Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

1月の花のアルバム ②

2024-02-06 | みんなの花図鑑

1月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。1月は一年で最も花の少なくなる時期です。今回は温室植物などを中心に90品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿させていただきます。

今回も、12月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

 

忘れな草をあなたに 倍賞千恵子

 

 

頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で、白い額がトレードマークです。全長39cm。全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。

足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。

「水鶏(すいけい)」と書いてクイナと読みますが、名の通り、その種類の多くは水辺の草やアシの中にすんでいます。本種も、クイナの仲間ではいちばん大きく太っています。

西洋では、白い頭部の連想から、英語で「額がハゲあがっている」ことをas bald as a coot(オオバン)といいます。

<オオバン ツル目クイナ科 全長約39cm>
1/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 



ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北部ツンドラ地帯で繁殖し、冬にはそれぞれが温帯域へ渡ります。日本では冬鳥で、本州以南は冬期に見られ、北海道では春秋の渡り時期に通過します。

湖沼、河川、干潟など広い水面に生息し、草の種子、水草の葉・根、底生生物などを食べています。他のカモ類より首が長いので、逆立ちして水底の餌を探す姿をよく見ます。

警戒しているときは「シィー シィー」という声を出すほか、「プルッ、ピルッ」という声を出すこともありますが、あまり人間を恐れません。

<オナガガモ カモ目カモ科 全長75cm(オス)、53cm(メス)>
1/23 柏の葉公園

 

 

 

 


透明感のあるチョコレートのような色合いと白色のコントラストが美しく、垂れ下がるような花姿がエレガントです。

甘い香りのする花はたくさんありますが、その中でも本種は、チョコレートっぽい香りがするランです。は赤茶系で花の大きさは一般的なオンシジウムと変わりませんが若干丈の長さが短いものが多いです。

<オンシジューム・シャーリーベイビー ラン科オンシジューム属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

黄色の小花を枝いっぱいに咲かせる、オンシジウムの仲間です。キラキラと輝くダイヤモンドダストのように美しい花は、濃厚な甘い香りを漂わせます。

温室などの特別な設備がなくても室内で手軽に栽培でき、毎年花を咲かせます。1つのバルブから2~3本の花茎を立ち上げ、小さな花をいっぱいに咲かせます。

冬咲きで、家庭の環境下では12月半ば~2月頃に開花します。開花しはじめからバニラのような甘い香りが楽しめます。

<オンシジューム・トゥインクル ラン科オンシジューム属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

中央アメリカから南アメリカの熱帯地域が原産。その樹になる実の中にある豆がチョコレートやココアになります。

樹は高さ6~7mほどになり、苗から育てた場合は3~4年目くらいから実がなります。実はラグビーボールのような形をしていて、1個が250~1kgという重さ。その実が1本の樹に年間で10~40個ほどなります。

<カカオ(加加阿) アオイ科カカオ属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

3~5ヶ所に切れ込みの入った、やや大きめな葉を蓑に見立てています。成木になると葉の切れこみが目立たなくなります。

秋に紅葉しますが暖地ではあまり綺麗になりません。とても丈夫で日陰にも強いため条件のやや悪い場所や、塀に近い位置の目隠しによく用いられます。

<カクレミノ(隠れ蓑) ウコギ科カクレミノ属>
1/23 柏の葉公園

 

 

 

 



南アフリカが原産の多年草で根茎をもちます。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で花期が春から秋までと長く、グランドカバーにも使用されます。

草丈30センチほどで長い花柄をだして直径5~15センチほどの花を咲かせます。花は光があたると開く性質があるため朝に開き夜には閉じてしまいます。また曇りの日にも花が開かないことがあります。

他種との交雑によって黄、オレンジだけでなくピンクや赤、白、複色など花色は豊富にあります。また照り葉や銀葉の品種もあり葉の美しさも特徴です。

<ガザニア(勲章菊) キク科ガザニア属>
1/23 柏の葉公園

 

 

 

 


本種はウラボシ科の常緑シダで自然では石や樹木に着生しています。原産地の日本や台湾の広い地域での森林樹木や岩上に着生するシダです。台湾ではやや普通に見られますが、日本では絶滅危惧種とされています。

根茎は太く、短く、横走し、鱗片は褐色~赤褐色で密生します。葉の長さは1~1.5m程度となる。葉身は一回羽状に深裂しています。

<カザリシダ(飾り羊歯) ウラボシ科カザリシダ属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 


中南米原産の、肉厚の葉とバルブと呼ばれるやや太った茎をもつ洋ランです。毎年新芽を伸ばし、その芽に花をつけます。

ランの中では最もメジャーなもののひとつで、気品と派手さをもつ美しい花が多くの人を魅了します。花の色が鮮やかで、香りもよいものがたくさんあります。

<カトレア ラン科カトレア属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 


原産地はブラジル南部からアルゼンチンにかけての広範囲に及ぶ海岸線森林に生育していますが、ボリビアやパラグアイの内陸部でも一部生育しています。

特徴は扁平なバルブとコインのような平べったい葉で、ラテン語で「前かがみ」という名の通り、這うように成長していきます。そして葉元から2〜8輪程の花を咲かせ、花色は赤・朱色が標準色です。

<カトレア・セルヌア ラン科カトレア属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

<追記>

昨日、私の住む千葉県北部にも大雪警報が出され、今シーズン初めての積雪がありました。記録としてわが家の積雪状況を追記しておきます。

わが家にも8cmほどの積雪がありました。雪国にお住まいの方から見ると笑われるかもしれませんが、わが家にとって8cmの積雪は大事件です。

自宅近くの道路にも積雪があり、冬用タイヤ、タイヤチェーンも無いわが家は車で動くことが出来ないので、一日中家籠りでした。

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「1月の花のアルバム②」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「1月の花のアルバム ③」に続きます。