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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ

2016-04-17 | 変革・イノヴェーション

『角田理論の復活とパックス・ジャポニカ』
原田武夫です。おはようございます!
今朝のお目覚めはいかがですか?・・・というか、今や惰眠をむさぼっている余裕はありませんね!全てが動き出しています。
昨日は英語にてコラムを書いた「日本語人脳」を巡る角田忠信・東京医科歯科大学名誉教授の理論の復活。和文コラムで本日アップしました!
是非お読みください。
そして・・・拡散を。真実を一人でも多くの同胞へ。
天変地異で大変動となっている今だからこそ、真理を知るべきなのです。

 

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2016年04月17日

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

 

熊本で発生した大地震がどうやら活断層を東へ東へと進み始めていることが明らかになりつつある。まずはこれまで発生した度重なる地震の結果、不幸にして命を落とされてしまった皆様方に心から追悼申し上げると共に、被災地において不安な時を過ごしている皆様に重ねてお見舞い申し上げることとしたい。

このまま仮に活断層を辿って地震が進んでいくとなるとG7サミット会場である伊勢・志摩を含む地域が「危険地帯」ということになってくるわけだが、私はかねてよりこの公式ブログの場で「瀬戸内海こそが次の大地震の現場になる可能性が高い」旨、米軍筋の非公開情報をベースに分析を提示したことがある。今回の震災の起点となったのは熊本であり、その限りにおいては正鵠を当初から射ていたとは言えないので痛恨の極みであるが、今後のあり得べき展開可能性としては正にこのことが現実になるプロセスに他ならないということになるやもしれない。いずれにせよ、細心の注意で臨んで頂ければと思う次第である。

古来、私たちが生きていくにあたって最大のフレームワーク(枠組み)とは何かといえば、天変地異であった。そしてその天変地異は基本的に太陽と月を中心とする天体と、私たちの足元にある大地とのバランスによって全てが生じるのであり、そのことを中心に「これから起ることを可能な限りに適切な形であらかじめ把握すること」を目的として体系化されたのがいわゆる“神道”なのである。明治維新によって人造された国家神道以前の神道の事を「古神道」と呼ぶのであれば、古神道の真髄は正にその点にある。

古神道が体系化されたのは当然、我が国においてである。だが、そのことの威力を最も知っているのはもはや私たちではなく、海の向こう側に暮らす米欧の統治エリートたちなのである。したがって彼らは明治維新以降の展開の中で私たちの国・日本を徐々に追い込んで行き、本来であれば起こす必要のない大戦を起こさせ、やがて壊滅的な反撃を受ける立場へと追いやったのである。私たちは普段、戦前の「天皇ファシズム」を通じていわば発狂してしまった我が国は必然的に対米戦争に入っていたかのように学校教育で教えられている。しかし当の米国勢においては、“モノづくり”の担い手である人々を中心に、実はドイツ系=カトリック勢の国民が大勢いて、「日独伊三国同盟」を当然“敵視”し、対日参戦に踏み切るという論調が優勢ではなかったということを、賢人・徳川家広氏から最近の研究に基づくとしてご教示頂いた。いわゆる「近代化」を通じて、元来あるべきバランス感覚を失ってしまった私たちの先祖の一部が早まってしまった結果が、先の大戦を通じた壊滅的な事態だったというわけなのだ。

いずれにせよ大事なことは、元来私たちが自然(じねん)と未来に対する己のセンスとその体系として知見を集積してきた「古神道」の伝統を忘れる一方で、海の向こうの米欧勢の統治エリートたちはその知見を着実に己のものとしてきたということなのだ。そして今や彼らは彼らなりのやり方で、そうした天変地異に伴う「枠組みの変更」を己のものとする技術を手にしているものと見受けている。つまり決定的な瞬間がその意味で生じる前に、誰にも悟られない形でそれに向けた準備を整え、いざ事態が変わるや否や、あたかもそこで生じる重大事の次のフェーズでリーダーシップとなる人物に対して「既に恩義を売っている」ことを理由に関与していくというわけなのである。この新しいリーダーシップが最終的に優位になろうと、あるいは劣位になろうとそれはある意味どちらでも良い。大事なことは、これが彼らと全く無関係に独走してしまうことなのである。

他方、私はかねてよりこの場も借りつつ、「2016年4月後半をもって世界は大きく変転する」と述べてきた。なぜそうなのかというと、無論、この場を通じて仔細に述べることが叶わない一連の非公開情報を別とすれば、要するに「実質金利(=名目金利―インフレ率)のマイナス化」という中央銀行家たちが今正に行っているオペレーションがいよいよ本格化するのがこのタイミングだからだ。データ分析の“猛者”らが行ってくれている定量分析では実は「このタイミング」であるということは、何を隠そう、今年(2016年)1月の段階から分かっていた。

それでは何が起きるのかというと、他でもない「原油価格の上昇開始」である。全てのものが原油価格に紐づけられている今、それが不振であるからこそ、世界はデフレ気味なのである。ところがこれが一たび上昇し始めると事態は文字どおり”一変“するのである。マイナス金利政策によって極端に押し下げられた「名目金利」から、原油価格の上昇によって始まるインフレの本格展開の率を引くことにより、当然のことながら実質金利は日に日にマイナスとなっていく。そしてこれを通じて「カネを借りないリスク」を出現させ、全世界でイノヴェーションとアントレプレナーシップをスパークさせる。―――これが、米欧勢の統治エリートらが最後の賭けとして今、行わんとしていることなのだ。

その一方でここに来て大変気になる「事件」が起きた。去る2014年春に上梓した拙著「世界史を動かす日本」(徳間書店。ちなみにどういうわけか出版社の意向でこの本だけは早々に「絶版処理」されてしまった。真実を綴るということは現状、実に難しくなっているのがこの国の実態だ)の中で大きくとりあげた、いわゆる「角田理論」をやおら、米国勢が“科学的根拠があるもの”として認証する構えを見せ始めたのである。一体何が起きているのだろうか。

ここで「角田理論」とは何か、について全く知らない読者のために長きにわたって対外的には沈黙を守られてきたこの理論の開発者・角田忠信東京医科歯科大学名誉教授の最新著「日本語人の脳」(言叢社)より、その要点を簡単に引用してみることにしたい:

