際的な資金循環)が織りなす世界史の流れの中で根負けをしたのは米欧勢の統治エリートの側だったということなのである。なぜならば最後まで屈しなかった以上、角田理論をむしろ用いることによってこの「人造言語」の優位性をも語らしめる方がかえって彼らにとって都合が良いからだ。そのため、まずは分かる人には分かるように、まずは曙光が発することを許したのである。これが正に今現在進行形となっている展開の本質である、と私は考えている。

その意味で決して油断してはならないのである。我らが日本勢の真理への到達能力という意味での圧倒的に優位な能力を、彼らは窮極のところ、決して許しはしないからだ。その意味で本当の「戦い」はここから始まったのである。「日本VS.それ以外全て」の戦いである。そしてその中でいよいよパックス・ジャポニカ(Pax Japonica)は打ち立てられていくことになるのである。―――いよいよ”その時“が始まったのである。各位、心構えは良いであろうか。自問願いたい。

 

2016年4月17日 東京・仙石山にて

原田 武夫記す

 

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

http://haradatakeo.com/?p=62637


 

かつては湯川秀樹(故人)が絶賛し、ノーベル賞を受賞するとまで言われた理論。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/17a6fd801414b074871102f31421e8f2

 


 

従前より、米軍筋からの非公開情報をベースに「次回の大地震は震源が西である可能性が高い」との分析をご提示しておりました。もっともその段階では「瀬戸内海」というのが米軍筋の見解でしたので(箱根の噴火の後、鳥取での地震が起き、その辺りに震源の可能性が移った)、それを基本的に披歴したわけですが、実際には更に西であったわけです。この点、どうもグローバル・マクロや地政学リスクばかりに目を奪われていたせいで、最近おろそかになっておりました。深く反省しております。

 

『熊本大地震、そして急性ウイルス性腸炎』

https://www.facebook.com/iisia.jp/photos/a.498926340178592.1073741828.497706833633876/1056920191045868/?type=3


 

米インテリジェンス情報に基づく地震可能性分析、アップデートしました。
まずは・・・英語コラムにて。公式ブログにアップ。

”ずれた”ようです。

 

『瀬戸内海が次のターゲット』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/963418960395992


 

いよいよか。。
とダジャレを言ってる場合ではなく。

伊予灘の方まで震源が移動してるようですが。

 

 【続報】伊予灘まで揺れだす

http://golden-tamatama.com/blog-entry-2338.html


 

あっ。。。。徳島までが。。。

地震発生、です。

ついこの間は伊予灘でしたが。
着実に東へ、東へと向かっている。
活断層を辿って。

これで伊勢志摩まで行ってしまったらどうなるのか?
日経平均は下がるが、ダウは上がるという状況。

 

『徳島で地震が!!!』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1059792287425325


 

「これまで何度か言って来たとおり、米軍は地震発生の72時間前に極めて正確な形で、一体どこでどれくらいの規模の地震が発生するのかを特定する能力を持っている。2011年3月11日に発生した東日本大震災の際にもそうであり、当時の民主党政権に対して事前通告をしたが全く聴く耳を持たれなかった。そのラインから昨日、10月後半から11月にかけて首都直下型地震が発生する危険性が極めて高くなっていると聞いた。私はこの研究所を率いる立場にある者として、2011年3月11日とその後に何が起きたのかを念頭に起きながら、まずは所員の皆さんの安全と雇用の維持を念頭に準備を進めていきたいと思う。まずは命あってのことなので各位におかれても心の準備と物理的な準備の両方を進めてもらいたいと思う。ただ、大切なことはいかなる天変地異が発生するとしても、『その後』に役割がある人は必ず命を救われるということだ。自分自身がいかなる役割を果たすことになるのかも是非、一人一人イメージしておいてもらいたい」

 

首都直下型大地震とルシファー

http://haradatakeo.com/?p=59906


 

「戦後日本で大地震は常に、自民党が政権の座についていない時に起きてきた。偶然かなぁ・・・」

逆に言うと。
自民党がど真ん中で政権についている時に大地震が起き、どのみち大失態となったらば・・・我が国に政党は残るのでしょうか?

 

「戦後日本で大地震は常に、自民党が政権の座についていない時に起きてきた。偶然かなぁ・・・」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/da53f470137355944ea62e8f527d28ce


 

●日本銀行による異次元緩和によって通貨、すなわち陰陽五行説でいう「水」が極限まで増えてしまっている。たとえていうならばこれが決壊してしまった場合、我が国社会は大洪水に巻き込まれることになる。すなわち「ハイパーインフレーション」である

●そのためこれを抑え込むには「水克火」あるいは「土克水」の原理を使うしかなくなってくる。ここで「火」とは要するに戦争経済へ移行することを意味している。他方で「土」は我が国の国土が甚大な被害を受け、激変を蒙ることを意味している(激甚災害)

●日本国憲法が当面の間維持されることは自明であるため、「火」すなわち戦争経済による問題の抜本的な解決はあり得ない。他方で米欧をはじめとするそれ以外の世界各国は憲法上のこうした制約を一切受けることがないため、同じく量的緩和による悪影響を打開すべく戦争経済へと一気に移行していくことになる。その結果、逃げ場を失いかけた「水」=マネーは我が国に怒涛のごとく流入することになる。それによって我が国はバブル(「日本バブル」)の本格化を迎えるが、しかし何もしなければハイパーインフレーションになるという状況そのものに変わりはないのである

●そのため、我が国はますます窮地に陥ることになる。すなわち「何も起きなければ」ハイパーインフレーションに陥らざるを得なくなるのである。だがそこで人智を越える展開としての激甚災害が発生すれば状況は一変する。想定されるべきは「太陽嵐」から始まり「南海トラフ大地震」「富士山大噴火」に至るまで我が国の国土を一変させる事態である

 

なぜ今「天皇主権説」再考なのか・その4

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/0d59a985eb861fc8528d6b1a0ec182a7


 

米欧の統治エリートの発想法~彼らは何を考えているのか?

 

原田武夫WhiteboardSeminar

http://haradatakeo.com/archive3


 

しかし・・・。
この大前提が変わったらどうですか?
世界の本当のスーパーエリートたちが、自分自身だけの言語を実は英語以外に喋っているという状況が到来したら??しかも既存の言語ではない、全く新しいもの。だから、これに習熟しているのは特定の選ばれている人たちだけであるという状況が二十年近く前からプログラムとして始まっているとしたらば??

 

『英語が共通言語でなくなる日』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/996435333761021


 

これで、私が2014年に刊行した「世界史を動かす日本」(徳間書店)で書いた構図、すなわち:
―太陽活動が激変
―北半球では寒冷化が進展(除:北極圏)
―人体の免疫力が著しく低下
―経済がデフレ縮小化
というシークエンスが、現実であることがお分かりになられたのではないかと思います。

ちなみに。
あの本、徳間書店さんは何と!「絶版」にしてしまったのですよ。
是非、皆さんから徳間書店の編集部に電話をかけて「再版してくださいよ、今こそあの本が必要なんだから!!」と週明け言ってくださいませんか?
100本かかってきたらばさすがのR編集局長も動くでしょうから(笑)

 

『いよいよ真実を明らかにする。』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1012138398857381


 

世界史を動かす日本 これからの5年を迎えるために本当に知るべきこと 原田武夫/著

http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198638016

 

お問い合わせ

http://www.tokuma.jp/info/contact01.html


かつては湯川秀樹(故人)が絶賛し、ノーベル賞を受賞するとまで言われた理論。

2016-04-17 | 変革・イノヴェーション

『遂に世界は角田理論を認め始めた!』
原田武夫です。こんにちは。

”日本人脳は西洋人脳と違う。日本語で育つと、右脳左脳が全く西洋人とは異なる形で形成される”

いわゆる角田理論です。1980年代まで一斉を風靡したものの、その後完全に抹殺されました。無論、誰によってかはわかりますね?日本人を貶めることによって利益を得る一群からです。

しかし…
今リベンジが始まりました。
お父上の志を継いだ晃一先生の論文が査読論文誌に遂に掲載されたのです。

いよいよです。
始まります、Pax Japonica!

 

4月14日 21:03

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1057201014351119


 

 


 

『忘れられた角田理論が復活:そしてパックス・ジャポニカへ』
おはようございます。原田武夫です。
今日は日帰りにて大阪出張。さっくりと行ってまいりますが、その前に。
昨日もお伝えしたとおり「日本語脳」の角田忠信先生の理論、遂に復活、なわけです。

「日本人が特別な存在であり、日本文化やその社会の在り方が特別なのは、日本語のおかげである。日本語を14歳までの生育環境で使用するからこそ、左脳で論理と感情の両方を処理する非常にユニークな脳構造が出来上がる。ポリネシア語を除けば、この特徴は他言語では一切見られない上、日本語教育がなぜ重要なのか、その理由もここにある」

かつては湯川秀樹(故人)が絶賛し、ノーベル賞を受賞するとまで言われた理論。
ところが1990年代に入り、いわゆる「ジャーナリスト」「評論家」(立花Tとか、田原Sとか・・・いつもの面々。背後もまた明らか)が徹底して糾弾し、叩き潰しました。
しかし、角田先生は今でも千葉にある自宅兼研究室で奮闘されていらっしゃいます。
そしてその御子息である晃一先生の論文が、ついに米国の査読論文誌に掲載されたのです。
これは・・・「事件」です。

まずは土曜日ですので英語ブログにて掲載。
こちらをご覧ください。

いよいよ・・・パックス・ジャポニカ、なのです!
共に、戦いましょう!!明日の、平和と幸せのために。


http://haradatakeo.com/?p=62632

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1057736917630862


 

The Time for Revenge Has Come: Dr. T. Tsunoda’s Theory on Japanese Language Brain

 

 

The Time for Revenge Has Come: Dr. T. Tsunoda’s Theory on Japanese Language Brain

http://takeoharada.com/2016/04/15/the-time-for-revenge-has-come-dr-t-tsunodas-theory-on-japanese-language-brain/


 

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/2dfda83315e601500f86a33199c781c6

 

角田先生が語った「日本語脳」への回帰が今、求められています。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/100f3d5c0c3d2b76223bef8132b36a2d

 

「日本人の心」を形作るのは他ならぬ“日本語”である

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/c814517138a4e76bbe48ef1bf48fd9e7

 

中途半端なグローバル教育に煽られて幼年期に英語を教えるよりも、しっかりとした"日本語脳"を育てるべきだ

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/07d62459f50fcbf244d9e0906139f985

 

「日本語を子供時代に習った人たち」がこれからの世界を創っていく可能性を持っている

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/6046228b71afeb8fbce9302991e96ed2


安倍晋三総理大臣への公開書簡・第二信。 (*是非、心ある全ての皆様に拡散願います!)

