先回の続きです。3月の花のアルバム ② 2023-04-17
今回も、3月の花のアルバム ①同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
砂糖菓子のようなかわいい花が株を覆うように咲き、春の花壇を彩ります。スペインのイベリア地方に自生していることからイベリスという学名がつけられました。
4枚の花弁のうち、外側の2枚が大きくなるのが特徴で、小花が多数集まって大きな花房になります。
和名は常緑であり、太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来します。
<トキワマガリバナ(常磐屈曲花) アブラナ科マガリバナ属>
3/15 あけぼの山農業公園
※この花の名前は自信がありません。間違っていればご指摘いただけると助かります。
※nakimoさんからアドバイスを頂きましたので、花名と説明文を訂正させていただきました。 ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)⇒ タチツボスミレ(立壷菫)
ほぼ日本全土の平地から低山に分布し、日当たりのよい道端や草原、森林、やぶなどに普通に見られる多年草です。
葉は質が薄く、ハート形です。花は葉のつけ根に1輪ずつつき、直径1~2cmの薄紫色です。
<タチツボスミレ(立坪菫) スミレ科スミレ属> 自宅
土手や野原、荒地にもよく生えるため雑草のように扱われることもありますが、日本では昔から食用にされてきた歴史があります。
子供の遊び道具としても身近な草です。愛称あるいは通称として、ぺんぺん草が使われます。
名前の由来は、「愛でる草」という意味の「撫で菜」が変化してなったという説があります。他に、密集するように生えることから「馴染む菜」が転じてなったとも言われています。
<ナズナ(薺菜) アブラナ科ナズナ属> 2/21 手賀沼湖畔
早春に春を告げる暖かな黄色い花を咲かせます。在来種とセイヨウアブラナ、その交雑種や改良種が出回っています。
一般的にこの名前で呼ばれるのはアブラナが美しい花をつけたときの状態です。アブラナは、日本では古くから野菜として、また油を採取するために栽培されてきた作物です。
実はアブラナは、その成長過程で名前が変わるのです。食用、鑑賞用、灯油の原料として、昔から日本人の生活に密着していたといえます。
・若い葉を食用とするとき→アオナ
・花をつけているとき→ナノハナ
・花のあとに種子ができたとき→ナタネ
<ナノハナ(菜の花) アブラナ科アブラナ属> 3/15 手賀沼湖畔
熱帯アメリカ原産で、日本には明治時代末期に渡来し観賞用に栽培され「ブルンフェルシア」という名でも流通しています。
開花時期は4月~7月の温暖な気候の時期ですが、この気候と同等の温度を保っていれば次から次へとほぼ一年中花を咲かす周年開花をします。
花はその色が最も特徴で、咲きはじめは濃い紫、そして時間が経つにつれて、薄い紫、最終的には白い色に変色します。
<ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉) ナス科ブルンフェルシア属>
3/14 柏の葉公園
カリフォルニ原産でムラサキ科ルリカラクサ属の耐寒性這性一年草です。春に這性の低い草丈に、浅い釣鐘が開いたような小さくて可愛い花を咲かせます。
この品種は白地の5弁花に1個づつ紫色の点が入るのが特徴です。
<ネモフィラ・マクラータ ムラサキ科ルリカラクサ属>
3/15 あけぼの山農業公園
どこにでも普通に見られる二年草です。 道ばたや荒れ地などどこにでも生えます。花径2センチくらいのタンポポに似た花をつけます。
名前の由来は葉の形と、切り口から白い乳液を出すところがケシに似ているところからきています。
<ノゲシ(野芥子) キク科ノゲシ属> 3/17 近所の野原