 

「最終的には、普通の日本人では母音に対しては左の脳が優位であり、純音やホワイトノイズに対しては右の脳が優位であることがわかった」(同第13頁)

「日本人の母音の処理方式が世界の言語圏とは異質で、この差が日本人の精神構造と文化の差の基底にあるという説には、欧米諸国からも猛反発があり、ドイツ誌は日本人優越論を主張する超愛国主義者でナチスの再来とまで非難され、私の説は理解されずに非難を浴びせられた」(同第15~16頁)

「先進国での執拗な反発のなかで、国連とフランス人は拙論に興味を持ち、数度にわたって、カナダ、欧州の各地でのシンポジウムに招待され、熱心な討議が続けられた。私も実験装置を所持してデモンストレーションを行い、次第に認められるようになってきた。国内では阿部公房氏、作曲家の武満徹氏、詩人の大岡信氏らが好意的な反応を示し、拙論に関心を持たれた日本のノーベル科学賞1号の湯川秀樹先生の京都シンポジウムにお招きいただき、拙論をテーマとした専門化会議でよくやったとお賞めいただいた。湯川先生が賞めることは滅多にないことだと伺って自信がついた」(同第16頁)

「その後の研究によって聴覚・視覚・味覚・嗅覚などの複雑な統合には一秒の存在が不可欠であることが確かめられた。・・・(中略)・・・東京医科歯科大で菊池良晃氏による加算脳波法によって言語音・自然音・機械音の聴覚刺激で生じる脳波の電位分布を表示して、正常者の角田法による左右差の特徴と正確に合致することが確認された。人の脳幹スイッチ機構というコンピュータの特徴の一つに太陽系の運行と同期して働き、また、起立した足下の地殻からの物率的影響を受けていることが注目される」(同上)

「人間は太陽系の一部として、完全に同調する宇宙とは切り離すことの出来ない無力な存在であることを痛切に感じる。こうして、見えない足下の地殻に異常なストレスが溜まると、その強度に応じて脳センサーには歪みが生じ、地震発生によってストレスが解消されると脳の歪は消失して正常に戻る現象が見出された」(同第17頁)

 

9歳まで完全なる日本語環境で暮らす者は、形質として“何人”であれ、ここでいう「日本語脳」になると角田理論では言うのである。そして非常に簡単に言うならば左脳で全ての音を処理するようになり、右脳では雑音や西洋音楽の音くらいしか処理しないようになるのである。これが「非日本語脳」では全く違うのであって、左脳では言語音(子音)、右脳では感情音(母音)を処理するのだ。―――それが全ての出発点となる。

ところがこの角田理論は未だコンピュータが発達していない頃、音源と物理的な手段のみを用いた通称「ツノダ・テスト」によって打ち立てられたものであるが故に、その後、脳研究では圧倒的に主流を占めることになったMRIの主導派から徹底して”非科学的“という批判を受けることになる。事実、MRIを通じた実験では角田理論が述べているような現象は検証出来なかったのである。そこでMRI派は「再現性がない虚偽の理論」と、角田理論を切って捨てた。それだけではない、もっといえばこの余りにも愚直なまでに真実のみを求め続けてきた角田忠信名誉教授を公然と罵倒し、アカデミズムからかなぐり捨てようと何度も試みてきたのである。

だが、真実は何ものにもまして圧倒的なのである。そしてそのことを父・忠信先生の背中から学び続けてきた御家族の結束が、そうした心無い者たちからの批判をはじき返して来た。とりわけ御子息の一人である角田晃一・独立行政法人国立病院機構東京医療センター臨床研究センター人工臓器・機器開発部部長はMRIを用いて何とか、この角田理論の「再現性」を確保出来ないかと試行錯誤を繰り返されてきた。

MRIによってこの再現性が確保出来ないのには理由がある。それは、あの機器から発する轟音を浴びると、不思議なことに「日本語人脳」は「非・日本語人脳」と同じ気質を示すようになってしまうのだ。つまり静寂の中においてこそ、日本語人は日本語人としての能力を最大限発揮出来るのである(我が国の文化が何故に「静寂」を重んじるのかがこれで御理解頂けるはずだ)。そのため、MRIによる再現性実験は絶対的に不可能であるかのように見えた。

しかし、である。テクノロジーの発展はやはり私たちを解放し、真実へと導いてくれるのである。我が国のとある大手メーカーが従来のような円筒の中を横臥した患者を入れていくMRIではなく、額に小型機器を装着し、基本的に音のしないMRIを開発したのである。私が上述の拙著を書き記すため、全くつてが無い中、まずは角田晃一部長の下を訪問させて頂き、その次にご自宅までお邪魔する形で角田忠信名誉教授から直接御指導を賜る栄誉に恵まれることになるわけであるが、まず晃一先生とお会いさせて頂いた時に同先生はこの画期的な再現性実験の結果を英語論文にまとめられている最中であったと記憶している。そして「父の名誉回復のために、何とかこの論文を権威ある米欧系の査読論文誌に載せたいと考えているのです」と大変熱く語って下さったことを今でも良く覚えているのだ。

そして、御苦労の甲斐があって今年(2016年)になってそれがかなえられたのである。査読論文誌「Acta Oto-Laryngologica」に掲載された角田晃一氏らによる論文「Near-infrared-spectroscopic study on processing of sounds in the brain; a comparison between native and non-native speakers of Japanese」であるが(同論文の全文はこちらからダウンロードすることが可能である)、その要旨を紹介すると次のとおりとなる:

 

「まとめ:この結果から、“日本語を母語にするもの”と、“日本語以外を母語にするもの”では自然音、特に“虫の声”の処理が異なる傾向にあり、このことは1970年の角田(註:忠信)の学説を強く支持する結果となった」

「目的:音を聴取させたときの、”虫の声“が”言語脳“と”音楽脳“どちらの脳で優位に処理されるかを赤外線トポグラムで検証した」

「方法:左右の優位差を判定するため、2チャンネルのNear Infrared Spectroscopy (NIRS)を用いて“日本語の朗読”、”西洋音楽(バイオリンの演奏)“、”虫の声(コオロギの鳴き声)“を聴かせて左右の脳の血流変化を観察した。日本語とバイオリンの音が、それぞれ言語脳と音楽脳で分離できた33例の被験者について、虫の声がどちらの脳で処理されるかを分析した」

