2010/09/22
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>春庭英語レッスン(1)ホテルカリフォルニア
9月12日に無事終了したジャズダンスサークルの発表会。まだ撮影したビデオを見ておらず、自分の踊りの失敗点などは確認していないので、「うん、今日もよく踊った」と、踊るドクターに扮した東山紀之のセリフをマネして、自己満足していられます。実際は、2回転すべきターンは1回転ですませているし、あちこち細かい振り付けの間違いはあったし、、、、でも、お金をとって見せるプロダンサーではなし、おばさんたちが美容体操がわりに楽しむダンスなのですから、足が高く上がらなくても、ターンが左右逆回りになってしまっても、楽しく踊れればそれでよし。
グループの発表曲は、私が踊ったインザムードとララドゥムのほか、もう一曲、イーグルスの大ヒット曲、ホテル・カルフォルニアがありました。私は振り付けを覚えられないので、踊らなかった。
こちらも、たいていの人が一度は耳にしたことのある。不朽の名曲のひとつになっていて、私もこの曲をなじみのうたと思って聞いてきました。英語の歌詞、全部はわからないけれど、♪Welcome to the Hotel California, Such a lovely place, Such a lovely placeという部分だけは、英語で歌える。
http://www.youtube.com/watch?v=7_Wcbts8jzY
「ようこそホテルカリフォルニアへ。ここはすてきな場所よ」という部分だけは意味がわかっていたけれど、そのほかの歌詞の意味、これまで考えたこともなかった。
英語の歌詞は二重の意味を持っています。日本語の短歌でいうところの「掛詞」になっていて、表の意味と裏の意味があるってことも、はじめて知りました。
たとえば、♪So I called up the Captain“Please bring me my wine”
He said, “We haven't had that spirit here. Since nineteen sixty-nine”
文字通りの意味は、
♪俺はキャプテン(給仕長)に「ワインを持ってきてくれ」と頼んだ
♪彼が言うには「1969年以来、ここには酒(スピリット)がないんです」
ワインは醸造酒なので、spiritスピリット=蒸留酒ではない。どうして給仕長はワインを頼まれたのに、「蒸留酒はない」と答えるのか。
「1969年のウッドストック以来、ロックミュージックは変質し、金儲け主義のロックばかりがヒットする。ウッドストックで盛り上がった反抗する精神=スピリット。ベトナム戦争に反対し権力者にもの申してきたロックは、安楽安易な快楽の中に落ち込んでしまってきた。もうロック魂にスピリットはない」これが裏の意味。
spiritには、「酒(蒸留酒)」という意味と「精神」という意味が掛けてある。
Captainも多義語で、部隊長、(陸軍の)大尉、(海軍の)大佐、(飛行機の)機長、(チームの)主将、(組織の)リーダー・長、などの意味を含む。表向きは給仕長にワインを頼んでいるのだけれど、裏の意味は「アメリカ合衆国のリーダーに向かって物言っていると考えることもできる。1976年、ベトナム戦争で精神を病んだ男たちがあふれていたアメリカで、キャプテン・USAはスピリットを切らしてWatergate 水の門に沈んだ。
では、第一連から「裏表の意味」を見ていこう。
<つづく>
00:13 コメント(3) ページのトップへ
2010年09月23日
ぽかぽか春庭「Hotel California 訳詞」
2010/09/23
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>英語レッスン(2)Hotel California
ホテルカリフォルニア イーグルス
http://www.youtube.com/watch?v=7_Wcbts8jzY
ホテルカリフォルニア(Hotel California 歌詞:春庭拙訳)
1)On a dark desert highway, 暗い荒れ野のハイウェイ
2)Cool wind in my hair, クールな風が髪にふれる
3)Warm smell of “colitas” 生あたたかいコリタス草の(*colitasは、glass=草と呼ばれるマリファナなどと同類のもの)
4)Rising up through the air, 匂いがあたりに立ちのぼる
5)Up ahead in the distance 遙か向こうに顔を向けると
6)I saw a shimmering light, ゆらめく光が見えてきた
7)My head grew heavy and my sight grew dim, 頭が重くて視界はぼんやり
8)I had to stop for the night. 今夜はここでストップ。泊まらなくちゃ
9)There she stood in the doorway, ドアのところに彼女が立ってる(彼女=ヘロイン過剰摂取で1970年に27歳で亡くなった伝説のロック歌手ジャニス・ジョプリンを指す)
10)I heard the mission bell ミッションベルが聞こえている(mission bell=教会の鐘→ミッション(任務)開始終了を告げるベル)
11)And I was thinkin’ to myself : 自分のために考えている
12)“This could be heaven and this could be hell”ここは天国?それとも地獄か
13)Then she lit up a candle, すると彼女は灯りをともして
14)And she showed me the way, 私に行く手を示してくれた
15)There were voices down the corridor, 廊下をいくといろんな声がする
16)I thought I heard them say やつらの声が聞こえた気がする
17)Welcome to the Hotel California, ようこそ、ホテルカリフォルニアへ
18)Such a lovely place, ここはすてきなところだよ
19)(Such a lovely place) ここはすてきなところだよ
20)Such a lovely face イカシた面々、
21)Plenty of room at the Hotel California, ホテルカリフォルニアには、部屋がいっぱい