2016-04-17 | 変革・イノヴェーション

『安倍総理への公開書簡、第2信。』
おはようございます。原田武夫です。

今朝の東京は雨模様。ちょっと曇りになるかなぁとは思っていたのですが・・・
残念ながらジョギングはお預け、ですね。

そのような中、今、公式和文ブログでアップ致しました。
「安倍総理への公開書簡、第2信」です。

総理にも当然、伝わる形で流しております。
これで改めなければ・・・終わりでしょう、全てが。

*是非、心ある全ての皆様に拡散願います!

それでもなお・・・心穏やかな日曜日を。
合掌。

 

http://haradatakeo.com/?p=62456

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1048430515228169


 

2016年04月03日

安倍晋三総理大臣への公開書簡・第二信。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

 

前略

安倍晋三内閣総理大臣殿

前回、私がこの場を借りまして貴職に対し公開書簡を発出してより、早いもので5カ月余の月日が経ちました。国内外で困難な情勢が更に山積する中、公務に勤しまれている御様子、日々拝察しております。

しかしながら、正直に申し上げて事態はあの時よりも遥かに悪くなっております。なぜならば貴職に率いられた(無論、これはあくまでも名実共に貴職に本当のリーダーシップがあっての話ではありますが)我が国政府が余りにも稚拙な手ばかりを打ち続けており、しかも状況はもはやあと一歩で修復がつかないところにまで到達してしまっているからです。

そうした状況を打開すべく、貴職は1期目の時とは比べものにはならないほどある意味老練なやり方でこれまで対処して来られております。簡単に言えば、自らに関わろうとする全員に対して「気を持たせる」という手法です。最終的に決定する権限が自らにあることをちらつかせながら(実際には全くもってそうではないわけですが)、貴職に次々にアプローチして来る人士に対し、別の人士の能力の無さ、彼・彼女らに対する不満をそれとなく囁きます。すると、これまでの失地を回復出来るのではないかと言われた方は早とちりし、貴職のために力を尽くすというわけです。しかしそれでも、貴職をこれまで育て上げた「経済産業省利権グループ」を別とすれば、貴職は本当のところ、全く耳を傾ける気はないわけです。そして無情にも今度は別の人士へと甘い囁きを行い、再びこのシーソーゲームを繰り返すというわけです。

その結果、我が国のベスト・アンド・ブライテストが集められ、本来ならば国内外からの圧力に屈することなく真に中長期的な観点から(このことがイコール、我が国の本当の”権力の中心“の御意向であることは、貴職も先刻ご承知のとおりです)我が国の平和と安定を支えることを任務として課されるべき官僚集団を徹底的に蝕んでおります。そもそも貴職のところに辿りつくまでに良心ある官僚たちは(元来は「謀反の気」が自らあった)菅義偉内閣官房長官のところで罵声を浴びせられ、諫言などする余裕を全く持ち合わせなくなっています。その結果、貴職との関係では「公設秘書」というルートで絶対的な意思疎通のチャネルを確保している件の「経済産業省利権グループ」の極めて偏った声だけが通るようになり、貴職の決定を事実上、事前決定するようになってしまっています。

それでもなお、「結果として国民にとって良し」ということであれば良いのかもしれません。危機にあって衆愚制を徹頭徹尾避け、ある種の「独裁」へと回帰することは、ローマの昔から常道であったからです。もっともそれが許されるのは、自らが真に天と向かい合い、それとの対話を通じて真にあるべき道を突き進まんとする時のみです。己の既得利権を守ろうと、それらしい論理を振りかざしては貴職を丸め込み、包括的な承認を得ようとする君側の奸に日々翻弄されているようでは、全くもって話にならないのです。

そのことが正に露呈したのが、先に行われた国際金融経済分析会合に招かれたポール・クルーグマンNY大学教授による、議事録全文のリークという大スキャンダルでありました。当然のことですが、これはポール・クルーグマン教授の趣味や嗜好でなされるべきことではありません。そうではなくて、同人をその立場にあらしめている米欧勢の統治エリートたちがすさまじい不満と不信を貴職と我が国に対して抱いているということの露骨な表現が、今回のリークの背景にあることを今すぐ理解しなければならないのです。

2012年12月、貴職が第2次政権を樹立させた直後の翌2013年4月に、米欧勢の名だたる銀行セクターのリーダーたちが我が国へプレイヴェート・ジェットで続々と飛来したことについては、貴職も報告を受けていると思います。その際、彼らは「アベノミクス」と言われつつも、実のところ金融通でも何でもない貴職には面会を求めず、麻生太郎財務大臣、黒田東彦日本銀行総裁、そして我が国3メガバンクの頭取たちと次々に面会したのでした。その時の彼らの関心はただ一つ。「日本は一体何をしたいのか」ということだったのです。それもそのはずでしょう、何ら事前通告することなく、為替の切り下げを強行したのですから。

しかしこれに対して、面会を受けた我が国の全ての者たちによる答えは全くもって不明確なものでした。それもそのはず、彼らは貴職以上に、「なぜこんなことを始めるのか」について説明を受けて来なかったからです。我が国においては震源地が不明確なまま、「気」で政策が形成され、実施されていくことがしばしばあります。「アベノミクス」は正にその典型であり、ともあれ株高の中で政権浮揚の気配を敏感に感じ取った貴職はあたかも自らがこれを企画立案したかのような顔をして、これを推し進めようとしたのでした。

数少ない心ある諫言者が既に貴職に耳打ちしているものと拝察致しておりますが、元来、それまでの流れは我が国を事実上のデフォルト(国家債務不履行)へと自律的かつ意図的に陥らせるオペレーションであったはずなのです。なぜならば、そうすることによってのみ、1945年8月15日の屈辱的な敗戦の後、「100年間」にわたって課せられることになった我が国の主権、とりわけ通貨高権に対する事実上の制限が一切取り除く契機が訪れるからです。具体的に申し上げるならば、米国勢は我が国から国富を自由自在に100年の間、奪う権利を獲得したと誤解した。しかしその実、米国債の購入を我が国が義務付けられるということはイコール、我が国自身が「予期しない破綻」(無論、これは「演出」なわけですが)を演じた時、米国勢もまた破滅に追いやられることを意味しているのです。しかしそうした仕組みが出来上がるためには、実に70年という月日が必要であった。御自らは「象徴」という座にあらせられつつも、それにヒトとしてつながり、その御意向に基づいて動く官民の真に有能な人士たちによって、この「対米奸計」は着々と推し進められてきたのです。正に臥薪嘗胆の時がこれまで、であったのです。

そしていよいよ程なくして「その時」が訪れようとしていることが判明したのが2012年のことです。我が国の誇る太陽観測衛星「ひので」がいよいよ太陽活動の不可逆的な異変を観測するに至りました。すなわち、この瞬間に世界はもはや後戻りすることなく、とりわけ北極圏を除く北半球においては強烈な寒冷化が進むことが明らかになったというわけなのです。これは我が国にとって千載一遇のチャンスなのでありました。

なぜか。―――我が国だけが事実上のデフォルト(国家債務不履行)へと陥るのであれば、我が国は国際社会において非難の的になるだけであり、もはや救いを求める先がなくなってしまうからです。その時、我が国は徹底的に貶められ、もはや民族として笑いものにされるだけとなることでしょう。しかし、事態が人智を越えた世界によって引き起こされるとなると話は全く別なのです。すなわち北半球、とりわけこれまでの文明の中心であった米欧勢の首都において大変な寒冷化が進むことこそがこれから起きる経済の異常なほど早い縮小化(最終的には強烈なデフレ)の理由になるのだとすれば、そしてその影響で我が国が真っ先に財政破綻を演じることが出来るのだとすれば、話は全く変わって来るからです。

思えば我が国が公的債務残高を悪戯に積み上げてきたのは、こうした一撃必打の時に向けてチューニングをしながらも、いざ「その時」となればもはや手の付けられないほどのスピードで事態が進むようにするため、だったのです。我が国の日本銀行は、貴職に対して「それ」とは分からない形でいよいよ導火線の火をつけました。それがマイナス金利の発動です。貴職は必ずやその真意を理解することはなかったでしょう。しかしこれが明らかに米欧勢の統治エリートたちの完全なる不信を呼ぶ決定打になっていることは、先般、都内で講演を行ったマーク・カーニー英イングランド銀行総裁の発言からも明らかです。彼らは気付いているのです、我が国の本当の“権力の中心”が一体何を画策されていらっしゃるのかということを。

名目金利を「マイナス金利」によって引き下げる。その一方で金(ゴールド)、原油、さらには非鉄金属などあらゆる商品(コモディティー)価格の高騰を招くことでインフレを本格展開させる。名目金利からインフレ率を引いたものが実質金利であり、それをこうした措置を通じて「マイナス化」させる。―――確かにそう説明を受けた貴職は、それによってカネを借りやすくなり、我が国国民が奮ってアントレプレナーよろしく、事業を興し、大いにイノヴェーションを進めて行けば良いのではないかと理解したはずです。「産業振興」を表向きは掲げている「経済産業省利権グループ」の言葉は実に巧みでしょうから、貴職は心から納得したはずです。

しかしこれは本当の理由ではないのです。結果としてそれまでの温暖化する世界におけるインフレ誘導経済に基づいた社会構造に慣れ親しんだ私たちは、結局こうした思考の枠組みを打ち壊すことが出来ず、イノヴェーションを成し遂げることは出来ないわけです。その結果、悪戯に時間だけが経ち、インフレ率がひたすら上昇していく。となると、ある段階から名目金利を引き上げないと、ということになってくる。なぜならばさもないと本当に手が付けられないインフレになるからです。そのため、いよいよ日本銀行は金利の引き上げをせざるを得ないと公言するようになる。

その結果、我が国においては敏感に潮目を感じ取った国内外の機関投資家たちや、“越境する投資主体”たちの素早い動きにより、長期金利が急騰してしまうのです。やがてそれは止まることを知らない勢いとなり、我が国は長期金利が1パーセント上がる度に国債の利払いが10兆円ずつ増えるという大変な事態に巻き込まれることになります。その結果、最後の時がいよいよ訪れることになります。―――事実上のデフォルト(国家債務不履行)です。