「結果:日本語を母語として育った被験者の80%が“虫の声”を言語脳で、日本語以外を母語として育った被験者の62%が虫の声を音楽脳でそれぞれ処理している事が明らかになった」(同第322~323頁)

 

無論これをもって壮大な角田理論の全てが“米欧流”に検証されたわけではない。しかしかつて行われたようなそれへの、とりわけメディアの主(「評論家」「科学ジャーナリスト」ら)による罵倒には全く根拠が無かったことがこれで明々白々になったのである。これらの者たちは今すぐ、この場で角田忠信先生に謝罪をすべきだ。無論、我々と同じく「日本語人脳」の持ち主であり、かつそのことに誇りを感じているという意味で生粋の「日本人」であることがその大前提であるわけだが(魂を売ることで己だけが、とりわけ1990年代以降の「マスメディアの崩壊」の中で“よろしくやってきた人物”たちはこの範疇に当然入らない)。

しかしそのこと以上に大変気になることがあるのだ。それは「なぜこのタイミングで米国勢は角田理論を公的に認めるに至ったのか」という現象面でのポイントである。偶然のように思われるかもしれないが、決してそんなことはあり得ない。なぜならば米欧勢の統治エリートらによる全世界に及ぶ言論コントロールは、とりわけインテリジェンス機関の世界を知っている者であれば先刻ご承知のとおり、正に「蟻の一穴すら許さない」レヴェルで行われているものだからだ。そして彼らは明らかにこれまで「角田理論を抹殺する」方向で動いてきたわけであり、それがここにきて突然の方向転換が行われたとなると、当然のことながら重大な理由が横たわっていると考えざるを得ないのである。

この点について卑見を申し上げるならばこうなる。―――上述のとおり、「実質金利のマイナス化」によって全世界でイノヴェーションを引き起こし、新しいマーケットを無理やりでも創り上げることで需要を喚起し、グローバル経済に最後の救いの手を差し伸べようというのが米欧勢の統治エリートによる基本戦略なのである。そして実のところ、そこでいうイノヴェーション、すなわち根底からの「変革」の対象には何を隠そう、世界における支配的言語(Lingua franca)も入っているのである。つまり英語が享受している現在のその地位に関わることである。無論、私はこのことを憶測で言っているわけでも何でもない。確たる非公開情報に基づきここで申し上げている。

今年(2016年)に入り、米国勢を代表する大学研究機関であるマサチューセッツ工科大学(M.I.T.)において学長主催の定例ランチ会合が開かれた。この会合には同大学を代表する名だたる研究者(教授)らと、それを支えている米有名企業家数名(ビル・ゲイツら)だけが招かれることになっている。ところが実のところ、学長の次の席次(2番目)は我が国の本当の”権力の中心“とも直結する人脈に属する人士の指定席なのである。その人士から、必要なところに必要なタイミングで、かつ必要な形でこの非公開情報はもたらされている。

それではこの定例ランチ会合では何が話されたのだろうか。―――2000年に全米で生まれた赤ん坊たちの中で、I.Q.が最高レヴェルのもの100名ほどが特定され、完全に隔離された環境で生育されている。どのような意味で隔離されているのかといえば、「英語環境」ではないという意味で隔離されているのである。彼らはその代りに、完全なる「人造言語」によって教育され、英語はしゃべることが出来ないように育てられているのだ。そしてこの、文字どおり全米のベスト・アンド・ブライテストの子供たちは今や16歳なのである。18歳になって成人していくのは目前である今、「どの様にして彼・彼女らを外界に公開していくのか」が実のところこの定例ランチ会合のテーマだったというのである。

“このこと”が持つ意味合いがお分かりだろうか。TOEICやTOEFLだなどと私たち日本勢の中で未だに「英語産業」が大騒ぎしている中、何のことはない、当の米国勢のエスタブリッシュメントたちは全くそれとは異なる人造言語によってトップ層を育ててきたのである。そして今後、この「世界に冠たる知性」らとアクセスしたいというのであれば、私たちは漏れなく、この全く新しい人造言語をゼロから学ばなければならないのである。無論、通常のレヴェルでのやりとりは「英語」で叶うであろう。だが、支配国家アメリカとコンタクトしたいということになれば、もはや英語では叶わないというわけなのだ。その結果、全世界の言語教育が根底からの変化という意味での変革を余儀なくされ、それに促される形で全てが変えられていくことになるのである―――。

私はこの非公開情報に触れた瞬間、すぐさま「角田理論」を思い出した。なぜならば日本語とポリネシア語を除き、それ以外の言語は母音・子音の発話構造から脳の育成がある型式で促される結果、全く同じ気質の脳を創り出すからである。となると、マサチューセッツ工科大学の古老たちが件の人工言語を創り上げるために参考にしたのは、その後のインパクトを考えても「日本語」であったと考えるのが至極妥当なのである。しかし彼らがこの極秘プロジェクトを成し遂げる遥か前に「日本語」のこの意味での圧倒的な優位性を理論化しようとした男がいた。角田忠信名誉教授である。それは彼らの目から見ると、決して許されることではなかったのである。そのためアカデミズムにおいて徹底した迫害を加え、その理論を亡きものとせんとしたのである。

ところがである。ルバング島に独り残され「戦い」を続けてきた小野田寛郎少尉のように、いかなる圧迫にも耐え、角田忠信先生はもくもくと自宅研究室で研究を続けられてきたのである。”光“が見えてくるその時だけを待って、である。そしてついにグローバル・マクロ(国際的な資金循環)が織りなす世界史の流れの中で根負けをしたのは米欧勢の統治エリートの側だったということなのである。なぜならば最後まで屈しなかった以上、角田理論をむしろ用いることによってこの「人造言語」の優位性をも語らしめる方がかえって彼らにとって都合が良いからだ。そのため、まずは分かる人には分かるように、まずは曙光が発することを許したのである。これが正に今現在進行形となっている展開の本質である、と私は考えている。