22)Any time of year, 年中いつでも
23)(Any time of year) どんなときでも
24)You can find it here あんたの部屋はここで見つかる
25)Her mind is Tiffany-twisted, 彼女の心はティファニー捻れ
26)She got the Mercedes Bends, 曲がったメルセデスを手に入れた(*曲がったメルセデスMercedes BendsとMercedes-Benzを掛けている )
28)She got a lot of pretty, pretty boys 彼女がトモダチって呼んでいる
29)she calls friends 大勢のかわいい男娼(ボーイ)たちをひきつれて
30)How they dance in the courtyard, 中庭でダンスを踊ってる
31)Sweet summer sweat スィート・サマーが汗(スェット)になるまで
32)Some dance to remember, 覚えているためにダンスを踊る奴もいるし
33)Some dance to forget 忘れるために踊るやつもいる
34)So I called up the Captain それでキャプテン(給仕長)を呼んだのさ
35)“Please bring me my wine”「俺のワインを持ってきてくれないか、この俺に」
36)He said, “We haven’t had that spirit here 返事はこうだ「あいにくと、切らしております。そのスピリット(酒/精神)は
37)Since nineteen sixty-nine”1969年から
38)And still those voices are calling from far away, そしてまた、奴らの声が遠くから呼びかけてくる
39)Wake you up in the middle of the night 真夜中でもおまえは起こされる
40)Just to hear them say: ほら、その声が聞こえてくる
41)Welcome to the Hotel California, ようこそ、ホテルカリフォルニアへ
42)Such a lovely place, すてきなところさ
43)(Such a lovely place) すてきなところ
44)Such a lovely face イカシた面々が
45)They’re livin’ it up at the Hotel California, ここに住み替え
46)What a nice surprise, ナイスにびっくり
47)(What a nice surprise) なんてイカシたサプライズ
48)Bring your alibis あんたのアリバイ持っといで(alibisアリバイ=不在証明書)
49)Mirrors on the ceiling, 天井のミラー
50)The pink champagne on ice, 氷の中のピンクのシャンペン。
51)and she said:“We are all just prisoners here, 彼女は言った「ここじゃ皆が囚人だわ」
52)Of our own device”自分から縛られた囚人
53)And in the master’s chambers さ、牢名主の部屋に
54)They gathered for the feast, 皆で集まり祝宴だ
55)They stabbed it with their steely knives, とがったナイフで皆が突き刺す
56)But they just can’t kill the beast だけど獣は殺せない
57)Last thing I remember, 覚えている最後のことは
58)I was running for the door, ドアに向かって走っていたこと
59)I had to find the passage back to the place I was before, もとの場所に戻る通路を見つけなきゃならないんだ
60)“Relax,” said the night man, 「リラックスして」と夜警が言った
61)“We are programmed to receive, 「受け入れるってことはもうプログラミングされてるのさ
62)You can check out anytime you like… 好きなときにいつでも(この世を)チェックアウトできるさ
63)but you can never leave” でも決してここからは逃れられない、、、、、」
グラスの匂いが満ちた荒れ野の向こうに立つホテルカルフォルニア。ヘロイン中毒で死んだジャニスが、自由の女神のように、灯りを掲げてドアに立つ。天国なのか地獄なのか、1969年からスピリットを失ったままのアメリカで、人は自分自身を囚人にする。さあ、不在証明を持って、ホテルの部屋で宴会だ。
朦朧とした意識ですごすこのホテルを出て最初の場所にもどろうとしても、決して逃げ出すことはできない。チェックアウトはできるけれど、ここから逃れることはできないのだ。
<つづく>
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2010年09月24日
ぽかぽか春庭「ホテルカリフォルニアの文体」
2010/09/24
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>英語レッスン(3)ホテルカリフォルニアの文体
二重になっている裏の意味を日本語で理解してみると、「ホテル・カリフォルニア」から荒涼としたアメリカの精神風土が見えてくる。
ダンスと祝宴でにぎやかだけれど、どんなにリラックスしても悪夢のようなホテルからは、逃げ出すことはできない。彼女はボーイたちを「トモダチ」って呼んでるけれど、ボーイたちは彼女を取り巻いているだけ。人は自ら囚人になり心の牢獄に閉じ込められる。そこは安楽安逸の場所だけれど、決して外には出て行けない。ラストチェックアウトとは、この世を出てチェックアウトすること、、、、
この一種異様な雰囲気が漂うホテルカリフォルニアの不気味な不安な雰囲気がどのようにして生み出されているのか。この詞に表裏の二重の意味があり、比喩表現が多用されていることは、多くの評者が指摘していることです。私はそれを読んで、「へぇ、そういう意味が掛けてあったのか!」と、思いました。
もうひとつ、この歌詞は、英語の文としては奇妙な文体に感じられる、という批評があり、春庭にとって、「私の専門領域」に関わることなので、詳しく述べておきたい部分なのですが、てっとり早く言ってしまいます。