明治のはじめ頃にヨーロッパからやって来たと言われています。畑や田んぼのあぜ、道ばたにも普通に生えています。
花の少ない冬から初春にかけて、あまり背の高くないシュンギクに似た葉をつけ、花びらのない黄色い花をつけます。
食べると下痢や吐き気をもよおし、家畜やペットにも有毒なようです。
<ノボロギク(野襤褸菊) キク科ノボロギク属> 3/17 近所の野原
オーストラリア原産の常緑つる性植物です。コチョウランを小さくしたような愛嬌のある花が、連なるように穂になって多数咲きます。
花色は紫が基本で、桃花、白花もあり、いくつかの品種が選抜育成され、「小町藤」の名前で流通します。
<ハーデンベルギア(小町藤:コマチフジ) マメ科ハーデンベルギア属>
3/14 柏の葉公園
中国東部に分布するユリ科の多年草です。中国では700年前から薬用植物として栽培されている、歴史のある植物です。
花期になると細く伸びた茎の葉の付け根に、花径3~4㎝程度の花を、下向きに咲かせます。花は鐘状で6枚の花弁を持ち、淡い緑色をしています。
花弁の内側には独特の網目模様があり、この模様が別名の「アミガサユリ」の名前の由来になっています。
<バイモ(貝母) ユリ科バイモ属(フリチラリア属)> 3/31 小貝川ふれあい公園
中国産のモクレン科の落葉樹です。蕾のときは銀色の毛で覆われ、3月から4月に白い美しい花を咲かせます。
一般的にモクレンというと紫色のモクレンを指すことが多く、樹高が10~20mになる白いモクレンはこの名前で呼びます。
<ハクモクレン(白木蓮) モクレン科モクレン属> 3/17 近所の路傍
メキシコやアルゼンチンなど中南米が原産で、25種ほど存在します。日本へは明治時代に渡来しました。
道端や花壇に植えっぱなしにしておいても、春に藤青色からピンク、白の星形の花をよく咲かせる、非常に丈夫で手間いらずな植物です。
<ハナニラ(花韮) ネギ科ハナニラ属(イフェイオン属)> 3/22 大堀川
原産地は中国。花を観賞するために改良されたモモで、花つきがよいため、主に花を観賞する目的で庭木などによく利用されます。
サクラの花の咲く時期に前後して開花の最盛期を迎え、あでやかなピンクや赤、白の花が春の庭を彩ります。
<ハナモモ(花桃) バラ科モモ属> 3/14 柏の葉公園
北アメリカ原産の帰化植物で、観賞用として大正時代の日本に持ち込まれましたが、強い繁殖力を持つため、今では春になると随所で見られます。
花名の由来は、同じキク科で春に咲くシオン(紫苑)にちなんで名前が付けられたと言われています。
別名の「貧乏草」は、根っこさえ残っていればまた元気に生えてくるというところからついたと言われています。
<ハルジオン(春紫菀) キク科ムカシヨモギ属> 3/22 大堀川
開花期は3〜4月頃です。花色は濃いピンク、淡いピンク、白などがあります。やや太い花茎を長く伸ばした頂部に、花径1〜3cmほどの5弁花を多数咲かせるのが特徴です。
寒さに強く、一年を通してみずみずしいエバーグリーンを保ちます。開花期は山野草のように可憐な風情で佇むのも魅力的です。一度根づけば毎年花を咲かせ、寿命が長いのも特徴の一つです。
<ヒマラヤユキノシタ(大岩軍配) ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属>
3/14 柏の葉公園
明治年間に帰化したヨーロッパ原産の植物です。同属に、日本にもともと自生種がありますが、葉、花、高さともにずっと大型なことから、小さいを意味する「姫」が付けられました。
スペード形の葉が密に詰まってつき、その間から花が顔をのぞかせるような感じの花が、野原、畑地、道端によく群生しています。
<ヒメオドリコソウ(姫踊子草) シソ科 オドリコソウ属> 3/17 近所の路傍
※この花の名前は自信がありません。間違っていればご指摘いただけると助かります。