その意味で決して油断してはならないのである。我らが日本勢の真理への到達能力という意味での圧倒的に優位な能力を、彼らは窮極のところ、決して許しはしないからだ。その意味で本当の「戦い」はここから始まったのである。「日本VS.それ以外全て」の戦いである。そしてその中でいよいよパックス・ジャポニカ(Pax Japonica)は打ち立てられていくことになるのである。―――いよいよ”その時“が始まったのである。各位、心構えは良いであろうか。自問願いたい。

 

2016年4月17日 東京・仙石山にて

原田 武夫記す

 

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

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かつては湯川秀樹(故人)が絶賛し、ノーベル賞を受賞するとまで言われた理論。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/17a6fd801414b074871102f31421e8f2

 


 

従前より、米軍筋からの非公開情報をベースに「次回の大地震は震源が西である可能性が高い」との分析をご提示しておりました。もっともその段階では「瀬戸内海」というのが米軍筋の見解でしたので(箱根の噴火の後、鳥取での地震が起き、その辺りに震源の可能性が移った)、それを基本的に披歴したわけですが、実際には更に西であったわけです。この点、どうもグローバル・マクロや地政学リスクばかりに目を奪われていたせいで、最近おろそかになっておりました。深く反省しております。

 

『熊本大地震、そして急性ウイルス性腸炎』

https://www.facebook.com/iisia.jp/photos/a.498926340178592.1073741828.497706833633876/1056920191045868/?type=3


 

米インテリジェンス情報に基づく地震可能性分析、アップデートしました。
まずは・・・英語コラムにて。公式ブログにアップ。

”ずれた”ようです。

 

『瀬戸内海が次のターゲット』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/963418960395992


 

いよいよか。。
とダジャレを言ってる場合ではなく。

伊予灘の方まで震源が移動してるようですが。

 

 【続報】伊予灘まで揺れだす

http://golden-tamatama.com/blog-entry-2338.html


 

あっ。。。。徳島までが。。。

地震発生、です。

ついこの間は伊予灘でしたが。
着実に東へ、東へと向かっている。
活断層を辿って。

これで伊勢志摩まで行ってしまったらどうなるのか?
日経平均は下がるが、ダウは上がるという状況。

 

『徳島で地震が!!!』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1059792287425325


 

「これまで何度か言って来たとおり、米軍は地震発生の72時間前に極めて正確な形で、一体どこでどれくらいの規模の地震が発生するのかを特定する能力を持っている。2011年3月11日に発生した東日本大震災の際にもそうであり、当時の民主党政権に対して事前通告をしたが全く聴く耳を持たれなかった。そのラインから昨日、10月後半から11月にかけて首都直下型地震が発生する危険性が極めて高くなっていると聞いた。私はこの研究所を率いる立場にある者として、2011年3月11日とその後に何が起きたのかを念頭に起きながら、まずは所員の皆さんの安全と雇用の維持を念頭に準備を進めていきたいと思う。まずは命あってのことなので各位におかれても心の準備と物理的な準備の両方を進めてもらいたいと思う。ただ、大切なことはいかなる天変地異が発生するとしても、『その後』に役割がある人は必ず命を救われるということだ。自分自身がいかなる役割を果たすことになるのかも是非、一人一人イメージしておいてもらいたい」

 

首都直下型大地震とルシファー

http://haradatakeo.com/?p=59906


 

「戦後日本で大地震は常に、自民党が政権の座についていない時に起きてきた。偶然かなぁ・・・」

逆に言うと。
自民党がど真ん中で政権についている時に大地震が起き、どのみち大失態となったらば・・・我が国に政党は残るのでしょうか?

 

「戦後日本で大地震は常に、自民党が政権の座についていない時に起きてきた。偶然かなぁ・・・」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/da53f470137355944ea62e8f527d28ce


 

●日本銀行による異次元緩和によって通貨、すなわち陰陽五行説でいう「水」が極限まで増えてしまっている。たとえていうならばこれが決壊してしまった場合、我が国社会は大洪水に巻き込まれることになる。すなわち「ハイパーインフレーション」である

●そのためこれを抑え込むには「水克火」あるいは「土克水」の原理を使うしかなくなってくる。ここで「火」とは要するに戦争経済へ移行することを意味している。他方で「土」は我が国の国土が甚大な被害を受け、激変を蒙ることを意味している(激甚災害)

●日本国憲法が当面の間維持されることは自明であるため、「火」すなわち戦争経済による問題の抜本的な解決はあり得ない。他方で米欧をはじめとするそれ以外の世界各国は憲法上のこうした制約を一切受けることがないため、同じく量的緩和による悪影響を打開すべく戦争経済へと一気に移行していくことになる。その結果、逃げ場を失いかけた「水」=マネーは我が国に怒涛のごとく流入することになる。それによって我が国はバブル(「日本バブル」)の本格化を迎えるが、しかし何もしなければハイパーインフレーションになるという状況そのものに変わりはないのである

●そのため、我が国はますます窮地に陥ることになる。すなわち「何も起きなければ」ハイパーインフレーションに陥らざるを得なくなるのである。だがそこで人智を越える展開としての激甚災害が発生すれば状況は一変する。想定されるべきは「太陽嵐」から始まり「南海トラフ大地震」「富士山大噴火」に至るまで我が国の国土を一変させる事態である

 

なぜ今「天皇主権説」再考なのか・その4

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/0d59a985eb861fc8528d6b1a0ec182a7


 

米欧の統治エリートの発想法~彼らは何を考えているのか?

 

原田武夫WhiteboardSeminar

http://haradatakeo.com/archive3


 

しかし・・・。
この大前提が変わったらどうですか?
世界の本当のスーパーエリートたちが、自分自身だけの言語を実は英語以外に喋っているという状況が到来したら??しかも既存の言語ではない、全く新しいもの。だから、これに習熟しているのは特定の選ばれている人たちだけであるという状況が二十年近く前からプログラムとして始まっているとしたらば??