ホテルカリフォルニアの英語の詩には、英語のもっとも典型的な統語(文の組み立て)である「動作者プラス意志動詞」という形がでてこないのです。
英語は「主語+スル動詞(動作動詞)」で文を組み立て、常に動作者・行為者が中心になって対象(他者)に向かって意志的な動作を行っていくことを述べる言語です。一方日本語は、「話題のヌシ」を先に出し、話題のヌシについて、情報を語り「状態がどのように推移したかという状態変化」を説明する。「話題(トピック)+解説(コメント)」を中心に語ることが日本語表現です。
ワインボトルの栓がなかなか抜けないで手こずったあげくに栓がポンと抜けたとき、「わっ、私は瓶の栓を抜いた!」と、自分の行動を意志他動詞を用いて語るのが英語表現であり、「わっ、栓が抜けた」と、栓を「話題の中心」に設定し、栓がどうなったのか、ということを無意志の自動詞によって状態の変化として語るのが日本語表現です。
ホテル・カリフォルニアの英語詩をもう一度じっくり眺めてみると、、、、英語文の基本である「私+意志他動詞」という型の文が少ないことに気づく。
わずかに「俺にワインを持ってきてくれ」という部分が、他者に対して「私」の意志を鮮明にしている文になっています。「 I called up the Captain.」という文には他者に対する働きかけが表現されていて、英語の通常の「意志他動詞」が使われている。しかもこの「ワインが欲しい」という意志は、即座に「1969年以来、ここでは酒を切らしている」と、否定されてしまう。
============
コメントや足跡のご指摘により二ヶ所の訂正をしてあります。
ひとつは、ホテルカリフォルニアの英語歌詞を見るためにリンクした先が削除になっていたこと。著作権の関係で原詩付きの歌唱をyoutubeに載せると削除対象になるのかと思います。別のリンクを再掲載しました。toukuroさん、ご指摘ありがとう。
もうひとつは、ホテルカリフォルニアがヒットしたころの大統領「キャプテン・アメリカ」の名を勘違いしてしまったこと。カリフォルニア→カリフォルニア州知事→大統領という連想でレーガンと書いてしまいました。1969年1月に大統領宣誓をして、2期目を全うできずに辞任したのはニクソンでした。訂正しました。chiyoisozakiさんご指摘ありがとう。これからも何かとボケかますことが増えるだろうと思いますが、みなさん、ご教授よろしくお願いします。
<つづく>
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2010年09月25日
ぽかぽか春庭「意志動詞と受身形」
2010/09/25
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>英語レッスン(3)意志動詞と受身形
日本語ではごく普通の感覚で受け止めることができる冒頭「On a dark desert highway, Cool wind in my hair, 暗い荒れ野のハイウェイ クールな風が髪にふれる」というの部分も、意志動詞中心の英語表現であるなら、「I let my hair stream in wind.私は風に髪をなびかせる」と、「I」の意志と動作を前面に押し出すほうが、自然な英語表現と感じられる。
日本語は「私」を前面に押し出さず、「自然な状態の推移」を述べることが中心の言語ですから、このホテルカリフォルニアの英語詩を見ても、特に違和感を感じないで受け取るのですが、英語母語話者がこの詩を読んだとき、なんともいえぬ気味の悪さ、自分の存在がどこにもないように感じる不安感が、詩全体にただよっている気分がするという。
一方、ジャニス・ジョプリンへのオマージュとして書かれたというこの詩の「she」は、常に意志動詞で行動している。
she lit up a candle. she showed me the way. She got the Mercedes Bends. She got a lot of pretty, pretty boys she calls friends.
作詞者にとて、彼女ジャニスは、意志を持って歌い意志を持って行動し、最後にはヘロイン過剰摂取という死に方まで彼女の生き方を示すものとして選びとった、意志的な女性として描かれている、ということだろう。
私には英語ネイティブの言語感覚についてきちんと検証を出して語るという能力がないので、この歌を聞くリスナーの違和感というものがどの程度なのか不明だけれども、できる限り意志動詞で行動を述べる英語表現にとって、この詩のように視点人物の見たこと、聞いたことが無意志動詞で描写され、意志動詞の行動が「 I called up the Captain.」ただひとつというは、尋常ではないというのは、わかる。
意志動詞というのは、動詞を意味によって分類するときのひとつの分け方です。「きのう私は外出先で財布を落とした」とき、私は自分の意志で自らが「財布を落とす」という行為をしたのではない。うっかり気づかないうちに財布は私の身から離れた。このときの「落とす」は、他動詞ですが無意志動詞です。このとき、対象物である財布を主語にして、受け身文を作ることができません。「財布は私によって落とされた」は、日本語として不適切です。
一方、「ガリレオは、ピサの斜塔からふたつの玉を同時に落とした」というときの「落とす」は、ガリレオが自ら意志を持って落とすという行為をしているので、意志他動詞。この場合は、「重さの異なるふたつの玉がガリレオによってピサの斜塔から落とされた」と、「ふたつの玉」を主語にして受け身(受動態)の文にすることができます。
日本語は、状態の変化や事態の推移を認識の中心におき、話題を選んでそれを解説するということが表現の中心になります。動作者・行為者の動作行為を述べるよりも、話者が存在している場面全体がどのように推移しているのかを述べます。
「踊る」「記憶する」「鍛える」は意志動詞です。ホテルカリフォルニアの中庭で、ある者は記憶のために踊り、ある者は忘れるために踊るSome dance to remember, Some dance to forget
以上、ホテルカリフォルニアの歌詞を見て、意志動詞無意志動詞の使用について、気になったことを述べました。
では、意志動詞で表現しましょう。私は、、、、100歳になっても自分の足で踊るために、今から筋肉鍛えているのよ、、、、 Such a lovely place, Such a lovely place......
