野の花だより

日々のささやかなこと*好きな音楽*のんびりと

ありがとうの花

2011年07月22日 | あしあと
「わぁ、ほんとに嬉しい」
思わず、感激の言葉があふれました。
ずっと読みたかった本と、今日、出会いました。
本屋さんに尋ねたら、「今日、入荷したばかりですよ!」と。
ほんとに嬉しい。

こども達のプールの観覧席で読み始めました。
観覧席で泣けてしまい、我慢しています。
読み始めてすぐに、心が喜んでいます。
本は‥
かっこちゃんこと、山元加津子さんの新刊「ありがとうの花」。
(写真はカバーがかかっていないです。
カバーを家に置いてきたので‥)
私、ほんとにかっこちゃんが大好きです。
高校生の頃、新聞で出会えた奇跡に、歳月とともに、いっそうありがとう(*^-^*)です。

少し、話が横道にそれます。


今まで、あまり、深く、「障害」について直面したり、考えたりしないで、過ごしてきました。
でも、この数ヶ月の間に、続けていくつも、「障害」について直面し、考える機会を持ちました。
だから、このブログに、ちらりとかすめるようなことも、いつになく多かったかもしれません。


その中の、ふたつを書きます。

ひとつは、震災です。
震災‥。
地震や津波の被害が大きかった町の、体が不自由な方々を思いました。
それから、自分におきかえて考えたりもしました。
それから、震災によって、今まで元気でいらした方が、突然に体が不自由になられて、人生がガラリとかわられた方々を思いました。
あまり文字にできないけれど‥思いをはせ続けています。

もうひとつを書きます。

春に面接を受けました。
小学校の支援員を募集していたからです。
面接をして下さる先生方は温かなお方でした。
温かなまなざしで、いくつか尋ねて下さいました。
「ガラス製品や、薬品など、危険物を両手で持って歩けますか?」
「こども達とフィールドを歩けますか?」
「学校にはエレベーターがありませんが、難無く上がり下りができますか?」
などです。
はっとしました。
自分のペースで、工夫しながら‥ならば可能になることも、
こどもさん達のペースで、支援しながら‥ならば、難しいと気がついたからです。
支援どころか、ご迷惑をおかけすることになるかもしれないと気がついたからです。
外で働く
こどもさんをあずかる
って、こういうことだったと、気がつきました。
応募を辞退させていただこうかと思いましたが、
そのままに、お返事を待つことにしました。
そうしていただいたお返事、ほんとに温かいお返事で感謝しています。
登録することに決定しました。が、現時点で該当する学校がないため、待機して下さい。と、お返事をいただいたのでした。

主人が、「まっとうな判断だな」と言いました。
「あえて、ともみを選ぶ必要はないからなぁ」と。
私もそう思いました。
というのも、面接で一緒になった皆さん、ほんとにすてきな方々ばかりでしたから。
その中で、あえて、仕事に支障をきたす私を選ばれることはないよなぁ、そう実感したからです。
(決して、ハンディがあることに甘える気持ちはなくて、人間性、人間力が、一番大切なことと思います。
人間性や人間力がすてきなら、ハンディさえも吹き飛びますよね(*^-^*)
だから、自分に足りないことを教えていただけたのでした(*^-^*))

そこで、じっくり考えました。
そして、すごく、よかったぁ(*^-^*)と思いました。
(だれかと競うとかじゃなく、ただただ自分の内面のことで)自分を育てたいと、すごく思えたから。
なにかをさせていただきたいとき、
そして、たくさんの方が同じ気持ちのとき、
あえて、ハンディがある私をとおっしゃっていただけるのは、よほどのこと。
そういう機会に見つめることができたのだけど、
障害があっても‥そして、もっと言うならば、
障害があるからこそ‥私にできること、光るもの‥育てたいなぁ
そしてなにより、人間力を育てたいなぁ
そう、とっても気がつかせていただいた機会になりました。
だから、あぁ、気づけてよかったぁ、嬉しい、ありがたい(*^-^*)なのでした。


そのあと、
めぐりあえて、嬉しくて心がふるえて、涙がでてしまったことにめぐりあいました。
ずっとずっと何年も、望んでいた、願っていたこと。
来週、面接なのです。
一人採用のところ、またもや複数応募です。
でも、なぜだか、幸せな気持ちがしています。
春に、じっくり見つめたり、気がつける機会をいただいて、
その上で、このめぐりあいについて、またじっくり自分と対話ができて、
ほんとによかったからだと思います。

この機会(面接)をいただけることが、嬉しいということ。
こどもさん達のために、私をフルに活用していただけたら嬉しいということ。
仕事は、きっと、時間がかかったり、できないこともある。
でも、病気をして、いろいろな人に支えていただいて、それから、今も痛みや不自由があるけれど、みんなに助けられながら、
この人、なんだか楽しげに、嬉しげに、幸せげに、いるなぁ‥と、
こどもさん達に、なにかを、横顔や後ろ姿でお話できたらいいなぁと思っている。
ただただそんな気持ちをお話できたら嬉しいと、思っています。
そして、なにより、1番楽しみでならないのは、こどもさん達との出会いだということを、お伝えできたらいいなぁと、今、思っています。


すごく長くなりました。