新沼健 日々独言

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そもそも家内制手工業で原爆は作れないものの、それに目を瞑ればかなり面白い、沢田研二主演、菅原文太共演「太陽を盗んだ男」

2020年07月18日 11時56分15秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲「太陽を盗んだ男」


自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。

最近よくAmazon Primeで映画・ドラマを見たりするのですが、有って当然と思っていた本作がAmazon Primeになく、致し方なく、DVDを購入して、多分5度目か6度目かの鑑賞をしました。

主演は若き日の沢田研二、共演も若き日の菅原文太という配役です。

中学校の理科教師である沢田研二が、東海村の原発に侵入して燃料棒を強奪。
住まいのアパートで燃料棒からプルトニウムを抽出し、金物屋で仕入れた調理用ボウルにプルトニウムと自作の起爆装置を取り付け、原子爆弾を完成させ、日本国政府を恐喝する。
そんな沢田研二を菅原文太が追い詰める、というアクション映画です。

はるか昔の初見の時は、VHSビデオのレンタルでしたが、その時は恥ずかしながら、原爆はずいぶん小さく作れるのだなあ、などと素直に感心しておりました。

当時はウラン型とプルトニウム型2種類の原子爆弾が有ることくらいは知っていたものの、その起爆メカニズも知らず、臨界量のウラン235さえあれば、ウラン型は工業大学の学生にも作れる、という与太話をなんとなく信じていたために、アパートでもプルトニウム型の超小型原爆が作れるものと、なんと、この映画にリアリティを感じながら鑑賞しておりました。今思えば、誠にもってお恥ずかしい限りでした。

311直後の福島原発危機の時、泥縄式に原子力について猛勉強をした時にふとこの映画を思い出し、危機収束後に改めて見直してみて、無知な己に顔を赤らめながら恥じ入ったものでした。

今回久しぶりに見直してみると、東海村の原発に侵入して燃料棒を強奪してからの原発製造のくだりにリアリティを感じることは全く無いものの、最近の邦画では見ることの無くなった手間ひまかけた大作アクション映画であることがわかりますし、沢田研二も菅原文太もキャラクターが立っていて、演者としてとても魅力的でした。

Yahoo映画の評価を見ると、なんと4.27点というハイスコア。
冷静に見ると、リアリティに欠けるシーンが多すぎるのですが、とにかく1度見ると強烈に記憶に焼き付いてしまう映画なのでしょう。

お暇が有る時に是非!


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