これでホテルカリフォルニアについての話はおしまい。
<おわり>
ペーパームーン 春庭:訳詞
I never feel, a thing is real 本当のことだとは思えない
When I'm away from you あなたから離れていると
Out of your embrace あなたの抱擁がないと
The world's a temporary parking place この世はいっときのコインパーキングみたい
Mmm , mm , mm , mm
A bubble for a minute しゃぼん玉に一瞬だけ
Mm , mm , you smile あなたのほほえみが
The bubble has a rainbow in it 虹になって浮かぶ
Say, it's only a paper moon そうね、それってただの紙の月
Sailing over a cardboard sea 厚紙細工の海を渡ってく
But it wouldn't be make believe でもこの月も信じられるんじゃない?
If you believed in me もしあなたが私を信じるならば
Yes, it's only a canvas sky ええ、これは書き割りの空
Hanging over a muslin tree モスリン布地の木が広がる
But it wouldn't be make believe だけど空も信じられる
If you believed in me もしあなたが私を信じるならば
Without your love, あなたの愛がないならば
it's a honkey-tonk parade こんなの空騒ぎのパレードよ
Without your love, あなたの愛がないならば
it's a melody played in a penny arcade こんなのゲームセンターのメロディにすぎない
It's a Barnum and Bailey world こんなのバーナムベイリーサーカス団の世界と同じ
Just as phony as it can be できる限りのまやかしだわ
But it wouldn't be make believe でもそれは信じられるに違いない
If you believed in me もしあなたが私を信じるならば
コパカバーナはサンバの名曲。日本語に翻訳された歌詞も種々ありますが、以下はバリー・マニロウの歌詞を春庭が訳したものです。
http://www.youtube.com/watch?v=R4GxUKYQ258&feature=fvwrel
コパカバーナ(春庭:訳詞)
Her name was Lola, she was a showgirl
彼女の名はローラ、ショウガールだった
with yellow feathers in her hair and a dress cut down to there
黄色い羽を髪につけ大きく胸をあけたドレスをまとい
she would merengue and do the cha-cha
メレンゲやチャチャを踊ったもんさ
and while she tried to be a star
彼女がスターになろうと踊っている間
Tony always tended bar
トニーはいつもバーで酒を作った
across the crowded floor, they worked from 8 til 4
混んだフロアで8時から4時までふたりは働いた
they were young and they had each other
ふたりは若く、たがいに愛し合ってた
who could ask for more?
それ以上望みはなかった
CHORUS:
At the copa (CO!) Copacabana (Copacabana)
コパで コパカバーナで
the hottest spot north of Havana (here)
ハヴァナの北で一番のホットスポット
at the copa (CO!) Copacabana
コパで コパカバーナで
music and passion were always in fashion
音楽と情熱がいつもはやりの店で
At the copa.... they fell in love
コパで、ふたりは恋に落ちた
His name was Rico
彼の名はリコ
he wore a diamond
ダイアモンドを身につけて
he was escorted to his chair, he saw Lola dancing there
席に通され、ローラのダンスを見た
and when she finished, he called her over
ダンスが終わると彼女を呼び寄せ
but Rico went a bit too far
ちょっとリコはやり過ぎた
Tony sailed across the bar
トニーが飛び出し
and then the punches flew and chairs were smashed in two
パンチが飛び交い椅子は真っ二つ
there was blood and a single gun shot
血が流れ銃声が一つ
but just who shot who?
でも、誰が誰を撃ったのか?