無論、米欧勢の統治エリートがその後に我が国が「そのようなもの」として明確に述べずとも密かに推し進めていく「真の主権回復」に向けての動きをあらかじめ察知していないはずもありません。彼らにとってこうした詰将棋を始められた我が国の本当の“権力の中心”に対抗出来る手段はただ一つ残されています。それは、史上空前のイノヴェーションを推し進めることです。1970年代から歴然とした資本主義の危機を乗り切るためにヴァチャール空間、インターネット、そしてデジタル・エコノミーを打ち出し、新たなマーケットを創出したように、いや、ある意味それ以上の規模とスピード感で轟然と米欧勢はイノヴェーションを程なくして始めていくことになります。端的に言えば、それは「これまでなかったこと」とされていたもののオンパレードです。弊研究所が接している非公開情報に基づき、貴職にはこの場を借りてその一端をお示ししておくことにしましょう。米国勢がこの場に及んで打ち出すもの、それは一つには「常温核融合(cold fusion)」であり、「トリウム溶融塩炉」です。

しかしそれでもなお、我が国の本当の“権力の中心”には勝ち目があるのです。突然、これまでのフレームワークを変える米欧勢の勢いに、我が国の産業を支えるいわゆる「大企業」はもはやついていくことが出来ないのです。実のところ、戦中末期から「いつ終わるか分からない経済戦争を戦い抜くため」に我が国の本当の“権力の中心”の思し召しにより、その簿外資産を大量に注入されて創られたのがこれら我が国の「大企業」たち(とりわけ製造業)であったのです。ところがそれらを既に我が国の本当の”権力の中心“がそのご加護の対象にされていないということは、2年程前からこうした簿外資産の表向きの出口である我が国最大の「ヘッジファンド」による資金注入の向きが大企業から(国内外の)中小企業へと変えられたことに端的に示されています。いずれにせよ米欧勢の突然のイノヴェーション攻勢に我が国の戦後大企業たちは全くついていくことが出来ないのは目に見えています。その結果、株価は大暴落となり、金融・経済は大混乱へと陥るわけです。当然、我が国の「財政破綻」が加速することは言うまでもありません。

総理、率直に申し上げましょう。貴職が怠惰であり、何もしてこなかったというつもりは毛頭ないのです。そうではなく、貴職は明らかにネポティズムに傾いた第1期とは全く異なる心持ちで今回は臨み、とりわけ我が国の「トップ・セールスマン」として積極的に我が国製品の売り込みを世界中に対してかけてこられた。そのことを私もよく知っております。しかし、問題は本当の意味での米欧勢の統治エリートの残虐さを知らない、ナイーヴな「経済産業省利権グループ」たちにのみ貴職が、これまでのファミリーとしての御縁とはいえ、頼りきってしまったこと。ここにあるのです。

貴職はロシアのプーチン大統領と「個人的な信頼関係」を持っていると自負しているはずです。しかし軍人・プーチンの側は全くそうではない。それどころか、怒り狂っています。なぜならば貴職が外遊する行く先々で、ロシア勢が密かに全世界で築き上げてきた経済利権を潰す動きを見せてきたからです。しかも「事前通告」が何らかの形であり、表向きは見せずとも、テーブルの下でそれ以外の地域における利権の譲渡を行うといった交渉が実施されれば、まだ話は違ったのです。ところが浅はかな「経済産業省利権グループ」はまったくもってそうしたアドヴァイスを貴職に対して行ってこなかったのです。そのため、プーチン露大統領は苛立ちだけを募らせて行きました。

そして決定的となった貴職のある外国訪問が行われたのです。昨年(2015年)6月に実施された公式賓客としてのウクライナ訪問です。これでプーチン大統領は決意したのです。「安倍の率いるニッポンは敵国である」と

まさかと思われるかもしれません。しかし先般、プーチン大統領という「高度に政治的なレヴェル」で発言するのではなく、あえて「国防大臣」という軍実務レヴェルで北方四島における海軍基地建設を表明したのは、そうしたロシア勢の決然たる姿勢の表れだったのです。嘘だと思われるのであれば、防衛省情報本部のルートを用いて、米海軍に現在の北方四島周辺におけるロシア原潜の展開動向を照会されれば宜しいでしょう。「あの時」を契機に明らかに配置が変えられているのです。無論、我が国を「敵国」とした配備へ、です。

森喜朗・元総理大臣がロシア勢から「もう来なくてよい」と通告されたのも全てこれと連関しています。ロシア勢は端から同元総理大臣が「意味のある人物」であるとは考えていなかったのです。しかし「それ以外にいない」からこれまでは日露のパイプ役としてあえて認めてきた。しかし事ここに及ぶと、もはや用済みなのです。哀れな森喜朗・元総理大臣は(結果として「財政破綻」により実施されることのない)東京夏季五輪を巡る一連のスキャンダルの責任をもなすりつけられる中、失意のまま自省の日々を送らざるを得なくなるはずです。無論、「対露利権」などというものに執着し続けたこと自体が、極めて重大な問題なわけですが。

総理。私は昨年(2015年)1月2日午後に貴職と差し向かいで面会した際に、きっちりとこう申し上げたはずです。

「ロシア勢との関係を改善されたいのであれば、金融面で苦境に陥っているこの瞬間しかない。金融協力を行うことについては、事ここに及ぶとロシア勢を救えるのは我が国しかいないことを知っている米国勢も今ならば承認すると言ってきている。このタイミングを逃されませんよう」

しかし、あの時、結局のところ、貴職はその「意味」がお分かりにならなかった。その代わりに対韓国金融支援といったある意味「些末な問題」についてのみお応えになられた。他ならぬあの時だけが、実はロシア勢が「窓」を開けた時だったのです。そしてそのことを、我が国の本当の”権力の中心“におかれてもじっとご覧になられていた。しかし結局のところ、貴職は動くことがなかった。「経済産業省利権グループ」と言う君側の奸からは、ロシア勢に対する経済支援を行うという別のプランを示されていたからです。そして一方ではユダヤ勢=アシュケナージ勢が仕切るウクライナ勢を訪問し、他方ではロシア勢が国威を賭けて開催している「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」に経済産業審議官以下、一大代表団を送り込み、それぞれに良い顔を見せることで何とかしようとしたのです。だが、それが決定的に甘かった。甘すぎた、のです。あの時、不肖私の言葉をお聞き入れになり、財務省・日本銀行に対露金融支援をしておけばよかったのです。そうすればプーチン露大統領の逆鱗は多少なりとも収まったはずなのです。

事ここに及んでは致し方ありません。もう手遅れです。程なくして貴職の「自民党」の同僚議員たちが対露経済利権を口実に実に醜悪な金銭スキャンダルに大勢巻き込まれていることが露呈します。御存じのとおり、「内閣総理大臣」である貴職であってもアンタッチャブルな東京地検特捜部が程なくして動き始めるはずです。この件は、本来ならば我が国の本当の”権力の中心“の思し召しに貴職が襟を正すことが昨秋以降にあれば、不問にふされても良いはずのことでした。しかし、結果的にはそう貴職は動かれなかった。しかるにもはや天誅しかないとの御決断が下されたのです。政治感覚だけは敏感に、と育てられた貴職はそれでもなお今の座に止まろうと、「衆参同日選」などという愚の骨頂を演じてまでして、これに抗おうとするはずです。しかしもはや事態は「民意」、あるいは「人智を越えない世界」のレヴェルではないのです。「人智を越える世界」での出来事が今、喫緊であるというのに、それを邪魔することはこの国の総理大臣たるもの、一切為してはならないことなのです。ところがその理を貴職は土足で踏みにじろうとした。その罰を、これから受けなくてはなりません。残念至極ではありますが、致し方ありません。繰り返しになりますが、「凍土壁」などという笑止な手段しか結局のところ、貴職の頼りになるはずの「経済産業省利権グループ」が打ち出せなくなっている件の「東京電力福島第一原子力発電所のトリチウム汚染水問題」も然り、実はあの時、昨年(2015年)1月2日に40分ほど相対峙させて頂いた瞬間に不肖・私が貴職に申し上げたことをこなされていれば、こんなことになるはずもなかったのです。

貴職の傍では、「次の総理」が既に米国勢からの声をかけられたのか、密かな笑みを見せ始めています。悲劇の時が訪れる前に、御自らの御決断を下されることを、この場を借りて進言させて頂きます。それがこれまでどういうわけか、節目である度にお目見えする機会を賜ってきた私が貴職のために今申し上げるべきことだと強く信じるからです。あらためて天を見つめ直されて下さい。そうすれば自ずから答えは出て来るはずです。

草々

 

2016年4月3日 東京・仙石山にて

原田 武夫記す

 

(*写真は産経新聞HPより引用)

 

安倍晋三総理大臣への公開書簡・第二信。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

http://haradatakeo.com/?p=62456


 

「東京五輪?絶対にやらない」 です。 是非お読みください。 だから・・・前から言っているのですよ。。。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/eb6c61ab764fe2196cdf86340e182f99

 

『なぜ彼は原発反対にこだわるのか?』

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/e6d30dd5eaf062fd18fd41007c0e2c0a

 

『残念だが、伊勢志摩サミットの議長は安倍晋三総理大臣ではない』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1018336431570911

 

安倍晋三総理大臣への公開書簡。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/1bb8c1f6b2ecb3c3554998c88558a136

 

さらば、ロシアよ! (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

http://haradatakeo.com/?p=58906

 

「普通の国」と時代精神(Zeitgeist)

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/b74b26da30cc0dc916cfb4bc53f8b7a1

 

太陽活動に異変!「ミニ氷河期」はやってくるのか? <サイエンスニュース>

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/fa5d09b002106f5958e0cf63b47e1f92

 



 

『要するに永田町がタックス・ヘイヴンであるということ』
原田武夫です。今朝はもう一つ。
安倍晋三総理大臣、珍しく答弁でしどろもどろ、です。
政治資金団体を経由すれば、要するに無税なんですよ。
パナマ文書どころじゃないですね。すごいシステム。

しかし・・・
我が国がデフォルトに向かっている今、そんなものが許されるわけがない。
これからみぐるみ剥がされます。
どこかの、ヤフオクで娘の入学式のスーツ買っていた知事みたいにね(笑)