庭の隅や木陰、植え込みの中、石垣のすき間など、日当たりが悪くやや湿り気のある場所を好む多年草です。
花も濃紫色でスミレに似ていますが、全体にやや小さく、葉葉は花期には長さ2〜4cmのほこ形で、左右に張りだした部分の鋸歯が目立ちます。
<ヒメスミレ(姫菫) スミレ科スミレ属> 3/31 小貝川ふれあい公園
チューリップやスイセンなどと並んで、春の花壇を彩るポピュラーな秋植え球根です。ギリシャ神話にも登場し、古くから観賞されて数多くの品種がつくり出されてきました。
日本では、10品種ほどが栽培されています。野生種の花は青紫色ですが、園芸品種は花色も豊富です。とても香りが良いのが特徴の秋植え春咲き球根です。
<ヒヤシンス(風信子) キジカクシ科ヒヤシンス属>
3/15 あけぼの山農業公園
近畿北部及び北陸の日本海岸沿いを原産とするマンサク科の落葉低木。自生は少ないが、可憐で美しい花や秋の黄葉に観賞価値があるため庭園等に栽培品が植栽されています。
原産地が日向の国(宮崎県)だとして名付けられましたが、実際の原産地は近畿北部及び北陸の日本海岸沿いであり、命名は誤解に基づくようです。
植物学者の牧野富太郎博士は、小さなトサミズキを意味する「ヒメミズキ」が転訛したとものとしています。
<ヒュウガミズキ(日向水木) マンサク科トサミズキ属>
3/14 柏の葉公園
全長27.5cm。全体が灰色に見える色彩の鳥です。花の蜜や果実が大好物です。虫や草の葉、芽も食べますが、花が咲くと蜜を吸いにやってきます。
東京では1970年頃までは10月に渡来し、4月に渡り去る冬鳥でした。それが、留鳥として一年中棲むようになりました。より南にすんでいた留鳥が北上してきたものと考えられています。
<ヒヨドリ スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属> 3/22 大堀川
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「3月の花のアルバム ②」に続きます。
今回も、3月の花のアルバム ①同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
砂糖菓子のようなかわいい花が株を覆うように咲き、春の花壇を彩ります。スペインのイベリア地方に自生していることからイベリスという学名がつけられました。
4枚の花弁のうち、外側の2枚が大きくなるのが特徴で、小花が多数集まって大きな花房になります。
和名は常緑であり、太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来します。
<トキワマガリバナ(常磐屈曲花) アブラナ科マガリバナ属>
3/15 あけぼの山農業公園
※この花の名前は自信がありません。間違っていればご指摘いただけると助かります。
※nakimoさんからアドバイスを頂きましたので、花名と説明文を訂正させていただきました。 ナガバタチツボスミレ(長葉立坪菫)⇒ タチツボスミレ(立壷菫)
ほぼ日本全土の平地から低山に分布し、日当たりのよい道端や草原、森林、やぶなどに普通に見られる多年草です。
葉は質が薄く、ハート形です。花は葉のつけ根に1輪ずつつき、直径1~2cmの薄紫色です。
<タチツボスミレ(立坪菫) スミレ科スミレ属> 自宅
土手や野原、荒地にもよく生えるため雑草のように扱われることもありますが、日本では昔から食用にされてきた歴史があります。
子供の遊び道具としても身近な草です。愛称あるいは通称として、ぺんぺん草が使われます。
名前の由来は、「愛でる草」という意味の「撫で菜」が変化してなったという説があります。他に、密集するように生えることから「馴染む菜」が転じてなったとも言われています。
<ナズナ(薺菜) アブラナ科ナズナ属> 2/21 手賀沼湖畔
早春に春を告げる暖かな黄色い花を咲かせます。在来種とセイヨウアブラナ、その交雑種や改良種が出回っています。