REPEAT CHORUS
At the copa (CO!) Copacabana (Copacabana)
コパの コパカバーナで
the hottest spot north of Havana (here)
ハバナの北で一番ホットなスポット
at the copa (CO!) Copacabana
コパの コパカバーナで
music and passion were always in fashion
音楽と情熱がいつもはやりの店で
At the copa... she lost her love
コパで ローラは恋を失った
Her name is Lola, she was a showgirl,
彼女の名はローラ 彼女はショウガールだった
but that was 30 years ago, when they used to have a show
でもそれは、ここでショーがあった頃30年も前のこと
now it's a disco, but not for Lola,
今ではそこはディスコ、彼女に似合いの場所じゃない
still in dress she used to wear,
例のドレスをまだ着てる
faded feathers in her hair
色褪せた羽根飾りをつけたまま
she sits there so refined, and drinks herself half-blind
小粋にバーに腰掛けて我が身をなくすまで飲み続ける
she lost her youth and she lost her Tony
若さもトニーも無くしてしまい
now she's lost her mind
今やローラは心も無くした
REPEAT CHORUS
At the copa... don't fall in love
コパで 恋しちゃいけないよ
don't fall in love
恋してはダメ、、、、
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>春庭英語レッスン(1)ホテルカリフォルニア
9月12日に無事終了したジャズダンスサークルの発表会。まだ撮影したビデオを見ておらず、自分の踊りの失敗点などは確認していないので、「うん、今日もよく踊った」と、踊るドクターに扮した東山紀之のセリフをマネして、自己満足していられます。実際は、2回転すべきターンは1回転ですませているし、あちこち細かい振り付けの間違いはあったし、、、、でも、お金をとって見せるプロダンサーではなし、おばさんたちが美容体操がわりに楽しむダンスなのですから、足が高く上がらなくても、ターンが左右逆回りになってしまっても、楽しく踊れればそれでよし。
グループの発表曲は、私が踊ったインザムードとララドゥムのほか、もう一曲、イーグルスの大ヒット曲、ホテル・カルフォルニアがありました。私は振り付けを覚えられないので、踊らなかった。
こちらも、たいていの人が一度は耳にしたことのある。不朽の名曲のひとつになっていて、私もこの曲をなじみのうたと思って聞いてきました。英語の歌詞、全部はわからないけれど、♪Welcome to the Hotel California, Such a lovely place, Such a lovely placeという部分だけは、英語で歌える。
http://www.youtube.com/watch?v=7_Wcbts8jzY
「ようこそホテルカリフォルニアへ。ここはすてきな場所よ」という部分だけは意味がわかっていたけれど、そのほかの歌詞の意味、これまで考えたこともなかった。
英語の歌詞は二重の意味を持っています。日本語の短歌でいうところの「掛詞」になっていて、表の意味と裏の意味があるってことも、はじめて知りました。
たとえば、♪So I called up the Captain“Please bring me my wine”
He said, “We haven't had that spirit here. Since nineteen sixty-nine”
文字通りの意味は、
♪俺はキャプテン(給仕長)に「ワインを持ってきてくれ」と頼んだ
♪彼が言うには「1969年以来、ここには酒(スピリット)がないんです」
ワインは醸造酒なので、spiritスピリット=蒸留酒ではない。どうして給仕長はワインを頼まれたのに、「蒸留酒はない」と答えるのか。
「1969年のウッドストック以来、ロックミュージックは変質し、金儲け主義のロックばかりがヒットする。ウッドストックで盛り上がった反抗する精神=スピリット。ベトナム戦争に反対し権力者にもの申してきたロックは、安楽安易な快楽の中に落ち込んでしまってきた。もうロック魂にスピリットはない」これが裏の意味。
spiritには、「酒(蒸留酒)」という意味と「精神」という意味が掛けてある。
Captainも多義語で、部隊長、(陸軍の)大尉、(海軍の)大佐、(飛行機の)機長、(チームの)主将、(組織の)リーダー・長、などの意味を含む。表向きは給仕長にワインを頼んでいるのだけれど、裏の意味は「アメリカ合衆国のリーダーに向かって物言っていると考えることもできる。1976年、ベトナム戦争で精神を病んだ男たちがあふれていたアメリカで、キャプテン・USAはスピリットを切らしてWatergate 水の門に沈んだ。
では、第一連から「裏表の意味」を見ていこう。
<つづく>
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2010年09月23日
ぽかぽか春庭「Hotel California 訳詞」
2010/09/23
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>英語レッスン(2)Hotel California
ホテルカリフォルニア イーグルス
http://www.youtube.com/watch?v=7_Wcbts8jzY
ホテルカリフォルニア(Hotel California 歌詞:春庭拙訳)
1)On a dark desert highway, 暗い荒れ野のハイウェイ
2)Cool wind in my hair, クールな風が髪にふれる
3)Warm smell of “colitas” 生あたたかいコリタス草の(*colitasは、glass=草と呼ばれるマリファナなどと同類のもの)
4)Rising up through the air, 匂いがあたりに立ちのぼる
5)Up ahead in the distance 遙か向こうに顔を向けると
6)I saw a shimmering light, ゆらめく光が見えてきた
7)My head grew heavy and my sight grew dim, 頭が重くて視界はぼんやり
8)I had to stop for the night. 今夜はここでストップ。泊まらなくちゃ
9)There she stood in the doorway, ドアのところに彼女が立ってる(彼女=ヘロイン過剰摂取で1970年に27歳で亡くなった伝説のロック歌手ジャニス・ジョプリンを指す)
10)I heard the mission bell ミッションベルが聞こえている(mission bell=教会の鐘→ミッション(任務)開始終了を告げるベル)