いよいよきましたね。
もっとすごいことになります。
総理、辞任されるなら今ですよ。

合掌。


https://www.youtube.com/watch?v=6WAXYTuTxMc

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1079569948780892


 

 


 

衆議院予算委員会で安倍晋三総理の”遺産相続“が問題視

https://channelinfoblog.wordpress.com/2016/05/17/abe-6/


安倍晋三総理大臣への公開書簡。

2015-11-08 | 変革・イノヴェーション

『安倍晋三総理大臣への公開書簡』
おはようございます。原田武夫です。

今朝もいつものとおり(日曜日ですので)公式和文ブログをアップ致しました。

「安倍晋三総理大臣への公開書簡」です。

是非ご一読の上、拡散下さい。
あと2週間程度しか時間は残されていないと思います。

http://haradatakeo.com/?p=60502

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/954139207990634


 

2015年11月01日

安倍晋三総理大臣への公開書簡。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

 

前略 安倍晋三様

貴職の極近くにいらっしゃり、かつ真に心ある方々よりお力添えを得て今年(2015年)1月2日に都内にて40分ほど直接お目にかかってお話をさせて頂いてから、早いもので10カ月余の月日が経ちました。あの御面会は事柄の性質上、いわゆる「総理日程」には一切記載されていませんが、その際に交わさせて頂いた言葉の一つ一つを小生は今でもよく覚えております。

あの時、小生が注意深く言葉を選びながらお伝えしようと試みたことはただ一つでした。

 

「アベノミクスが真に救国のためのプログラムとなるためには、これまで造られてきたあらゆる利権の網の目を乗り越えて、イノヴェーションを推し進めるものでなければならない。そしてそのためのブレイクスルーは東京電力福島第一原子力発電所において依然として続いている未曽有の事態に対して、総理大臣自らが陣頭指揮をとり、真正面から対処することによって初めて得ることができる」

 

そして私はあの時、そうした方向へと貴職が舵を切られるのであれば唯一無二の武器となるべき我が国の草の根レヴェルから始まったイノヴェーションを御説明致しました。すると貴職はこう述べられたのです。

 

「これ、本当かい?本当に実現するならばすごいことだね。ウチの事務所には経済産業省OBが公設秘書として勤めているから。彼にきっちりとこのことは伝えておくよ」

 

総理、覚えていらっしゃいますか?

しかし、その後、これまでのところ全く何も、そう「全くもって何も」政府はこの技術(具体的にはトリチウム汚染水を分解することができる世界でただ一つの技術なわけですが)について支援しようとはしてきませんでした。この問題に精通しているはずのいわゆる政府高官たちが何もしらないわけではないのです。むしろそのほぼ全員が政も官も全て、「最後に問題解決をするにはこの技術を投入するしかない」ということを知っています。ところが上からの指示が無いため、一切動かないのです。

ちなみに申し上げるならば、この技術についてはあの会談の当初、検証、すなわち再現性の確認という意味で未だ問題があったことは事実です。また、(技術的な話になってしまい恐縮ですが)厳密な管理下におかれるべきトリチウム水での実験は行っておらず、その同位体である重水による実験のみが成功裏に終了していたのでした。その後、開発者たちは我が国でも有数の最高学府に付属する研究施設とのコラボレーションを完全に自力で実現し、ついには「純粋なトリチウム水を65パーセント減容化すること」にまで成功しました。「100パーセントではないのか?」と言われるかもしれませんが、科学者の皆様は全員知っているとおり、そもそも「65パーセント減容化」であっても人類史上初の出来事なのです。このことが如何に強烈なインパクトをグローバル社会全体との関係で持つのかは、縁あって小生がお世話になることになった我が国有数の検証機関である公益財団法人の理事長様が先般述べられていました。何かと閉鎖的な我が国アカデミズムや産業界のみならず、全世界の名だたる検証機関にネットワークを持っている御方です。ちなみにこの理事長様は小生に対してこうおっしゃられていました。

 

「まずは福島第一原子力発電所から日夜大量に発生しているトリチウム汚染水の処理のためにこの技術を用いるのが良いだろう。しかし本格的にその広範な応用可能性を全面開花させたいというのであれば、未だに解くことが出来ていない原子力発電を巡るバックエンド問題にこの技術を投入するのが良いと考える」

 

話を元に戻します。―――端的に申し上げるならば、「今のやり方」をもし御続けになるというのであれば、残念ながら早晩、貴職に対しては“選手交代”という天の声が降って来ると述べておきたいと思います。その理由は極めて単簡です。御母堂・洋子様が貴職の出処進退について必ずお伺いを立てるあの御方が、貴職の御仕事ぶりについて根本的な疑念を抱き始めているからです。御存じとは思いますが、我が国の天皇陛下、そして海の向こうの米国の真のリーダーシップとの間に立って「日米同盟」の根幹を担っている“あの御方”です。

なぜ疑念を抱かれるようになっているのかといえば、その理由は極めて単純です。2つあります。

 

1つは余りにも杜撰な「異次元緩和」を日本銀行が貴職の“アベノミクス”の一環として行われることにより、日本銀行自身のバランス・シートがもはや修復できないほど歪んだものになってしまったからです。なぜこのことが米国にとって重要なのかといえば、余りにもこのバランス・シートが歪んでしまうと、「米国が求める時には何時如何なる時であろうとも、求められただけの金額のマネーを米国に対して提供する」という我が国が戦後一貫して“日米同盟”の根幹として維持してきた役割をもはや果たすことが出来なくなるからです。それもそのはず、日本銀行としてマネーを米国ではなく、我が国政府に対して与え続けているのが異次元緩和なわけですので。「民間企業」という建前をとっている日本銀行には、この意味での借金に限界が自ずからあります。

したがって米国は徐々に、本来ならば「自分だけに尽くすはずの貯金箱」である我が国がそう遠くない将来にその機能を果たさなくなるのではないかと考えているのです。貴職もご存知のとおり、米国の連邦準備制度理事会(FRB)公開市場委員会(FOMC)はここに来て政策金利の引き上げを逡巡し続けています。本来ならば、すぐにでもこの引き上げを行って米国債へとグローバル・マネーを集めたいところなのでしょうが、それによって確実に生じるグローバル経済の混乱、とりわけドル建てで大量の債務を抱えてきたエマージング・マーケットの諸国の経済がそれで一気に崩壊することが必至なのです。それに巻き込まれることになる米国の頼みの綱はただ一つ、「自分だけに尽くすはずの貯金箱」である我が国なわけですが、その肝心の我が国が満身創痍でその機能を果たせないということであれば政策金利を引き上げることは米国にとって自爆行為ということになってくるわけです。

総理、ちなみに問題の根源は日本銀行による異次元緩和そのものにあるわけではないのです。問題はその先にあって日本銀行から大量のマネー供給を受けているはずの我が国の市中銀行たちが一切、民間の資金需要を探し当て、これを育てる中でこのマネーをそこに注入していくという、元来の「銀行業務」を行っていない点にあるのです。「中小企業へのマネーの集中的な配分とそれを通じた育成」という課題は、小生が属しておりますグローバル・ビジネス・リーダーたちの集まりであるB20における根幹ともいうべきテーマですが、そのことについて我が国を代表する銀行の集まりのトップ・リーダーであった方にお話ししたところ、はっきりとこんなお答えを頂きました。

 

「それは君、我が国で言えば信金・信組がやるべき仕事だよ。銀行じゃない。毎日、毎日、中小企業の現場に通っては社長の親爺さんたちの顔色を窺い、あるいはそこで会計をやっている女将さんの様子を見て来る。そんな努力を続けない限りは、融資適格なんていうのは分かりっこないのさ。僕らが若い頃はやっていたけれどもね。しかしそれはもう、銀行の仕事じゃない」

 

小生は様々な皆様のお力添えを得ながら、我が国のメガバンク、準メガバンク、そして地方銀行において産業人財の育成、とりわけグローバル人財の育成を広く行っています。そしてそこでまざまざと毎回思い知らされているのが、根本において不可思議な、「平成バブル崩壊」後の我が国銀行セクターの現場レヴェルでの在り方なのです。受講生である銀行職員の皆さんは、我が国経済の根幹であり、かつ本来ならば銀行セクターにとって主たるお客様であるべき中小企業のことを全く理解していません。いや、もっといえば自分たちと比べて何と粗野な経済活動をしているのだろうと唾棄すらしています。「中小企業の親爺たちが密に続けている世界的なイノヴェーションを見つけて、それに融資をすることによって共に伸びて行こう」などという気概は微塵も感じられないのです。

なぜならば、そうすることが行員としての「評価基準」に入っていないからです。その代りに全くもって意味不明な英語テストで点数を上げることだけを義務付けられています。なぜそうなのかといえば、「差し当たり売上が立っている海外の銀行をM&Aをして連結決算で本邦の本社につなげれば、右肩上がりを演出でき、株価を押し上げることができるから」です。そのためにとにもかくにも「グローバルごっこ」が出来る人財が欲しい、それに応じる行員たちには評価を高くしようという本末転倒な努力が続けられているのです。

しかし差し当たりは連結決算によって売上を引き上げることが出来るこのやり方が早晩破綻するのは目に見えています。なぜならば、国際的な資金循環の実態とそれが織り成して来た世界史そのものについて何ら教育を受けてこなかったのが「平成バブル崩壊」後の我が国のバンカー(銀行家)たちだからです。実は彼・彼女らは「国際金融資本」「ロスチャイルド家」といったそこでの基本ワードについてすら何も知らないのです。それもそのはず、フランスのロスチャイルド家の当主であるアレックス・ロスチャイルド氏に対し、総理ご自身が何度なくアポイントを申込んでいるにもかかわらず、残念ながら先方より断られ続けている現状に鑑みれば、一般国民レヴェルでこうしたグローバル社会における根幹的なことについて一切知られていないのは当然のことかもしれません(ちなみにお聞きになられているとは思いますが、同氏が貴職にお会いにならないのは「時間の無駄だから。何の意味があるのか分からない」ということだそうです)。

頼みの綱の市中銀行がこのありさまですから、日本銀行のバランス・シートは歪んだままなのです。そしてこの意味で貴職の“アベノミクス”の将来はかなり危機的になっていると米国の真のリーダーシップは考え始めているのです。それがまず第一点です。

 