一般的にこの名前で呼ばれるのはアブラナが美しい花をつけたときの状態です。アブラナは、日本では古くから野菜として、また油を採取するために栽培されてきた作物です。
実はアブラナは、その成長過程で名前が変わるのです。食用、鑑賞用、灯油の原料として、昔から日本人の生活に密着していたといえます。
・若い葉を食用とするとき→アオナ
・花をつけているとき→ナノハナ
・花のあとに種子ができたとき→ナタネ
<ナノハナ(菜の花) アブラナ科アブラナ属> 3/15 手賀沼湖畔
熱帯アメリカ原産で、日本には明治時代末期に渡来し観賞用に栽培され「ブルンフェルシア」という名でも流通しています。
開花時期は4月~7月の温暖な気候の時期ですが、この気候と同等の温度を保っていれば次から次へとほぼ一年中花を咲かす周年開花をします。
花はその色が最も特徴で、咲きはじめは濃い紫、そして時間が経つにつれて、薄い紫、最終的には白い色に変色します。
<ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉) ナス科ブルンフェルシア属>
3/14 柏の葉公園
カリフォルニ原産でムラサキ科ルリカラクサ属の耐寒性這性一年草です。春に這性の低い草丈に、浅い釣鐘が開いたような小さくて可愛い花を咲かせます。
この品種は白地の5弁花に1個づつ紫色の点が入るのが特徴です。
<ネモフィラ・マクラータ ムラサキ科ルリカラクサ属>
3/15 あけぼの山農業公園
どこにでも普通に見られる二年草です。 道ばたや荒れ地などどこにでも生えます。花径2センチくらいのタンポポに似た花をつけます。
名前の由来は葉の形と、切り口から白い乳液を出すところがケシに似ているところからきています。
<ノゲシ(野芥子) キク科ノゲシ属> 3/17 近所の野原
明治のはじめ頃にヨーロッパからやって来たと言われています。畑や田んぼのあぜ、道ばたにも普通に生えています。
花の少ない冬から初春にかけて、あまり背の高くないシュンギクに似た葉をつけ、花びらのない黄色い花をつけます。
食べると下痢や吐き気をもよおし、家畜やペットにも有毒なようです。
<ノボロギク(野襤褸菊) キク科ノボロギク属> 3/17 近所の野原
オーストラリア原産の常緑つる性植物です。コチョウランを小さくしたような愛嬌のある花が、連なるように穂になって多数咲きます。
花色は紫が基本で、桃花、白花もあり、いくつかの品種が選抜育成され、「小町藤」の名前で流通します。
<ハーデンベルギア(小町藤:コマチフジ) マメ科ハーデンベルギア属>
3/14 柏の葉公園
中国東部に分布するユリ科の多年草です。中国では700年前から薬用植物として栽培されている、歴史のある植物です。
花期になると細く伸びた茎の葉の付け根に、花径3~4㎝程度の花を、下向きに咲かせます。花は鐘状で6枚の花弁を持ち、淡い緑色をしています。
花弁の内側には独特の網目模様があり、この模様が別名の「アミガサユリ」の名前の由来になっています。
<バイモ(貝母) ユリ科バイモ属(フリチラリア属)> 3/31 小貝川ふれあい公園
中国産のモクレン科の落葉樹です。蕾のときは銀色の毛で覆われ、3月から4月に白い美しい花を咲かせます。
一般的にモクレンというと紫色のモクレンを指すことが多く、樹高が10~20mになる白いモクレンはこの名前で呼びます。
<ハクモクレン(白木蓮) モクレン科モクレン属> 3/17 近所の路傍
メキシコやアルゼンチンなど中南米が原産で、25種ほど存在します。日本へは明治時代に渡来しました。
道端や花壇に植えっぱなしにしておいても、春に藤青色からピンク、白の星形の花をよく咲かせる、非常に丈夫で手間いらずな植物です。
<ハナニラ(花韮) ネギ科ハナニラ属(イフェイオン属)> 3/22 大堀川
原産地は中国。花を観賞するために改良されたモモで、花つきがよいため、主に花を観賞する目的で庭木などによく利用されます。
