真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

性理題釋~二十七、効果の証拠

2022-03-06 23:53:41 | 性理題釋

二十七、効果の証拠

衆生がもし、この大道を堅持して修行し、徳を積んで天を感動せしめるならば、生前には凶(きょう)に遇っても祥(しょう)となったり、災難を逃れ、禍(わざわい)を避けたりした証據(しょうこ)は、皆枚挙(まいきょ)することが出来ない程であります。

死後は生を超越して輪廻を解脱するのであります。

それは仏教・道教において長老や師傅(しふ)方が円寂羽化(えんじゃくうか)される時、背筋を垂直にして正坐される姿は、功徳を円満に行われた徴(しるし)であります。

然るに千百の中で、この境地を得る者は一人もおらない程であります。

又修行する人は多いがこの境地を得るものは、少ないことは如何に難しいかを証明するに足るのであります。

悟道においては、凡て点伝を受けた者は、勿論、功徳は多かれ少なかれ、死後は皆顔に微笑を持ち、顔色は生きているが如く霊が四門を通らないため、冬でも屍(しかばね)はこわばらず、夏でも腐臭(ふしゅう)を発散せず、甚だしきは数日たっても変わらぬのであり、お香の香りが室に満ちるのであります。

道を篤(あつ)く信ぜぬ者を除き、道に反し徳を敗する者を論外にして、その外は皆、老若男女を問わず同然で、色身にはこのような表現がありますので、その霊性が既に善境(極楽の境)に登られたことを証明するに充分であり、少しも疑う余地はありません。

続く


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