 

『英語が共通言語でなくなる日』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/996435333761021


 

これで、私が2014年に刊行した「世界史を動かす日本」(徳間書店)で書いた構図、すなわち:
―太陽活動が激変
―北半球では寒冷化が進展(除:北極圏)
―人体の免疫力が著しく低下
―経済がデフレ縮小化
というシークエンスが、現実であることがお分かりになられたのではないかと思います。

ちなみに。
あの本、徳間書店さんは何と!「絶版」にしてしまったのですよ。
是非、皆さんから徳間書店の編集部に電話をかけて「再版してくださいよ、今こそあの本が必要なんだから!!」と週明け言ってくださいませんか?
100本かかってきたらばさすがのR編集局長も動くでしょうから(笑)

 

『いよいよ真実を明らかにする。』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1012138398857381


 

世界史を動かす日本 これからの5年を迎えるために本当に知るべきこと 原田武夫/著

http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198638016

 

お問い合わせ

http://www.tokuma.jp/info/contact01.html


かつては湯川秀樹(故人)が絶賛し、ノーベル賞を受賞するとまで言われた理論。

2016-04-17 | 変革・イノヴェーション

『遂に世界は角田理論を認め始めた!』
原田武夫です。こんにちは。

”日本人脳は西洋人脳と違う。日本語で育つと、右脳左脳が全く西洋人とは異なる形で形成される”

いわゆる角田理論です。1980年代まで一斉を風靡したものの、その後完全に抹殺されました。無論、誰によってかはわかりますね?日本人を貶めることによって利益を得る一群からです。

しかし…
今リベンジが始まりました。
お父上の志を継いだ晃一先生の論文が査読論文誌に遂に掲載されたのです。

いよいよです。
始まります、Pax Japonica!

 

4月14日 21:03

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1057201014351119


 

 


 

『忘れられた角田理論が復活:そしてパックス・ジャポニカへ』
おはようございます。原田武夫です。
今日は日帰りにて大阪出張。さっくりと行ってまいりますが、その前に。
昨日もお伝えしたとおり「日本語脳」の角田忠信先生の理論、遂に復活、なわけです。

「日本人が特別な存在であり、日本文化やその社会の在り方が特別なのは、日本語のおかげである。日本語を14歳までの生育環境で使用するからこそ、左脳で論理と感情の両方を処理する非常にユニークな脳構造が出来上がる。ポリネシア語を除けば、この特徴は他言語では一切見られない上、日本語教育がなぜ重要なのか、その理由もここにある」

かつては湯川秀樹(故人)が絶賛し、ノーベル賞を受賞するとまで言われた理論。
ところが1990年代に入り、いわゆる「ジャーナリスト」「評論家」(立花Tとか、田原Sとか・・・いつもの面々。背後もまた明らか)が徹底して糾弾し、叩き潰しました。
しかし、角田先生は今でも千葉にある自宅兼研究室で奮闘されていらっしゃいます。
そしてその御子息である晃一先生の論文が、ついに米国の査読論文誌に掲載されたのです。
これは・・・「事件」です。

まずは土曜日ですので英語ブログにて掲載。
こちらをご覧ください。

いよいよ・・・パックス・ジャポニカ、なのです!
共に、戦いましょう!!明日の、平和と幸せのために。


http://haradatakeo.com/?p=62632

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1057736917630862


 

The Time for Revenge Has Come: Dr. T. Tsunoda’s Theory on Japanese Language Brain

 

 

The Time for Revenge Has Come: Dr. T. Tsunoda’s Theory on Japanese Language Brain

http://takeoharada.com/2016/04/15/the-time-for-revenge-has-come-dr-t-tsunodas-theory-on-japanese-language-brain/


 

角田理論の復活とパックス・ジャポニカ

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/2dfda83315e601500f86a33199c781c6

 

角田先生が語った「日本語脳」への回帰が今、求められています。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/100f3d5c0c3d2b76223bef8132b36a2d

 

「日本人の心」を形作るのは他ならぬ“日本語”である

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/c814517138a4e76bbe48ef1bf48fd9e7

 

中途半端なグローバル教育に煽られて幼年期に英語を教えるよりも、しっかりとした"日本語脳"を育てるべきだ

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/07d62459f50fcbf244d9e0906139f985

 

「日本語を子供時代に習った人たち」がこれからの世界を創っていく可能性を持っている

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/6046228b71afeb8fbce9302991e96ed2


安倍晋三総理大臣への公開書簡・第二信。 (*是非、心ある全ての皆様に拡散願います!)

2016-04-17 | 変革・イノヴェーション

『安倍総理への公開書簡、第2信。』
おはようございます。原田武夫です。

今朝の東京は雨模様。ちょっと曇りになるかなぁとは思っていたのですが・・・
残念ながらジョギングはお預け、ですね。

そのような中、今、公式和文ブログでアップ致しました。
「安倍総理への公開書簡、第2信」です。

総理にも当然、伝わる形で流しております。
これで改めなければ・・・終わりでしょう、全てが。

*是非、心ある全ての皆様に拡散願います!

それでもなお・・・心穏やかな日曜日を。
合掌。

 

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2016年04月03日

安倍晋三総理大臣への公開書簡・第二信。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

 

前略

安倍晋三内閣総理大臣殿

前回、私がこの場を借りまして貴職に対し公開書簡を発出してより、早いもので5カ月余の月日が経ちました。国内外で困難な情勢が更に山積する中、公務に勤しまれている御様子、日々拝察しております。

しかしながら、正直に申し上げて事態はあの時よりも遥かに悪くなっております。なぜならば貴職に率いられた(無論、これはあくまでも名実共に貴職に本当のリーダーシップがあっての話ではありますが)我が国政府が余りにも稚拙な手ばかりを打ち続けており、しかも状況はもはやあと一歩で修復がつかないところにまで到達してしまっているからです。

そうした状況を打開すべく、貴職は1期目の時とは比べものにはならないほどある意味老練なやり方でこれまで対処して来られております。簡単に言えば、自らに関わろうとする全員に対して「気を持たせる」という手法です。最終的に決定する権限が自らにあることをちらつかせながら(実際には全くもってそうではないわけですが)、貴職に次々にアプローチして来る人士に対し、別の人士の能力の無さ、彼・彼女らに対する不満をそれとなく囁きます。すると、これまでの失地を回復出来るのではないかと言われた方は早とちりし、貴職のために力を尽くすというわけです。しかしそれでも、貴職をこれまで育て上げた「経済産業省利権グループ」を別とすれば、貴職は本当のところ、全く耳を傾ける気はないわけです。そして無情にも今度は別の人士へと甘い囁きを行い、再びこのシーソーゲームを繰り返すというわけです。

