短刀 備州重吉
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短刀 備州重吉應安六年
南北朝時代の備後国の法華重吉の、八寸強の短刀。先反りが付いて幅が広め、重ねは薄手にこの頃の特徴的造り込み。所々肌立つも、総体に縮緬状に動きのある杢交じりの板目肌が綺麗だ。刃文は三原同様の直刃。刃中には沸匂が帯を成して流れ、帽子は小丸返り。長大な太刀を主たる備えとしていたのであれば、このような抜き易い武器はどうしても必要だ。どのような戦闘においても長い太刀ばかりでは動きにくかろう。一尺前後の抜刀に適した刃物はいかに操作性に富んでいたろうか。太刀は腰に吊るして備える。対して腰帯に差して備えとする武器は「腰刀」になるのだろう。そのような意味であれば、すべての腰帯に差す刀は腰刀になる。刀の銘や地鉄や刃文の研究だけでなく、実際にどのように扱われたものなのか、先生方にはその所を研究してもらいたいと願っている。
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短刀 備州重吉應安六年
南北朝時代の備後国の法華重吉の、八寸強の短刀。先反りが付いて幅が広め、重ねは薄手にこの頃の特徴的造り込み。所々肌立つも、総体に縮緬状に動きのある杢交じりの板目肌が綺麗だ。刃文は三原同様の直刃。刃中には沸匂が帯を成して流れ、帽子は小丸返り。長大な太刀を主たる備えとしていたのであれば、このような抜き易い武器はどうしても必要だ。どのような戦闘においても長い太刀ばかりでは動きにくかろう。一尺前後の抜刀に適した刃物はいかに操作性に富んでいたろうか。太刀は腰に吊るして備える。対して腰帯に差して備えとする武器は「腰刀」になるのだろう。そのような意味であれば、すべての腰帯に差す刀は腰刀になる。刀の銘や地鉄や刃文の研究だけでなく、実際にどのように扱われたものなのか、先生方にはその所を研究してもらいたいと願っている。
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