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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

中途半端なグローバル教育に煽られて幼年期に英語を教えるよりも、しっかりとした"日本語脳"を育てるべきだ

2014-04-13 | 変革・イノヴェーション

おはようございます、皆様。原田武夫です。

実は今日は・・・もう一つ御案内があります。

「日本語脳」、ご存じですか??
日本人は遺伝子ゆえに「日本的なる発想・行動」になるのではないのです。
実は「日本語」を幼少時、特に6~8歳(~10歳)までに習い、日本語環境に置かれるからこそ、そのようになるのです。

なぜか??
それを解き明かしたのが「角田理論」です。

1980年代に一世を風靡しつつも、その後、完全に抹殺されてしまったこの議論。
これこそが・・・実はここから先、世界を立て直す際の大きな支柱になります。

どうして??

是非、お読みください。
本当の意味で「言霊」は、存在していたのです!!

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38899

(※いつものとおり、是非、現代ビジネス(講談社)の画面上で「いいね!」を教えて頂くか、あるいはツイートして頂ければ幸いです!!)

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/643284012409490?stream_ref=10


 

おはようございます、皆様。
週明け、さわやかに迎えられていますか??

この土曜日にアップして頂いた、講談社・現代ビジネスにおける「日本語脳」のコラム。

”かなり”人気です★
2日で「いいね!」を470以上も頂きました。

まだご覧になっていない方は是非。
「日本人」が優れているのではなく、「日本語」が私たちに独特の感性、思考を授けてくれているのです。

しかも幼少時、6~8歳までに日本語環境に置かれているということ。
そしてこれからのパックス・ジャポニカ=ネオ・ジャパネスクの時代に必要なのは、正にその思考と感性なのです。

これを・・・幼少時から日本語環境から子供を外して、外国語教育を施し、「ガイジン化」することなど・・・愚の骨頂ですね(^^)/

それでは。
今日も佳き一日を!!

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38899

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/644288735642351?stream_ref=10


 

2014年04月12日(土) 原田 武夫

中途半端なグローバル教育に煽られて幼年期に英語を教えるよりも、しっかりとした「日本語脳」を育てるべきだ

PHOTO by Thinkstock

私は昨年度(2013年度)、政府の内閣官房からの依頼で行政事業レヴュー(以前の「行政事業仕分け」)において、「グローバル人財教育」に関する参考人を務めた。具体的には大学教育の現場においてグローバル人財教育を充実させることを名目に文部科学省があれやこれやと予算を計上してくるのに対し、民間有識者の立場から意見したのである。私はプロとして企業現場でのグローバル人財育成を行っているからだ。

その審議の場で違和感を抱いたことがあった。それは「とにかく英語を勉強させればグローバル人材になる」と文部科学省、そしてその背後にいる大学法人は信じ込んでいるということである。予算要求に関連したペーパーを見る度に「英語」「英語」そしてまた「英語」のオンパレードなのだ。

私自身、キャリア外交官として外交の最前線にいた時、通訳官を務めた経験がある。ラウ独大統領が国賓訪日した際には天皇陛下の御通訳を務める栄誉に恵まれた。それ以外にも秋篠宮殿下や森喜朗総理大臣(当時)の通訳を務めた経験を持つ。またドイツにおいてドイツ語で出版したこともあるわけだが、そうした一連の経験からいうと「外国語を学ぶ前に、まずは母国語である日本語」なのである。

つまり話す中身がしっかりと腹に落ちていないのに、上滑りの外国語をしゃべってもそれこそ「意味が無い」のだ。その意味でまだまったく自身の知見がかたまってもいない学生たちに「とにかく英語をしゃべりに留学に行って来い」と追いだす今の政府のやり方は疑問に思えて仕方が無いのだ。

行政事業レヴューに出席した後、わだかまりが続いていた私はとある人の勧めで、ある研究者の本を手にすることになった。かつては大ベストセラーをものしたにもかかわらず、今では大きく取り上げられることのないその研究者が、これまで書き記した著作を読み漁る中で、ようやくこのわだかまりを解くカギを見つけたのである。

論理も感情も左脳で一緒に処理している日本人

その研究者の名は、角田忠信という。東京医科歯科大学で長きにわたり耳鼻咽喉科の研究を続け、現在は名誉教授である人物だ。

1970年代に角田忠信氏は偶然にも「とんでもない発見」をした。聴覚実験をしていると日本人の被験者が特異な反応を示すことに気付いたのである。その結果を簡単にまとめるとこうなる。

 

●日本人は言語を左脳で処理している。そして論理的な作業も左脳で処理している

●これに加えて日本人は感情・情緒についても左脳で処理している。右脳で処理しているのは機械音や和楽器以外の楽器の音色、そして雑音など「無機的な音」だけである

●日本人と同じような傾向を示すのはポリネシア人だけである。それ以外の外国人は「すべて」右脳で感情・情緒、左脳で言語・論理を処理している


日本人同士で議論していると最後は「まあ良いじゃないですか、これで」となあなあになってしまう。あるいは「和を以って貴しとなす」がトップ・プライオリティとなり、最終的には和合してしまう。実はこうした現象が生じる背景には「論理も感情も左脳で一緒に処理している」という、特異な事情にあるというのである。