その結果、我が国のベスト・アンド・ブライテストが集められ、本来ならば国内外からの圧力に屈することなく真に中長期的な観点から(このことがイコール、我が国の本当の”権力の中心“の御意向であることは、貴職も先刻ご承知のとおりです)我が国の平和と安定を支えることを任務として課されるべき官僚集団を徹底的に蝕んでおります。そもそも貴職のところに辿りつくまでに良心ある官僚たちは(元来は「謀反の気」が自らあった)菅義偉内閣官房長官のところで罵声を浴びせられ、諫言などする余裕を全く持ち合わせなくなっています。その結果、貴職との関係では「公設秘書」というルートで絶対的な意思疎通のチャネルを確保している件の「経済産業省利権グループ」の極めて偏った声だけが通るようになり、貴職の決定を事実上、事前決定するようになってしまっています。

それでもなお、「結果として国民にとって良し」ということであれば良いのかもしれません。危機にあって衆愚制を徹頭徹尾避け、ある種の「独裁」へと回帰することは、ローマの昔から常道であったからです。もっともそれが許されるのは、自らが真に天と向かい合い、それとの対話を通じて真にあるべき道を突き進まんとする時のみです。己の既得利権を守ろうと、それらしい論理を振りかざしては貴職を丸め込み、包括的な承認を得ようとする君側の奸に日々翻弄されているようでは、全くもって話にならないのです。

そのことが正に露呈したのが、先に行われた国際金融経済分析会合に招かれたポール・クルーグマンNY大学教授による、議事録全文のリークという大スキャンダルでありました。当然のことですが、これはポール・クルーグマン教授の趣味や嗜好でなされるべきことではありません。そうではなくて、同人をその立場にあらしめている米欧勢の統治エリートたちがすさまじい不満と不信を貴職と我が国に対して抱いているということの露骨な表現が、今回のリークの背景にあることを今すぐ理解しなければならないのです。

2012年12月、貴職が第2次政権を樹立させた直後の翌2013年4月に、米欧勢の名だたる銀行セクターのリーダーたちが我が国へプレイヴェート・ジェットで続々と飛来したことについては、貴職も報告を受けていると思います。その際、彼らは「アベノミクス」と言われつつも、実のところ金融通でも何でもない貴職には面会を求めず、麻生太郎財務大臣、黒田東彦日本銀行総裁、そして我が国3メガバンクの頭取たちと次々に面会したのでした。その時の彼らの関心はただ一つ。「日本は一体何をしたいのか」ということだったのです。それもそのはずでしょう、何ら事前通告することなく、為替の切り下げを強行したのですから。

しかしこれに対して、面会を受けた我が国の全ての者たちによる答えは全くもって不明確なものでした。それもそのはず、彼らは貴職以上に、「なぜこんなことを始めるのか」について説明を受けて来なかったからです。我が国においては震源地が不明確なまま、「気」で政策が形成され、実施されていくことがしばしばあります。「アベノミクス」は正にその典型であり、ともあれ株高の中で政権浮揚の気配を敏感に感じ取った貴職はあたかも自らがこれを企画立案したかのような顔をして、これを推し進めようとしたのでした。

数少ない心ある諫言者が既に貴職に耳打ちしているものと拝察致しておりますが、元来、それまでの流れは我が国を事実上のデフォルト(国家債務不履行)へと自律的かつ意図的に陥らせるオペレーションであったはずなのです。なぜならば、そうすることによってのみ、1945年8月15日の屈辱的な敗戦の後、「100年間」にわたって課せられることになった我が国の主権、とりわけ通貨高権に対する事実上の制限が一切取り除く契機が訪れるからです。具体的に申し上げるならば、米国勢は我が国から国富を自由自在に100年の間、奪う権利を獲得したと誤解した。しかしその実、米国債の購入を我が国が義務付けられるということはイコール、我が国自身が「予期しない破綻」(無論、これは「演出」なわけですが)を演じた時、米国勢もまた破滅に追いやられることを意味しているのです。しかしそうした仕組みが出来上がるためには、実に70年という月日が必要であった。御自らは「象徴」という座にあらせられつつも、それにヒトとしてつながり、その御意向に基づいて動く官民の真に有能な人士たちによって、この「対米奸計」は着々と推し進められてきたのです。正に臥薪嘗胆の時がこれまで、であったのです。

そしていよいよ程なくして「その時」が訪れようとしていることが判明したのが2012年のことです。我が国の誇る太陽観測衛星「ひので」がいよいよ太陽活動の不可逆的な異変を観測するに至りました。すなわち、この瞬間に世界はもはや後戻りすることなく、とりわけ北極圏を除く北半球においては強烈な寒冷化が進むことが明らかになったというわけなのです。これは我が国にとって千載一遇のチャンスなのでありました。

なぜか。―――我が国だけが事実上のデフォルト(国家債務不履行)へと陥るのであれば、我が国は国際社会において非難の的になるだけであり、もはや救いを求める先がなくなってしまうからです。その時、我が国は徹底的に貶められ、もはや民族として笑いものにされるだけとなることでしょう。しかし、事態が人智を越えた世界によって引き起こされるとなると話は全く別なのです。すなわち北半球、とりわけこれまでの文明の中心であった米欧勢の首都において大変な寒冷化が進むことこそがこれから起きる経済の異常なほど早い縮小化(最終的には強烈なデフレ)の理由になるのだとすれば、そしてその影響で我が国が真っ先に財政破綻を演じることが出来るのだとすれば、話は全く変わって来るからです。

思えば我が国が公的債務残高を悪戯に積み上げてきたのは、こうした一撃必打の時に向けてチューニングをしながらも、いざ「その時」となればもはや手の付けられないほどのスピードで事態が進むようにするため、だったのです。我が国の日本銀行は、貴職に対して「それ」とは分からない形でいよいよ導火線の火をつけました。それがマイナス金利の発動です。貴職は必ずやその真意を理解することはなかったでしょう。しかしこれが明らかに米欧勢の統治エリートたちの完全なる不信を呼ぶ決定打になっていることは、先般、都内で講演を行ったマーク・カーニー英イングランド銀行総裁の発言からも明らかです。彼らは気付いているのです、我が国の本当の“権力の中心”が一体何を画策されていらっしゃるのかということを。

