ありがとう ありがとう

どんなに怖かったり不安だったりする時にも
いつだって、時がやってくる
そして
いつだって、時は過ぎてゆく
ちゃんとちゃんと、時は過ぎて
いつだって、しまいには大丈夫になってる


と、
親知らずを今から抜きます‥と
麻酔の注射をしていただいて、
麻酔が効いてくるのを待つ間、
怖いな、不安だな、と思っていると、
そうだった、そうだったと、
思い出したかのように、
上に書いたことを思いました。


それから、
以前、別の歯科で親知らずを抜いていただく時
麻酔が喉に効いて、息が苦しくなって、とても怖かったのですが、
麻酔のしたくをされ始めたら、
さっと、あの怖い記憶や感覚が蘇ってきて、
怖さで動揺してしまいました。
それで、
ゆっくり呼吸をしました。
‥すると、落ち着いてきました。


そして、
いざ、抜歯が始まると、
先生がどんなに丁寧に治療して下さるかを知っているし、
衛生士さんも、どんなに親身に寄り添って下さっているかも知っているし、
怖さは消えて、不思議なほど安らいでいて、
ありがたい‥ありがたい‥
ありがとう‥ありがとう‥と
思っている自分がいました。


先生と衛生士さんが、
わ！思いがけず楽に抜けたわ！
よかったね！
と、にっこりして下さり、
感謝感謝と、
もごもごと、言葉が飛び出してきました。



いろいろなことがあるけれど、
いろいろなことに、
この気持ちを大事にしたいと、
心がつぶやきました。