そして米国が気にしている第二点目は、東京電力福島第一原子力発電所の現状についてです。端的に申し上げますが、米国が最も注目しているのは世上しばしば語られている「二号機」ではないのです。むしろ表向きは“特に問題は無い”かのようにマスメディアでは取り扱われてきた「三号機」こそ、その関心の的なのです。

端的に申し上げましょう。米国はその軍事技術を駆使することで、我が国政府及び東京電力が全く把握出来ていない「三号機の炉心がメルト・スルーし、どの深さまで地中に落ちていってしまったのか」を把握し始めています。そしてこれが公表された暁には、「フクイチ」の問題がこれまでの我が国当局が見せてきた対応のように、徐々に声を静めて行けばよいような代物ではなく、正に文字どおり「人類全体の存亡にかかわる問題」であるという事実が露呈し、私たち日本人が「なぜこれまでこのことを隠してきたのか」と万邦の人々から非難囂々となることを米国は今から知っているのです。

ある時から福島第一原子力発電所とその周辺では不可思議な霧が晴れることがなくなりました。その理由も米国は知っています。「二号機」のみならず、「三号機」におけるこうした決定的な事態の進展とその放置により、地下水だけでは足りず、施設周辺の大気中にある水分まで反応し始めてしまったということなのです。その結果、トリチウム汚染水は当初想定をはるかに超え、無尽蔵に産出されてしまっているのです。総理、貴職はこのことを必ずや既に知っているはずです。仮に知っていないのだとすれば貴職にこの最重要な情報と分析を知らせようとしない官僚集団をすぐさま解任すべきでしょうし、仮に貴職自身がこれを把握しているにもかかわらず「隠蔽」を指示しているのだとすれば、国民との関係において決定的な背信行為です。いずれにせよ誠にもって忌むべき事態ですが、小生は貴職に対する最後の望みとしてこの2つの内、最初の事態であることを辛うじて期待しています。

 

“アベノミクス”がこのままではもはや成り立たないことは、「三本の矢」としてそれなりに堅牢な経済・金融・財政政策を打ち出した当初の構想とは大きくかけ離れ、そのヴァージョン2.0では単なる精神論、政策コンセプトに堕してしまったことから明らかです。そしてそれに対する不信感が今や全世界との関係で漂っていることは、いかに「官製相場」を試みたとしても常に外資勢がこれを大いに売り崩す動きを見せるところより明らかなのです。それもそのはず、米国自身が以上述べた二つの問題、すなわち「異次元緩和によって歪が極端なところまで生じている日本銀行のバランス・シート」と「メルト・スルーによって人類史上未曽有の事態を引き起こしてしまっている福島第一原子力発電所3号機」に鑑みて、対日戦略の抜本的な変更も余儀ないという姿勢を見せ始めているからなのです。総理、貴職の下にはこうした本当のメッセージは届いているでしょうか。

察するに貴職に届いているのはこうした真のメッセージではなく、米国のほんの一部を構成するに過ぎない軍産複合体とそれに直結する人士による相も変らぬ物の見方なのではないかと思います。総理、年始の会談に際して、貴職は私に対してはっきりとこうおっしゃいました。

 

「私はオバマと交渉する気はないから。彼が体現しているのは米国のほんの一部に過ぎない」

 

本当はあの場で申し上げるべきだったのだと思います。「それでは総理がお考えになっている”本当の米国“とは何であり、一体誰なのですか」と。恐らくは経済産業省の”主戦派“より、米国の軍産複合体とそれに直結する人士たちより、「アベノミクスは最終的に戦争経済で帳尻を合わせれば良い」と聞かされているのではないかと思います。なりふり構わず安保法制へと突っ込んでいった貴職の政策スタンスからはそのことが分かる人にはすぐに分かります。事ここに及ぶと、すなわち「インフレ」も「イノヴェーション」も有効ではないということになれば「戦争経済」によって景気回復を図るのは近現代において統治者の定石だからです。

しかし、よくよく考えてみて下さい。そのための戦費は誰が調達するのでしょうか。あくまでも主は米国、従は我が国という形を戦場ではとる以上、米国が無尽蔵に費やす戦費も我が国が負担する必要があります。これまでは確かにそのやり方でした。「湾岸戦争」も、「イラクに対する武力行使」も、そのいずれもこのやり方をとってきました。ところが米国は(何度も繰り返して恐縮ですが)日本銀行の著しく歪んだバランス・シートを見て、もはやこのやり方がうまくいかない危険性があることを察知し始めているのです。それこそが、南シナ海の人工島で中国と衝突寸前までの”演劇“をしながら、結局は本格的な開戦にまで至らない理由なのです。ちなみに米中は今回の事件発生より1時間後、軍当局同士での電話会談を行っています。誰も本気で戦争など望んでおらず、単に「戦争経済」を廻すために軍需を高めたいだけだということがこれでお分かりになるでしょう。

総理、はっきりと申し上げます。米国の本当のリーダーシップが貴職を現在の「日本国内閣総理大臣」という座に止めおいているのは貴職自身を「無策である」と考えているからです。変に独自の政策がとられることで、これまで戦後一貫して続いてきた「日米同盟」の根幹、とりわけコア中のコアである資金の我が国から米国への移転システムが害されてしまっては困るのです。そうであれば「日本国内閣総理大臣は無策であった方が良い」という価値判断がそこにはあります。

また1回目にその座を射止めてから後、精進され、決して不作法なことをされなかったことも米国は高く評価しています。その点が当時同様に総理の座を射止めたものの、その後、総理に再びなっていない同僚議員たちとは(「毛並み」は同じとはいえ)一線を画しているのです。これはこれで誠に喜ばしいことです。

しかし、米国とそれを「鏡」として表現される術を持たれている件の我が国の根元的権力は、この「無策さ」が徐々に決定的で取返しのつかない問題を起こし始めていると感じ始めています。そしてそのことをマーケットの猛者たちは機敏に感じ取り始めており、早ければこの2~3週間内にまずは「はっきりとした円高転換」となってこうした我が国を巡る考え方の変化は誰の目にも明らかになる可能性が高まっています。さらにいえば12月にはより顕著となり、「アベノミクスとは一体何だったのか」という大合唱が始まるはずです。

それだけではありません。時宜をとらえて出て来るのが、福島第一原子力発電所を巡る健康被害の実態です。「福島県」全域のデータを云々するのであれば何とか誤魔化しがきくかもしれませんが、同発電所の現場でこれまで作業を行って来た数千人の作業員たちについてはもはや隠しようがないのです。必ずやその健康状態の急激な悪化がリークされるに至り、国民世論を恐怖のどん底へと突き落とすはずです。そしてその反作用としての怒りが、誰にぶつけられることになるのかは、総理、貴職ならば十分ご存じであるはずです。

大変長くなりましたが、以上、卑見を申し上げました。これをお読みになり、どうすれば良いのかは総理ご自身のご判断に委ねたいと思います。そしてそのために然るべき方に然るべき形で小生からのこのメッセージをお届けすることにしたいと考える次第です。「局面」が本当に変わり始める前に対処されることを心から祈念しております。残された時間は、トルコ・アンタルヤで行われるG20サミットまでしかありません。

草々

 

2015年11月1日 東京・仙石山にて

原田 武夫記す

 

安倍晋三総理大臣への公開書簡。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

http://haradatakeo.com/?p=60502


原田武夫です。とりあえず「伝達」されたとのこと。後は総理ご自身がどの様に御判断されるか、でしょうか。



 

※更に拡散を希望致します
『安倍総理に対する公開書簡、いいね!が1100以上に』

原田武夫です。こんにちは。
昨日いつものとおりアップした公式ブログにて、安倍晋三総理大臣に対する公開書簡を掲載しました。

正直、すごい反響、です。
拡散のスピードがすごい。

要するに・・・
これこそが我が国の「政治」が真正面から取り上げるテーマであったということなのですよ。

総理の手許には届いているはずです。
そう聴いております。

御決断を。
さもなければ・・・倭国大乱以上の出来事を覚悟しなければなりません。

http://haradatakeo.com/?p=60502

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/954716481266240


 

『安倍晋三総理への公開書簡、”いいね!”が3000を超えました』
おはようございます。原田武夫です。
昨日に引き続き未だウィーンです。今日、参加しているグローバル・ドラッカー・フォーラム2015の2日目に出席します。

そのような中・・・
1日のアップしました「安倍晋三総理大臣への公開書簡」。
FBでの”いいね!”が3000を超えました。

相当な人数の皆様がお読み下さり、また拡散して下さっています。
心から感謝申し上げます。

そして想うのは・・・日本人たるもの、皆で「このこと」が本当のアジェンダとして認識しているのだということ。
その気持ちを、きっちりとネットを通じて届けましょう。我が国の為政者に。

それほど時間はもはや残されていないのです。
地球の裏側のウィーンより。
あらためて皆様にこの公開書簡の拡散を御願いしたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

http://haradatakeo.com/?p=60502

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/956507144420507


 

(※拡散希望致します:ご協力を)
『安倍晋三総理への公開書簡がついに”いいね!”4000件到達!!』
原田武夫です。こんばんは。
東京におりますが・・・次のフェーズに向けての案を練っております。というか、正直申し上げると既に動いております。
ある段階で明らかにします。

そんな中・・・
びっくりしました。
1日にアップ致しました安倍晋三総理への公開書簡。
既に14000人ほどの方々がお読みになれています。
それ以上に・・・
「FBでのいいね!が4000件ついに突破」

どうぞ宜しく拡散下さいませ。
皆さんの声が・・・最後はこの国を動かすのですから。
まだまだ、これからです。
私も、最後までやりきります。

http://haradatakeo.com/?p=60502

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/957586160979272


 

グローバルとニッポン村

http://www.web-nile.com/article/article.php?category=03&article=000442

 

「参議院特別委員で強行採決」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/98fcd4d13d1e6815ff00924cb7d5b07e

 

ロシア軍が「イスラム国(IS)」掃討のため既に戦闘を開始

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/224ed4a1e985f101ba58df768ab590ca

 


 

「普通の国」と時代精神(Zeitgeist)

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/b74b26da30cc0dc916cfb4bc53f8b7a1

 

続・福島第一原発からトリチウム汚染水が消える日 (※拡散、お願いします♪)

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/4d26e099ea132487bea4955d93cc3883

 

男冥利につきる大仕事を、大切な方々のご尽力を賜りながら今夕、実現しました。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/fd43a25facfaece1621928feb025739b

 

第19回国際常温核融合会議がイタリアで開催

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/66971293f3b14729248580fc76afd4d3

 


 

豊島区で何があったんだ??( ゜Д゜)

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/01cb40a5c943b0b550e32699b19f2ea8

 

放射線ホルミシスとは <ラジオ時事対談 栗本慎一郎と川嶋朗の統合医療>

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/ba7e6306bd4fc8a5350381ccf1014df7

 

そして訪れる・・・2015年2月という運命の時。 光は・・・見えています

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/ad3603516386bfd1220da0dc87b56a07

 


 

宮崎緑の夢・実現!ライフサイエンス (3)病気予防と老化防止に放射線!?

http://sciencechannel.jst.go.jp/B020212/detail/B020212003.html


利権の時代を超えて ~陳情からロビイングへ~ (Whiteboard Seminar vol.29)

2015-06-10 | 変革・イノヴェーション

本日は第29回原田武夫Whiteboard seminarを更新致しました。
今回のテーマは「利権の時代を超えて~陳情からロビイングへ~」です!
今回も原田武夫が「真実」を語ります!
是非お見逃しなく!
http://www.haradatakeo.com/movie/seminar/seminar-part29.html

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/881675518570337


 

原田武夫Whiteboard Seminar vol.29

2015/06/10 に公開

今回のテーマは「利権の時代を超えて~陳情からロビイングへ~」です!
今回も原田武夫が「今」何を知るべきか、真実を語ります。
無料登録でお得な情報を受け取りましょう! http://www.haradatakeo.com/movie/semi...

