かいつぶりの日々

山林関係に強い不動産鑑定士「合同会社鳰不動産鑑定」のブログです
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不動産の鑑定評価・相談・コンサルティング

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【雑感】不動産の価格判定の難しさ

2017年10月31日 | 実務
今やってる案件が相当難易度高いので頭の整理のために書きます、興味無いひとはスルーで。


鑑定士やってると「ここの価格の上限いくらくらいで取引されそう?」とか「隣の取引事例が○○万円/坪なんで、これより低いのかな」とかの相談をやたらと受けます。

中には「この価格でやってくれ!!」という人がいますが、無理なものは丁重にお断りしてることもちらほらww。


鑑定に際しては、近傍にしっかりした取引事例がある場合なら楽ですが、そうでもないパターンが多々あります(つうか私のはそういうのばかり)

(そもそも取引の少ない地域とか借地してたけど賃料めっちゃ安いとか、親子間で土地、建物別々に持ってたとか数人の共有名義とか)


数えればズラズラ出てくるのでこの辺にして(笑)これだけの要因があると何もない状態と比較して価格が大きく変わることもあります。(もちろん、ちゃんとした根拠はあります)


単純に価格時点付近の相場だけでなく、将来動向はもちろん、権利関係の行く末を考えてと水準より上がったり下がったり、

この辺が仲介業者さんと違う不動産鑑定士の仕事なんでしょうね。

不動産の現在ではなく過去からの経緯や将来への展望も含めて考えて現在価値を判定するのが鑑定士、


不動産を一面だけで見るだけでなく多面的に見ることが重要、



さて、現在かかってる案件、見方によって類型が変わり、価格も大きく異なります。ここの論理解釈と根拠付けが最大の肝!

資料の詳細を読み間違えないように、ちゃんとした論理展開で乗り切ります。