名目金利を「マイナス金利」によって引き下げる。その一方で金(ゴールド)、原油、さらには非鉄金属などあらゆる商品(コモディティー)価格の高騰を招くことでインフレを本格展開させる。名目金利からインフレ率を引いたものが実質金利であり、それをこうした措置を通じて「マイナス化」させる。―――確かにそう説明を受けた貴職は、それによってカネを借りやすくなり、我が国国民が奮ってアントレプレナーよろしく、事業を興し、大いにイノヴェーションを進めて行けば良いのではないかと理解したはずです。「産業振興」を表向きは掲げている「経済産業省利権グループ」の言葉は実に巧みでしょうから、貴職は心から納得したはずです。

しかしこれは本当の理由ではないのです。結果としてそれまでの温暖化する世界におけるインフレ誘導経済に基づいた社会構造に慣れ親しんだ私たちは、結局こうした思考の枠組みを打ち壊すことが出来ず、イノヴェーションを成し遂げることは出来ないわけです。その結果、悪戯に時間だけが経ち、インフレ率がひたすら上昇していく。となると、ある段階から名目金利を引き上げないと、ということになってくる。なぜならばさもないと本当に手が付けられないインフレになるからです。そのため、いよいよ日本銀行は金利の引き上げをせざるを得ないと公言するようになる。

その結果、我が国においては敏感に潮目を感じ取った国内外の機関投資家たちや、“越境する投資主体”たちの素早い動きにより、長期金利が急騰してしまうのです。やがてそれは止まることを知らない勢いとなり、我が国は長期金利が1パーセント上がる度に国債の利払いが10兆円ずつ増えるという大変な事態に巻き込まれることになります。その結果、最後の時がいよいよ訪れることになります。―――事実上のデフォルト(国家債務不履行)です。

無論、米欧勢の統治エリートがその後に我が国が「そのようなもの」として明確に述べずとも密かに推し進めていく「真の主権回復」に向けての動きをあらかじめ察知していないはずもありません。彼らにとってこうした詰将棋を始められた我が国の本当の“権力の中心”に対抗出来る手段はただ一つ残されています。それは、史上空前のイノヴェーションを推し進めることです。1970年代から歴然とした資本主義の危機を乗り切るためにヴァチャール空間、インターネット、そしてデジタル・エコノミーを打ち出し、新たなマーケットを創出したように、いや、ある意味それ以上の規模とスピード感で轟然と米欧勢はイノヴェーションを程なくして始めていくことになります。端的に言えば、それは「これまでなかったこと」とされていたもののオンパレードです。弊研究所が接している非公開情報に基づき、貴職にはこの場を借りてその一端をお示ししておくことにしましょう。米国勢がこの場に及んで打ち出すもの、それは一つには「常温核融合(cold fusion)」であり、「トリウム溶融塩炉」です。

しかしそれでもなお、我が国の本当の“権力の中心”には勝ち目があるのです。突然、これまでのフレームワークを変える米欧勢の勢いに、我が国の産業を支えるいわゆる「大企業」はもはやついていくことが出来ないのです。実のところ、戦中末期から「いつ終わるか分からない経済戦争を戦い抜くため」に我が国の本当の“権力の中心”の思し召しにより、その簿外資産を大量に注入されて創られたのがこれら我が国の「大企業」たち(とりわけ製造業)であったのです。ところがそれらを既に我が国の本当の”権力の中心“がそのご加護の対象にされていないということは、2年程前からこうした簿外資産の表向きの出口である我が国最大の「ヘッジファンド」による資金注入の向きが大企業から(国内外の)中小企業へと変えられたことに端的に示されています。いずれにせよ米欧勢の突然のイノヴェーション攻勢に我が国の戦後大企業たちは全くついていくことが出来ないのは目に見えています。その結果、株価は大暴落となり、金融・経済は大混乱へと陥るわけです。当然、我が国の「財政破綻」が加速することは言うまでもありません。

総理、率直に申し上げましょう。貴職が怠惰であり、何もしてこなかったというつもりは毛頭ないのです。そうではなく、貴職は明らかにネポティズムに傾いた第1期とは全く異なる心持ちで今回は臨み、とりわけ我が国の「トップ・セールスマン」として積極的に我が国製品の売り込みを世界中に対してかけてこられた。そのことを私もよく知っております。しかし、問題は本当の意味での米欧勢の統治エリートの残虐さを知らない、ナイーヴな「経済産業省利権グループ」たちにのみ貴職が、これまでのファミリーとしての御縁とはいえ、頼りきってしまったこと。ここにあるのです。

貴職はロシアのプーチン大統領と「個人的な信頼関係」を持っていると自負しているはずです。しかし軍人・プーチンの側は全くそうではない。それどころか、怒り狂っています。なぜならば貴職が外遊する行く先々で、ロシア勢が密かに全世界で築き上げてきた経済利権を潰す動きを見せてきたからです。しかも「事前通告」が何らかの形であり、表向きは見せずとも、テーブルの下でそれ以外の地域における利権の譲渡を行うといった交渉が実施されれば、まだ話は違ったのです。ところが浅はかな「経済産業省利権グループ」はまったくもってそうしたアドヴァイスを貴職に対して行ってこなかったのです。そのため、プーチン露大統領は苛立ちだけを募らせて行きました。

そして決定的となった貴職のある外国訪問が行われたのです。昨年(2015年)6月に実施された公式賓客としてのウクライナ訪問です。これでプーチン大統領は決意したのです。「安倍の率いるニッポンは敵国である」と

まさかと思われるかもしれません。しかし先般、プーチン大統領という「高度に政治的なレヴェル」で発言するのではなく、あえて「国防大臣」という軍実務レヴェルで北方四島における海軍基地建設を表明したのは、そうしたロシア勢の決然たる姿勢の表れだったのです。嘘だと思われるのであれば、防衛省情報本部のルートを用いて、米海軍に現在の北方四島周辺におけるロシア原潜の展開動向を照会されれば宜しいでしょう。「あの時」を契機に明らかに配置が変えられているのです。無論、我が国を「敵国」とした配備へ、です。