 

https://www.youtube.com/watch?v=on-_Z90EWwE


 

 


 

我が国のNEDOが海外で水素製造を行い、供給するプランを支持

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/256fe49298e6e3b1faa5150cf763a2b9

 

トリチウム、そしてビジネス・プロデュース

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/a60663e7df07053a26796f2e01cc287f

 

複合分野リーダーシップの時代が始まる

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/1baaa8dc366eb965253b915e4ec206c1

 

「我々には3つの分野をまたぐリーダーシップが必要だ!」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/7ff29408228618340de1b3543759d28d

 


 

戦後、我が国が追求してきたビジネス・モデルは以前詳細に書いたとおり、(1)一方では米国に追随し、自由貿易を”喧伝”する中、極端な円安を用いて輸出攻勢をかけ、国外より莫大な富を獲得する、(2)次に法律によって規制をかけ、その対象としての「業界」をつくって補助金を与えることで「公定価格」をあらゆる物品・サーヴィスについて設ける一方、実勢価格で取引するアウトローの存在を容認し、両者の価格差を(1)によって裨益する大企業のサラリーマンたちからの租税徴収で補いながら、関係者の中で「利権」として分配する、というものだった。別名「構造」である。我が国に諸外国からいったん入ったマネーが二度と出て行かなかったのは何のことはない、この「利権構造」の中で半永久的に循環していたからである。

 

私たち IISIA は何をやっているのか

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/792866ce7f5f7bdd53611d65656c0d74


 

「利権の時代」の終焉

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/425222e517ba4757ebd43854c672f8b3

 

2014年5月マーケットと国内外情勢の行方 「英国の動き」と「産業廃棄物」が本当のカギ

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/40393a479f4d110ea12a8a6cfa2f5937

 


 

At this juncture, I feel I have to make one more thing clear to you, dear readers. It is related to the on-going, hidden mechanism between JPY and USD.

・・・

Candidly, it is all the fake story. The Japanese Ministry of Finance and the Fed have been continuing to keep in touch and balance macro economy between Japan and the US: A shadow man is in duty in the Financial Bureau of the MOF, who is entitled to override even decisions to be made by other high-ranking MOF officials. Only he receives instructions from the Fed and control every measure to both appreciate and depreciate JPY.

 

Financial Collapse of Korea and Hidden Truth of JPY/USD

http://takeoharada.com/2014/09/26/financial-collapse-of-korea-and-hidden-truth-of-jpyusd/


(※特報) 半島がいよいよ、のようです。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/48b287c92ca50d47b2cd877fbd8c5e26


 

The second is control of exchange rate between USD and JPY.Standing in very close relation with its counterpart, the US Treasury, the MOF has always tried to offset excess of profit and loss of the Japanese national economy. For example, the US economy could try to show its “recovery” even after the economic downturn precipitated by the Lehman Brothers bankruptcy in 2008, while the Japanese MOF admitted the sudden and massive appreciation of JPY afterwards.

 

“Die Verlorene Ehre von Japan” and Her Truth

http://takeoharada.com/2014/05/02/die-verlorene-ehre-von-japan-and-her-truth/


「あぁそうだったのか!」どころじゃないのですよ、本当は。。。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/6f7a0d164fdc93b68856bdfb70180319


複合分野リーダーシップの時代が始まる

2015-05-17 | 変革・イノヴェーション

原田武夫です。おはようございます。
皆様・・・実は体調を整える最大の秘訣は「週末も平日同様、規則正しく起きる」ということなんです。
知ってましたか?ふふふ(^_-)-☆ だって、週末なんていうもの、人間がつくっただけですからね。自然(じねん)とは無縁のもの。

さて。
つい先ほど、かなり「懇親のコラム」を公式ブログにアップロードしました。
「複合分野リーダーシップの時代の始まり」
今、何が我が国、そして世界で求められているのかがお分かり頂けると思います。
危急の時、がまた迫っている今だからこそ、あらためて考えなければならないのです、このことを。

是非お読みください!

http://haradatakeo.com/?p=58363

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/867783626626193


 

2015年05月17日

複合分野リーダーシップの時代が始まる (連載「パックス・ジャポニカの時代」)

 

「人はパンのみに生きるにあらず」有名な警句である。いやしくも人間として生まれたのであれば、糊口を拭うためだけに仕事をするのではなく、人間たるもの、いかにして生きるべきかを常に考え続けなさいという趣旨だ。

だが、そうは言っても現実は全く甘くない。外務省を自主退職し、“娑婆”に自らの意思で飛び込んでから10年が経った。そして未知の世界であった「経営」をこの手で行うようになってから8年の月日が経ったわけだが、その中で日々感じるのは「世の中は激烈な生存競争の場である」ということだ。

事実の問題として経営者目線で言うことをお赦し頂けるならばこういうことだ。―――一見すると全く同じように見える私たち日本人。しかしその間では明確に意識の違いがあり、そのメルクマールとなっているのが「年収」である。額面の年収が400万円、600万円、1000万円、そしてその次が1800~2000万円以上、といった具合に4段階で明らかに今現在の私たち日本人は分けられている。ちなみにこれは「額面の年収」であり、実際に手元に残る「所得」というベースでいうと話は全く違ってくる。

もっというと額面の年収が2000万円以上になってくると、次はフローではなくストック、すなわち「資産規模」の世界に入って来る。ここから先の世界についても念のためにいっておくと、金融資産が1億円以上というのが次のハードルであり、更に「現預金」で200億円以上というのがさらにその次ということになってくる。もちろん、上には上がいる。

私が言いたいのは要するに現実問題として「金銭」で測る限り、明らかに差が隣の人との間ではありますよということなのだ。そして日々、私たちは意識・無意識にそのことを考え、少しでも上に行こうと努力しているのだ。「草食系」と世間では言われる若い世代も、さすがに額面の年収が200万円を切る世界には入りたくないはずだ。つまり、私たちは総じて「パンのみに生きている」ということになりかねないというわけなのである。

しかし、である。たとえばここで手元に「5000億円」が何等かの理由で転がり込んでくるとしよう。しかも現預金という形で、である。「まさか」と思われるかもしれないが、私が知る限り実のところそうした人々は数多く我が国にもいる。ある日突然、「そのようなもの」として選ばれ、その預金口座に明らかに桁の違う金額が振り込まれて来るのである。

その様な人物の一人を知る方から、こう言われたことがある。

「原田さん、考えてもみてください。毎晩、銀座や赤坂で100万円以上使ったとしても到底使い切れないくらいの金額の“利子”がそれだけのお金を預金していると入って来るのです。『もう使い切ることが出来ないよ』と嬉しい悲鳴を聞いています」

「パンのみに生きるのではない人生」―――これをイメージする時、私たちは必ずや3つのタイプに分かれるのではないだろうか。1つは不意に「生きることそのもの」に対する前向きな意識を失ってしまうタイプだ。何せ「パンを得ること」がそれまで目的だったのに、肝心の「パン」はこれから山のように、そう、それこそ無尽蔵に湧いて出て来るからだ。「なぜ自分は生きているのか」という”生存の危機“にすら精神的に追い詰められる危険性がある。

第2に、そもそもカネではなく、自己の創造行為こそ「生」の本質だと達観しているタイプである。作家や芸術家がこのタイプに当てはまる。最初からカネには無頓着であるので、1億円であろうと、5000億円であろうとどうでも良いのである。ただひたすら創りつづける、そういう人生を孤独に送り続けることになる。

そしてもう一つのタイプ。大変長くなったが、これがここで取り上げたいタイプなのである。「パンを得ることだけではない人生」という最初の極みに到達した時、人間たるもの一体何を考えるのであろうか。カネは目の前において、それこそ泉から清水が湧き出て来るように次々に飛び出してくるのである。最初はその姿に圧倒されるやもしれない。だが、そのユーフォリアを超えた瞬間に私たちははたと立ち止まるのである。「何のための人生なのか」と。

 

そんな一連の事共を考え始めた矢先、カナダにいる友人Matthew Thomasから「これ、読んでみてくれ」と1本の英語論文が送られてきた。タイトルには”Building a Life: The Gifts of Breadth in a World Sold on Depth”とある。何でも今年(2015年)の秋にOxford University Pressから出される論文集に寄稿している文章なのだという。

Matthew Thomasとはひょんなことから知り合った。カナダ出身で“Young Diplomats of Canada”といったプロジェクト、さらにはG20を支える一つの会合であるY20でも活躍した彼は、ハーヴァード・ビジネス・スクールで全く新しいリーダーシップ論に取り組むことになる。政官・ビジネス・NPOの3つの分野を跨ぐ、英語でいうとtri-sector leadershipというコンセプトに基づくリーダーシップ論だ。このコンセプトについて我が国では未だ熟した訳語がないので、ここでは「複合分野リーダーシップ」とでもしておきたいと思う。

