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1月の花のアルバム ⑦

2024-02-21 | みんなの花図鑑

1月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。1月は一年で最も花の少なくなる時期です。今回は温室植物などを中心に90品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿させていただきます。

今回も、12月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

 

タンポポ - たんぽぽ

 

 

 

 

アオイ科の非耐寒性常緑低木。世界の熱帯~亜熱帯地方で広く栽培され、暖かい地域では庭木としても利用されています。

5月~10月頃に華やかな花が咲き、花色は赤、黄、白、ピンク、オレンジ、紫、複色などバリエーションも豊富で、花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。

花は、通常、朝開いて夜に閉じてしまう1日花です。最近は品種改良により、1つの花が2~3日咲くものも出てきています。

本種は、在来系(オールド系)、大輪系(ハワイアン系)、コーラル系の3つの系統に分けることができます。

<ハイビスカス(仏桑華) アオイ科フヨウ属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

南アフリカ西ケープ州の小カルー地帯が原産で、本種の和名どおり、扇を広げたような多肉肉質の葉を持っています。

自生地では砂漠のような場所に自生しているため、葉の大部分は砂や小石の中に埋もれています。そこで葉の先端のレンズになっている部分だけ地上に出し、その窓から光を取り込み光合成します。

また、地面に埋もれることによって草食動物の食害から身を守ることもできるそうです。本種は学名で呼ばれることはまずなく、和名の「ぎょくせん」で呼ばれています。

<ハオルチア「玉扇」 ツルボラン科(ユリ科)ハオルチア属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

メキシコからペルー原産のキツネノマゴ科の低木です。茎の先に花穂をつけ、苞の間から出る白色の花は目立たず短命ですが、美しい黄色の苞は長期間残ります。

本種は熱帯アメリカに6種が分布します。その中で最も栽培されているのはペルー原産のルテアで、主に鉢花として利用されます。

<パキスタキス(鬱金珊瑚) キツネノマゴ科ベニサンゴバナ属>
1/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


トウダイグサ科ユーフォルビア属のマダガスカル原産の植物です。幹や枝には長いトゲがあり、若いうちは比較的柔らかく、次第に硬くなっていきます。

花に見える部分は苞で、実際の花は中心部分にあります。開花期が長く、生長期の期間中はほぼ毎日開花していることがあります。

本種は種類が多く、よく見かけるものは「スプレンデンス」と呼ばれる品種です。赤、ピンク、白、黄、緑などカラーバリエーションが豊富です。また斑入り品種や大型の品種もあります。

<ハナキリン(花麒麟) トウダイグサ科ユーフォルビア属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

タイ北部が主な原産地で、バンダの基本ともいえる原種で、中輪の薄い青紫色の花を咲かせます。

ほとんどの紫色の大輪花は、この種が交配親に使われており、株は比較的コンパクトです。名前の由来は、サンスクリット語で「まとわりつく」という意味の「Vandaka」が由来になっています。

<バンダ・セルレア(翡翠蘭) ラン科ヒスイラン属(バンダ属)>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

樹木に着生しているシダの仲間で、アフリカやマダガスカル、アジア、太平洋諸島、オーストラリア、南アメリカの熱帯に18種があります。

本種は、鹿の角のような特徴的な葉が伸びるシダ植物です。葉の姿が名前の由来となっていますが、広がる葉がコウモリの羽にも似ているからコウモリランとも呼ばれています。

2タイプの葉をもつことが特徴で、一つは株元に張りつくように出た「外套葉」、もう一つは、シカの角のような形で、先端に胞子嚢(ほうしのう)群をつける「胞子葉」です。

<ビカクシダ(麋角羊歯) ウラボシ科ビカクシダ属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 


南米原産のオシロイバナ科の低木、あるいはツル性植物で同属は18種の原種が知られています。丈夫で長期間開花することから、熱帯各地で親しまれているつる性の熱帯花木です。

