今月に入り
長男日向の剣道の大会が続けてありました。
武道館に応援に出掛ける私の胸に湧く
たくさんの、いろいろな想い。
そのどれもに、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
試合間近になり、自分の番を待ち
一人、面をつけ、竹刀をたずさえ、じっと正座をする日向の背中に
胸をうたれました。
相手と、そして自分自身と
向き合うのも、立ち向かうのも自分一人。
じっと座る日向の背中を見ていたら
とめどもなく、いろいろな想いが胸をよぎります。
今までいったいどれぐらい、この背中に、日向はいろいろを背負ってきただろう。
そんな日向の心のそばに、いったいどれぐらい寄り添えていただろう。
いったいどれぐらい、日向のことをしっかり見て、聴いていただろう。
…心もとなく、ごめんね、と思いました。
ほんとにいたらないお母さんです。
今は、ほんの小さな子どもではなく
ほんの小さな子どもであったなら、
一人でじっと座る子のそばに行き、手を握ったり、背をぽんぽんっと叩いたり、そうしていただろうことも
できずに、私もじっと日向の背中を見つめて、ただただ祈り、護る。
できる時にできるだけのことをしたいと
日向の背中を見ながらかみしめた。
思春期の気持ち、慮りながら、それでも私は、
「のぼせもんの母さん」でいようと思う。
私は今、剣道がとても好き。
日向のおかげで、私の人生に剣道が入ってきてくれた。
日向はもちろん、いろんな子ども達のすてきさを知った。
感動をもらい、熱くなる喜びは、子ども達のおかげ。
想いを語り合い
たがいに寄り添い
そばで一緒に胸をふるわせ、分かち合う、お母さん友達の存在のおかげ。
どれもにみんな
ありがたくてたまらない。
「お母さん」にならせてくれて、ありがとうという気持ち。