Harvard Business ReviewにMatthew Thomasが寄稿した論文を見て、私は「これだ!」と直感した。なぜならばそこに書かれていた方向性は、他でもない、かつて外務官僚であり、現在は経営者であり、同時に社会活動家・言論人でもある私が目指していたものそのものだったからだ。そして早速、公式英語ブログで私なりの考えを発信したわけだが、最近は実に便利なものだ、「検索(retrieval)」で直ちにMatthew Thomas自身がそれを見つけ、私に直接コンタクトしてきた。どうやら「日本では複合分野リーダーシップに類するものがあるのか」という点に大いなる興味を持っているようなのだ。そしてその後、非常に緩い形でやりとりを続けてきている。

 

上述の論文は、これまでの彼の研究を分かりやすく、かつその論点を網羅的にまとめたものだとの印象を受けた。その要点を述べるとこうなる:

―これまで近現代社会は「専門家による支配」の時代であった。社会はあらゆる分野において細分化してきたため、それぞれの分野での専門家が実力を持ってきたというわけなのである。だが2008~2009年に(最初の)クライマックスを迎えた金融メルトダウンで様相は一変した。なぜならば他ならぬ「金融の専門家たち」が絶対に大丈夫だとして構築・運用してきたシステムそのものが崩壊したからだ。

そのため、「より広い分野を跨ぐリーダーたち(broad leaders)」が今、必要とされている。そのスペックは次の4つである:

・芸術、化学、エンジニアリング、ビジネスそして法律といった複数の分野を理解していること(intellectual breadth)

・地理と文化の違いがどれほどのインパクトを目の前にある問題に対して与えているのかを理解していること(cultural breadth)

・ファイナンス、人財、そしてオペレーションといった異なる機能がどのような形で互いに情報共有し、協働することになるのかを知っていること(functional breadth)

・「食糧、水並びにエネルギーから成る複合体」といった様に異なる産業分野同士の相互作用をポジティヴに評価していること(industry breadth)

―こうした幅広く、かつ分野を跨ぐリーダーシップが求められているわけであるが、その性格付けを更に詳しく述べると次のとおりとなる:

・「全てを知っているが、何についてもマスターしていない(jack-of-all-trades, master of none)」であってはならない。そうではなくて、「全てを知っていて、しかも一つについて習熟している」というタイプである必要がある。そのためには自分自身が一体どの分野でインパクトを優先的に与えることが出来るのかをまずもって探し出す必要がある

異なる文脈を超えて適用することのできるスキルを持っていること。そしてそうしたスキルを意識的に学び、修得していく必要がある

自分自身のキャリアや知識を乗り越えるべく、様々な人的ネットワークの構築に励むこと。それによってトップ・レヴェルのリーダーシップを示すためのチームを作り、インパクトをもった意思決定を行うことが可能になってくる

・相互に異なるセクターにおける文脈において横たわっている事柄同士でどこが似通っているのか、またどこが異なっているのかについて根本的なレヴェルより理解出来ること。これを「文脈に対するインテリジェンス(contextual intelligence)」という

・自らが抱く様々な動機の間でバランスを取っていくことが出来ること。「豊かになりたい」「良いことを行いたい」「変革をもたらしたい」「権力を持ちたい」あるいは「自分自身を改善したい」といった様々な動機を、複数のセクターを乗り越え、かつ己は公共のための価値を創造しているのだと確認することによって調整することが出来なければならない

 

それではこのような「複合分野リーダーシップ」は一体どのようにして生じるのであろうか。Matthew Thomasらはこのことについて世界各国の当該リーダーたちに尋ねたところ、多くの場合、こんな回答を得たのだという。

「単にそうなっただけなのです(It just happened.)」

そしてある者はこうも語ったのだという。

“In the fields of observation, chance favors only the prepared mind.”

心の準備をしているものだけが、省察の中でチャンスを見出すことが出来る、というわけだ。

Matthew Thomasらはこうした形で現実に存在している「複合分野リーダーシップ」は単に個人として今後も生成されるべきではなく、ある種の「エコシステム」を社会において形成させるべく、組織・企業が積極的にこれに取り組むべきだと述べている。ちなみにこの論文集の編集責任を負っているのはglobal consulting firmの雄の一つであるMcKinsey & Companyである。かつて1997年の段階で「人財獲得戦争(War for Talent)」を同社が論文をもって掲げた後、実際、米国勢、そして欧州勢は少しでも付加価値を生むことが出来る人財の獲得を世界中で行った。2009年に生じた「円高」でかろうじて事の深刻さに気付き、「グローバル人財育成」などと大騒ぎを始めた私たち日本勢は完全に出遅れてしまったことは記憶に新しい。今回のこの「複合分野リーダーシップ」についても全く同じ展開になるのが目に見えている、と私は直観的に考えている。

 

もっとも大変難しいのは少なくとも現状を見る限り、我が国においてこの「複合分野リーダーシップ」が自然発生することはあり得ないというのが現実だということである。先般、英語公式ブログにおけるコラムでも書いたが、この点に関する卑見を簡単にまとめるとこうなる:

―我が国においてもっとも卓越した「問題解決能力」を持っているのは官僚たちである。だが、金融メルトダウン発生後の大いなる変調が続くグローバル経済の中で「自由貿易を掲げれば他国から容易に国富を獲得することが出来る」などということはもうなく、かつそもそも少子高齢化で納税者が減りつつある我が国において、官僚たちが「問題解決」の結果として創り上げてきた利権構造そのものが消滅しつつある。私たち日本人が「親方日の丸」であったのは官僚たちが利権構造を創り、国富を分配してくれたからであり、そうでない以上、官僚たちはバッシングの対象であり、サンドバックのように殴られ続けるべき存在ということになってくるのだ(特に「自由貿易による国富獲得」を果たせず、かつ国内利権を創出する役割を負っていない外務省)

―そうした中で政治及びマスメディアにおけるエリートたちも、変質してきた。かつては官僚たちと共に上記の意味での「利権構造」の構築を陰に日向に行って来た(そしてその利益を優先的に享受してきた)彼らであるが、「顧客」である一般大衆(有権者、視聴者)の満足度をあげるため、官僚バッシングをいかに派手に行うかだけに専心し始めたからだ。その結果、政治・マスメディアの双方においてポピュリズムが横行し、とりわけ官僚制との間で生じた亀裂はもはや修復が不可能なレヴェルにまで達している

―一方、ビジネス・リーダーたちはどうかというと、これもまた心もとない。大企業(big corporates)の「雇われ社長」たちはいずれも自ら価値を生むイノヴェーション人財ではなく、単に経費削減に励む管理型人財に過ぎないため、ヴォラティリティが激しくなる中であっても付加価値を生むという意味での「問題解決能力」をそもそも持っていない。それでは中小企業、あるいはアントレプレナーについてはどうかというと、「ホリエモン」に代表されるような「既存の権力構造に対するファイティング・ポーズ」をとる経営者がモデルとして定着してしまったため、ここでもまたポピュリズムが主流となっている。しかもそこで生み出されているものは金融資本主義の亜流による一時的かつ急激な富の集積(例「アフィリエイト」)に過ぎないため、拝金主義との誹りを免れないものである。「分野を跨いでリーダーシップを発揮し、世界を変えて行こう」などという気概を彼らが持つわけもないのである

―唯一望みを託せそうなのが市民社会(civil society)、すなわちNPOの世界なわけだが、これもまた課題が無いわけではない点に留意しておかなければならない。いわゆる「左翼」の巣窟であった「プロ市民」の世界を大きく変えたのが、2011年3月11日に発生した東日本大震災であった。復興支援を通じて広くネットワークが自主的に構築される中、全く新しいリーダーシップが登場し、ハイライトされたことは事実である。だが、哀しいかなこの「市民社会」はいってみれば“永続革命”のようなものであって、常に解決されるべき「イシュー」がなければ離散してしまうという根本的な問題を抱えているのだ。しかも「天変地異」の様な、規模は大きいがある意味非常に分かりやすい問題であれば良いものの、金融資本主義の次の時代の社会・政治・経済システムを創り上げるといった高い理解度を必要とするイシューには不向きだという構造的な欠点も抱えている。そのため、東日本大震災を契機として注目された我が国のリーダーたちは「その次」を巡って考えあぐねているように見受ける。そうこうしている間に「震災の記憶」は風化し、これらリーダーたちは元ある塒(ねぐら)の中に帰っていくことを余儀なくされている。有事を超えれば行政(官僚制)も彼らと手を組むことはまずなく、またポピュリズムが支配する政治やメディアは真っ先に彼らのことを忘れるからである

 

「日本に複合分野リーダーシップは存在し得るのか」―――そう問いかけて来る友人Matthew Thomasに対して私はこう答えておいた。

「そのための契機として、全ての人々を覚醒させるような重大事が日本では発生する必要があるのではないだろうか」

私はここでいう「重大事」こそ、我が国の本当の「権力の中心」が静かに、しかし着実に動かしてきている、我が国における事実上の「デフォルト(国家破綻)処理」であると考えている。“その瞬間”に、分野を跨いだ卓越したリーダーシップが、「もはやパンのみに生きているのではない」選ばれし真の富裕者と結託する形でこの国の枠組みそのものを変えていくことになるのだ。米欧の統治エリートたちは、実はそのことに気付いているのではないかとすら感じている。その意味で「複合分野リーダーシップ」の萌芽が我が国の一体どこでまず見出せることが出来るようになるのか、その“現場”から目が離せない。

 

2015年5月17日 東京・仙石山にて

原田 武夫記す

 

複合分野リーダーシップの時代が始まる (連載「パックス・ジャポニカの時代」)

http://haradatakeo.com/?p=58363


 

「我々には3つの分野をまたぐリーダーシップが必要だ!」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/7ff29408228618340de1b3543759d28d

 

「利権の時代」の終焉

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/425222e517ba4757ebd43854c672f8b3

 

「普通の国」と時代精神(Zeitgeist)

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/b74b26da30cc0dc916cfb4bc53f8b7a1

 

ニッポンに「回転ドア」ができる日

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/da8c8595bd2d80e2ebdaeb886d782a64

 

「もう世界は、蛸壺にはまってそれぞれの利権にこだわってればいい、なんていう状態じゃないんだよ!」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/c245139406750d95b20caa5a32be8c29

 

The World Needs Tri-Sector Leadership!

http://takeoharada.com/2014/01/17/the-world-needs-tri-sector-leadership/

 

唐突な小泉元首相の発言に隠された「秘密」 ~「小泉脱原発発言」と日本デフォルト(下)~

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/0b5c6a45e25e77768c8411e7b647290f


「我々には3つの分野をまたぐリーダーシップが必要だ!」

2015-05-17 | 変革・イノヴェーション

おはようございます。原田武夫です。

今朝はいつものとおり、毎週土曜日の公式英語ブログをアップ。公式ホームページにも転載します。

「我々には3つの分野をまたぐリーダーシップが必要だ!」

McKinseyを卒業し、現在、トロントをベースに活躍しているMatthewと「日本で何が出来る?」と議論を続けています。
今現在までの私の考えをまとめてみました。

まぁ・・・天変地異や株価大暴落。
そうしたイヴェントで我が国はいよいよ次のフェーズに入り、新リーダー、全く新しいリーダーが登場するのでしょうけれどね。
そのタイミングまでに・・・己をどう磨くか、です!

http://haradatakeo.com/?p=58344

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/867406753330547


 

What We All Need Is Tri-Sector Leadership!