花びらのように見えるのは苞(ほう)で葉が変化したものです。一重咲きの場合、3枚の苞が一組になっており、1枚の苞に花は一つで苞中央部の脈上に長さ1~2cm程度の細長い筒状の萼があります。

<ブーゲンビリア(筏葛) オシロイバナ科ブーゲンビリア属>
1/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


 

カトレア属は中南米に自生している着生ランの仲間で、約50の原種が知られています。

本種はラン科の異属間交配によって作出されているハイブリッド種です。草丈は20㎝前後程度となります。秋~冬にかけて開花し、花径は5㎝程度で、5~8個の花をつけます。

園芸界ではミディカトレアとして分類されています。花は桃色の花弁に、唇弁は等しく桃色ですが、紅色の斑点模様が入ります。

<ブラソカトレヤ・マイカイ 'マユミ' ラン科ブラソカトレア属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

中国の南西部・ブータン・ミャンマー・インド・ネパールの原産で、標高800-2000mの山林に生育する常緑低木。温帯地域の温室や熱帯の諸国で観賞用に植栽されます。

赤紫色の筒状の細長い花が対生の枝に垂れ下がるように咲きます。赤紫色の花は、繊維の様に縦と横の筋の様な管(花脈)が沢山通っています。

樹高は0.5-1.5m。茎は直立し、よく分枝します。葉は対生し、長さ5-19cm、幅2-8.5cmの先が尖った卵形で、鋸歯があります。

<フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花) キツネノマゴ科イセハナビ属(ストロビランテス属)>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 


ベゴニアは世界の熱帯から亜熱帯に2000種以上が分布すると言われています。姿や生態は様々な形をとり、花壇や鉢花そして観葉植物など種によって扱いは異なります。

通常のベゴニアに比べて大きな花と鮮やかな赤と黄色のコントラストが美しい品種です。花びらが強く成長旺盛で、花保ちも良く、美しい花を長期間楽しめるのも魅力です。

<ベゴニア・ヴァレンチーノ シュウカイドウ科シュウカイドウ属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 

 

ベゴニアは世界の熱帯から亜熱帯に2000種以上が分布すると言われています。姿や生態は様々な形をとり、花壇や鉢花そして観葉植物など種によって扱いは異なります。

本種はメキシコ原産のロンギペス種の変種です。茎は太くて丈夫で、大きな「ブドウ」に似た葉がつきます。茎頂の大きな集散花序に小さな白い花を咲かせます。

<ベゴニア・ペチオラータ シュウカイドウ科シュウカイドウ属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 


インドのベンガル地方に分布するキツネノマゴ科のつる性常緑多年草です。温暖な気候を好み、霜が強い地域では冬越しが難しくなります。園芸品種に白花もあります。

葉はハート型で長さ15~20㎝、幅10~15㎝、細かい毛が密生し縁にはギザギザがあります。つるは長く伸びて木質化します。

花茎は葉腋から出て房状に8~10個の花が垂れ下がり、直径5~8㎝ほどの淡い青紫色の花を次々と咲かせます。花筒部は釣り鐘形、花びらの部分は5つに分かれます。

周年開花性がありますが、冬は寒さで少なくなります。インドのベンガル地方が原産地で矢筈のような形をした葉を持つことが名前の由来です。

<ベンガルヤハルカズラ(ベンガル矢筈葛) キツネノマゴ科ツンベルギア属>
1/16 市川鑑賞植物園

 

 

 

 


インドや東南アジアの熱帯地域を原産とする観葉植物です。くるくるとカールした葉の形状が特徴です。

その魅力は、なんといっても葉がすべてくるくるカールしている、ユニークでキュートな姿にあります。葉色は濃い緑ですが、新芽はライトグリーンです。


「ベンジャミン」「ベンジャミンゴムの木」などとも呼ばれる、定番の観葉植物です。

<ベンジャミン・バロック  クワ科フィカス属>
1/23 柏の葉公園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「1月の花のアルバム⑦」13品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「1月の花のアルバム⑧(最終回)」に続きます。