11)And I was thinkin’ to myself : 自分のために考えている
12)“This could be heaven and this could be hell”ここは天国?それとも地獄か
13)Then she lit up a candle, すると彼女は灯りをともして
14)And she showed me the way, 私に行く手を示してくれた
15)There were voices down the corridor, 廊下をいくといろんな声がする
16)I thought I heard them say やつらの声が聞こえた気がする
17)Welcome to the Hotel California, ようこそ、ホテルカリフォルニアへ
18)Such a lovely place, ここはすてきなところだよ
19)(Such a lovely place) ここはすてきなところだよ
20)Such a lovely face イカシた面々、
21)Plenty of room at the Hotel California, ホテルカリフォルニアには、部屋がいっぱい
22)Any time of year, 年中いつでも
23)(Any time of year) どんなときでも
24)You can find it here あんたの部屋はここで見つかる
25)Her mind is Tiffany-twisted, 彼女の心はティファニー捻れ
26)She got the Mercedes Bends, 曲がったメルセデスを手に入れた(*曲がったメルセデスMercedes BendsとMercedes-Benzを掛けている )
28)She got a lot of pretty, pretty boys 彼女がトモダチって呼んでいる
29)she calls friends 大勢のかわいい男娼(ボーイ)たちをひきつれて
30)How they dance in the courtyard, 中庭でダンスを踊ってる
31)Sweet summer sweat スィート・サマーが汗(スェット)になるまで
32)Some dance to remember, 覚えているためにダンスを踊る奴もいるし
33)Some dance to forget 忘れるために踊るやつもいる
34)So I called up the Captain それでキャプテン(給仕長)を呼んだのさ
35)“Please bring me my wine”「俺のワインを持ってきてくれないか、この俺に」
36)He said, “We haven’t had that spirit here 返事はこうだ「あいにくと、切らしております。そのスピリット(酒/精神)は
37)Since nineteen sixty-nine”1969年から
38)And still those voices are calling from far away, そしてまた、奴らの声が遠くから呼びかけてくる
39)Wake you up in the middle of the night 真夜中でもおまえは起こされる
40)Just to hear them say: ほら、その声が聞こえてくる
41)Welcome to the Hotel California, ようこそ、ホテルカリフォルニアへ
42)Such a lovely place, すてきなところさ
43)(Such a lovely place) すてきなところ
44)Such a lovely face イカシた面々が
45)They’re livin’ it up at the Hotel California, ここに住み替え
46)What a nice surprise, ナイスにびっくり
47)(What a nice surprise) なんてイカシたサプライズ
48)Bring your alibis あんたのアリバイ持っといで(alibisアリバイ=不在証明書)
49)Mirrors on the ceiling, 天井のミラー
50)The pink champagne on ice, 氷の中のピンクのシャンペン。
51)and she said:“We are all just prisoners here, 彼女は言った「ここじゃ皆が囚人だわ」
52)Of our own device”自分から縛られた囚人
53)And in the master’s chambers さ、牢名主の部屋に
54)They gathered for the feast, 皆で集まり祝宴だ
55)They stabbed it with their steely knives, とがったナイフで皆が突き刺す
56)But they just can’t kill the beast だけど獣は殺せない
57)Last thing I remember, 覚えている最後のことは
58)I was running for the door, ドアに向かって走っていたこと
59)I had to find the passage back to the place I was before, もとの場所に戻る通路を見つけなきゃならないんだ
60)“Relax,” said the night man, 「リラックスして」と夜警が言った
61)“We are programmed to receive, 「受け入れるってことはもうプログラミングされてるのさ
62)You can check out anytime you like… 好きなときにいつでも(この世を)チェックアウトできるさ
63)but you can never leave” でも決してここからは逃れられない、、、、、」
グラスの匂いが満ちた荒れ野の向こうに立つホテルカルフォルニア。ヘロイン中毒で死んだジャニスが、自由の女神のように、灯りを掲げてドアに立つ。天国なのか地獄なのか、1969年からスピリットを失ったままのアメリカで、人は自分自身を囚人にする。さあ、不在証明を持って、ホテルの部屋で宴会だ。
朦朧とした意識ですごすこのホテルを出て最初の場所にもどろうとしても、決して逃げ出すことはできない。チェックアウトはできるけれど、ここから逃れることはできないのだ。
<つづく>
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2010年09月24日
ぽかぽか春庭「ホテルカリフォルニアの文体」
2010/09/24
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>英語レッスン(3)ホテルカリフォルニアの文体
二重になっている裏の意味を日本語で理解してみると、「ホテル・カリフォルニア」から荒涼としたアメリカの精神風土が見えてくる。
ダンスと祝宴でにぎやかだけれど、どんなにリラックスしても悪夢のようなホテルからは、逃げ出すことはできない。彼女はボーイたちを「トモダチ」って呼んでるけれど、ボーイたちは彼女を取り巻いているだけ。人は自ら囚人になり心の牢獄に閉じ込められる。そこは安楽安逸の場所だけれど、決して外には出て行けない。ラストチェックアウトとは、この世を出てチェックアウトすること、、、、