 

What We All Need Is Tri-Sector Leadership!

http://takeoharada.com/2015/05/15/what-we-all-need-is-tri-sector-leadership/


 

複合分野リーダーシップの時代が始まる

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/1baaa8dc366eb965253b915e4ec206c1

 

「なぜ、そしてどの様にして私は彷徨えるオランダ人になったのか?」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/6fe4913979fedf8f4206190794e7e255

 

ニッポンに「回転ドア」ができる日

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/da8c8595bd2d80e2ebdaeb886d782a64

 

「もう世界は、蛸壺にはまってそれぞれの利権にこだわってればいい、なんていう状態じゃないんだよ!」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/c245139406750d95b20caa5a32be8c29

 

The World Needs Tri-Sector Leadership!

http://takeoharada.com/2014/01/17/the-world-needs-tri-sector-leadership/


日本製磁気テープに再び脚光が集まり始める

2015-05-10 | 変革・イノヴェーション

   □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
───────────────────────────────────
●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
───────────────────────────────────

⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「日本製磁気テープに再び脚光が集まり始める」です。


⇒その理由は……:

 ─「グローバル・スタンダード」
  そう聴くと真っ先に「我が国発のものであるわけがない」と直感します。

 ─なぜならば1990年代以降、全てが海の向こうからやってきたからです。
  その勢いはすさまじく、我が国発のものは徹底して貶められて来ました。

 ─しかし冷静になって今一度振り返ると事実は違うのです。
  1980年代まで我が国は「国際標準」のトップ・ランナーでした。

 ─つまり我が国こそが「グローバル・スタンダード」の旗手だったのです。
  だからこそある時より集中砲火を浴び、完全に没落しました。

 ─大事なことは「過去を思い起こすこと」なのです。
  そして「あの時起きたことを繰り返さないこと」です。

 ─そうすることによってのみ、本当の未来を取り戻すことが出来ます。
  「過去」は「未来」を映し出す鑑であり、鏡でもあるのです。

我が国の磁気テープに再び脚光が集まり始めています。
技術革新によって、ビッグ・データ向け大容量が可能になったからです。

安価で性能が良い。
そうした好評を全世界から受け始めています。

1980年代までは誰しもが持っていた「カセット・テープ」。
あの世界で我が国は「国際標準」を創り出していました。

しかも多くの企業の場合、その最先端は東北の拠点だったのです。
そう、東北地域こそがグローバル・スタンダードの発信地であったのです。

その記憶は一気に消え失せました。
人財と共に記憶も失われ、誇りは微塵も残っていません。

時代精神(Zeitgeist)とは面白いものです。
それでもそうした磁気テープの王者・日本を復活させつつあるのですから。

大事なことは「二度と同じ過ちを繰り返さないこと」です。
あの時、一体どんな失敗をしたのか。

跳ね上がる瞬間だからしっかりと屈みこむ。
そして屈みこむ一瞬に熟考する。

それこそが・・・我が国が為すべきこと、なのです。

 

(メールマガジン 2015年5月8日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html


 

これ、とても勇気づけられるニュースです。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/b90cda86267eec9361b226569a9d6e00


「グーグル帝国」に反旗を翻すニッポン

2015-04-15 | 変革・イノヴェーション

 「検索ビジネス」の世界で他を圧倒する勢いを見せている米グーグル社。そのグーグルにここに来て反旗を翻し始めたことで物議を醸している勢力がいる。我が国・ニッポンである。
 報道によると経済産業省は昨年10月に「データ駆動型経済社会における競争政策を考える懇談会」を非公開で設け、対グーグル独占戦略を策定し始めているのだという。
 我が国の経済産業省には二つの流派の人脈がある。一つは「海外隷属派」とでもいうべき人脈であり、米欧が要求してきたことをとにかくこなそうと躍起になる者たちである。これに対して「国士派」とでもいうべきもう一つの勢力がいる。彼らは前者とは真逆であり、米欧によるマーケット支配から何とかして逃れようと画策する。こうした二つの顔を持つのが、我が国政府当局の経済産業行政なのである。
 件(くだん)のグーグルの話も例によって後者の人脈がひそかに打ち出し始めた話だと直感的に私は理解した。だが、それと同時に非常なる危うさを感じることも事実なのである。なぜか。
 この「国士派」は非常に徹底しており、何から何まで我が国だけの力でやろうとする癖があるのである。コンピューターの世界でいうと1980年代に鳴り物入りで始めた「第5世代コンピュータープロジェクト」がその典型だ。あの時も我が国の官僚たちは「米国によるコンピューター独占はいかがなものか」といきり立ち、次の世代であった「第4世代」を乗り越え、「第5世代」を目指そうと大量の資金を使って専門家たちによる研究を行わせたのである。

http://www.web-nile.com/article/article.php?category=03&article=000411

 

 だが結果は散々なものであった。コンピューターの発展のために必要なのは、最新のデータが次々に流れ込むルートをどのように確保するのかという「知識」の課題と、そうやって得るデータをどのように分析するのかという「推論」の課題をバランスよくこなしていくことである。だが我が国は後者をクリアしかけたが、前者はクリアできなかった。誰も好き好んで大量のデータを黙々とコンピューターに流し込む作業をしたくなかったからだ。しかも、せっかく作った第5世代をどのように商業利用するのかも全く検討されていなかった。そのため、プロジェクトそのものがもはや歴史の藻くずとなって消え去ってしまったのである。
 一方、これらの点について完全にクリアしたのがグーグルなのだ。2010年ごろに急激に進歩した新しい推論技術「ディープラーニング」は、日進月歩で発展している。他方で「検索」のプラットフォームを全世界に対して無料で提供することにより、逆に検索入力を通じたリアルタイムのビッグデータ入手が可能となった。その結果、今や2045年には「感情をもったコンピューターすら登場するのでは」とまで強気の議論が繰り広げられるようになっているのだ。
 米国勢がなぜこんなに懸命になるのかといえば、世界経済のデフレ縮小化の中でも生き残るべく大幅なコストダウンを図るには人工知能(AI)活用しかないからだ。このままいけば例えばガンの確定診断も人工知能の「医師」が厳密に行うことになる。心臓外科手術でさえ、人工知能の手によることになるはずだ。そして、そのように浮かせたコストをもってさらに全く新しい分野へ投資する。これが米国勢の戦略なのである。
 そんなところに「グーグルによる検索独占はいかがなものか」と局所的な議論を我が国が仕掛けてきたらば迷惑なだけなのである。インテリジェンス機関も利用する中、米国は大切な虎の子・グーグルを守りきろうとするはずだ。猛烈に反発する米国勢をも説き伏せるほど我が国の「国士派」官僚・政治家たちに気概と本当の戦略があるのかどうか。あるいはかつての「第5世代コンピューター」と同じく歴史の徒花(あだばな)に終わってしまうのか。始まったばかりの「反グーグル帝国戦争」から目が離せない。

http://www.web-nile.com/article/article.php?category=03&article=000411&page=2

 

(2015.04.14)


 

角田先生が語った「日本語脳」への回帰が今、求められています。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/100f3d5c0c3d2b76223bef8132b36a2d

 

「日本人の二つの部族」 全国を講演行脚していてつくづく感じることです。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/459a31f0cb5562408365bdd9120f1659

 

ソフトバンクが人工知能(AI)開発でIBMと提携することを発表

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/d3573b5a6a8d42e71a9e6e3ddb736b86

 

感性によるイノベーションを磨け

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/4003bd0a4c4876502ec99f38cd87706f

 

「大寒波」「デフレ」そして「人工知能」という米極秘戦略 

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/ac592c5d1ce6c8df1a7a9abd7007f39b


前者が本当の日本人、後者は・・・形だけの日本人。

2015-02-27 | 変革・イノヴェーション

原田武夫です。今朝はもう一つ。

本音、が出てきましたね。
「もう仕方ないのだ」と言う論調形成。
更に進みます。

私が想うに、innovationによって抜本的な解決を進めようという勢力と、それを抑え込もうとする勢力の2種類が今の日本にはいる。
前者が本当の日本人、後者は・・・形だけの日本人。
民主主義にするとどうしても後者が勝ってしまう。。。

いくところまでいかないとダメなのだと思います。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015022401002296.html

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/827742560630300


 

2号機屋上汚染雨水が港湾外流出 東電、昨年5月に把握

2015年2月24日 23時59分

 東京電力は24日、福島第1原発2号機の原子炉建屋屋上の一部に、高濃度の放射性物質を含む雨水がたまっているのを確認したと発表。この雨水が排水路を通じて外洋(港湾外)に直接流出していた可能性が高いことを明らかにした。

 東電は昨年5月、2号機西側から港湾外につながる排水路の放射性物質濃度が他の排水路に比べて高いことを把握し、原因を調べていたが、海洋流出を防ぐ措置は講じていなかった。

 問題の排水路は4号機南側で外洋につながっている。東電は「港湾外でのモニタリングで海水の放射性物質濃度に目立った変動はない」としている。

(共同)
 

福島第1原発。左から4号機、3号機、2号機、1号機=2014年12月

 


 

放出した瞬間に米欧はきっとジャパン・バッシングに走る。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/10a7ea817d14f4537d54b3a93547a7a8

 

「日本人の二つの部族」 全国を講演行脚していてつくづく感じることです。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/459a31f0cb5562408365bdd9120f1659