かいつぶりの日々

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【実務】地価調査【令和元年】

2019年09月20日 | 実務
昨日地価調査が発表されました。

詳しいニュースの内容はこちら

京都新聞からの引用です。

令和に入って初めての公的評価作業でした、評価員の皆様お疲れさまでした。

かれこれ、この10年くらいは二極化という言葉ばっかり聞いてます。

わかりやすいといえばわかりやすい。しかし、それ以上の話が進まない。
良い土地はいいんですが、売れない土地についてはどうするか、
社会問題でもあり業界の課題でもありますね。

ここまで郊外の土地価格が下落すると、土地需要の層が少し変わってきてます。
とりあえず入手して、10年ほど保有して好きな利用して(カフェとかガレージとか)、飽きたらタダみたいな価格で転売という、今までにないユーザー層が出てきてます。(行政的条件の縛りの少ない都市計画区域外の集落、別荘の土地がこのような理由で動いているみたいです)
土地を財産として保有する、というより、道具として利用する需要嗜好にシフトしているのでしょうね、そもそも財産としての土地は駅前の便利なところ、
不便なところは道具、アイテムとしての土地であるという、位置づけに代わってきたと思われます。

田舎の古民家買ってのんびり過ごす、というよりのんびり過ごす体験をするtために購入というような嗜好になったのかなと思います。

先祖代々の土地がタダみたいな値段で流通し、いろんな使われ方をするということにはいろんな意見があるかもしれませんが、私は、放置しているより、どんどん土地を利用し、回転するのは良いのかなと思います。
この10年でオリンピックが決まったり、万博が決まったりと社会は動いてましたし、都会の土地(3大都市圏)は価格が上がったり下がったり、
他方で地方の集落はこういった社会の動きに乗れないみたいな感じでしたが、

地方は地方で独自の不動産市場が形成されつつあるのかと思います。

今後も大都市だけでなく、集落、郊外、農地の価格についても注視し、公的な評価につなげていきたいと思います。(あ、私は結構な田舎住まいなんで
すが、都会もしっかり注目しますよ)。