goo blog サービス終了のお知らせ 

商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

ブランド力で風評被害を払拭

2016-04-15 08:57:18 | 日記

桑折町が「献上桃の郷」の名称を商標として登録するよう特許庁に申請し13日、認められた。町は町産モモの商品発送などで献上桃の郷の名称を使い、モモのブランド力向上や産地振興、農産物の風評被害払拭(ふっしょく)につなげたい考え。高橋宣博町長が同日、町役場で会見し、明らかにした。

同町産のモモは昨年まで22年連続で、県が皇室に贈る「献上桃」に選ばれている。町はモモの魅力をアピールしようと、今年2月に申請していた。町は、町産モモの中でも糖度など品質に優れたモモや6次化商品に限り、献上桃の郷の名称を使う方針。商品パッケージやロゴの開発も検討。全国に献上桃の郷で収穫したモモの魅力をPRし、海外輸出も視野に入れる。

高橋町長は会見で「朗報を得た。震災から5年を経過してもなお、いわれのない風評被害に苦しむ果樹農家の励みになり、農業復興の起爆剤になる」と説明。「献上桃の名に恥じぬよう、品質管理を徹底してブランド化していきたい」と意欲を示した。商標登録を祝した「献上桃の郷の碑」が17日、同町のピーチライン沿いで除幕される予定


フランク三浦裁判って何?

2016-04-14 11:19:13 | 日記

ただ乗りかの話です。 スイスの高級腕時計「フランク・ミュラー」を連想させる「フランク三浦」の商品名で時計を販売する大阪市の会社が、商標登録を無効とした特許庁の審決を取り消すよう求めた訴訟で、知財高裁は12日に言い渡した判決で取り消しを命じた。岡稔彦裁判長は「読み方は似ているが、『三浦』の方は漢字を含む手書き風の文字が使われ、明確に区別できる」と述べ、商標登録を有効と判断した。

判決によると、ミュラー側の請求を受けた特許庁は昨年9月、「三浦側が著名な高級時計にただ乗りしている」として商標登録を無効とした。しかし、知財高裁は、漢字とカタカナを組み合わせた「三浦」の商標は外観が大きく異なると指摘。値段も、ミュラー側の商品の多くが100万円を超すのに対し、「三浦」は4000~6000円程度で、「混同は到底考えられない」と結論付けた。さて、ミュラー社は今後どうする。更に争う?


ぐんまちゃん外国出願

2016-04-13 12:49:41 | 日記

県のマスコット「ぐんまちゃん」を海外のニセモノから守れ-。県が中国と台湾でぐんまちゃんの商標登録手続きを進めていることが分かった。中国などでは、日本の人気キャラクターの偽グッズが氾濫。県は現時点でぐんまちゃんの模倣被害は確認していないが、海外で活躍の機会が増える中、権利保護のため先手を打って対応する。県は二〇一四年度から香港を除く中国本土でぐんまちゃんの商標登録を始め、本年度中に香港と台湾で一連の手続きを終える予定。現在は香港と台湾の登録業務を委託するため、日本国内の業者を対象に一般競争入札の手続きをしている。

登録を進めているのは、ぐんまちゃんのイラストと、中国語、日本語、アルファベットの名称。中国語表記は「群馬宝宝」で、「宝」には日本語の「ちゃん」に近い意味があるという。県は日本国内では既に、ぐんまちゃんを商標登録している。使用に当たっては審査し、公共性を考慮して使用料は無料。県が一四年度にぐんまちゃんのデザインを許諾した件数は約二千七百件となった。

海外の偽物を巡っては、熊本県の人気キャラクター「くまモン」の偽グッズが中国や台湾などで横行し、問題化している。これを受け、同県は中国などで商標登録を進め、行政当局に対応を求めている。今年一月には、中国の行政当局がくまモンのグッズを無許可で製造したとして、昨年に浙江省のおもちゃ会社に罰金などの行政処分をしていたことが分かった。

くまモンの偽グッズに対する行政処分は国内外で初めて。約二万個のクリップや約千個のバッグなどが押収されたという。 群馬県は中国の上海市に事務所を持ち、巨大市場を相手に県産品を幅広くPRしている。その際、ぐんまちゃんのデザインを利用することもあり、商標登録には悪用を未然に防止する狙いがあるとみられる。

県ぐんまイメージアップ推進室は「ぐんまちゃんの人気が国内外で高まる中、県がデザインを許諾した国内の業者などが海外でトラブルに遭わないようにしたい」と話している。ぐんまちゃんのモチーフは七歳のポニー。一九九四年、全国知的障害者スポーツ大会の際に「ゆうまちゃん」の名称で誕生した。二〇〇八年、東京に開業した「ぐんま総合情報センター」の愛称が「ぐんまちゃん家(ち)」となったのをきっかけに、ぐんまちゃんに改称し、一二年末に県の宣伝部長に就いた。ぐんまちゃんは「ゆるキャラグランプリ2014」で優勝を果たしている。自治体もグッズが宣伝部長?


菊正宗アラカルト

2016-04-12 09:20:16 | 日記

菊正宗酒造(神戸市)は、菊正宗以来130年ぶりの商標登録となる日本酒の新ブランド「百黙(ひゃくもく)」の販売を11日、兵庫県内で始めた。将来は海外での販売も目指す。

山田錦を39%まで精米した純米大吟醸酒。辛口の菊正宗と違ってワイン風味に仕上げ、和食だけでなく洋食にも合うという。720ミリリットルで税別2400円。

昨年の日本酒輸出額は約140億円で過去最高を更新した。「寡黙な人が発する一言には重みがある」との熟語がブランド名の由来で、130年分の思いを詰め込んで勝負を仕掛ける。今や、海外では日本酒ブーム?


頑張れ三重!!(地域団体商標)

2016-04-11 16:18:59 | 日記

伊勢型紙(いせかたがみ) 商標登録第5256679号
伊勢形紙協同組合
(三重県鈴鹿市寺家三丁目10番1号鈴鹿市伝統産業会館内)
三重県鈴鹿市で生産された型紙
連 絡 先:059-386-0026
関連HP:http://www.isekatagami.or.jp/
鈴鹿市白子と寺家の町は伊勢型紙の故郷です。
その起源は定かではありませんが千有余年の歴史があり、江戸時代紀州領に編入されてからは飛躍的な発展を遂げました。
伊勢型紙は本来、着物の生地に柄を染めるための物ですが、近年は美術工芸品、インテリア分野にも進出し「形紙あかり」は「第一回和のある暮らしのカタチ展」(中小企業基盤整備機構主催)においてグランプリに輝きました。
伊勢型紙の特徴は、型紙が生みだす図柄の美しさと、卓越した職人技による彫刻、それに長きに渡り伝えられた歴史です。それらを生かし、現代ニーズにあう商品づくりやブランドを生かした町づくりに取り組んでいます。毎年秋に職人工房を巡る「匠の里・伊勢型紙
フェスタ」(伊勢型紙産地協議会主催)を開催しております。