森喜朗・元総理大臣がロシア勢から「もう来なくてよい」と通告されたのも全てこれと連関しています。ロシア勢は端から同元総理大臣が「意味のある人物」であるとは考えていなかったのです。しかし「それ以外にいない」からこれまでは日露のパイプ役としてあえて認めてきた。しかし事ここに及ぶと、もはや用済みなのです。哀れな森喜朗・元総理大臣は(結果として「財政破綻」により実施されることのない)東京夏季五輪を巡る一連のスキャンダルの責任をもなすりつけられる中、失意のまま自省の日々を送らざるを得なくなるはずです。無論、「対露利権」などというものに執着し続けたこと自体が、極めて重大な問題なわけですが。

総理。私は昨年(2015年)1月2日午後に貴職と差し向かいで面会した際に、きっちりとこう申し上げたはずです。

「ロシア勢との関係を改善されたいのであれば、金融面で苦境に陥っているこの瞬間しかない。金融協力を行うことについては、事ここに及ぶとロシア勢を救えるのは我が国しかいないことを知っている米国勢も今ならば承認すると言ってきている。このタイミングを逃されませんよう」

しかし、あの時、結局のところ、貴職はその「意味」がお分かりにならなかった。その代わりに対韓国金融支援といったある意味「些末な問題」についてのみお応えになられた。他ならぬあの時だけが、実はロシア勢が「窓」を開けた時だったのです。そしてそのことを、我が国の本当の”権力の中心“におかれてもじっとご覧になられていた。しかし結局のところ、貴職は動くことがなかった。「経済産業省利権グループ」と言う君側の奸からは、ロシア勢に対する経済支援を行うという別のプランを示されていたからです。そして一方ではユダヤ勢=アシュケナージ勢が仕切るウクライナ勢を訪問し、他方ではロシア勢が国威を賭けて開催している「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」に経済産業審議官以下、一大代表団を送り込み、それぞれに良い顔を見せることで何とかしようとしたのです。だが、それが決定的に甘かった。甘すぎた、のです。あの時、不肖私の言葉をお聞き入れになり、財務省・日本銀行に対露金融支援をしておけばよかったのです。そうすればプーチン露大統領の逆鱗は多少なりとも収まったはずなのです。

事ここに及んでは致し方ありません。もう手遅れです。程なくして貴職の「自民党」の同僚議員たちが対露経済利権を口実に実に醜悪な金銭スキャンダルに大勢巻き込まれていることが露呈します。御存じのとおり、「内閣総理大臣」である貴職であってもアンタッチャブルな東京地検特捜部が程なくして動き始めるはずです。この件は、本来ならば我が国の本当の”権力の中心“の思し召しに貴職が襟を正すことが昨秋以降にあれば、不問にふされても良いはずのことでした。しかし、結果的にはそう貴職は動かれなかった。しかるにもはや天誅しかないとの御決断が下されたのです。政治感覚だけは敏感に、と育てられた貴職はそれでもなお今の座に止まろうと、「衆参同日選」などという愚の骨頂を演じてまでして、これに抗おうとするはずです。しかしもはや事態は「民意」、あるいは「人智を越えない世界」のレヴェルではないのです。「人智を越える世界」での出来事が今、喫緊であるというのに、それを邪魔することはこの国の総理大臣たるもの、一切為してはならないことなのです。ところがその理を貴職は土足で踏みにじろうとした。その罰を、これから受けなくてはなりません。残念至極ではありますが、致し方ありません。繰り返しになりますが、「凍土壁」などという笑止な手段しか結局のところ、貴職の頼りになるはずの「経済産業省利権グループ」が打ち出せなくなっている件の「東京電力福島第一原子力発電所のトリチウム汚染水問題」も然り、実はあの時、昨年(2015年)1月2日に40分ほど相対峙させて頂いた瞬間に不肖・私が貴職に申し上げたことをこなされていれば、こんなことになるはずもなかったのです。

貴職の傍では、「次の総理」が既に米国勢からの声をかけられたのか、密かな笑みを見せ始めています。悲劇の時が訪れる前に、御自らの御決断を下されることを、この場を借りて進言させて頂きます。それがこれまでどういうわけか、節目である度にお目見えする機会を賜ってきた私が貴職のために今申し上げるべきことだと強く信じるからです。あらためて天を見つめ直されて下さい。そうすれば自ずから答えは出て来るはずです。

草々

 

2016年4月3日 東京・仙石山にて

原田 武夫記す

 

(*写真は産経新聞HPより引用)

 

安倍晋三総理大臣への公開書簡・第二信。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

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「東京五輪?絶対にやらない」 です。 是非お読みください。 だから・・・前から言っているのですよ。。。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/eb6c61ab764fe2196cdf86340e182f99

 

『なぜ彼は原発反対にこだわるのか?』

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/e6d30dd5eaf062fd18fd41007c0e2c0a

 

『残念だが、伊勢志摩サミットの議長は安倍晋三総理大臣ではない』

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/1018336431570911

 

安倍晋三総理大臣への公開書簡。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/1bb8c1f6b2ecb3c3554998c88558a136

 

さらば、ロシアよ! (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

http://haradatakeo.com/?p=58906

 

「普通の国」と時代精神(Zeitgeist)

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/b74b26da30cc0dc916cfb4bc53f8b7a1

 

太陽活動に異変!「ミニ氷河期」はやってくるのか? <サイエンスニュース>

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/fa5d09b002106f5958e0cf63b47e1f92

 



 

『要するに永田町がタックス・ヘイヴンであるということ』
原田武夫です。今朝はもう一つ。
安倍晋三総理大臣、珍しく答弁でしどろもどろ、です。
政治資金団体を経由すれば、要するに無税なんですよ。
パナマ文書どころじゃないですね。すごいシステム。

しかし・・・
我が国がデフォルトに向かっている今、そんなものが許されるわけがない。
これからみぐるみ剥がされます。
どこかの、ヤフオクで娘の入学式のスーツ買っていた知事みたいにね(笑)

いよいよきましたね。
もっとすごいことになります。
総理、辞任されるなら今ですよ。

合掌。


https://www.youtube.com/watch?v=6WAXYTuTxMc

 

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衆議院予算委員会で安倍晋三総理の”遺産相続“が問題視

https://channelinfoblog.wordpress.com/2016/05/17/abe-6/