Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

11月の花のアルバム 最終回

2022-12-22 | みんなの花図鑑
先回の続きです。11月の花のアルバム ⑤ 2022-12-17


今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




サカキやヒサカキの仲間ですが、山地に自生するそれらとは異なり、暖い海岸沿いを好んで育ちます。大気汚染に強いため沿岸部の道路や工業地帯の緑化のみならず、オフィス街の植込みにも使われます。



開花は晩秋から初冬で、春に咲くヒサカキとは異なるが、翌年の2月頃まで断続的に咲くこともあります。花は葉の付け根付近に2~3輪ずつ下向きに咲き、都市ガスのような異臭を放ちます。



<ハマヒサカキ(浜姫榊) ツバキ科ヒサカキ属> 11/25 手賀沼湖畔



名前の由来は葉が常緑で、いつも青々としていているためです。花は目立たず、観賞の対象は赤い実と、光沢のある大きな葉です。



冬には赤くつやのある美しい果実をつけますが、雌花をつける雌株と雄花をつける雄株とに分かれる雌雄異株なので、果実は雌株のみに実ります。

<アオキ ミズキ科アオキ属> 11/30 あけぼの山農業公園
※さざんかさんのご指摘によりモチノキからアオキに訂正させていただきました。


クリスマスツリーに使われる代表的な樹木であり西洋風のイメージを持ちますが、日本に育つのは我が国の固有種です。



幹は真っすぐに伸び、樹形は美しい円錐形になるが、相当な大木となることから庭木として使われることは少ないようです。

<モミノキ(樅木) マツ科モミ属> 11/8 アンデルセン公園



日本の固有種で、海岸付近にある丘陵の林に自生します。日陰や大気汚染に強い性質を利用し、江戸時代後期以降から観賞用の庭木として植栽されてきました。



葉を手のひらに見立て、客を招き入れるとのゲンを担ぎ、飲食店の店先や玄関に植えられ、都会の雑踏の中で力強く生きる個体も多いようです。




<ヤツデ(八手) ウコギ科ヤツデ属> 11/30 あけぼの山農業公園



山地や丘陵地などの、やや日当たりのよくない、あるいは半日陰ないし木漏れ日が当たるような林縁部や草地に生える多年草。秋の山野にごく普通に見られ、分布も北海道~九州とどこでも見られます。



梅雨明けに開花するものあるが、花が数多く咲くのはふつう夏の終わり。小花は顎(あご)形で、しゃくれ、上弁に濃い紫色の斑紋が入ります。



<ヤマハッカ(山薄荷) シソ科ヤマハッカ属> 11/30 あけぼの山農業公園



2000種以上もある大きな属で、形態も一年草、多年草、多肉植物、低木とバラエティに富み、日本にもナツトウダイなど数種が自生しています。



この品種は株元の土を覆う溢れんばかりの純白の花が春・夏・秋と長期間に渡り咲き続けることで知られています。



<ユーフォルビア「ダイヤモンドスター」(灯台草) トウダイグサ科ウダイグサ属>
11/30 あけぼの山農業公園



漢字で書くとおり、種子から油をとるために栽培されます。アブラツバキという別名もあります。種子には油を30%以上含み、食用または工業用に用いられます。



花は5~7枚のやや細い花弁をもち白色です。同時期に咲くサザンカとは良く似ているとされており、かつては同種と考えられたこともありました。



<ユチャ(油茶) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園



陽差しを浴びてキラキラと輝く手賀沼の湖上を、青空に向かってピンと張られた白いセールで気持ちよさそうにヨットが帆走していました。



このタイプはキャビン(船室)のない小型のヨットで、1人または2人で操るのが一般的です。乗り手の走らせ方に敏感に反応するので、入門用としても適しています。



手賀沼を拠点として活動するアルバトロスヨットクラブの会員の方たちです。このクラブは40年を超える歴史を誇り、現在の会員数は約50名と、日本でも屈指のヨットクラブです。



<ヨット(ディンギー)>    11/27 手賀沼


北アメリカ東南部からメキシコ湾岸の湿地を原産とするスギ科ヌマスギ属の落葉高木です。日本に来たのは明治時代で、よく似たメタセコイアと共に公園などに植栽されます。



雌雄同株で、4~5月頃に雌雄それぞれの花を咲かせます。名前の由来は、秋になると羽状の葉が枝ごと落下することからきています。

<ラクウショウ(落羽松) ヒノキ科ヌマスギ属> 11/11 柏の葉公園



アプリコットピンクに複色が特徴の、一重咲き小中輪房咲きのバラです。



四季咲き性が特に強く、春から晩秋まで途切れることなく咲き続けます。2007年AARS受賞。



<レインボーノックアウト(バラ) フロリバンダ 四季咲き  2007年フランス>
11/8 アンデルセン公園



中国を原産とする落葉低木。江戸時代初期(1611~1629年の間)に朝鮮半島を経由して日本へ渡来し庭木や公園樹として使われるようになりました。



開花は11~1月。厳冬期の庭を彩る貴重な花木であり、文人画の世界ではウメ、サザンカ、スイセンと共に「雪中四友」に数えられます。



夏ころからできる果実(偽果)は長期間、枝に残ります。果実(偽果)は不均整な楕円形で、先端に萎れた雄しべが残り、中には十数個の種子を含みます。果実の長さは2センチほどです。

<ロウバイ(蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属> 11/30 あけぼの山農業公園



草丈20センチ前後の半耐寒性の一年草で、よく分枝してこんもりとした株に育ち、花径1~2センチの花が株全体を覆うようにして咲くので、遠くから見ると色の塊のように見えてとても美しい草花です。



別名は、ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠)やルリチョウソウ(瑠璃蝶草)といって、花形が蝶のような形をしていることからつけられました。



<ロベリア(瑠璃溝隠) キキョウ科ロベリア属> 11/8 アンデルセン公園



11月の花のアルバム6回に渡り、最後までご覧いただきありがとうございました。
12月も同様にアルバム形式で、出会った花木をご紹介する予定です。(2023年1月投稿予定)   次回もまた、ご覧いただけると、とても嬉しいです。