2012/03/14
春庭ことばのやちまた>人称・敬称
Re:ドイツの敬称
haruniwa
日本語で話し手が自分を指し示す語=自称は「わたし、我輩、拙者、俺、朕、、、、」などあるし、話の聞き手(対称)をあらわすのも「あなた、おまえ、貴様、そこもと、、、、」などたくさんありますね。
印欧語の二人称と日本語の「聞き手を指し示す他称名詞」は、文法上の性質がおなじではありませんが、日本語でも「親しい相手に用いる自称と対称」「礼儀を正して用いる自称対称」を使い分けることができます。
留学生に最初に注意することは、「あなた」はyouと同じではない、目上の人に使っては行けない、ということ。
日本語では、「あなた」や「あんた」は、親しい相手に用いる。親しくない相手に対称をつかうとき、仕事上の名称、肩書きがわかっていれば、その肩書きを対称として用いる、というのが、基本。
相手が社長なら「社長はゴルフお好きですか」とたずね、相手が大工の親方なら「棟梁は、いなせですねぇ」とほめておく。
日本人が肩書き好きで、まず最初に名刺の交換をしないと話がしずらいのは、対称として肩書きを用いなければならないことがあるのだろうと、私は思っています。
2006-03-22 23:07:01 ページのトップへ コメント削除
春庭ことばのやちまた>人称・敬称
Re:ドイツの敬称
haruniwa
日本語で話し手が自分を指し示す語=自称は「わたし、我輩、拙者、俺、朕、、、、」などあるし、話の聞き手(対称)をあらわすのも「あなた、おまえ、貴様、そこもと、、、、」などたくさんありますね。
印欧語の二人称と日本語の「聞き手を指し示す他称名詞」は、文法上の性質がおなじではありませんが、日本語でも「親しい相手に用いる自称と対称」「礼儀を正して用いる自称対称」を使い分けることができます。
留学生に最初に注意することは、「あなた」はyouと同じではない、目上の人に使っては行けない、ということ。
日本語では、「あなた」や「あんた」は、親しい相手に用いる。親しくない相手に対称をつかうとき、仕事上の名称、肩書きがわかっていれば、その肩書きを対称として用いる、というのが、基本。
相手が社長なら「社長はゴルフお好きですか」とたずね、相手が大工の親方なら「棟梁は、いなせですねぇ」とほめておく。
日本人が肩書き好きで、まず最初に名刺の交換をしないと話がしずらいのは、対称として肩書きを用いなければならないことがあるのだろうと、私は思っています。
2006-03-22 23:07:01 ページのトップへ コメント削除