Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

1月の花のアルバム ⑥

2024-02-18 | みんなの花図鑑

1月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。1月は一年で最も花の少なくなる時期です。今回は温室植物などを中心に90品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿させていただきます。

今回も、12月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

 

TUBE クリスマスローズ

 

 

 

原産地は日本で、本州の東北南部より南、四国、九州、沖縄に分布する、毎年花を咲かせる多年草です。

秋から冬に地際から長く花茎を伸ばして、キクに似た一重の黄色い花をまとめて咲かせます。長い軸を持った葉っぱはフキに似ており、その表面はワックスを塗ったような光沢があります。

「ツヤのあるフキ(蕗)→ツヤブキ」が転じて「ツワブキ」となったと言われます。冬から春にかけて、若葉をつみとって塩ゆでにすると美味しいようです。

<ツワブキ「石蕗」 キク科ツワブキ属>
1/23 柏の葉公園

 

 

 

 

 

春に咲く花ですが、どうやら最近の園芸品種に季節は関係ないようです。

自生地のヨーロッパではごく当たり前に見られる野草で芝生の雑草扱いです。

本種の名前は「Day's eys(太陽の目)」が転訛したと言われています。属名のベリスはラテン語で「美しい」を意味する「ベリエス」に由来します。

<デージー(雛菊)キク科ベリス属>
1/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


現在日本での品種改良が世界のトップレベルを誇るランです。節のある茎状のバルブをほぼ直立に伸ばして生育します。

毎年、数本のバルブを伸ばし、節々に花芽をつけ開花します。ノビルという原種をもとに交雑育種が行われたので、ノビル系(ノビルタイプ)と呼ばれます。

<デンドロビウム・ノビル ラン科セッコク属(デンドロビウム属)>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

デンドロビウムは東南アジアを中心に1000種以上が分布するランの仲間です。その中でも、ファレノプシス種を中心として改良された園芸品種です。

オーストラリアやニューギニアに分布し、樹木などに根を張り付かせて生活する着生ランで淡い紫紅色の花を咲かせます。ちなみにファレノプシスとは「蛾のような」という意味で、花の形に由来します。

<デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ) ラン科セッコク属(デンドロビウム属)>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

インドやタイの高温地帯に自生する「フォーモサム」と、山岳地帯に自生する「インファンディブラム」の交配種です。

比較的寒さに強い洋らんで開花時期は4~7月頃、白い清楚な花を香りと共に楽しむことができます。デンドロビュームの中では一輪の花が大きく、花だけ見ればカトレアと見間違うほどです。

<デンドロビューム・フォーミディブル ラン科セッコク属(デンドロビウム属)>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

地中海沿岸が原産で、わが国には弥生時代に中国から渡来したといわれます。春になると畑一面に広がる黄色の花色は遠くからでもよく目立ち、産地の広大な畑は観光資源にもなっています。

春によく見かける黄色い花の総称として使われることが多く、ふつう見かけるのはセイヨウアブラナが多いようです。

また、秋になると見かけるのは同じ仲間のキカラシで、緑肥用作物として土にすき込むために栽培されます。同じく畑一面が美しい黄色に染まり、景観植物とも言われます。

<ナノハナ(菜の花) アブラナ科アブラナ属>
1/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


スイセンの仲間はおよそ30種の野生種があり、スペイン、ポルトガルから北アフリカなど地中海沿岸に分布します。 単に「スイセン」というと、古来より日本で野生化している本種を指すことが多かったようです。

しかし、今では他の種や園芸品種もひっくるめたスイセン属の総称として使われています。

スイセンの名前の由来は、古代中国では、水辺を好んで繁茂する清らかな植物を「水の仙人」と呼んだといいます。 この植物が繁殖することによって、「水の仙人」から「スイセン(水仙)」と呼ばれました。

<ニホンスイセン(日本水仙)ヒガンバナ科ナルキッソス属>
1/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


北アフリカ原産のキク科の一年草で、1970年前後に日本へ入ってきた草花です。

花はマーガレットによく似ていますが、マーガレットはモクシュンギク属で本種はフランスギク属です。草丈も花の大きさも小さめです。

<ノースポール キク科フランスギク属>
1/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

日本~韓国済州島原産で、クサスギカズラ科の耐陰性常緑多年草です。長さ25~75cmの花茎が立ち、長さ7~13cmの総状花序を出します。花序の1つの節ごとに3~8個、淡紫色~白色の6弁花を下向きにつけます。

秋から冬にかけて実(タネ)がなります。最初は緑色で、緑 → 青 → 紺と徐々に変化す秋から冬にかけて徐々に変化する様子が面白いです。「実」ではなく「タネ」が正しいようです。

<ノシラン(熨斗蘭) ユリ科ジャノヒゲ属>
1/23 柏の葉公園

 

 

 

 

 

フロリダ半島、カリブ海周辺地域、ベネズエラなどが原産のクマツヅラ科キタレクシルム属の非耐寒性の落葉高木です。この木でバイオリンの弓を作ったことが名前の由来と言われています。

8月下旬頃に枝先につぼみが見え始め、開花は9月になります。花が一面に咲くということはありませんが、花はとてもよい香りをもっています。

<バイオリンの木 クマツヅラ科キタレクシルム属>
1/23 柏の葉公園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「1月の花のアルバム⑥」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「1月の花のアルバム⑦」に続きます。