この一種異様な雰囲気が漂うホテルカリフォルニアの不気味な不安な雰囲気がどのようにして生み出されているのか。この詞に表裏の二重の意味があり、比喩表現が多用されていることは、多くの評者が指摘していることです。私はそれを読んで、「へぇ、そういう意味が掛けてあったのか!」と、思いました。
もうひとつ、この歌詞は、英語の文としては奇妙な文体に感じられる、という批評があり、春庭にとって、「私の専門領域」に関わることなので、詳しく述べておきたい部分なのですが、てっとり早く言ってしまいます。
ホテルカリフォルニアの英語の詩には、英語のもっとも典型的な統語(文の組み立て)である「動作者プラス意志動詞」という形がでてこないのです。
英語は「主語+スル動詞(動作動詞)」で文を組み立て、常に動作者・行為者が中心になって対象(他者)に向かって意志的な動作を行っていくことを述べる言語です。一方日本語は、「話題のヌシ」を先に出し、話題のヌシについて、情報を語り「状態がどのように推移したかという状態変化」を説明する。「話題(トピック)+解説(コメント)」を中心に語ることが日本語表現です。
ワインボトルの栓がなかなか抜けないで手こずったあげくに栓がポンと抜けたとき、「わっ、私は瓶の栓を抜いた!」と、自分の行動を意志他動詞を用いて語るのが英語表現であり、「わっ、栓が抜けた」と、栓を「話題の中心」に設定し、栓がどうなったのか、ということを無意志の自動詞によって状態の変化として語るのが日本語表現です。
ホテル・カリフォルニアの英語詩をもう一度じっくり眺めてみると、、、、英語文の基本である「私+意志他動詞」という型の文が少ないことに気づく。
わずかに「俺にワインを持ってきてくれ」という部分が、他者に対して「私」の意志を鮮明にしている文になっています。「 I called up the Captain.」という文には他者に対する働きかけが表現されていて、英語の通常の「意志他動詞」が使われている。しかもこの「ワインが欲しい」という意志は、即座に「1969年以来、ここでは酒を切らしている」と、否定されてしまう。
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コメントや足跡のご指摘により二ヶ所の訂正をしてあります。
ひとつは、ホテルカリフォルニアの英語歌詞を見るためにリンクした先が削除になっていたこと。著作権の関係で原詩付きの歌唱をyoutubeに載せると削除対象になるのかと思います。別のリンクを再掲載しました。toukuroさん、ご指摘ありがとう。
もうひとつは、ホテルカリフォルニアがヒットしたころの大統領「キャプテン・アメリカ」の名を勘違いしてしまったこと。カリフォルニア→カリフォルニア州知事→大統領という連想でレーガンと書いてしまいました。1969年1月に大統領宣誓をして、2期目を全うできずに辞任したのはニクソンでした。訂正しました。chiyoisozakiさんご指摘ありがとう。これからも何かとボケかますことが増えるだろうと思いますが、みなさん、ご教授よろしくお願いします。
<つづく>
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2010年09月25日
ぽかぽか春庭「意志動詞と受身形」
2010/09/25
ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>英語レッスン(3)意志動詞と受身形
日本語ではごく普通の感覚で受け止めることができる冒頭「On a dark desert highway, Cool wind in my hair, 暗い荒れ野のハイウェイ クールな風が髪にふれる」というの部分も、意志動詞中心の英語表現であるなら、「I let my hair stream in wind.私は風に髪をなびかせる」と、「I」の意志と動作を前面に押し出すほうが、自然な英語表現と感じられる。
日本語は「私」を前面に押し出さず、「自然な状態の推移」を述べることが中心の言語ですから、このホテルカリフォルニアの英語詩を見ても、特に違和感を感じないで受け取るのですが、英語母語話者がこの詩を読んだとき、なんともいえぬ気味の悪さ、自分の存在がどこにもないように感じる不安感が、詩全体にただよっている気分がするという。
一方、ジャニス・ジョプリンへのオマージュとして書かれたというこの詩の「she」は、常に意志動詞で行動している。
she lit up a candle. she showed me the way. She got the Mercedes Bends. She got a lot of pretty, pretty boys she calls friends.
作詞者にとて、彼女ジャニスは、意志を持って歌い意志を持って行動し、最後にはヘロイン過剰摂取という死に方まで彼女の生き方を示すものとして選びとった、意志的な女性として描かれている、ということだろう。
私には英語ネイティブの言語感覚についてきちんと検証を出して語るという能力がないので、この歌を聞くリスナーの違和感というものがどの程度なのか不明だけれども、できる限り意志動詞で行動を述べる英語表現にとって、この詩のように視点人物の見たこと、聞いたことが無意志動詞で描写され、意志動詞の行動が「 I called up the Captain.」ただひとつというは、尋常ではないというのは、わかる。
意志動詞というのは、動詞を意味によって分類するときのひとつの分け方です。「きのう私は外出先で財布を落とした」とき、私は自分の意志で自らが「財布を落とす」という行為をしたのではない。うっかり気づかないうちに財布は私の身から離れた。このときの「落とす」は、他動詞ですが無意志動詞です。このとき、対象物である財布を主語にして、受け身文を作ることができません。「財布は私によって落とされた」は、日本語として不適切です。
一方、「ガリレオは、ピサの斜塔からふたつの玉を同時に落とした」というときの「落とす」は、ガリレオが自ら意志を持って落とすという行為をしているので、意志他動詞。この場合は、「重さの異なるふたつの玉がガリレオによってピサの斜塔から落とされた」と、「ふたつの玉」を主語にして受け身(受動態)の文にすることができます。
日本語は、状態の変化や事態の推移を認識の中心におき、話題を選んでそれを解説するということが表現の中心になります。動作者・行為者の動作行為を述べるよりも、話者が存在している場面全体がどのように推移しているのかを述べます。
「踊る」「記憶する」「鍛える」は意志動詞です。ホテルカリフォルニアの中庭で、ある者は記憶のために踊り、ある者は忘れるために踊るSome dance to remember, Some dance to forget
以上、ホテルカリフォルニアの歌詞を見て、意志動詞無意志動詞の使用について、気になったことを述べました。
では、意志動詞で表現しましょう。私は、、、、100歳になっても自分の足で踊るために、今から筋肉鍛えているのよ、、、、 Such a lovely place, Such a lovely place......
