グローバル・ビジネスと海外進出を志し、ブラッシュアップしたい企業経営者の皆様が、変転する国内外情勢を御理解され、ビジネス・チャンスを探るにあたり「要するに何を知り、どう考えれば良いのか」を端的にアドヴァイスするコーナー。
今回は第31回目のコラムの内容をお届けいたします。
※2013年10月29日朝に発行したものです。あらかじめご了承の上、読み進めてください。
「IISIA代表・原田武夫の“グローバル・アイ”」
~これを読めば海外マーケットとそれを取り巻く国内外情勢の肝が分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「米イラン『大団円』の向こう側に見えることとは」です。
⇒原田武夫のワンポイント・アドヴァイス……:
―11月7・8日にジュネーヴでイランの核問題に関する7か国協議が実施されます。そしてその場でいよいよ妥結に至る可能性が出てきています。
―イランというと最近ではどうしても我が国から遠いイメージがあります。
しかし、この問題、そしてこの「大団円」は日本に大きな影響を与えます。
―なぜならばイランが「普通の国」に戻ることで、中東の地図は激変するからです。簡単に言うとこれまでの「大国たち」の地位が脅かされます。
―具体的にいうとサウジアラビア、そしてイスラエルです。
これら両国はイランが再び台頭するのをもっとも恐れています。
―その一方で、産油量については余り期待すべきではありません。
なぜならばこの35年余りの間で施設が老朽化してしまったからです。
―そのためにイランは産油ではなく、ウラン濃縮に走りました。
やればやるほどカネのかかる石油を放棄し、原子力に走ったのです。
いずれにせよ大事なのは中東でこれを機に勢力図が変わることです。
そこで不利な立場に追い込まれる側は当然、阻止しようとするはずなのです。
ここにポイントがあります。
我が国、ましてや経済界、産業界では考えられない発想が現実になるからです。
それは軍事的オプションの行使です。
「やられる前にやる」という中東における掟が再び現実になるのです。
「まさか、今更」と思われるかもしれません。
しかし中東における現実は未だに変わってはいないのです。
「やる」ならば奇襲攻撃、しかも瞬時に行わなければ意味はありません。
そうなると一体いつなのか。
そしてその結果生じることは間違いない「原油高騰」にどう備えるべきか。
我が国経済に対する影響は?
いよいよ“その時”がやって来ます。
準備は・・・万端ですか??
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