サクラの花の咲く時期に前後して開花の最盛期を迎え、あでやかなピンクや赤、白の花が春の庭を彩ります。
<ハナモモ(花桃) バラ科モモ属> 3/14 柏の葉公園
北アメリカ原産の帰化植物で、観賞用として大正時代の日本に持ち込まれましたが、強い繁殖力を持つため、今では春になると随所で見られます。
花名の由来は、同じキク科で春に咲くシオン(紫苑)にちなんで名前が付けられたと言われています。
別名の「貧乏草」は、根っこさえ残っていればまた元気に生えてくるというところからついたと言われています。
<ハルジオン(春紫菀) キク科ムカシヨモギ属> 3/22 大堀川
開花期は3〜4月頃です。花色は濃いピンク、淡いピンク、白などがあります。やや太い花茎を長く伸ばした頂部に、花径1〜3cmほどの5弁花を多数咲かせるのが特徴です。
寒さに強く、一年を通してみずみずしいエバーグリーンを保ちます。開花期は山野草のように可憐な風情で佇むのも魅力的です。一度根づけば毎年花を咲かせ、寿命が長いのも特徴の一つです。
<ヒマラヤユキノシタ(大岩軍配) ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属>
3/14 柏の葉公園
明治年間に帰化したヨーロッパ原産の植物です。同属に、日本にもともと自生種がありますが、葉、花、高さともにずっと大型なことから、小さいを意味する「姫」が付けられました。
スペード形の葉が密に詰まってつき、その間から花が顔をのぞかせるような感じの花が、野原、畑地、道端によく群生しています。
<ヒメオドリコソウ(姫踊子草) シソ科 オドリコソウ属> 3/17 近所の路傍
※この花の名前は自信がありません。間違っていればご指摘いただけると助かります。
庭の隅や木陰、植え込みの中、石垣のすき間など、日当たりが悪くやや湿り気のある場所を好む多年草です。
花も濃紫色でスミレに似ていますが、全体にやや小さく、葉葉は花期には長さ2〜4cmのほこ形で、左右に張りだした部分の鋸歯が目立ちます。
<ヒメスミレ(姫菫) スミレ科スミレ属> 3/31 小貝川ふれあい公園
チューリップやスイセンなどと並んで、春の花壇を彩るポピュラーな秋植え球根です。ギリシャ神話にも登場し、古くから観賞されて数多くの品種がつくり出されてきました。
日本では、10品種ほどが栽培されています。野生種の花は青紫色ですが、園芸品種は花色も豊富です。とても香りが良いのが特徴の秋植え春咲き球根です。
<ヒヤシンス(風信子) キジカクシ科ヒヤシンス属>
3/15 あけぼの山農業公園
近畿北部及び北陸の日本海岸沿いを原産とするマンサク科の落葉低木。自生は少ないが、可憐で美しい花や秋の黄葉に観賞価値があるため庭園等に栽培品が植栽されています。
原産地が日向の国(宮崎県)だとして名付けられましたが、実際の原産地は近畿北部及び北陸の日本海岸沿いであり、命名は誤解に基づくようです。
植物学者の牧野富太郎博士は、小さなトサミズキを意味する「ヒメミズキ」が転訛したとものとしています。
<ヒュウガミズキ(日向水木) マンサク科トサミズキ属>
3/14 柏の葉公園
全長27.5cm。全体が灰色に見える色彩の鳥です。花の蜜や果実が大好物です。虫や草の葉、芽も食べますが、花が咲くと蜜を吸いにやってきます。
東京では1970年頃までは10月に渡来し、4月に渡り去る冬鳥でした。それが、留鳥として一年中棲むようになりました。より南にすんでいた留鳥が北上してきたものと考えられています。
<ヒヨドリ スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属> 3/22 大堀川
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「3月の花のアルバム ②」に続きます。