そこで問題はなぜこうした日本人特有の現象が生じることになるのかという点になってくる。角田忠信氏は実験に次ぐ実験の結果、ついにその原因が「日本人の肉体」ではなく、「日本語」しかもその母音にあることを突き止めたのである。つまり日本語特有の母音を子供の頃から四六時中聞いている間にこうした脳構造が出来上がってくるという。

もっと具体的に言うならば6歳から8歳までの間に、完全なる日本語環境に置かれている場合、肉体が米国人であろうと、ドイツ人であろうと、中国人であろうと、「日本語脳」になるという。すなわち先ほどいったような言動・行動をとる、いわゆる「日本人」になるのである。

日本語が日本人の脳を規定する!?

この理論を真っ先に取り上げたのは、我が国において戦後のアカデミズムの泰斗の一人であった湯川秀樹博士だった。同博士は瞬く間にこの理論が持つ意味を理解し、「これぞ世紀の大発見だ」と絶賛したのだという。そしてこう言ったのである。「何でもかんでも米欧から持ってくる理論が良いかのように言われているがまったくそうではないのである。日本語を学んだ日本人だからこそ出来ることが必ずあるはずなのだ。それを見つけるべきだ」と。

しかし、である。「出る杭は打たれる」のが今も昔も我が国の常だ。あたかも今の「小保方騒動」のようにアカデミズムは轟然とこの「角田理論」に反論し始めた。「反論」を述べたのはアカデミズムの住人たちだけではなく、一般世論に影響力を持つ評論家たちもであった。

「結局、あの角田理論には再現性が無い」

そんな風評が何時の間にやら世間の大勢を占める中、一時は「ノーベル賞候補」とまで言われた角田忠信氏は連日のように激しいバッシングにさらされ続けた。

 こうしたバッシングをしたのは「日本人が優れているのは遺伝子のおかげだ」と主張する一派だったという見方もある。つまり当時、徐々に流行し始めていた「遺伝子研究」で大量の科学研究費や補助金を国から得ようと躍起になっている最中に、「角田理論」という厄介者が出てきた、ということだったようだ。

カトリック教会から弾圧され、口封じされたガリレオ・ガリレイが天動説を最後まで擁護したのと同じように、角田忠信氏はその後も孤軍奮闘、退官するまでこの「日本語こそが日本人の脳を規定しており、日本的なるものの全てを創り上げている」というこの理論を精緻化したのである。

「日本的なるもの」の重要性

私はこの「角田理論」を知って、正直、慄然とした。なぜならば今、我が国政府がやろうとしているのは正にこの「真逆」に他ならないからだ。政府としていわゆる「グローバル化の専門家」なる人たちは今、こぞって「小学校も低学年の内から英語を勉強させるべきだ」と主張し、それを実現しつつある。

だが、特に6~8歳という脳形成において決定的なその時期に英語環境を増やせば増やすほど、その子は「日本語脳を持っている」という意味における日本人ではなくなる。そう、つまり我が国政府はこうした自称「専門家」たちの口車にのり、国民の血税を使って、愚行に着手したというべき事態が密かに生じているのである。

そればかりではない。本来ならばこの時期に形成された「日本語脳」を育て、わが国が培ってきた「日本的なるもの」、すなわち「調和を旨とする社会の在り方」や「日本文化」などを涵養出来る方向で大切な子どもたちを育てるべきであるのに、やれ「グローバル化だ」「英語だ」と中途半端なことを、方向性も示さずに大学教育に至るまでやり続けているのである。

気になるのは「角田理論」のその後だ。漏れ聞くところによると世界で最高権威の科学雑誌の一つに、どうやら超現代的な手法を用いて「角田理論」の結論を実証した論文が程なくして掲載される見込みがあるのだという。もしそうであれば、「論理と感情」と同時に処理することで真の人間性を知る「日本的なるもの」こそ、今、グローバルには求められているということが明らかになる。

この議論は、他方でこれから始まる我が国における歴史的な資産バブル(「日本バブル」)の理論的支柱になることは間違いないと私は見ている。

 

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38899


 

「日本語を子供時代に習った人たち」がこれからの世界を創っていく可能性を持っている

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/6046228b71afeb8fbce9302991e96ed2

 

「日本人の心」を形作るのは他ならぬ“日本語”である

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/c814517138a4e76bbe48ef1bf48fd9e7

 

感性によるイノベーションを磨け

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/4003bd0a4c4876502ec99f38cd87706f

 

世界史を動かす日本: これからの5年を迎えるために本当に知るべきこと (一般書) [単行本] 原田 武夫 (著)



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