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愛銃自慢『ASE90』その1

2005-02-23 22:24:41 | クレー射撃
この銃はイタリアはBeretta社の製品で、発売開始が1990年のことですから、すでに15年前のことになります。既に発売は終了されており、現在はDT-10という後継モデルがBeretta社から提供されています。私も中古での購入です。正規輸入代理店による新品販売価格(当時)は140万円程度であったと聞いています。

この銃の特徴は着脱式トリガー(引き金)にあります。引き金とその機構部分が特別な工具無しに脱着出来るようになっています。これは競技中に引き金機構が故障した場合、すぐに修理・交換出来るようにするためです。このような機構が提供されるまでは、故障により試合の継続を諦めたり、故障に対応するため予備銃を用意していたそうです。このような機構は他社も採用しており、主なところでは同じイタリアのPerazzi社、RenatoGAMBA社、スペインのKeamen社、そして日本のSKB社が着脱式トリガーを装備した射撃専用銃を提供しています。

また引き金のバネに松葉式(Leaf)スプリングという、細い金属板を二つ折りにした『松葉』に似た形状のバネを採用しています。通常のスプリング(コイルバネ)と比較して、引き金の落ちが早い(引き金を引いてから撃発までの時間が短い)と言われています。が、私がそれを体感したことはありません。何故って?、私は松葉バネの銃しか所持していませんから。(^^ゞ

更にASE90は銃身を作成している鋼材も違うようです。銃身の材料となる鋼材はクロームモリブデン鋼なのですが、その中でも鋼材として優れていると言われているボーラー鋼がASE90には使用されています。但し、これはASE90が販売されていた当時の技術水準での話であり、現在ではボーラー鋼が特に優れた鋼材ということではなさそうです。もっとも何が優れているのか知らないですけど。

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