これでホテルカリフォルニアについての話はおしまい。
<おわり>
ペーパームーン 春庭:訳詞
I never feel, a thing is real 本当のことだとは思えない
When I'm away from you あなたから離れていると
Out of your embrace あなたの抱擁がないと
The world's a temporary parking place この世はいっときのコインパーキングみたい
Mmm , mm , mm , mm
A bubble for a minute しゃぼん玉に一瞬だけ
Mm , mm , you smile あなたのほほえみが
The bubble has a rainbow in it 虹になって浮かぶ
Say, it's only a paper moon そうね、それってただの紙の月
Sailing over a cardboard sea 厚紙細工の海を渡ってく
But it wouldn't be make believe でもこの月も信じられるんじゃない?
If you believed in me もしあなたが私を信じるならば
Yes, it's only a canvas sky ええ、これは書き割りの空
Hanging over a muslin tree モスリン布地の木が広がる
But it wouldn't be make believe だけど空も信じられる
If you believed in me もしあなたが私を信じるならば
Without your love, あなたの愛がないならば
it's a honkey-tonk parade こんなの空騒ぎのパレードよ
Without your love, あなたの愛がないならば
it's a melody played in a penny arcade こんなのゲームセンターのメロディにすぎない
It's a Barnum and Bailey world こんなのバーナムベイリーサーカス団の世界と同じ
Just as phony as it can be できる限りのまやかしだわ
But it wouldn't be make believe でもそれは信じられるに違いない
If you believed in me もしあなたが私を信じるならば
コパカバーナはサンバの名曲。日本語に翻訳された歌詞も種々ありますが、以下はバリー・マニロウの歌詞を春庭が訳したものです。
http://www.youtube.com/watch?v=R4GxUKYQ258&feature=fvwrel
コパカバーナ(春庭:訳詞)
Her name was Lola, she was a showgirl
彼女の名はローラ、ショウガールだった
with yellow feathers in her hair and a dress cut down to there
黄色い羽を髪につけ大きく胸をあけたドレスをまとい
she would merengue and do the cha-cha
メレンゲやチャチャを踊ったもんさ
and while she tried to be a star
彼女がスターになろうと踊っている間
Tony always tended bar
トニーはいつもバーで酒を作った
across the crowded floor, they worked from 8 til 4
混んだフロアで8時から4時までふたりは働いた
they were young and they had each other
ふたりは若く、たがいに愛し合ってた
who could ask for more?
それ以上望みはなかった
CHORUS:
At the copa (CO!) Copacabana (Copacabana)
コパで コパカバーナで
the hottest spot north of Havana (here)
ハヴァナの北で一番のホットスポット
at the copa (CO!) Copacabana
コパで コパカバーナで
music and passion were always in fashion
音楽と情熱がいつもはやりの店で
At the copa.... they fell in love
コパで、ふたりは恋に落ちた
His name was Rico
彼の名はリコ
he wore a diamond
ダイアモンドを身につけて
he was escorted to his chair, he saw Lola dancing there
席に通され、ローラのダンスを見た
and when she finished, he called her over
ダンスが終わると彼女を呼び寄せ
but Rico went a bit too far
ちょっとリコはやり過ぎた
Tony sailed across the bar
トニーが飛び出し
and then the punches flew and chairs were smashed in two
パンチが飛び交い椅子は真っ二つ
there was blood and a single gun shot
血が流れ銃声が一つ
but just who shot who?
でも、誰が誰を撃ったのか?
REPEAT CHORUS
At the copa (CO!) Copacabana (Copacabana)
コパの コパカバーナで
the hottest spot north of Havana (here)
ハバナの北で一番ホットなスポット
at the copa (CO!) Copacabana
コパの コパカバーナで
music and passion were always in fashion
音楽と情熱がいつもはやりの店で
At the copa... she lost her love
コパで ローラは恋を失った
Her name is Lola, she was a showgirl,
彼女の名はローラ 彼女はショウガールだった
but that was 30 years ago, when they used to have a show
でもそれは、ここでショーがあった頃30年も前のこと
now it's a disco, but not for Lola,
今ではそこはディスコ、彼女に似合いの場所じゃない
still in dress she used to wear,
例のドレスをまだ着てる
faded feathers in her hair
色褪せた羽根飾りをつけたまま
she sits there so refined, and drinks herself half-blind
小粋にバーに腰掛けて我が身をなくすまで飲み続ける
she lost her youth and she lost her Tony
若さもトニーも無くしてしまい
now she's lost her mind
今やローラは心も無くした
REPEAT CHORUS
At the copa... don't fall in love
コパで 恋しちゃいけないよ
don't fall in love
恋してはダメ、、、、