無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

CDLinux という名のdistro(その3)

2009年10月12日 | Weblog
FAQ
Q1 デフォールトのusername/passwordは何ですか
A1 セキュリティ上の理由で、"cdl"と"root"の両方はパスワードとして使えなくしてあります。
これはローカルでもリモートでもログインできないことを意味します。ただしXセッションでtty1とtty2では使えます。tty1では"enter"をおすと"root"でログインでき、tty2ではenter"をおすと"cdl"でログインできます。
 リモートからログインしたいときにはパスワードを先に設定しておく必要があります。"root"というユーザーのパスワードの設定には、次のコマンドを打ちます。
  sudo passwd
たとえばパスワードを"cdl"と設定したければ
  sudo passwd cdl
これを"root"でやりたければ
 passwd
 "root"のパスワードを"cdl"にしたければ
 passwd cdl
です。
 
 
Q2 画面に何も出てこないのですが?
A2 デフォールトではCDLinuxはモニターの最大の解像度を試します。これが失敗したときには、何もスクリーンに表示されないか“Out of range”, “Input not supported”等が表示されます。

 こうなったら、Enterキーを2回押してみてください。するとXをもっと低い解像度にして再起動します。たいていの場合はこれでうまくいきます
 それでもだめなら
 Cntrl+Alt+F1を同時に押してtty1に切り替えます
 Enterを押してtty1をアクティブにします。
 次のコマンドを打ちます
 rm -f /etc/X11/xorg.conf
 killall X
これでfbdevドライバーでXを再起動します

デフォールトでは、fbdevドライバーは800x600の解像度で16ビット色を使います。もしこれ以外の解像度や色を使いたいのなら、カーネルコマンドパラメータに"vga=xxx"を付けてください。ここで"xxx"は以下の表のとおりです。

Colors 640×480 800×600 1024×768 1280×1024
  256  0×301  0×303  0×305   0×307
  32k  0×310  0×313  0×316   0×319
  64k  0×311  0×314  0×317   0x31A
  16M  0×312  0×315  0×318   0x31B
(参照 http://netlog.jpn.org/r271-635/2007/06/knoppix.html )
これでもだめならビデオカードがVESA 2.0に対応していないので、xorg.confを書き直さないといけません。ベンダーに仕様を問い合わせて、グーグルで探せば答えが見つかるでしょう。
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CDLinux という名のdistro(その2)

2009年10月12日 | Weblog
NEWS
CDLinux 0.9.4リリース
-2009/09/03
新しい機能
mc-archiver scriptを加えてthunarで使えるアーカイブフォーマットを増やしました。
さらにたくさんのビデオカード(新しいものもレガシーなもの)に対応しました
reiserfs4 backに対応しました
最新のインテルビデオカードドライバー(KMS + DRI2 + GEM + UXA)に対応しました

更新したパッケージ
* linux-2.6.30.5
* aufs2-20090816
* xorg-server-1.6.3
* gtk+-2.16.6
* firefox-3.5.2
* jre6u15
など
あとバグの修正
 *cups.conf
 *mount_devと常駐スクリプトの不一致
 
standardはSourceForgeにあります。community とmini(console only)、add-onモジュールはダウンロードのページから落とせます。
フルパッケージのリストとソースパッチはここにあります。リリースノートはここです。

CDLinux 0.9.3リリース
-2009/07/20
この版ではCDLinuxにいれ損ねたdevel とdriを加えました。develモジュールは新しいドライバー/ソフトを付け加えるためコンパイルできるようにしました。linuxの公式なカーネルも、3rdパーティのカーネルもコンパイルできます。Community に加えたMesa3は3Dプログラムやゲームを動かしたいユーザー向けです。

過去の版のバグと修正しました。
amountとhalの競合を解消
udevの常駐規則が正しく動くようにしました
常駐データの保存に失敗するバグの修正 Andrei Mirceaさんの指摘による
あと以下のパッケージを最新の版に更新しました
* linux-2.6.30.2
* aufs2-20090720
* xorg-server-1.6.2
* xfce-4.6.1
* gtk-2.16.5
* qt-4.5.2
* firefox-3.5.1
* jre-6u14
  etc..
  いつものとおりstandardはSourceForgeにあります。communityとmini、add-onモジュールはダウンロードのページから落とせます。
フルパッケージのリストとソースパッチはここにあります。リリースノートはここです。
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CDLinux という名のdistro(その1)

2009年10月12日 | Weblog
CDlinuxはminiLinuxの一つです。誤解を招く名前ですがlive CD Linuxではありません。中国語ベースで2バイト文字を扱えるので、日本語が使えます。もちろんCD一枚に焼いてつかえます。windowsの修復に便利です。

情報が少ないので、以下の文書を日本語訳してみました。
http://cdlinux.info/wiki/doku.php/
CDlinuxについて
CDlinuxはコンパクトなGNU/Linuxです。名前は"Compact Distro Linux"を略したものです。小さなサイズですが、機能は豊富です。CDLinuxは"Mobile OS"として使えます。USBメモリにインストールしておけば、USBから起動できるのでPC/Macなら好きな場所で自分のPCのように使えます。インターフェースをどこでも同じにできます。CDLinuxには最新のカーネル、Xorg, XFce,その他よく使われているプログラム、たとえばFirefox, Pidgin, GIMPやJavaやwineを入れてあります。いつでもどこでも家と同じ環境で仕事ができます。

CDLinuxは管理/修復(admin/rescue)ツールとして使えます。この目的のためには、さらにサイズの小さいstandardで十分でしょう。スタンダード版にはよく使われる管理/修復ツール、parted,partimage, partclone, testdisk,さらに, ext3grep, e2undel, e2fs/jfs/hfs/ntfs/reiserfs/vfat/xfs ツールその他をバンドルしています。通常の使い方では十分でしょう。
リンク
News 最近の変更、
CDLinux 0.9.4リリース
Download 最新のCDLinuxを落とせます
FAQ CDLinuxをはじめて使うときに助けになります

特徴
CDLinuxではi18n/localeに対応しました。de_DE, en_CA, en_GB, en_US, fr_CA, fr_CH, fr_FR, ja_JP, ru_RU, zh_CN, and zh_TWに対応しています。ユーザが簡単に自分のlocaleに対応するように構成できます。

CDLinuxはインストール対象のデバイスを自動検出します。CDから起動してDoC, Flash, HD, or MD drive, via ATA, SATA, SCSI, USB, or IEEE1394 にインストールできます。

CDLinuxはいろんなファイルシステムにインストールできます。インスト-ルできるファイルシステムはext2, ext3, jfs, reiserfs, xfs, isofs, udf, as well as hfs, hfsplus, fat, ntfs などカーネルで対応しているものすべてです。CDLinuxは自動で検出します。

拡張してデスクトップPCのOSとしても、余分なものを省略して組み込みシステムにも使えます。簡単な管理/修復ツールとしても使えます。お好きなようにカスタマイズしてください。


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